JPS59196292A - 転写記録用像受容体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマルヘッド等の記録手段を用い、電気信
号により文字や画像を形成する転写記録用像受容体に関
するものである。

従来例の構成とその問題点 この種の転写記録方式では、電気信号によって発熱を制
御されるサーマルヘッド等によ−て転写シートに熱印加
し、転写ソートに担持されている色材を像受容体に転写
して記録を得るもので、シアン、マゼンタ、イエロの各
色相を重ねて転写することによってフルカラーの画像を
得ることができる。ここに用いる色制としては一顔相を
用い、これを熱溶融性接着剤によ−て転写シートに担持
させた熱溶融型のものや、昇華性染料を用いるものがあ
る。なかでも、色材に昇華性無色染料、特に塩基性染料
や分散性染料を用い、一方像受容体に前記染料を発色さ
せる染着材を担持させる方式を採ると、彩度、明度の高
いフルカラー画像を得るのに有用である。・寸だ、昇華
性有色染料を用いても同様である。しかし、この種の染
料を用いた場合、顔料を用いるものに比較して耐光性が
低いという問題がある。

発明の目的 本発明の目的は、色材に前記のような染料を用いる転写
記録方式の欠点を解消し、耐光性の優れた色相、彩度、
明度の高いフルカラー画像を形成中ることのできる転写
記録用像受容体を提供中ることである。

発明の構成 本発明の像受容体は、基体上に紫外線吸収剤及びラジカ
ル捕捉剤を吸着させた染着材と結着材とからなる像受容
層を設けたことを特徴とする。

実施例の説明 第１図に本発明の受容体の基本構成を示す。受容体１は
基体２と像受容層３から々る。像受容層３は、染着月４
、この染着材に吸着させた紫外線吸収剤及びラジカル捕
捉剤６〜並びに結着材６から構成される。７は染料を担
持した転写シート、８はサーマルヘッドである。

サーマルヘッド８からの供給熱により転写シートγ上の
染料が昇華し、受容体１の像受容層がこハを受容し、染
着材に固定されて画像を形成する。

こうして受容体上に形成された画像中の染料分子は、太
陽光中の紫外線のエネルギーで直接分解するだけでなく
、空気中、基体中の水分、酸素が紫外線により分解して
生成−しる過酸化水素等の活性ラジカルによっても、染
料分子が分解され褪色することが確認されている。従来
の紫外線力、トフィルムで画像を覆うたけでなく、染料
分子に近接し加１ て紫外線吸収剤び活性ラジカルを捕捉することにより、
褪色防止効果をより向上させることができる。

ここで、染着材とは、染着座席を持−だ材料を意味し、
塩基性染料に対してはアニオン基１分散染料に対しては
吸着点を持つものである。

本発明により、染料によって形成された画像を紫外線と
活性ラジカル不純物の攻撃から守り顔料系色材と同程度
の安定性を得ることができる。

実施例１　・ アート紙上に下記組成の像受容層を設ける。

染　　着　　拐；活性白土・・　・・・・・・　１００
重量部紫外１吸収　斉１　；　　２−（２−ヒトセキシ
ー５−メチルフェニル→−２Ｈ−ペンシトリアン―ル ー　・・・　　　　　６　　　Ｉｆ ラジカル捕捉剤；メクタデル３−（３，５−ジーｔ−〕
’Ｆ−／Ｌ−４−ヒトｂギシフェニル）−プロピオネー
ト・　・・　　　・・・　　　６　　〃 結　　　　着　　　　材　；　ポリメチルメタクリレ′
−ト・・・・・・・・・・・・・　　２０　　〃捷ず、
活性白土と紫外線吸収剤及びラジカル捕捉剤を有機溶剤
中で攪拌して紫外線吸収剤とラジカル捕捉剤を活性白土
に吸着させ、その後溶剤を除去して粉体を得る。この粉
体をエマルジョン化したポリメチルメグクリレートに混
入分散させ−その液を基体上に塗布し受容層を設けた。

この受容体をＡとする。

寸だ、比較例として、上記像受容層組成物中紫外線吸収
剤とラジカル捕捉剤を含有しないものをＢとする。

こｈらの受容体に下記の式（１）で表されるダイ７−Ｌ
−０８４１の直接日光法で曝露した。その時の画像の反
射濃度変化と光量を第２図に示しプこ。

本発明による受容体Ａは、１０００万ｔｘ、ｈｒの太陽
光を照射させても変化がないのに対し、比較例Ｂは１０
０　’Ｊ５　ｔＸ　、　ｈ　ｒで１０％の濃度変化を示
した。

実施例２ セルロースアセテートフィルム上に下記組成の像受容層
を設けた受容体Ｃを作製した。受容層の作り方は、実施
例１と同じ方法である。

染　　着　　洟；酸性白土・　・・　　　１００重量部
紫外ｉ１　　吸収前１１　　；　　２−（ヒドロキシ−
５−ｔ−フリラレフエニ几→ノソゾトリアソ―ル　・　
　　　１　　〃ラジカル捕捉斉１；　１−オキシ−３−
メチル−４−インプロピルベンゼン・・　　　　　　　
　　　１　　〃結　　　着　　　材；スチレη゛タジエ
ン共重合体・・　　−２０〃 中 捷だ、比較例として、上記像受容層組成町ζ外線吸収剤
、ラジカル捕捉剤を含有しないものをＤとする。

とわらの受容体に下記の式（２）で表されるダイフォー
マ−を転写シートより昇華転写し、染着材によってシア
ン発色させた画像を実施例１と同方法で耐光性試験をし
た。その結果を第２図に示した。

実施例１と同等の結果が得られた。

Ｈ３ 実施例３ ポリプロピレンノート上に下記組成の像受容層を設けた
受容体Ｅを作製した。受容層は実施例１と同様にして形
成した。

染　　　着　　　材；活性アルミナに２−アクリルアミ
ド２−メチルプロパンスルホン酸 を６重量多眼着させたもの 、・　１００重量部 紫外線吸収　材　；　　２−ヒドロキシ−４−メトキシ
−２−カルポキツベンソプエノン　−２Ｏｎ ラジカル捕捉剤；２，２乙メ升ンービスー４−工ｆｔｖ
−６−１−フプリレフェノール ・・・　　１０　　　ｎ 結　　着　　材；ポリエステル　　　−　　（Ｑ　　ｕ
才だ、比較例として、上記像受容層組成物中紫外線吸収
剤、ラジカル捕捉剤を含有し々いものをＦとする。

こわ、らの受容体に下記の式（３）で表される分散染料
を転写シートより昇華転写し、染着材によ−てイエロー
に発色させた画像を実施例１と同方法で耐光性試験をし
だ。その結果を第２図に示しだ一０実施例１と同等の結
果が得られた。

以上の実施例以外に、像受容体の基体としては、ポリプ
ロピレン、バライタ紙、ポリエチレンテレフタレート、
ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル等が用いらね
る。

染着拐としては、ホワイトカボーン、炭酸カルシウム、
酸化チタン、けい砂、軽石粉等の無機物質に有機酸を吸
着させたものが用いられ、有機酸トシては、トリールス
ルホン、０−チモテイン酸、クメン酸、ジフェニルスル
ホン、サリチル酸等力使用可能である。結着材としては
、アクリル樹脂、塩化ビニール樹脂−ポリウレタン、ジ
アリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、ポリアクリロニ
トリル、酢酸セルロース、ニトロセルロース、シアンエ
チルセルロース、シアノエチルプルラン、フルラン等が
使用できる。

ジヒドロキシベンゾフェノン、２−ヒドロキン−４−メ
トキシベンゾフェノン、２，２′−ジヒドロキシ−４−
メトキシベンゾフェノン、２，２′−ジヒドロキシ−４
，４′−ジメトキシベンゾフェノン、２．２′−ジヒド
ロキシ−５−スルホベンゾフェノン、２−ヒドロキシ−
４−メトキシ−５−スルホベンゾフェノントリヒドレー
ト、２−ヒドロキシ−４−ｎ−オクトキシベンゾフェノ
ン、４−ドブシロキシ−２−ヒドロキシベンゾフェノン
、２−（２′−ヒドロキシ−３’、５’−ジーｔ−ブチ
ルフエニル）ベンゾトリアゾール、２−（２）−ヒドロ
キシ−３′−１−ブチル−５′−メチルフェニル）−５
−クロロベンゾトリアゾール、２−（２’−ヒドロキシ
−３’、５’−ジーｔ−プチルフＪニル）−５−クロロ
ベンゾトリアゾール、エチル−２−ノアノー３．３’−
ジフエニルアクリレ−１・笠が用いられる。またラジカ
ル捕捉剤として、アルドール−α−ナフチルアミン（粉
末状）、ｐ−イングロポキンジフェニルアミン、ビス−
（フェニルイソプロピリデン）−４，４’−ジフェニル
アミン、置換ジフェニルアミン、２，６−ジーｔ−ブチ
ルフェノール、２．６−ジーｔ−ブチル−４−エチルフ
ェノール、２，６−シーーーブチルー４−メチルフェノ
ール、２，６−ジーｔ−ブチル−４−メチルフェノール
、４−ヒドロキシメチル−２，６−ジーｔ−ブチルフェ
ノール、ブチルヒドロキシアニソール、２−（１−メチ
ルシクロヘキシル）’＋６−シメチルフエノール、ｅ−
（４−ヒドロキシ−３，５−ジ−ｔ−ブチルアニリノ）
−２，４−ビスオクチル−チオ−１，３，５−）ＩＪア
ジン、２．２′−メチレン−ビス（４−メチル−６−ｔ
−ブチルフェノール）、２，２−メチレン−ビス＝４−
（４−メチル−６−ｔ−ブチルフェノール）、２１２′
−メチレン−ビス−（４−メチル−６−シクロヘキジル
フエノール）−４，４’−メチレン−ビス（２，６−ｔ
−ブチルフェノール）、２．２′−メチレン−ビス（６
−α−メチルベンジル−ｐ−クレゾール）、４．４′−
プチルデンビス−（３−メチル−６−ｔ−ブチルフェノ
ール）、１．１−ビス（４−ヒドロキシフェニル）−シ
クロヘキサン、１，３．６−）リチルー２．４．６−）
リス（３，５−ジ−ｔ−ブチル−４−ヒドロキシベンジ
ル）ベンゼン、テトラキス−〔メチレン−３（３／　、
　ｓ／−ジ−ｔ−ブチル−４′−ヒドロキシフェニル）
プロピオネートコメタンなどを使用できる。

これら紫外線吸収剤及びラジカル捕捉剤の添加量は、染
着材の０．１重量係から３０重量係が良好で、０．１重
量係未満では、染着材に対する紫外吸収剤、ラジカル捕
捉剤の吸着量が少なくなり、而」光性向上の効果が出す
、３０重量係を超えると塗膜の表面状態、耐熱性に問題
が生じ不適出であった。特に、０．６重量係から２ｏ重
量係が最適条件であった。これらの添加剤により画像の
色相、彩度、明度を損なうことはなかった。

発明の効果 以上のように、本発明によれば、耐光性の優れた色相、
彩度、明度の高いフルカラーの染料画像を゛形成するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による受容体の基本構成の断面図を示し
、第２図は各種の受容体に形成した染料画像の太陽光に
よる褪色曲線を示す。 １・・・・・受容体、２・・・・・・基体、３・・・・
・・受容層、４・・・・・染着材、６・・・・・紫外線
吸収剤及びラジカル捕捉剤、６・・・・・結着材。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 Ａ 光　　量　（）χ・ＡＰ。 手続補正書 昭和５８年　７月　２０１ １事件の表示 昭和５８年特許願第７０３９２号 ２発明の名称 転写記録用像受容体 ３補正をする者 事件との関係　　　　　　特　　許　　　出　　　願　
　人任　所　　大阪府門真市大字門真１００６番地名　
称　（５８２）松下電器産業株式会社代表者　　　　山
　　下　　俊　　彦 ４代理人　〒５７１ 住　所　　大阪府門真市大字門真１００６番地松下電器
産業株式会社内 ６、補正の内容 明細書第７頁第１６行目の Ｈ５Ｃ２ＣＨ３Ｃ２Ｈ６」 Ｈ５Ｃ２０ＣＨ３ｃ２Ｈ５」 に補正し塘す。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）基体上に、紫外線吸収剤及びラジカル捕捉剤を吸
   着させた染着材と、結着材とからなる像受容層を設けた
   転写記録用像受容体。
2. （２）染着材が、鉱物粘土類、捷だけ有機酸を吸着した
   無機多孔質体からなる特許請求の範囲第１項記載の転写
   記録用像受容体。
3. （３）紫外線吸収剤が、ザリチル酸誘導体、ベンゾフェ
   ノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物及びアクリ
   レート系化合物よりなる群から選択されたものである特
   許請求の範囲第１項記載の転写記録用像受容体。
4. （４）　　ラジカル捕捉剤が、ナフチルアミン系化合物
   、ジフェニルアミン系化合物及びフェノール系化合物よ
   りなる群から選択したものである特許請求の範囲第１項
   記載の転写記録用像受容体。
5. （５）紫外線吸収剤及びラジカル捕捉剤の総量が、染着
   材１００重量部に対して０．１重量部から３０重量部で
   ある特許請求の範囲第１項記載の転写記録用像受容体。