JPS59192693A - 船舶用のプロペラ翼 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はキャビテーションの発生を低減できる船舶用の
プロペラ翼に関するものである。

従来の船舶の推進用に使用されているプロペラ翼は、通
常第１図に示すごとき断面に形成されており、図示され
ていない推進軸に取付けられたこのプロペラ翼１が回転
すると、そのプロペラ背面１Ｂの圧力が低下して低圧部
になるため、第１図の斜＋ｍＥで示す部分にキャビテー
ションが発生し、それにより船体に振動、あるいはプロ
ペラ翼にエロージョンが発生するという問題がある。

そこで本発明は、前記従来のプロペラ翼の問題点を解消
するためになされたものであり、船舶用のプロペラ翼の
キャビチー／コンの発生を低減し、その船体の振動の低
減をはかりエロージョンの発生をなくすことを目的とし
たものである。

即ち、本発明の船舶用のプロペラ翼は、そのプロペラ翼
の少なくとも翼先端伺近を通気性のある多孔質材料で形
成したことを特徴としたものである。

以下図面を参照して本発明の一実施例を説明するが、第
２図は本発明の実施例における船舶用のプロペラ翼の断
面図である。

まず、プロペラ翼１は図示されていない船舶の推進軸に
より水中にて回転されるものであるが、このプロペラ翼
１の翼先端１Ａ付近を含む全てを通気性のある多孔質制
料、例えばセラミックス等で形成したものである。

上記の構成からなる全長りのプロペラ翼１においては、
多孔質材料の細孔を通じて矢印Ｐのごとく通気性がある
ので、プロペラ背面１Ｂの低圧部の背面圧力分布が第３
図の背面圧力分布線図に示すごとく、第１図の従来例の
線図Ｘから第２図の本発明の実施例におけるプロペラ翼
１０線図Ｙのごとく高めることができ、キャビテーショ
ン発生を抑えることができる。

なお、上記実施例ではプロペラ翼１全体を通気性のある
多孔質相料で形成しているが、キャビテーションの発生
しやすい翼先端１Ａ付近に限定することもできる。

従って、本発明の船舶用のプロペラ翼を使用すれば、従
来のプロペラ翼に比べ、キャビテーションの発生を抑止
、あるいは減少させることができ、プロペラ翼のキャビ
テーション、エロージョン及び船体振動を低減すること
ができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の船舶用のプロペラ翼の断面図、第２図は
本発明の実施例における船舶用のプロペラ翼の断面図、
第３図は第１図の従来例及び第２図の本発明の実施例に
おける船舶用のプロペラ翼背面圧力分布線図である。 １・・・プロペラ翼、１Ａ・・・翼先端。 代理人　弁理士　小　川　信　− 弁理士　野　口　賢　照 弁理士　愈　下　和　彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 船舶用のプロペラ翼の少なくとも翼先端付近を通気性の
   ある多孔質材料で形成したことを特徴とする船舶用のプ
   ロペラ翼。