JPS5919228B2 - 隅角部に形材を介装した平底円筒タンクの施工法 - Google Patents

隅角部に形材を介装した平底円筒タンクの施工法

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JPS5919228B2
JPS5919228B2 JP55021230A JP2123080A JPS5919228B2 JP S5919228 B2 JPS5919228 B2 JP S5919228B2 JP 55021230 A JP55021230 A JP 55021230A JP 2123080 A JP2123080 A JP 2123080A JP S5919228 B2 JPS5919228 B2 JP S5919228B2
Authority
JP
Japan
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tank
welding
flat
foundation
corners
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Expired
Application number
JP55021230A
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English (en)
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JPS56119079A (en
Inventor
勉 富田
克治 海法
久 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、浮屋根タンク、ドーム屋根タンク、低温二重
殼タンクなどの平底円筒タンクの施工法に関する。
石油類、LGP、、LNGなどの液体を大量貯蔵するに
は一般に大型の浮屋根タンクや一重、二重殼のドーム屋
根タンクなどの平底円筒タンクが主として使用されてい
る。
この種平底円筒タンクの施工手段は、建設現場に施工さ
れた基礎(底部保冷体)上においてアニユラープレート
の取合施工が行われたのち次いで側板及び底板の溶接が
行われるのが現状である。
このような施工手段ではアニユラープレート同志の溶接
個所、アニユラープレートと側板、アニユラープレート
と底板の溶接個所の放射線による検査が不可能であり、
溶接部の内部欠陥の有無の確認が殆んどなし得られない
欠点があり、また側板部に液圧による大きな曲げ応力が
局部的に働いたり、側板溶接時にアニユラープレートま
たは底板を上反り傾向に変形させるという溶接歪が生じ
たりして構造上破損し易いなど重大な欠点がみられた。
このような欠点を除去するために特開昭52一5110
6にみられるように、最下段側板とアニユラープレート
との間に断面形状が凸字型の隅角部形材を介装させ、こ
の形材の存在によりタンクの取合部における二次曲げ応
力(応力集中)を緩和し安全性、組立性の向上を計るよ
うにした手段が提案されてはいるが、このような形材を
介装することにより従来のタンク構造における側板とア
ニユラープレートの直接取合溶接の解消に伴うクリテイ
カルな周方向隅角部溶接の回避及びそれに付随する同溶
接線の放射線検査の不履行の回避及び応力集中による疲
労破壊の防止効果は認められるにしても隅角部形材相互
の半径方向溶接部、隅角部形材とアニユラープレートの
各溶接部の放射線検査の問題は依然として解決されては
いない。
本発明はこのような実情に鑑みなされたもので、簡単な
而も合理的施工法によつて従来の欠点を解消せしめ、上
述の形材を使用することによる集中応力の発生を防ぐと
\もに、形材、側板、アニユラープレートなどからなる
取合部全ての溶接個所の放射線検査を可能となし、溶接
部欠陥の有無を完全に検査することによつて更に一層取
合部の安全性を高めんとするものである。実施例 浮屋根タンク、ドーム屋根タンクなどの平底円筒タンク
の建設現場に施工された基礎1上に、設計されたタンク
径に適合するように仮設架台2を適当間隔毎に配設して
おく。
次いでこの架台2上に断面形状が凸字型の隅角部形材3
を所要数載置してリング状に組み立てる。
この状態にある形材3同志を順次両者を統合して単に突
合せ溶接を行いリング状の形材体Aを構成する。そレC
各溶接部を放射線による検査を行い溶接部欠陥の有無を
調べ、若し欠陥部があればその個所を補修溶接し、この
個所を再検査する。
検査の円滑を計るために第1図cのように形材3同志の
継手部を架台2から外れた位置に臨ませることが望まし
い。溶接部の検査は形材体Aの完成後に行うか或は溶接
後冷却を待つて順次行うことも可能であり、検査時期は
特定されるものではない。このようにして形材3の全組
立て溶接、検査が行われて形材体Aが構成されたのちま
たは構成しつ\この形材体Aの内側縁にそつてアニユラ
ープレート4を配設し、第1図dに示すように形材体A
とアニユラープレート4、アニユラープレート同志を上
記と同様の両側突き合わせ或は片側溶接を行い、次いで
この各溶接部を放射線検査してタンク隅角体Bをうる。
次に後述する操作によつて架台2をとり除きこのタンク
隅角体Bを上記基礎1上に降下載置し、あとは常法によ
りこのタンク隅角体Bに対して側板5、底板6の突き合
わせ溶接を行い浮屋根タンク、ドーム屋根タンクなどの
平底円筒タンクCを構成する。
そして最下段の側板5と形材3との突き合わせ溶接部及
び側板同志の溶接部は放射線検査が現場において行われ
ることは勿論であり、またアニユラープレート4と底板
6とは裏当金を用いた両側突き合わせ溶接と同等な片側
突き合わせ溶接するか或は重ね溶接するものである。
また上記完成されたタンク隅角体Bを基礎中央部を作業
スペースとして利用し、架台2から基礎1上に降下載置
するには、ジヤツキによる降下、仮設の吊下げ架台を設
けこれにより吊下げながら架台を取り除き降下する手段
、架台を上下方向に伸縮可能としておき順次降下させる
か、或は架台を抜きとるか、また屋根付タンクにおいて
は屋根を地組しこの屋根を支持体として吊り下げながら
降下するか、また低温二重殼タンクでは外槽側板にブラ
ケツトを仮設しこのブラケツトより吊り下げながら降下
させるなど任意な手段が用いられる。
また第3図に示すように形材3に対して予め最下段の側
板5を組立、溶接、検査しておいてもよい。上述のよう
に本発明は、基礎上より浮かせた状態で先づ形材相互の
取合い溶接、検査を行つたのち、このようにして得られ
た形材の内側周縁に対してアニユラープレートを順次溶
接、検査を行つてタンクのリング状隅角体を得、このリ
ング状隅角体を、基礎中央部を作業スペースとして利用
しながら基礎上に降下設置してから、常法によりこのリ
ング状隅角体の形材に対して側板及び底板を溶接してタ
ンクを構成することができ、特に形材同志及び形材とア
ニユラープレートとの溶接が、基礎から浮いた空間で行
われることから、全ての溶接に両側突き合わせ溶接、ま
たは、これと同等の片側突き合わせ溶接ができて良質な
溶接が無理なく行われるとともに、該溶接部の放射線検
査も適確に行いうることから、完成されたタンクに溶接
不良による破壊事故はない。このように、本発明方法に
よつて得られたタンクの隅角部構造体は、形材の介装に
より強度的にもつとも問題、即ち応力集中部に溶接部が
存在しないために応力集中の分散緩和、アニユラープレ
ートの上反り溶接歪の解消などが計られることは勿論の
こと、溶接部欠陥による破壊事故を皆無となしうるなど
優れた特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図A,b,c,d,eは本発明方法の施工順を示す
説明図、第2図はタンクの一部縦断正面図、第3図は別
実施例の要部断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 最下段側板とアニユラープレートとの間に断面形状
    が凸字型の隅角部形材を介装させてタンクの隅角部を補
    強するようにした平底円筒タンクの施工において、建設
    現場に施工された基礎上に配設した仮設架台上で、形材
    をリング状に相互溶接、検査施工を行い、または、行い
    つゝ形材の内側周縁にアニユラープレートを溶接、検査
    施工してタンクのリング状隅角体を形成したのち、基礎
    中央部を作業スペースとして上記仮設架台を除去しつつ
    得られたリング状タンク隅角体を基礎上に降下載置せし
    め、次いで、形材の上向き突起部に、常法により側板を
    、またアニユラープレートに対し常法により底板の溶接
    を行うことを特徴とする隅角部に形材を介装した平底円
    筒タンクの施工法。
JP55021230A 1980-02-21 1980-02-21 隅角部に形材を介装した平底円筒タンクの施工法 Expired JPS5919228B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50135833A (ja) * 1974-04-16 1975-10-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50135833A (ja) * 1974-04-16 1975-10-28

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