JPS59195319A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPS59195319A
JPS59195319A JP6829783A JP6829783A JPS59195319A JP S59195319 A JPS59195319 A JP S59195319A JP 6829783 A JP6829783 A JP 6829783A JP 6829783 A JP6829783 A JP 6829783A JP S59195319 A JPS59195319 A JP S59195319A
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JP
Japan
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film
polyphenylene sulfide
solid particles
magnetic recording
recording medium
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Pending
Application number
JP6829783A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Asakura
朝倉 敏之
Hiroaki Kobayashi
弘明 小林
Yukichi Deguchi
出口 雄吉
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/68Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
    • G11B5/70Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
    • G11B5/708Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by addition of non-magnetic particles to the layer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G2261/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G2261/30Monomer units or repeat units incorporating structural elements in the main chain
    • C08G2261/31Monomer units or repeat units incorporating structural elements in the main chain incorporating aromatic structural elements in the main chain
    • C08G2261/312Non-condensed aromatic systems, e.g. benzene

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は表面特性に優れたポリフェニレンスルフィドを
ベースフィルムとする磁気記録媒体に関するものである
〔従来技術〕
従来磁気記録媒体用のベースフィルムとしてはポリエス
テルフィルムが最も多く使用されており。
該フィルムの表面粗度、添加粒子の量、大きさ。
形状のコントロールは種々の方法でなされてきた。
しかしさらに高性能化、高密度化が要求されてきている
現状ではベースフィルムとしても寸法安定性、耐熱性に
優れたものが必要となってきており。
ポリエステルとは異なった素材の開発が待たれていノζ
。このような異なった素材に対してはその中に含有され
るへき固形粒子およびフィルムにした時の表面粗度との
関係等はその素材に適したように設計されなくてはなら
ない。このような新しい累月としてポリフェニレンスル
フィドを使用することが提案されている。
シカシこのボリフエニレンスルフイドフイルムニ対して
はまたコントロールされた表面を形成する技術は確立さ
れておらず、従来技術では磁気記録媒体を作製した時に
ドロップアウトや歪などが大きなものしか得られないと
いう欠点を有していた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上記欠点のないもの、すなわちポリフェ
ニレンスルフィドフィルム中の固形粒子の量、大きさ等
をコントロールし調整された表面粗度を−りえることに
より、磁気記録媒体として使用しだ時ドロップアウトや
スキュー歪、スペースロス等の少々い媒体を提供ぜんと
するものである。
〔発明の構成〕
すなわち本発明は、一般式+S+で示される構成単位を
主成分とするポリフェニレンスルフィドフィルムの少な
くとも片面に磁性層を有する磁気記録媒体において、該
フィルムは、フィルム中の固形粒子の量か10〜106
μ■13/■nlll3ノ体積分率でありかつその平均
粒径が10mμ〜20μmの範囲にあり、該固形粒子以
外の灰分含有量がポ)ツマ当り001〜15M量係の範
囲にあシ、フィルムの表面粗度か平均粗さくRユ)で0
001〜0.15μmの範囲にあることを特徴とする磁
気記録媒体に関するものである。
本発明のポリフェニレンスルフィド(’j:  8式(
−@−S÷で示される構成単位を主成分とするものであ
り、主成分とはくり返し単位の70モル千以上、好まし
くは85モルチ以上を意味するものである。主成分が7
0モル係未満の場合にはポリマの結晶性、熱転移温度秀
が低くなシ優れた特性を有するフィルムが得がたい。主
成分以外の60モル係未満、好壕しくけ15モル係未満
であれば共重合可能なスルフィド結合を含有する単位が
含まれていてもさしつかえない。
本発明のポリフェニレンスルフィドは有機極性溶媒中で
製造されるものであるが、特に非プロトン系のアミド結
合を有する溶媒が好ましく、N、?Jジメチルアセトア
ミド、Nエチルピロリドン、ヘキサメチルホスホルアミ
ド、ジメチルスルホキシド、Nメチルピロリドン、1.
6ジメチルイミダゾリジノン等が挙げられるが、中でも
Nメチル2ピロリドンが最も好寸しい。寸〕ζ硫黄源と
しては。
硫化アルカ1ノ、水硫化アルカリとアルカリ金属塩基、
硫化水素とアルカリ金属塩基が使用され得るが、硫化ア
ルカリや水硫化アルカリは水和物の形  ゛で使用され
てもさしつかえない。またこれら硫黄源はpジハロベン
ゼンの重合系内への添加に先立って、系内でその場で調
整されてもまた系外で調整されたものを添加してもさし
つがえない。pジハロベンゼンを添加して重合を行なう
前に系内を脱水する必要のあるときには蒸留により脱水
する方法が便利である。
pンハロベンゼントシてはpジクロルベンゼン。
pジブIコムベンゼン、]]フロムクロルベンゼンが好
捷しい。重合は200〜600℃、好ましくは220〜
280℃にて05〜10時間、好1しくば1〜5時間攪
拌下に行なわれる。重合中の昇温。
隆昌のスケ・/ニールはポリマが得られる条件であれば
いかなる条件であってもよい。
本発明において使用されるpジハロベンゼンは硫Ic 
源当’)095〜1.10(pジハロベンゼン過剰)モ
ル比の範囲で使用することが好寸しく、溶媒の!′i1
は重合中に生成するポリマの量が系の7〜40重量係、
好ましく(は10〜60重量係になるように調節して使
用することができる。
重合系からのポリマの回収は、系内から溶媒を飛散させ
た後9寸たはその寸ま水中へ再沈殿させ水洗が必要であ
れば有機溶剤による洗浄を行なった後乾燥して行なわれ
る。また回収に先立ってポリマの末端処理や共重合、他
素材の混合等が行なわれてもさしつかえない。本発明の
ポリフェニレンスルフィドに30モルφ未満の量で共重
合が行なわれる場合の具体例としては1mジノ・ロベン
ゼン、ジクロルナフタレン、ジクロルビフェニル。
トリクロルベンゼン等の2官能以上のポ+) /・ロベ
ンゼン、ジクロルジフェニルスルホン、ジクロル7フエ
ニルケトン等のpジノ・ロベンゼンよす外の共重合可能
な芳香族ハロゲン化合物により共重合が行ない得る。こ
れら共重合単位は主構成鎖に対してランダム、ブロック
まだはグラフト等どのような分布であってもかまわない
なお本発明のポリフェニレンスルフィドフィルムをより
優れたフィルムとするべく1重合度を」二昇させるだめ
の助剤を重合中に使用し高分子量のポリマを得ることは
特に好捷しい。このような目的で使用する助剤としては
ハロゲン化リチウム。
一般式R−(−C001vl)n(ここで174、炭化
水素基を主体とする01〜C2oの炭素数を有する基、
1・Aはアルカリ金属、nは1以上の整数である)で示
されるカルボン酸塩か挙げられる。例えば塩化リチウム
、酢酸リチウム、安息香酸リチウム、フタル酸リチウム
、安息香酸ナトリウム、マロン酸ツートリウム、ポリア
クリル酸ナトリウム、酢酸ナトリウノ・等である。これ
らの助剤を使用する場合に(d 。
使用するpジハロベンセンに対して6〜200モル係、
好ましくは5〜80モル%の範囲で使用することができ
る。重合開始前であれば、これら助剤ばいかなる時点で
系内へ添加されても寸だその場で合成されてもよいが、
これら助剤中に結晶水等の形で水が含有されている場合
には他試薬からの水を脱水すると同様にし2て系外へ除
去するととがてきる。本発明に使用するポリマの溶融粘
度は300℃、剪断速度200 (秒)−1のもとて1
00ロ〜5000ボイズ好ましくは500〜20000
ボイズがフィルムの特性、溶融成形性を向」ニさせるの
で望ましい。
イドは溶融成形法によりフィルムに成形されるがその場
合には常法により溶融状態からフィルム状に賦形される
。つまりプレス法や押出し、射出成形法等により成形す
ることができる。フィルムとしてはほとんど非晶の状態
であってもよいが好ましくは結晶化したフィルムである
ことがフィルムの機械的特性2寸法変化特性、均−性等
の点からさらに好ましい。
特に2軸延伸後に熱固定の行なわれたフィルムは本発明
の磁気記録媒体を構成する−1−で最も厳重しいもので
ある。2軸延伸は押出し丑だけプレスにより成形された
ほとんど非品性のフィルムを80〜1ろ0℃、厳重しく
は85〜120℃の範囲で5面積倍率として4〜36.
好ましくは6〜31倍延伸するものであシ、同時2軸延
伸、逝次2軸延伸、あるいはこれらの組み合わせにより
行なうことができる。2軸延伸されたフィルムは180
c〜(ポリマの融点)の間の温度で緊張下に熱固定が行
なわれることが好ましいが、この場合は定長丑たは制限
された収縮や伸長下に行ない得る。徒た熱固定されたフ
ィルムは適宜リラックス処理等を行なうことも可能であ
る。
本発明の磁気記録媒体用のヘースは固形粒子の数、大き
さ、フィルムとしての表面形状が一定範囲内にあること
を稍徴とするものであり、以下とれらについて説明する
ポリフェニレンスルフィドはその重合が脱塩を行なう縮
重合でちるだめポリマ内部に41=成した塩や場合によ
っては助剤として使用したカルボキンレート等の異種物
質を含有しやすい性質を持っている。−iたポリフェニ
レンスルフィドは高温のもとでは架橋しやすい性質を有
しており特に空気の存在下では架橋が進行しケル等の高
溶融粘度部を生成し易く、これがフィルムとなった場合
の表面欠点となって好ましくない結果をもたらすことに
なる。
これら異種物質やゲルを減少せしめるためには重合工程
における熱履歴を可能な限り低下せしめ高温下での空気
との接触を極力防止することが好捷しい。このために重
合工程は300℃以下、より厳重しくけ29D℃以下で
の加熱が望まれるとともに2分離されたポリマの乾燥も
不活性雰囲気(窒素中や真空中)中で250℃以下で行
なうことが厳重しい。
1だ異種物質を減少せしめるためには特にポリマの洗浄
5分離工程が重要であり、清水好ましくは蒸留水でくり
返し洗浄が厳重しい。
本発明の磁気記録媒体のベースフィルムとしては。
第一に、含有されている固形粒子の平均粒径が10mμ
〜20μm、好ましくは15mμ〜13μmの範囲にあ
ることである。固形粒子とはポリマ中で架橋等によって
生成したゲルおよび添加された小さいと平滑すぎて取扱
いの不便なフィルムを与え易くなる。
第二に、これら固形粒子は含有量として体積分率で10
−10’ μm3/mm’ 、  好1しくは 102
〜10μm 7w  の範囲であることが望せしい。体
積分率かこの範囲より大きくなるとフィルム中の一ボイ
ドの発生や表面の粗面化がはけしくなり、逆に小さくな
ると千滑過きて取扱いにくいフィルムに斤り−やすい。
第三に、フィルム中の灰分の含有量かポリマ当りで00
1〜1.5重景係、好せしく (cl O,01〜10
重fiX%か望寸しい。ここで灰分とはフィルム中のゲ
ルと添加された無機固体を除いた無(残糸の残?JEを
意味する。この範囲より多くの灰分を含拘する際には灰
分を形成する無機成分が5j集、移行等を起こし粗大異
物を形成しゃずく好捷しくない。
−力、この範囲より少ない含有量の場合には添加する固
形粒子が少ない範囲ではフィルムの表面平滑性や透明性
は優れたものが1Mられ易いが摩擦係数の大きな取扱い
tl(、いフィルムとなり好1しくない。灰分を形成す
る無機成分の中では11丁にカル7つjl、マダイ、/
ラム等のアルカリ土類金属が重要であり、これら成分を
主体とする物質は凝集や分解を起こし易く含有量として
は02%、好甘しくば015%以下にしておくことが望
1れる。このようなアルカリ土類金属はポリマを酸7例
えば塩酸、硫酸、酢酸、硝酸等の水溶液で洗浄する方法
によって効果的に除去できる場合が多く2重合後の洗浄
工程に伺加することが厳重しい。
本発明は以上述べた6つの数値を満足しかつフィルムの
表面粗度として平均粗さくRユ)て0OO1−0,15
μm 、好ましくは[1,002〜0.12 μm(C
ut off値0.08 mm )の値を持つことによ
り。
はじめて磁気記録媒体用のベースフィルムとして好まし
いフィルムとなることができる。平均粗さが0.0.0
1μ未満のものは作製が困難であるとともに、できたと
してもスリット、巻取り等の取扱い時に摩擦抵抗が大き
くなり好ましくない。寸だ015μを越すような相いフ
ィルムは記録媒体にした際のドロップアウト等が大きく
なり好捷しくない。
本発明における磁性層は公知のもので、公知の方法によ
シ形成することができる。つまシγ−Fe203. C
rO2,Fe、 Ni、 Co等の磁性固体を有機バイ
ンダーとともにベースフィルムに塗布する方式や、メッ
キ、蒸着、スパッタリング等により肋膜状に形成する方
式が行斤われ得る。有機・・イングーを併用する塗布1
jlの磁気記録媒体としては磁l牛層jすみとして01
〜10μ程度の範囲に調整されるが、ポリウレタン系、
エボキ・/系、ポリエステル系、ポリ塩化ヒニル系、シ
リコーン系等種種のイj磯系ポリマか使用しKl−る。
寸だ薄膜状に磁性層を形成する場合には通常1μ以下の
層が形成されるが水平、垂直等どのような記録方式であ
ってもさしつかえない。
これら磁性層を形成するに際しベースフィルムの化学的
、物1月1的な表面処理2例えばコロナ放電処3J11
やプラズマ処理、ブラスト処理などが行なわれることは
ベースフィルムと磁性層の接着力を向」二せしめるうえ
で好ましい方法である。1だ磁性層とベースフィルムの
間に他素材から成る接着層。
平滑塗布層、ラミイ・−ト層等を設けることもできる。
例えばベースフィルム表面にアルミニラムラ蒸着後さら
にその上にCo系磁性層を蒸着する方法等である。
また磁性層の保護やベースフィルムの滑性を向上する目
的のためトップコートやバックコート等を行なうことも
できる。
一方5本発明の範囲内であればベースフィルム中に異種
ポリマや物質を強制的に添加したり、安定剤、紫外線吸
収剤2着色剤等を含有せしめることもできる。
〔発明の効果〕
本発明はポリフェニレンスルフィドフィルムとして調整
された表面、灰分含有量、固体粒子の量と大きさを持つ
ことによシ磁気記録媒体として使用した際にドロップア
ウトが少なくかつスキュー歪やスペースロスの少ない記
録媒体を提供することができ、磁気テープ、磁気シート
、磁気ディスク等に有用な材料を得ることができる。i
だポリフェニレンスルフィドの本質的な低吸湿性、lt
I熱性によシ汎用のポリエチレンテレフタレートフィル
ムには見られない高温下や高湿度下での取扱いが可能な
磁気記録媒体を得ることができる。
本発明の測定法について説明する。
フィルム中の同形粒子の大きさ、量は、透過法による光
学顕微鏡下の直接観察や電子顕微鏡による6]!1定や
イメージアナライザーによる分析が行ない得るが5本発
明において(d光学顕微鏡とイメージアナライザー(ケ
ンブリッジ・インスツルメント社製)を併用して測定し
た。体積分率はこのイメージアナライザーを使用した。
フィルム中の灰分含有量は、フイルムヲハfで灰化した
後550℃にて7時間電気炉中で灰化して求めた。祉だ
灰分中の元素分析は原子吸光分析により行なつ/こ。址
だ添加する成分とは組成により区別した。
フィルム表面粗度測定如こ反射干渉法や触針法等で測定
できるが1本発明では触針法によりCut −0fi値
0.08 mmでホノメル社製触企1試験器を使用して
測定した。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例1 i ooe容量のオートクレーブに100モルのナトリ
ウム、251のNメチルピロリドンを入れ攪拌下に加熱
し含有されている水分を蒸留により除去した。内温を2
20℃まで加熱し少量のNメチルピロリドンを含む水1
51kgを留去した。脱水の終了した系内へ99モルの
pジクロルベンセンおよび36gの1.2.41−リク
ロルベンゼンヲNノチルピロリドン5kgとともに添加
し170℃にて窒素下6kg/は2に加圧後、昇温し、
260℃にて2時間攪拌しながら重合を行なった。重合
終了後、冷却し、蒸留水中へポリマを沈殿させ塩酸によ
りpHを65にした後、150メツ/ユ 目開きを有す
る金網によって小塊状ポリマを採取した。
このポリマを加温下に蒸留水によりくり返し洗浄した後
、減圧下I20℃にて乾燥さ、ぜ300℃にて溶融粘度
ろ500ボイズ(剪断速度200(秒)−1)を有する
白色ポリマを得た。このポリマを620℃にてろOnx
nφ押出機によりガツト状に押出しペレット化した後、
180℃にて2時間、減圧乾燥させた。
ベレットは220皿幅を有する口金および6μの目開き
を有する焼結金属フィルタを通して320℃にて40m
mφ押出機から50℃の表面温度を有する金属ドラム上
へ押出し約20 D 1を厚みのほとんど非晶な透明フ
ィルムを得だ。このフィルムを2表面温度が95℃に保
たれているろ本ロール形式のマルチアイドラロールを有
する延伸方式により長手方向に37倍、!いてクリップ
を有するテンタ方式の延伸により幅方向に38倍延伸後
240℃にて30秒間熱固定して約15μの2軸延伸ポ
リフエニレンスルフイドフイルムをイソだ。
このフィルム中の固形粒子の平均粒径はろ〜11μの範
囲であり、それにズ・」応する体積分率は5x 103
−2 x 10’ (μm37mm3/I pm範囲)
の範囲内であり、フィルムの表面粗度は平均ネ目さくR
a)0.010μおよび最大粗さくRt)0.09μで
あった。丑だフィルム中の灰分ば0.03%であり、そ
の中の Ca 、 M’g含量は各々0001%。
0、0007係であった。
このフィルム上に次の組成を有する磁性組成物を最P4
μの厚みになるよう片面に塗布して磁気テープを作製し
た。
γ’  Fe 203粉末          45部
・、VAGH”          17部(UCC社
製塩化ビニル−酢酸ヒニル共重合体)”N1432J”
              3.5音じ(日本ゼオン
製アクリロニトリル−ブタジェン共重合体)゛′コロネ
ー1− L ’″          15部(日本ポ
リウレタン社製ポリイソシア坏−ト)メチルイソブチル
ケトン      50部(・ルエン        
    50部カーボンブラック          
 4部1/2インチ幅のテープにした後、市販のソニー
社製“β−マックス″により室温で記録、録画。
走行をくり返したところ、ドロップアウトとして120
個/分でありこの値は’1[1[]回の走行後もほとん
ど増加せず9本発明の磁気記録媒体は非常に優れている
ことが判明した。
比較例1 実施例1において、ポリマの回収工程を変更しだ。つ4
リボリマの水への再沈を通常の水道水を使用し、さらに
塩化カルシウム1係を含むρ過水により洗浄後、水道水
による洗浄をくり返しだ。
ま/こポリマの乾燥は空気中にて220℃、2時間行な
ったところ、ポリマ粒イの表面が淡茶色に着色し、全体
としては530ロボイズの架橋された部分を含有するポ
リフェニレンスルフィドを得た。
このポリマを実施例1に示しだと同様な方法て2軸延伸
熱固定して18 )rのフィルムをイ)すだ。このフィ
ルム中の固形粒子の平均オイl径はろ5〜A87Zmて
あシ、その体積分率は6×106〜8x106μm ’
 /mrn ’ / 1μmの範囲であった。一方、フ
ィルム中の灰分け16φであり、フィルムの表面粗度は
平均粗さくR,)が018μ、最大粗さくRt)がDろ
5μど凹凸の大きなフィルムであつ/仁。このフィルム
−Hにさらに実施例1と同じ処法で磁性層を形成させ、
同様にドロップアウトを測定したところ5800個/分
と多く、磁気記録操体としでは適していないことが判明
した。
実施例2 実施例1で得られたポリフェニレンスルフィドに外部添
加系の粒子としてシリカ系の゛”R−972”(日本ア
エロジル社製)をポリマに対して01係添加して同様な
手法で15μm厚みの2軸延伸フイルムを得だ。このフ
ィルム中の固形粒子の平均粒径は9〜16μmであり、
対応する体積分率は2 x 105− 7 x 10”
 pm3/rrm3/ jμの範囲であった。寸たケル
、シリカ以外の灰分含有量は017係であり、フィルム
の表面粗度は平均粗さくRa)として0065μ、最大
粗さくR,、)として0.12μであった。
このフィルムを真空槽内に装填し、捷ず10−21・−
ルのArガス中で表面を放電エツチングした後に、  
10”” トールで電子ビーム蒸着によF>、C。
〜N1合金(Co ; 75重量係、Ni;25重量係
)を入射角70°以上となる斜め蒸着により・015μ
の膜厚に付着せしめ磁気テープを得だ。この膜の磁気特
性はフィルム長手方向の保磁力か8100e 、幅方向
の保磁力が5300e 、角型比が091の長手方向に
配向していることが判明した。この磁気テープを同様の
デツキによりドロップアウトを測定し/Cところ5ろO
個/分、100回走行後560個/分であるとともにエ
ンベローブ特性。
メチルや走行時のテープ摩耗特性にも優れた磁気テープ
として使用可能であることが判明した。
比較例2 実施例2において” R−972”の代わりに亜鉛華と
して市販されている酸化亜鉛をボルルミルにて78時間
粉細したものをポリマ当り25%添加し同様にして16
μのフィルムを得だ。このフィルム中の固形粒子は平均
粒径が22〜25μmであり、対応する体積分率ば5x
10’〜5×108μm 3/ min 3と大きな値
であった。芥ノこ灰分は26係であり、その中のCa含
酎耐は008係であ′つたが、フィルムの表面粗度は平
均粗さくRa)が0、22 p 、最大粗さくR1)が
05μでめった。このフィルム」二へ実施例2と同様に
してCo −Ni合金を蒸着して磁気テープを作製し、
ドロップアウトを測定したところ6000個/分以上と
非常に多く、磁気テープとしては好ましくないことが判
明し/?:、。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一般式−@−S→−で示される構成単位を主成分トスる
    ポリフェニレンスルフィドフィルムの少なくとも片面に
    磁性層を有する磁気記録媒体において、該フィルムは、
    フィルム中の固形粒子の量が10〜106μm3/11
    11113ノ体積分率でありかつその平均粒径が10m
    μ〜2071mの範囲にあり、該固形粒子以外の灰分含
    有量がポリマ当り0.01〜15重量係の範囲にあり、
    フィルムの表面粗度が平均粗さくRa)で0001〜0
    .15□□の範囲にあることを特徴とする磁気記録媒体
JP6829783A 1983-04-20 1983-04-20 磁気記録媒体 Pending JPS59195319A (ja)

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JP (1) JPS59195319A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63137822A (ja) * 1986-11-29 1988-06-09 Kureha Chem Ind Co Ltd ポリフエニレンスルフイドの押出成形方法
WO1991003810A1 (en) * 1989-08-31 1991-03-21 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Magnetic recording medium

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