JPS604878Y2 - プロペラのル−トエロ−ジョン防止装置 - Google Patents
プロペラのル−トエロ−ジョン防止装置Info
- Publication number
- JPS604878Y2 JPS604878Y2 JP4246080U JP4246080U JPS604878Y2 JP S604878 Y2 JPS604878 Y2 JP S604878Y2 JP 4246080 U JP4246080 U JP 4246080U JP 4246080 U JP4246080 U JP 4246080U JP S604878 Y2 JPS604878 Y2 JP S604878Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propeller
- cavitation
- stern
- shaft
- prevention device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、プロペラ軸を支承する船尾材ボスから空気等
の気体を噴出させて例&ば高速船などにおいて特にひど
く発生するプロペラ翼根部のキャビテーションエロージ
ョンを防止するようにした装置に関する。
の気体を噴出させて例&ば高速船などにおいて特にひど
く発生するプロペラ翼根部のキャビテーションエロージ
ョンを防止するようにした装置に関する。
高速艇や高速の2軸船、又は3軸船の場合の両舷軸等の
プロペラ翼根部に生じるキャビテーションは非常に厳し
く、ルートエロージョンを生ぜしめ翼の破損に至らしめ
る。
プロペラ翼根部に生じるキャビテーションは非常に厳し
く、ルートエロージョンを生ぜしめ翼の破損に至らしめ
る。
第1図は、従来の高速の2軸船船尾での推進用スクリュ
ープロペラの配置を示す。
ープロペラの配置を示す。
図において、推進用スクリュープロペラ1は、プロペラ
軸2をささえている、その上端が船体5に固着された船
尾材ボス3で支えられている。
軸2をささえている、その上端が船体5に固着された船
尾材ボス3で支えられている。
舵4は、その後方に配置される。
通常プロペラ軸2は、船体5の底部から下側につき出さ
れており、船底とプロペラ軸2はβ0傾斜しているX(
β〉8°)。
れており、船底とプロペラ軸2はβ0傾斜しているX(
β〉8°)。
流れは船底に沿うからプロペラ1はβ0の斜流中で作動
する。
する。
従つモプロペラ、1は、不均一な流れの中で作動し;ミ
回転角め&棚上キャビテーションが生じる。
回転角め&棚上キャビテーションが生じる。
第2図及び第3図は、典型的なキャビテーションパクン
を示し、翼端部にシートキャビテーション1が生ヒ、翼
根部番=渦状のキャビテーション8が生じる。
を示し、翼端部にシートキャビテーション1が生ヒ、翼
根部番=渦状のキャビテーション8が生じる。
なお6はプ□ロペラボス、矢印9は、プロペラ翼の回転
方向を示す。
方向を示す。
翼根部のキャビテーション8は厳しいもので、数回の全
速航走の試運転で深いエロージョンが生じ、プロペラの
取替を余儀なくせられる場合がある。
速航走の試運転で深いエロージョンが生じ、プロペラの
取替を余儀なくせられる場合がある。
本考案は、このような事情に鑑み、例えば高速艇等にお
いて、プロペラの翼根に生じるキャビテーションによる
ルートエロージョンを軽減、あるいは防止する目的で提
案されたもので、船舶の推進用スクリュープロペラのプ
ロペラ軸を支持する船尾材ボスの後端部に、プロペラ軸
を囲みかつ後方のプロペラの翼根部に対向して多数の気
体噴出口を設けたことを特徴とするプロペラのルートエ
ロージョン防止装置を提供する。
いて、プロペラの翼根に生じるキャビテーションによる
ルートエロージョンを軽減、あるいは防止する目的で提
案されたもので、船舶の推進用スクリュープロペラのプ
ロペラ軸を支持する船尾材ボスの後端部に、プロペラ軸
を囲みかつ後方のプロペラの翼根部に対向して多数の気
体噴出口を設けたことを特徴とするプロペラのルートエ
ロージョン防止装置を提供する。
本考案装置においては、船舶の推進用スクリュープロペ
ラをプロペラ上流側のプロペラ軸で支持する船尾材ボス
にプロペラ軸を囲んで多数の気体噴出口を設け、船の走
航時にそこから多数の気泡を噴出させてプロペラ翼根部
に供給し、それによってクッション効果を与えて翼根部
のキャビテーションエロージョンを軽減又は防止するも
のである。
ラをプロペラ上流側のプロペラ軸で支持する船尾材ボス
にプロペラ軸を囲んで多数の気体噴出口を設け、船の走
航時にそこから多数の気泡を噴出させてプロペラ翼根部
に供給し、それによってクッション効果を与えて翼根部
のキャビテーションエロージョンを軽減又は防止するも
のである。
この場合、気体は、プロペラ自体から出すのではなく、
船尾材ボスから出すため、気体を導入する管路の途中に
回転部がなく構造的に簡単であり、かつ船尾材ボスとプ
ロペラとの間にできるキャビテーション(ギャップキャ
ビテーション)によるエロージョンをも防止できるとい
う長所もある。
船尾材ボスから出すため、気体を導入する管路の途中に
回転部がなく構造的に簡単であり、かつ船尾材ボスとプ
ロペラとの間にできるキャビテーション(ギャップキャ
ビテーション)によるエロージョンをも防止できるとい
う長所もある。
なお噴出させる気体は、船内に空気貯槽及びコンプレッ
サ等の空気送給装置を設けてそこから空気を船尾材ボス
まで供給するようにしてもよいし、あるいはエンジンの
排気ガスを船尾材ボスまで供給するようにしてもよい。
サ等の空気送給装置を設けてそこから空気を船尾材ボス
まで供給するようにしてもよいし、あるいはエンジンの
排気ガスを船尾材ボスまで供給するようにしてもよい。
次に本考案装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
第4図及び第5図は、高速の2軸船に適用した本考案装
置の一実施例を示す。
置の一実施例を示す。
図において、船尾材ボス3のプロペラ1の翼根部に対向
する位置での側端面に、リング状の空気噴出管10を設
け、空気噴出管10にはプロペラ1翼根部に向けて多数
の空気噴出孔11が設けられている。
する位置での側端面に、リング状の空気噴出管10を設
け、空気噴出管10にはプロペラ1翼根部に向けて多数
の空気噴出孔11が設けられている。
空気噴出管10は、空気導管12で船内の図示しないコ
ンプレッサ等の空気供給装置に接続されている。
ンプレッサ等の空気供給装置に接続されている。
なお図中、第1図中の符号と同一符号を付された部材は
第1図のものと同一部材を示すので、説明を省略する。
第1図のものと同一部材を示すので、説明を省略する。
本装置においては、プロペラ1の作動時には、船内のコ
ンプレッサから空気導管12を通して空気噴出管10に
圧搾空気が供給され、空気噴出孔11から円筒状に気泡
をプロペラ1の翼根部に向けて噴出し、プロペラボス6
の表面をつつむ。
ンプレッサから空気導管12を通して空気噴出管10に
圧搾空気が供給され、空気噴出孔11から円筒状に気泡
をプロペラ1の翼根部に向けて噴出し、プロペラボス6
の表面をつつむ。
従って、プロペラ翼根部に生じるキャビテーションは、
この気泡と一体になりエロージョンを生ぜしめる蒸気状
のキャビテーションから、内部に空気を多く含むキャビ
テーションとなり、気泡のクッション効果によりエロー
ジョンは軽減あるいは防止される。
この気泡と一体になりエロージョンを生ぜしめる蒸気状
のキャビテーションから、内部に空気を多く含むキャビ
テーションとなり、気泡のクッション効果によりエロー
ジョンは軽減あるいは防止される。
また本装置においては、空気泡をプロペラ自体から出す
のではなく、船尾材ボスから出すため、空気導管の経路
に回転部がなく、構造的に簡単であり、かつ船尾材ボス
とプロペラとの間にできるキャビテーション(ギャップ
キャビテーション)によるエロージョンをも防止できる
という長所もある。
のではなく、船尾材ボスから出すため、空気導管の経路
に回転部がなく、構造的に簡単であり、かつ船尾材ボス
とプロペラとの間にできるキャビテーション(ギャップ
キャビテーション)によるエロージョンをも防止できる
という長所もある。
第1図は従来の高速2軸船の船尾を示す側面図、第2図
及び第3図はプロペラ翼に生じる典型的なキャビテーシ
ョン発生状況を示す説明図、第4図は本考案装置を高速
2軸船に適用した一実施例を示す側面図、第5図は第4
図の■−■線に沿う横断立面図である。 ゛1・・・・・・推進用スクリュープロペラ、2・・・
・・・プロペラ軸、3・・・・・・船尾材ボス、4・・
・・・・舵、5・・・・・・船体、6・・・・・・プロ
ペラボス、7・・・・・・シートキャビテーション 8
111111111111渦状キヤビテーシヨン、9・
・・・・・プロペラの回転方向を示す矢印。
及び第3図はプロペラ翼に生じる典型的なキャビテーシ
ョン発生状況を示す説明図、第4図は本考案装置を高速
2軸船に適用した一実施例を示す側面図、第5図は第4
図の■−■線に沿う横断立面図である。 ゛1・・・・・・推進用スクリュープロペラ、2・・・
・・・プロペラ軸、3・・・・・・船尾材ボス、4・・
・・・・舵、5・・・・・・船体、6・・・・・・プロ
ペラボス、7・・・・・・シートキャビテーション 8
111111111111渦状キヤビテーシヨン、9・
・・・・・プロペラの回転方向を示す矢印。
Claims (1)
- 船舶の推進用スクリュープロペラのプロペラ軸を支持す
る船尾材ボスの後端部に、プロペラ軸を囲みかつ後方の
プロペラの翼根部に対向して多数の気体噴出口を設けた
ことを特長とするプロペラのルートエロージョン防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4246080U JPS604878Y2 (ja) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | プロペラのル−トエロ−ジョン防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4246080U JPS604878Y2 (ja) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | プロペラのル−トエロ−ジョン防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56143197U JPS56143197U (ja) | 1981-10-28 |
JPS604878Y2 true JPS604878Y2 (ja) | 1985-02-13 |
Family
ID=29637841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4246080U Expired JPS604878Y2 (ja) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | プロペラのル−トエロ−ジョン防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604878Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104229109A (zh) * | 2013-06-07 | 2014-12-24 | 柯永泽 | 扩散型端板螺桨 |
US10155575B2 (en) | 2013-06-07 | 2018-12-18 | National Taiwan Ocean University | Diffuser-type endplate propeller |
-
1980
- 1980-03-31 JP JP4246080U patent/JPS604878Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104229109A (zh) * | 2013-06-07 | 2014-12-24 | 柯永泽 | 扩散型端板螺桨 |
US10155575B2 (en) | 2013-06-07 | 2018-12-18 | National Taiwan Ocean University | Diffuser-type endplate propeller |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56143197U (ja) | 1981-10-28 |
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