JPS59191182A - 円板回転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、円板を高速で回転する円板回転装置に関する
ものである。

〔発明の背景〕

レーザを用いて、金属の薄膜を蒸着した円板上に、オン
、オフの信号となる溝を加工し記録媒体として使用する
光デイスク装置に於いては、情報の書き込み読み出しは
、円板の回転とレーザ光の直線の相対運動で行なわれる
。ここで、情報の書き込み読み出し速度を上げる為には
、両運動の高速化が必要である。この円板は、一般に回
転体に固定機構を介して取シ付けられている。円板の高
速回転時に、風損が原因で発生する風損トルク、回転ス
タート時の加速によシ発生する慣性トルクで固定機構に
ゆるみが生じない必要がある。

また、レーザ光の円板上への焦点合せ機構の関係で円板
が上下方向に位置変化しないこと、すなわち光学的に平
らな円板であることが必要となる。

そのため容易に平坦面が得られるガラスが材質として用
いられることが多い。

さらに、よシ多くの情報を円板とに貯えるため円板ので
きるだけ内周部まで、記録面、とじて使用する必要があ
る。この時、円板上の情報の書き込みピッチは、数μｍ
と非常に小さいので、円板回転装置には、振動のないな
めらかで高精度の回転が要求される。この回転精度を悪
くする原因は、軸受自体から発生する振動や回転体の手
釣シ合いによる強制振動がある。回転体の不釣り合いに
よる強制振動を発生させる最も大きな原因は、円板の回
転体への取付時、円板の一重心と回転体の回転中心位置
のくるいによる不釣り合い量である。この量が大きい程
、一般には上記の振動は大きくなる。

このような理由から、円板を回転体に着脱して使用する
光ディスクの円板回転装置には、以下の性質を持った固
定機構が必要である。

（１）円板取付時、不釣り合い量が小さくなるよう円板
重心位置を回転体の回転中心位置に出来るだけ一致させ
る。

（２）回転時の風損、および回転スタート、停止時の加
速で円板が動かないようしつか）固定する。

（３）円板を中央部の小穴およびその周辺のみで回転体
に固定する。すなわち、円板の記録面を大きくする。

第１図に光デイスク装置に用いた従来の円板回転装置の
一例を示す。ガラス円板１の内径がホルダ２の軸内に挿
入され上部から押え板３でゴム４を介して、ネジ５でホ
ルダ２にガラス円板１が固定されている。このゴム４は
、ガラス円板１と材質が金属のホルダ２との接触による
応力集中を低減する目的のため用いられている。

ガラス円板１をホルダ２の組立てられたものは、回転軸
７上に取シ付ける前に回転時の振動の原因となる手釣シ
合い量を低減する動バランス取シを行っている。という
のは、ガラス円板１の穴とホルダ２の軸の寸法差が大き
く、両者のはめ合いたけでは、中心出しが困難な為であ
る。そして、軸受１３にころがシ玉軸受６で支持された
回転軸７上の軸８部にホルダ２の穴が、きっちりはまり
合う構造で、ネジ１４を用いて取り付けられている。

回転軸７は、プーリ９とベルト１０を介してモータ１１
で矢印１２で示す方向に駆動される構造°となっている
。

しかしながら本装置には、次のような欠点がある。

（１）ガラス円板を固定するホルダーが特別に必要であ
シ、ガラス円板の前処理時に使用する、クリーニング、
および蒸着装置の取付部とこのホルダーの互換性を持た
せｔければならない。

（２）固定ネジの取付はスペースが必要となるため、ガ
ラス円板内径が大きくなシ、記録面積が少なくなる。

（３）ガラス円板をホルダーと組立てた時に特別に動バ
ランス取シを行う必要がある。

（４）ホルダーを回転軸から取シはすす、際、はめあい
部のすき間が、不釣り合い量が少なくなるよう小さいた
め治具が必要である。すなわちとシはずしに時間がかか
る。

以上のような理由で、かかる固定機構を備えたディスク
円板回転装置では、記録面積が小さくガラス円板の着脱
作業に於いて治具が必要であシ、多くのボルトを締める
ため長時間を要し、特別な〔発明の目的〕 本発明は、と記の点に着目してなされたものであり、と
述の如き回転装置に於いて、ガラス円板の交換が容易で
記録面積の広い円板固定機構を有する円板回転装置を提
供するものである。

〔発明の概要〕

上記の目的を達成するため、本発明では、ホルダーを排
除し、ガラス円板と回転軸を直接中心出し機構と固定機
構の両者を合せ持つ機構により、ガラス円板中央の小穴
と内周部を固定することで達成したものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を実施例を参照して詳細に説明する。

第２図は、本発明を円板回転装置に適用した場合に於け
る一実施例を示す図である。ガラス円板２１の内径が、
回転軸２２のすき間０．１〜０．２間程度のはめあい部
の軸２３内に挿入されており、）：部に粘弾性体である
ゴム２４がネジ軸２５内に取シ付いている。このネジ軸
２５にかみ合ってゴム２４を半径方向に一様に変形させ
て、ガラス円板２１の内径と回転軸２２の中心出しを行
う目的のナツト２６が配置されでいる。この上部には、
他のナツト２７がゴム２８を介して、ガラス円板２１を
回転軸２２の７ランク面２９に押し付けて固定している
。この回転軸２２は、軸受３４上にころ７５す玉軸受３
０を介して、取り付けられておシ、プーリ３１、ベルト
３２にょシモータ３３で回転駆動される。

〔発明の効果〕

以上のような構造にしたことにょシ、本発明は、（１）
　　ゴムの変形が一様で、ガラス円板の重心位置が内径
の中心位置と正確に一致しているので、取シ付は時ガラ
ス円板の重心と回転軸の中心位置が一致し不釣り合い量
は小さくなり、回転時の振動が大幅に減るので、特別の
バランス取りが必要でない。

（２）・ガラス円板の内径が、ネジ１本人るだけのスペ
ースですむ。すなわち約１５ｍｍ程度である。また押え
固定部の直径は、３０ｒｒａｎ程度となるので、記録面
積が大きくなる。

（３）特別なホルダーを必要としないため、部品点数が
少なく安価な固定機構となシ、固定時、締結するネジは
２本と少ないので脱着に要する時間が極めて短くなる。

以上によって、記録面積が大きく、着脱に要する時間の
少ない、さらに、ガラス円板の中心出し機能と充分な固
定力を備えた固定機能を持つ円板回転装置を得ることが
できた。

捷た、ころがり玉軸受で支持された回転軸を外部に配置
したモータで駆動する構成で本発明を説明したが、軸受
に、静圧又は動圧の空気軸受、油軸受を使用し１、駆動
モータを回転軸に組込んだ回転スピンドルにも本発明は
適用可能である。

本発明による固定機構は、特にガラス円板のみでなく、
材質が金属の円板に対しても有効であることは言うまで
もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、光デイスク装置に用いた従来の円板回転装置
を示す断面図、第２図は、本発明の一実施例になる円板
回転装置を示す断面図である。 １・・・ガラス円板、３・・・押え板、４・・・ゴム、
７・・・回転軸、１０・・・ベルト、２５・・・ネジ軸
、２９・・・フラ茅　２　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転体とに材質が金属と粘弾性体で構成されるはめあい
   軸とネジ軸およびフランジ面を持つ固定台を配置し、円
   板中央の小穴を本固定台のはめあい軸に挿入し、粘弾性
   体を押しつけるナツトと円板内周をフランジ面に押しつ
   けるナツトで円板を回転体上に固定保持する固定機構を
   具備してなることを特徴とする円板回転装置。