JPS59197443A - タイヤトレツド用ゴム組成物 - Google Patents
タイヤトレツド用ゴム組成物Info
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- JPS59197443A JPS59197443A JP7218683A JP7218683A JPS59197443A JP S59197443 A JPS59197443 A JP S59197443A JP 7218683 A JP7218683 A JP 7218683A JP 7218683 A JP7218683 A JP 7218683A JP S59197443 A JPS59197443 A JP S59197443A
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- Japan
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- rubber
- styrene
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- butadiene copolymer
- butadiene
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改善された反ばつ弾性率を有するゴム組成物に
関するものである。詳しくは分子鎖にベンゾフェノン類
又はチオベンゾフェノン類したスチレン−ブタジェン共
重合ゴムをゴム成分として含有するゴム組成物に関する
ものである。
関するものである。詳しくは分子鎖にベンゾフェノン類
又はチオベンゾフェノン類したスチレン−ブタジェン共
重合ゴムをゴム成分として含有するゴム組成物に関する
ものである。
最近、自動車の低燃費指向と安全性の両観点より、特に
タイヤの転勤抵抗の低減と湿潤路面でのすぐれた制動性
すなわちウェットスキッド抵抗の向上が強く要望されて
いる。
タイヤの転勤抵抗の低減と湿潤路面でのすぐれた制動性
すなわちウェットスキッド抵抗の向上が強く要望されて
いる。
−aにこれらのタイヤの特性はトレッドゴム材料の動的
粘弾性特性と対応させて考えられ、互に相反する特性で
あることが知られている〔例えば、Transacti
on of 1. RI 1. 、第40巻、第269
〜256頁、1964年を参照〕。
粘弾性特性と対応させて考えられ、互に相反する特性で
あることが知られている〔例えば、Transacti
on of 1. RI 1. 、第40巻、第269
〜256頁、1964年を参照〕。
タイヤの転勤抵抗を低減するにはトレッドゴム側斜の反
ばつ弾性率が高−いことか必要であり、車の走行状態を
考慮すると、この反ばつ弾性率は50℃から70℃付近
までの温度で評価する必要がある。一方、車の安全性の
点で重要な性能である湿潤路面での制動性能の向上には
プリティッシュ・ポータプル・スキッドテスターで測定
されるウエツトスキッド抵抗が大きいことが必要であり
、トレ゛ンドゴム材料としてはタイヤに制動をかけて路
面をすべらせた場合に生ずる摩擦抵抗としてのエネルギ
ー損失が大きいことが必要である。
ばつ弾性率が高−いことか必要であり、車の走行状態を
考慮すると、この反ばつ弾性率は50℃から70℃付近
までの温度で評価する必要がある。一方、車の安全性の
点で重要な性能である湿潤路面での制動性能の向上には
プリティッシュ・ポータプル・スキッドテスターで測定
されるウエツトスキッド抵抗が大きいことが必要であり
、トレ゛ンドゴム材料としてはタイヤに制動をかけて路
面をすべらせた場合に生ずる摩擦抵抗としてのエネルギ
ー損失が大きいことが必要である。
従来、これら2つの相反する特性を満足させるために、
原料ゴムとしては、乳化重合スチレン−ブタジェン共重
合ゴム、高シス−ポリブタジェンゴム、低シス−ポリブ
タジェンゴム、有機1〕チウム化合物触媒を用いて得ら
れるスチレン−ブタジェンゴム、天然゛ゴム、高シスー
イソブレンコ゛ム等を単独で、あるいは組合せて用いら
れてきた力(、十分満足の行くものではなかった。すな
わち、高度ばつ弾性を得ようとすると、低シスーボIJ
ブタジェンゴムや天然ゴム等のウェットスキッド抵抗性
が劣るゴムの配合割合を増加させるか、カーボンブラッ
ク等の充てん剤を減量するか、硫黄等の加硫剤を増量さ
せるかしなければならなかった。
原料ゴムとしては、乳化重合スチレン−ブタジェン共重
合ゴム、高シス−ポリブタジェンゴム、低シス−ポリブ
タジェンゴム、有機1〕チウム化合物触媒を用いて得ら
れるスチレン−ブタジェンゴム、天然゛ゴム、高シスー
イソブレンコ゛ム等を単独で、あるいは組合せて用いら
れてきた力(、十分満足の行くものではなかった。すな
わち、高度ばつ弾性を得ようとすると、低シスーボIJ
ブタジェンゴムや天然ゴム等のウェットスキッド抵抗性
が劣るゴムの配合割合を増加させるか、カーボンブラッ
ク等の充てん剤を減量するか、硫黄等の加硫剤を増量さ
せるかしなければならなかった。
しかしながら、このような方法では、ウェットスキッド
抵抗が低下したり、機械的性質が低下したりするという
欠点があった。逆に、高ウエツトスキッド抵抗を得よう
とすると、結合スチレン量が比較的多い(例えば結合°
スチレン含有量30重量%以上の)スチレン−ブタジェ
ン共重合ゴムや、1.2−結合含有量が比較的高い(例
えば1,2−結合含有量60%以上の)ポリブタジェン
ゴム等のウェットスキッド抵抗性に優れたゴムの配合割
合を増加させるか、カーボンブラック等の充てん剤やプ
ロセスオイルを増量させるかしなければならなかった。
抵抗が低下したり、機械的性質が低下したりするという
欠点があった。逆に、高ウエツトスキッド抵抗を得よう
とすると、結合スチレン量が比較的多い(例えば結合°
スチレン含有量30重量%以上の)スチレン−ブタジェ
ン共重合ゴムや、1.2−結合含有量が比較的高い(例
えば1,2−結合含有量60%以上の)ポリブタジェン
ゴム等のウェットスキッド抵抗性に優れたゴムの配合割
合を増加させるか、カーボンブラック等の充てん剤やプ
ロセスオイルを増量させるかしなければならなかった。
これらのこのような方法では、反ばつ弾性が低下すると
いう欠点があった。
いう欠点があった。
したがって、機械的性質が実用上差し支えない範囲でか
つ、ウェットスキッド抵抗と反ばつ弾性とが実用上許容
される範囲で最も良く調和するよう原料ゴムの組成が決
められているのが実情であった。このため、従来のゴム
を組合せてウェットスキッド抵抗と反ばつ弾性との調和
を図ることは限界に達したと考えられていた。
つ、ウェットスキッド抵抗と反ばつ弾性とが実用上許容
される範囲で最も良く調和するよう原料ゴムの組成が決
められているのが実情であった。このため、従来のゴム
を組合せてウェットスキッド抵抗と反ばつ弾性との調和
を図ることは限界に達したと考えられていた。
本発明者等は前記欠点を解決すべく鋭意研究の結果、N
<べきことに、分子釘・にベンゾフェノン類又はチオベ
ンゾフェノン類が導入されたスチレン−ブタジェン共重
合ゴムをゴム成分として含むゴム組成物は該化合物が導
入されていない同一のスチレン−ブタジェン共重合ゴム
を含むゴム組成物と比較してウェットスキッド抵抗を低
下させることなく反ばつ弾性を著しく向上させ、なおか
つ高度ばつ弾性の特徴を生かし、必要ならばカーボンブ
ラーツク等の充てん剤の増量によって耐摩耗性等の機械
的性質を改善しつつ、反ぜつ弾性とウェットスキッド抵
抗性との調和を図れることを見出し、本発明に到ったも
のである。
<べきことに、分子釘・にベンゾフェノン類又はチオベ
ンゾフェノン類が導入されたスチレン−ブタジェン共重
合ゴムをゴム成分として含むゴム組成物は該化合物が導
入されていない同一のスチレン−ブタジェン共重合ゴム
を含むゴム組成物と比較してウェットスキッド抵抗を低
下させることなく反ばつ弾性を著しく向上させ、なおか
つ高度ばつ弾性の特徴を生かし、必要ならばカーボンブ
ラーツク等の充てん剤の増量によって耐摩耗性等の機械
的性質を改善しつつ、反ぜつ弾性とウェットスキッド抵
抗性との調和を図れることを見出し、本発明に到ったも
のである。
すなわち、本発明は機械的特性およびウェットスキッド
抵抗性を損うことなく、転勤抵抗を低減したタイヤトレ
ッド用ゴム組成物の提供を目的とするものであり、この
目的はスチレン−ブタジェン共重合ゴム分子鎖にベンゾ
フェノン類又はチオベンゾフェノン類を該ゴム分子鎖1
モル当り少なか10〜50%で、ムーニー粘度(ML
1..100℃)が20〜150のスチレン−ブタジェ
ン共重合ゴム(I)20〜95重量%と天然ゴムおよび
/または、シス−1,4結合金有量が少くとも90%の
ポリイソプレンゴムQl)60〜5重景%および1.2
結合金有量が20%以下でムーニー粘度(ML1+4・
100°C)が20〜100のポリブタジェンゴム[株
]50〜O重量%をゴム成分として含んで成るタイヤト
レッド用ゴム組成物を使用することによって達せられる
。
抵抗性を損うことなく、転勤抵抗を低減したタイヤトレ
ッド用ゴム組成物の提供を目的とするものであり、この
目的はスチレン−ブタジェン共重合ゴム分子鎖にベンゾ
フェノン類又はチオベンゾフェノン類を該ゴム分子鎖1
モル当り少なか10〜50%で、ムーニー粘度(ML
1..100℃)が20〜150のスチレン−ブタジェ
ン共重合ゴム(I)20〜95重量%と天然ゴムおよび
/または、シス−1,4結合金有量が少くとも90%の
ポリイソプレンゴムQl)60〜5重景%および1.2
結合金有量が20%以下でムーニー粘度(ML1+4・
100°C)が20〜100のポリブタジェンゴム[株
]50〜O重量%をゴム成分として含んで成るタイヤト
レッド用ゴム組成物を使用することによって達せられる
。
本発明のタイヤ用ゴム組成物を用いると前述したタイヤ
性能として重要な転勤抵抗と湿潤路面での制動性、すな
わちウェットスキッド抵抗とが高い水準で調和した優れ
たタイヤが得られるが、ウェットスキッド抵抗値は特に
要求されず、高度ばつ弾性率が要求−されるタイヤの製
造にも本発明の組成物を使用することができる。
性能として重要な転勤抵抗と湿潤路面での制動性、すな
わちウェットスキッド抵抗とが高い水準で調和した優れ
たタイヤが得られるが、ウェットスキッド抵抗値は特に
要求されず、高度ばつ弾性率が要求−されるタイヤの製
造にも本発明の組成物を使用することができる。
本発明で使用する分子鎖にベンゾフェノン類又はチオベ
ンゾフェノン類を導入したスチレン−ブタジェン共重合
ゴムは、溶液重合において通常使用されるアルカリ金属
基材触媒を用いて重合した分子鎖の末端にアルカリ金属
が結合しているスチレンーブタジエン共重合ゴムあるい
は、該触媒を用いて得たスチレン−ブタジェン共重合ゴ
ムに後反応でアルカリ金属を付加させたスチレン−ブタ
ジェン共重合ゴムとベンゾフェノン類又はチオベンゾフ
ェノン類とを反応させて得られる該ゴム分子鎖の末端あ
るいは末端及びこれ以外の分子鎖中に該化合物が炭素−
炭素結合で、一般式を、m及びnは整数をそれぞれ表わ
す)で示される原子団として導入されたスチレン−ブタ
ジェン共重合ゴムである。特に好ましいのは、分子釦の
末端に該化合物が一導入されたスチレン−ブタジェン共
jfC合ゴムである。
ンゾフェノン類を導入したスチレン−ブタジェン共重合
ゴムは、溶液重合において通常使用されるアルカリ金属
基材触媒を用いて重合した分子鎖の末端にアルカリ金属
が結合しているスチレンーブタジエン共重合ゴムあるい
は、該触媒を用いて得たスチレン−ブタジェン共重合ゴ
ムに後反応でアルカリ金属を付加させたスチレン−ブタ
ジェン共重合ゴムとベンゾフェノン類又はチオベンゾフ
ェノン類とを反応させて得られる該ゴム分子鎖の末端あ
るいは末端及びこれ以外の分子鎖中に該化合物が炭素−
炭素結合で、一般式を、m及びnは整数をそれぞれ表わ
す)で示される原子団として導入されたスチレン−ブタ
ジェン共重合ゴムである。特に好ましいのは、分子釦の
末端に該化合物が一導入されたスチレン−ブタジェン共
jfC合ゴムである。
本発明で使用されるベンゾフェノン類及びチオベンゾフ
ェノン類は、例えHy4.4’−ヒス(ジメチルアミノ
)−ベンゾフェノン、4.4’−ビス(ジエチルアミノ
)−ベンゾフェノン、4.4’−ビス(ジブチルアミノ
)−ベンゾフェノン、4゜4′−ジアミノベンゾフェノ
ン、4−ジメチルアミノベンゾフェノン等及びこれらの
対応のチオベンゾフェノン類の如き、一方あるいは両方
のベンゼン環に少なくとも1つのアミ7基、アルキルア
ミ7基あるいはジアルキルアミノ基を有するベンゾフェ
ノン及びチオベンゾフェノンが特に好ましい0 前記のアミ7基以外にもアルコキシ基、/\ロゲンある
いは炭化水素残基を置換基として少なくとも1つ有する
ベンゾフェノン類、例えば4.4’−ジェトキシベンゾ
フェノン、ろ、4−ジメトキシベンゾフェノン、4.4
’−ジメチルベンゾフェノン。
ェノン類は、例えHy4.4’−ヒス(ジメチルアミノ
)−ベンゾフェノン、4.4’−ビス(ジエチルアミノ
)−ベンゾフェノン、4.4’−ビス(ジブチルアミノ
)−ベンゾフェノン、4゜4′−ジアミノベンゾフェノ
ン、4−ジメチルアミノベンゾフェノン等及びこれらの
対応のチオベンゾフェノン類の如き、一方あるいは両方
のベンゼン環に少なくとも1つのアミ7基、アルキルア
ミ7基あるいはジアルキルアミノ基を有するベンゾフェ
ノン及びチオベンゾフェノンが特に好ましい0 前記のアミ7基以外にもアルコキシ基、/\ロゲンある
いは炭化水素残基を置換基として少なくとも1つ有する
ベンゾフェノン類、例えば4.4’−ジェトキシベンゾ
フェノン、ろ、4−ジメトキシベンゾフェノン、4.4
’−ジメチルベンゾフェノン。
3.3’−ジシクロベンゾフェノン、4−メチル−4′
−メトキシベンゾフェノン、 2.2’、 3.3’−
テトラメチルベンゾ7エ/ン、2.2’−ジクロロベン
ゾフェノンなど及びこれらの対応のチオベンゾフェノン
が、また置換基のないベンゾフェノン及びチオベンゾフ
ェノンも使用することができる。
−メトキシベンゾフェノン、 2.2’、 3.3’−
テトラメチルベンゾ7エ/ン、2.2’−ジクロロベン
ゾフェノンなど及びこれらの対応のチオベンゾフェノン
が、また置換基のないベンゾフェノン及びチオベンゾフ
ェノンも使用することができる。
はアルキル基、シクロアルギル基、アルケニル基、アル
コキシ基、アミ7基、アルキルアミノ基、ジアルキルア
ミ7基、ハロゲンから選択される置換基を、m及びnは
mとnの合計が1〜10となる整数をそれぞれ表わす)
で表わされる化合物である。
コキシ基、アミ7基、アルキルアミノ基、ジアルキルア
ミ7基、ハロゲンから選択される置換基を、m及びnは
mとnの合計が1〜10となる整数をそれぞれ表わす)
で表わされる化合物である。
(チオ)ベンゾフェノン類を分子鎖中に導入したスチレ
ン−ブタジェン共重合ゴムは例えば、アルカリ金属基材
触媒を用いてスチレン−ブタジェン共重合ゴムを重合し
、重合反応を完了させた該ゴム溶液中に(チオ)ベンゾ
フェノン類を添加すル方法、スチレン−ブタジェン共重
合ゴム等の溶液中で該ゴムにアルカリ金属を付加させた
後(チオ)ベンゾフェノン類を添加する方法等が例πで
きる。
ン−ブタジェン共重合ゴムは例えば、アルカリ金属基材
触媒を用いてスチレン−ブタジェン共重合ゴムを重合し
、重合反応を完了させた該ゴム溶液中に(チオ)ベンゾ
フェノン類を添加すル方法、スチレン−ブタジェン共重
合ゴム等の溶液中で該ゴムにアルカリ金属を付加させた
後(チオ)ベンゾフェノン類を添加する方法等が例πで
きる。
重合反応および付加反応に使用されるアルカリ金属基材
触媒は、通常の溶液重合で使用されるリチウム、ナトリ
ウム、ルビジウム、セシウムの各金属元素またはこれら
の炭化水素化合物あるいは極性化合物との錯体(例えば
n−ブチルリチウム。
触媒は、通常の溶液重合で使用されるリチウム、ナトリ
ウム、ルビジウム、セシウムの各金属元素またはこれら
の炭化水素化合物あるいは極性化合物との錯体(例えば
n−ブチルリチウム。
2−す7チルリチウム、カリウム−テトラヒドロフラン
錯体、カリウムージエトキシヱタン錯体等)である。
錯体、カリウムージエトキシヱタン錯体等)である。
スチレン−ブタジェン共重合ゴム中に導入される(チオ
)ベンゾフェノン類は平均してゴム分子鎖1モル当り0
.1モル以上である。0,1モル未満では反ばつ弾性の
向上は得られない。好ましくは06モル以上、さらに好
ましくは0.5モル以上、特に好ましくは07モル以上
であるが、5モル以上になるとゴム弾性が失われるので
好ましくない。
)ベンゾフェノン類は平均してゴム分子鎖1モル当り0
.1モル以上である。0,1モル未満では反ばつ弾性の
向上は得られない。好ましくは06モル以上、さらに好
ましくは0.5モル以上、特に好ましくは07モル以上
であるが、5モル以上になるとゴム弾性が失われるので
好ましくない。
!
ベンゾフェノン類又はチオにンゾフエノン類を重合体鎖
中に導入した、結合スチレン含有量20〜40重量%、
ブタジェン単位部分の1.2−結合台:l’t10〜5
0%のスチレン−ブタジェン共重合ゴム(I)は、本ゴ
ム組成物中の全ゴム成分中少くとも20重量%以上含ま
れていることが必要である。20重量%未満では反発弾
性率の向上効′果が小さく、本発明の目的は達成されな
い。又95重量%を越えると耐摩耗性が低下するので好
ましくない。天然ゴムおよび/またはシス−1,4−結
合含有量が少なくとも90%のポリイソプレンゴム(6
)を全ゴム成分中60〜5重量%および1.2=結合金
有量が20%以下のポリブタジェンゴム(ホ)を50〜
0重景%重量させることにより、強度特性や耐摩耗性を
損うことなく、反発弾性率(55°0とウェットスキッ
ド抵抗性の調和のより優れたタイヤトレッド用ゴム組成
物とすることができる。
中に導入した、結合スチレン含有量20〜40重量%、
ブタジェン単位部分の1.2−結合台:l’t10〜5
0%のスチレン−ブタジェン共重合ゴム(I)は、本ゴ
ム組成物中の全ゴム成分中少くとも20重量%以上含ま
れていることが必要である。20重量%未満では反発弾
性率の向上効′果が小さく、本発明の目的は達成されな
い。又95重量%を越えると耐摩耗性が低下するので好
ましくない。天然ゴムおよび/またはシス−1,4−結
合含有量が少なくとも90%のポリイソプレンゴム(6
)を全ゴム成分中60〜5重量%および1.2=結合金
有量が20%以下のポリブタジェンゴム(ホ)を50〜
0重景%重量させることにより、強度特性や耐摩耗性を
損うことなく、反発弾性率(55°0とウェットスキッ
ド抵抗性の調和のより優れたタイヤトレッド用ゴム組成
物とすることができる。
即ち、天然ゴムおよび/またはシス1,4−結合含有量
が少くとも90%のポリイソプレンゴム(5)と(I)
の併用は、反発弾性率を低下させることなく強度特性を
向上させうる。しかしく6)が60重量%を越えるとウ
ェットスキッド抵抗の低下が大となるので好ましくない
。
が少くとも90%のポリイソプレンゴム(5)と(I)
の併用は、反発弾性率を低下させることなく強度特性を
向上させうる。しかしく6)が60重量%を越えるとウ
ェットスキッド抵抗の低下が大となるので好ましくない
。
一方1.2−結合金有量が20%以下のポリブタジェン
ゴム(ト)の(I)と(2)へのブレンドは、耐摩耗性
を向上させることができるか、50重it%を越えると
強度特性およびウェットスキッド抵抗性の低下が大きく
なるので好ましくない。したがって、タイヤトレッド材
料として重要な特性である、強度特性耐摩耗性及びウェ
ットスキッド抵抗をある一定レベル以上に保ち、かつ反
発弾性率を著しく向上させるためには、本発明のゴム組
成が最も好ましいことを見出したものである。
ゴム(ト)の(I)と(2)へのブレンドは、耐摩耗性
を向上させることができるか、50重it%を越えると
強度特性およびウェットスキッド抵抗性の低下が大きく
なるので好ましくない。したがって、タイヤトレッド材
料として重要な特性である、強度特性耐摩耗性及びウェ
ットスキッド抵抗をある一定レベル以上に保ち、かつ反
発弾性率を著しく向上させるためには、本発明のゴム組
成が最も好ましいことを見出したものである。
本発明で使用するゴム成分のすべて、あるいは一部を油
展ゴムとして使用することができる。
展ゴムとして使用することができる。
本発明のゴム組成物は目的、用途に応じてゴム工業で汎
用される各種配合剤−例えば硫黄、ステアリン酸、亜鉛
華、各種加硫促進剤(チアゾール系、チウラム系、スル
フェンアミド系など)、HAF、l5AF等の種々のグ
レードのカーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム等
の補強剤、充てん剤、プロセス油等から適宜選択するこ
とができるが−とロール、バンバリー等の混合機を用い
て混練混合されてゴム配合物とされ、成形、加硫工程を
経て目的とするタイヤが製造される。
用される各種配合剤−例えば硫黄、ステアリン酸、亜鉛
華、各種加硫促進剤(チアゾール系、チウラム系、スル
フェンアミド系など)、HAF、l5AF等の種々のグ
レードのカーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム等
の補強剤、充てん剤、プロセス油等から適宜選択するこ
とができるが−とロール、バンバリー等の混合機を用い
て混練混合されてゴム配合物とされ、成形、加硫工程を
経て目的とするタイヤが製造される。
本発明のゴム組成物は、高い水準で反ばつ弾性率とウェ
ットスキッド抵抗とを調和させることができるから、特
に安全性、燃料消費性の改善された自動車タイヤトレッ
ド用ゴム材料に適しているが、自転車タイヤ用にも使用
することができる。
ットスキッド抵抗とを調和させることができるから、特
に安全性、燃料消費性の改善された自動車タイヤトレッ
ド用ゴム材料に適しているが、自転車タイヤ用にも使用
することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
製造例 ゛
以下の実施例で使用するベンゾフェノン類を導入したス
チレン−ブタジェン共重合ゴム(以下SDRと略記する
)の調製方法を示す。
チレン−ブタジェン共重合ゴム(以下SDRと略記する
)の調製方法を示す。
(1)内容積2ノのステンレス製重合反応器を洗浄、乾
燥し、乾燥窒素で置換したのち、1.6−ブタジェン1
10〜145g、スチレン55〜90g、n−ヘキサン
60OLジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグ
ライム)0.24及び1.60m−mo7゜n−プチル
リチウA 1.2 rJ (1,55mol/l %
n −ヘキサン溶液)を添加し、内容物を攪拌しながら
45〜60℃で、30分〜120分重合反応させた。
燥し、乾燥窒素で置換したのち、1.6−ブタジェン1
10〜145g、スチレン55〜90g、n−ヘキサン
60OLジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグ
ライム)0.24及び1.60m−mo7゜n−プチル
リチウA 1.2 rJ (1,55mol/l %
n −ヘキサン溶液)を添加し、内容物を攪拌しながら
45〜60℃で、30分〜120分重合反応させた。
重合転換率約80%に達したところで、4.4’−ビス
(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを重合触媒量の1.
5倍mol加え、5分間攪拌したのちに、重合反応器中
の重合体溶液を、2゜6−ジーt−ブチル−p−クレゾ
ールゝ(BHT)1.5重量%のメタノール溶液中に取
り出し、生成重合体を凝固した。これを60℃で24時
間減圧乾燥し、得られたゴムのムーニー粘度を測定した
。(SBR;■、 (4) 、 (6) ”]又該ベン
ゾフェノンを対応のチオベンゾフェノンに変えたSBR
も調製した〔5BR(2つ、(4つ。
(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを重合触媒量の1.
5倍mol加え、5分間攪拌したのちに、重合反応器中
の重合体溶液を、2゜6−ジーt−ブチル−p−クレゾ
ールゝ(BHT)1.5重量%のメタノール溶液中に取
り出し、生成重合体を凝固した。これを60℃で24時
間減圧乾燥し、得られたゴムのムーニー粘度を測定した
。(SBR;■、 (4) 、 (6) ”]又該ベン
ゾフェノンを対応のチオベンゾフェノンに変えたSBR
も調製した〔5BR(2つ、(4つ。
(6つ 〕。また重合反応終了後、4.4’−ビス(ジ
エチルアミノ) (チオ)ベンゾフェノンを添加せずに
重合体溶液をBHT含量メタノール中に取り出し、生成
重合体を凝固したのち、前記と同様にして乾燥ゴム重合
体を得た(S B R(1)、 (3)、 (5))。
エチルアミノ) (チオ)ベンゾフェノンを添加せずに
重合体溶液をBHT含量メタノール中に取り出し、生成
重合体を凝固したのち、前記と同様にして乾燥ゴム重合
体を得た(S B R(1)、 (3)、 (5))。
(2) ジグライムを0.24ミリモル用いる以外は
(1)と同様にして1,6−ブタジェンとスチレンを共
重合させた。重合反応終了後、BHT含有メタノール溶
液中に重合反応器中の重合体溶液を注ぎ、生成SBRを
凝固させた。分離したクラムをベンゼンに溶解し、前記
と同じ操作で8BRを凝固させた。この操作を6回繰返
して、SBR中の触媒残渣を取り除いた。(1)と同じ
条件で乾燥を行ない、精製、乾燥SBRを得た。
(1)と同様にして1,6−ブタジェンとスチレンを共
重合させた。重合反応終了後、BHT含有メタノール溶
液中に重合反応器中の重合体溶液を注ぎ、生成SBRを
凝固させた。分離したクラムをベンゼンに溶解し、前記
と同じ操作で8BRを凝固させた。この操作を6回繰返
して、SBR中の触媒残渣を取り除いた。(1)と同じ
条件で乾燥を行ない、精製、乾燥SBRを得た。
乾燥ベンゼン、1000&に上記の5BR100gを溶
解させ、n−ブチルリチウム3.5ミリモ′ルおよびテ
トラメチルエチレンジアミン6.5ミリモルを添加し、
70℃で1時間反応させた0 次いで4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノ
ンを2.7ミリモル添加し、5分間反応させた後、上記
と同様にして凝固、乾燥させた[ 5BR(7)〕。
解させ、n−ブチルリチウム3.5ミリモ′ルおよびテ
トラメチルエチレンジアミン6.5ミリモルを添加し、
70℃で1時間反応させた0 次いで4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノ
ンを2.7ミリモル添加し、5分間反応させた後、上記
と同様にして凝固、乾燥させた[ 5BR(7)〕。
以上の方法で調製したスチレン−ブタジェン共重合ゴム
のスチレン含有量、ブタジェン部分の1゜2−結合金量
、ムーニー粘度、及び4,4′−ビス(ジエチルアミノ
) (チオ)ベンゾフェノン導入猷ヲ第1表に示す。ス
チレン含有量、ブタジェン部分の1,2−結合含有量は
常法の赤外分光法Gこよって測定した。4,4′−ビス
(ジエチルアミノ) (チ3 オ)ベンゾフェノン導入量は C−NMRを用Q)で
求めた。
のスチレン含有量、ブタジェン部分の1゜2−結合金量
、ムーニー粘度、及び4,4′−ビス(ジエチルアミノ
) (チオ)ベンゾフェノン導入猷ヲ第1表に示す。ス
チレン含有量、ブタジェン部分の1,2−結合含有量は
常法の赤外分光法Gこよって測定した。4,4′−ビス
(ジエチルアミノ) (チ3 オ)ベンゾフェノン導入量は C−NMRを用Q)で
求めた。
第 1 表
実施例1
ゴム試料を、タイヤトレッド用基礎配合として第2表に
示す配合処方の各種配合剤と、容量250m1lのグラ
ベンダータイプミキサー中で混練混合して、各ゴム配合
組成物を得た。硫黄および加硫促進斉1は各ゴム配合組
成物を加硫して最適状態となる量を使用した。これらの
ゴム配合組成物を160℃×15〜30分、プレス加硫
して、試験片を作成した。
示す配合処方の各種配合剤と、容量250m1lのグラ
ベンダータイプミキサー中で混練混合して、各ゴム配合
組成物を得た。硫黄および加硫促進斉1は各ゴム配合組
成物を加硫して最適状態となる量を使用した。これらの
ゴム配合組成物を160℃×15〜30分、プレス加硫
して、試験片を作成した。
第2表、配合処理
それぞれのゴム配合組成物の加硫ゴムについて、強度特
性をJIS −に−(f、ろ01に従って、また反発弾
性率はダンロップトリプソメーターを用いて、温度55
°Cにて測定した。ウェットスキーラド抵抗はポーター
プルスキッドテスター(英国スタンレー社製)を用いて
23℃で、ASTM−E−304−74の路面(3M′
:&製屋外用タイプB1黒のセーフティーウオーク)で
測定し、 で計算して指数表示した。
性をJIS −に−(f、ろ01に従って、また反発弾
性率はダンロップトリプソメーターを用いて、温度55
°Cにて測定した。ウェットスキーラド抵抗はポーター
プルスキッドテスター(英国スタンレー社製)を用いて
23℃で、ASTM−E−304−74の路面(3M′
:&製屋外用タイプB1黒のセーフティーウオーク)で
測定し、 で計算して指数表示した。
ピコ摩耗指数は、ASTM−D−2228に従って、グ
ツドリッチ弐ピコ摩耗試験機を用いて測定しで計算して
表示した。結果を第6表に示す。
ツドリッチ弐ピコ摩耗試験機を用いて測定しで計算して
表示した。結果を第6表に示す。
第6表から、比較例の実駁番号2〜6に対応した本発明
例、実験番号ン〜15の反発弾性率が、いづれも、ウエ
ツFスキッド抵抗や、ピコ摩耗性を損うことなく、6〜
5ポイントの向上効果が認められる。
例、実験番号ン〜15の反発弾性率が、いづれも、ウエ
ツFスキッド抵抗や、ピコ摩耗性を損うことなく、6〜
5ポイントの向上効果が認められる。
特許出願人 日本ゼオン株式会社
Claims (1)
- スチレン−ブタジェン共重合ゴム分子鎖に、ベンゾフェ
ノン類又はチオベンゾフェノン類を該ゴム分子鎖1モル
当り、少なくとも01モル導入した結合スチレン含有量
が10〜40重量%、ブタジェン単位部分の1.2−結
合含有量が10〜50%で、ムーニー粘度(ML 1.
100°C)、が20〜150のスチレン−ブタジェン
共重合ゴム(I)20〜95mH1ft%と天然ゴムお
よび/または、シス−1,4結合金有量が少なくとも9
0%のポリイソプレンゴム(6)60〜5重量%および
1.2−結会含有耽が20%以下でムーニー粘度(ML
1..10 [)°C)か20〜100のポリブタジ
ェンゴム狙50〜0重量%をゴム成分として含んで成る
ことを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7218683A JPS59197443A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | タイヤトレツド用ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7218683A JPS59197443A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | タイヤトレツド用ゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59197443A true JPS59197443A (ja) | 1984-11-09 |
JPH04102B2 JPH04102B2 (ja) | 1992-01-06 |
Family
ID=13481926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7218683A Granted JPS59197443A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | タイヤトレツド用ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59197443A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01129045A (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-22 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ブタジエン系ゴム組成物 |
JPH01230647A (ja) * | 1987-11-11 | 1989-09-14 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ジエン系ゴム組成物 |
US5362794A (en) * | 1992-07-31 | 1994-11-08 | Sumitomo Chemical Company, Ltd. | Rubber composition having excellent gripping power and rolling resistance, and production thereof |
JP2011079883A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
-
1983
- 1983-04-26 JP JP7218683A patent/JPS59197443A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01230647A (ja) * | 1987-11-11 | 1989-09-14 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ジエン系ゴム組成物 |
JPH01129045A (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-22 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ブタジエン系ゴム組成物 |
US5362794A (en) * | 1992-07-31 | 1994-11-08 | Sumitomo Chemical Company, Ltd. | Rubber composition having excellent gripping power and rolling resistance, and production thereof |
JP2011079883A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04102B2 (ja) | 1992-01-06 |
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