JPS59190999A - セレン含有白金化合物 - Google Patents

セレン含有白金化合物

Info

Publication number
JPS59190999A
JPS59190999A JP24313783A JP24313783A JPS59190999A JP S59190999 A JPS59190999 A JP S59190999A JP 24313783 A JP24313783 A JP 24313783A JP 24313783 A JP24313783 A JP 24313783A JP S59190999 A JPS59190999 A JP S59190999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radical
selenium
selenonucleobase
group
atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24313783A
Other languages
English (en)
Inventor
リチヤ−ド・エフ・ストツケル
フイリツプ・イ−・デユ−マス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US06/484,874 external-priority patent/US4536571A/en
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPS59190999A publication Critical patent/JPS59190999A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 不発明は新規なセレン含有白金化合物に関する。
更に詳しくは、本発明は白金前自己解毒作用を有する白
金系制癌剤として有効な新規なセレン含有白金化合物に
関する。
白金錯体が癌の化学療法に用いられていることはよ〈知
うれている。ローゼンペルグ等〔ローゼンペルグ等、′
ネイチュア′″第222巻、第385−386頁(19
69) ] [Rosenberg etal、 ”N
ature”。
222.385−386(1969):]によって初め
て一部の白金配位錯体が動物実験における動物腫瘍に対
し抗腫瘍活性を有することが示され、その一群の白金配
位錯体の一種であるシス−ジアミンジクロロ白金■(以
下、シスプラチンと称す)は、1972年にナショナル
・キャンサー・インスティチェート(NfLtiona
l Cancer In5tltute )によって臨
床試験に用いられた。今日シスプラチンは人間に広く見
られる広範囲の種類の腫瘍の治療に用いられている。
シスプラチンは、2個の塩素原子及び2個のアンモニア
部分によって囲まれた中心白金原子を含む水溶性四方平
面配位錯体でおる。シスプラチンによる王な腫瘍放長抑
制機構はDNA合成の阻害によるものであると思われ、
シスプラチンのシス配位がDNA中の領内架橋の形成を
促進するものと考えられている。この白金錯体の発見以
来、シスグラテンの他の類似体や同族体が多くの特許文
献に見られる。米国特許第3,892,790号明細書
には、脂環式−官能性又は脂環式二官能性アミンの構成
員である窒素原子が白金に配位している多数の四方平面
白金錯体が開示されている。米国特許第4.119,6
53号明細書には上記のアミンがフェニレンジアミンで
ある錯体が記載されており、米国特許第4,115,4
.18号明細書には窒素原子が1,2−ジアミノシクロ
ヘキサンの一部となっている錯体が開示されている。又
、米国特許第4,119,653号及び米国特許第4,
119.65’4号明細書には、6カ所の配位部位を有
し、先端部位がヒドロキシ基である白金錯体が開示され
ている。米国特許第4,137,248号明細書には、
4−カルがキシフタラ) (1,2−シアミノシクロヘ
キサン)−白金Hの白金錯体およびそのアルカリ金属塩
が記載されている。米国特許第4,140,707号明
細書にはマロナト白金配位化合物およびその非経口投与
からなる悪性腫瘍の治療法が記載されている。米国特許
第4,151,185号明細書には、白金(ID化合物
の錯体または塩が窒素含有重合体に結合している更に別
の新規な組成物が記載されている。米国特許第4,18
2,724号明細書には、実際には米国特許第4..1
19,653号および同第11,1.19,654号明
細書と類似のものが開示されている。米国特許第4..
203,912号明細書には、シス配位子が塩化物では
なくサルフェート、ホスフェ−1−、ナイトレート、タ
ートレートである場合に、有効な白金抗腫瘍錯体が調製
できることが示唆されている。更に他の米国特許第4,
206,208号明細書には、白血病の治療に併用薬物
として4−カルボキシフタラド(1,2−ジアミノシク
ロヘキザン)白金(TI)およびそのアルカリ金属塩と
シクロホスファミドおよび5−フルオロウラシルとの使
用が開示されている。
上記したような白金錯体は強い抗腫瘍特性を有している
が、一方では治療後体内に残る白金の毒性のため、腎臓
の損傷、骨髄の損傷及び腸管粘膜の変性などが生じるこ
とが知られている。そのため白金錯体系の制癌剤の使用
は大幅に制限されてきた。白金錯体の毒性作用に関して
、教科書「シスシラチン」(アカデミツクプレス イン
コーポレーティット、ニューヨーク、198.1年発行
)[textbook、 −C1aplatin”+ 
published by AcadernicPre
ss、 Inc、 r NY、 1981 〕 には、
その数章を用いてがん治療における白金化合物の投与の
際に付随する毒性の問題が取シ扱われている。
本発明者等は、白金錯体の制癌効果を保持したまま、治
療上問題となる白金毒性を低減させることを目的として
鋭意研究を行なった結果、後述の一般式(1)で表わさ
れるセレン含有白金化合物がこの目的に合うことを見い
出し、本発明に到達したものである。
従って本発明の一つの目的は、白金毒自己解拗作用を有
する白金系制癌剤として有効な新規なセレン含有白金化
合物を提供することである。
前記及び他の諸口的、諸特徴及び諸利益は、下記に行な
う詳細な記述より明らかになろう。
本発明によれば、一般式 (式中、R1及びR1はそれぞれ独立に非置換又は置換
セレノグルコースラジカル、非置換又は置換セレノガラ
クトースラジカル、※1工非置換又は置換セレノマンノ
ースラソヵル、又はR1及びR′1が一緒になって セレノ核酸塩基ラジカル、 セレノリゲシル核酸塩基ラジカル、又は非置換又は置換
セレノセミカルバジドを表わし、X及びX′はそれぞれ
独立ic CL 、 No2又Its No3゜又は X及びX′は一緒にy ッテ′;S 03 + > S
O4又はCH2(coo−を表わす) で示されるセレン含有白金化合物が提供される。
上記(1)式における非置換又は置換セレノグルコース
ラジカルは一般式 (式中、R2r Rs 、R4及びR5はそれぞれ独立
にH112− アセチル基、プロピオニル基又はブチリル基を表わす) で表わされる。(1)式におけるR1及びR′1が非置
換又は置換セレノグルコースラジカルである場合、該セ
レノグルコースラジカルのセレン原子は白金原子と直接
結合している。(1)式のR1及びR′lが上記(2)
式で表わされる非置換又は置換セレノグルコースラジカ
ルである本発明におけるセレン含有白金化合物の例とし
ては、R1及びR′、が1−β−D−グルコピラノシル
ラノカル(上記(2)式のR1o’R1i ’ R12
及びR15がHのもの)又は2,3,4.6−チトラー
O−アセチル−1−β−D−グルコピラノシルセレノラ
ジカル(上記(2)式のR10’ R11’ R12及
びR13がアセチル基のもの)であり、X及びX′がC
tであるジー(1−β−D−グルコピラノシルセレノ)
ジクロロ白金やジー(2,3,4,6−チトラー〇−ア
セチル−1−β−D−グルコピラノシルセレノ)ジクロ
ロ白金が挙げられる。
上記(1)式における非置換又は置換セレノガラクトー
スラジカルは一般式 (式中、R6,R,、R8及びR2ばそれぞれ独立にH
アセチル基、fロピオニル基又はブチリル基を表わす) で表わされる。(1)式におけるR1及びR1が非置換
又は置換セレノガラクトースラジカルである場合、該セ
レノガ“ラクトースラ・ゾカルのセレン原子は白金原子
と直接結合している。(1)式のR4及びR′、が上記
(3)式で表わされる非置換又は置換セレノガラクトー
スラジカルである本発明におけるセレン含有白金化合物
の例としては、R1及びR1が1−β−D−ガラクトピ
ラノシルセレノラジカル(上記(3)式におけるR6+
 R7r Ra及びR7がHのもの)又は2,3.4.
6−チトラーO−アセチル−1−β−D−ガラクトピラ
ノシルセレノラジカル(上記(3)式のR6+ Ry 
r R8及びR2がアセチル基のもの)であり、X及び
X′がctであるノー(1−β−D−ガラクトピラノシ
ルセレノ)ジクロロ白金やジー(2゜3.4.6−テト
ラ−0−アセチル−1−β−D−ガラクトピラノシルセ
レノ)ジクロロ白金が挙げられる。
上記(1)式における非置換又は置換セレノマンノース
ラジカルは一般式 (式中、R4゜’ ”111 ”12及び”13は、そ
れぞれ独立にH1アセチル基、プロピオニル基又はブチ
リル基を表わす) で表わされる。(1)式におけるR1及び鵬が非置換又
は置換セレノマンノースラジカルである場合、該セレノ
マンノースラジカルのセレン原子は白金原子と直接結合
している。上記(1)式のR1及びR′1が上記(4)
式で表わされる非置換又は置換セレノマンノースラジカ
ルである本発明におけるセレン含有白金化合物の例とし
ては、R1及びR1が1−α−D−マンノピラノシルセ
レノラジカル(上記(4)式の”10 ’ ”11 #
 R1□及びR13がHのもの)又は2,3,4.6−
チトラーO−アセチル−1−α−D−マンノピラノシル
セレノラジカル(上記(4)式のR10’ R111R
12及びR13がアセチル基のもの)であり、X及びX
′がCtであるジー(1−α−D−マンノピラノシルセ
レノ)ジクロロ白金やノー(2,3,4,6−テトラ−
0−アセチル−1−α−D−マンノピラノシルセレノ)
ジクロロ白金が挙げられる。
上記(1)式におけるセレノ核酸塩基ラジカルあるいは
セレノリボシル核酸塩基ラジカルは一般式:(式中R1
4は、セレノ核酸塩基ラジカルの場合Hを表わし、セレ
ノリボシル核酸塩基ラジカルの場合1−β−D−リボフ
ラノシル基”k&わし、R15はH又はアミノ基全表わ
す); (式中R16け、セレノ核酸塩基ラジカルの場合Hを表
わし、セレノリボシル核酸塩基ラジカルの場合1−β−
D−りざフラノシル基を表わス);(式中R17は、セ
レノ核酸塩基ラジカルの場合Hを表わし、セレノリボシ
ル核酸塩基ラジカルの場合1−β−1)−リ&フラノシ
ル基を表わす);又は(式中R48は、セレノ核酸塩基
ラジカルの場合Hを表わし、セレノリボシル核酸塩基ラ
ジカルの場合1−β−D−リボフラノシル基を表わす)
で表わされる。上記のセレノ核酸塩基ラジカル及びセレ
ノリボシル核酸塩基ラジカルは非竜換体でも曾換体であ
ってもよい。(1)式におけるR1及びR1が−緒にな
って上記(5) 、 (6)又は(7)式で表わされる
セレノ核酸塩基ラジカル又はセレノリiにシル核酸塩基
ラジカルである場合、該セレノ核酸塩基ラジカル又はセ
レノリボシル核酸塩基ラジカルのセレン原子及びその第
7位の窒素原子は各々白金原子に直接結合している。一
方、(1)式におけるR4及びR1が一緒になって上記
(8)式で表わされるセレノ核酸塩基ラジカル又はセレ
ノリボシル核酸塩基ラジカルである場合、該セレノ核酸
塩基ラジカル又はセレノリゾシル核酸塩基ラジカルのセ
レン原子及びその第4位の炭素に結合している窒素原子
は各々白金原子に直接結合している。(1)式のR4及
びR′1が上記(5)〜(8)式で表わされるセレノ核
酸塩基ラジカル又はセレノリボシル核酸塩基ラジカルで
ある本発明のセレン含有白金化合物の例としては、R1
及びR/、が−緒になって6−セレツプリンラジカル(
上記(5)式のR44及びR45がHのもの)でありX
及びX′がCtである6−セレツプリンゾクロロ白金、
R4とR/、が−緒になって6−セレツプリンリテサイ
ドラジカル(上記(5)式のR44が1−β−D−リボ
フラノシル基、R15がHのもの)でちりXとX′がC
tである6−セレツゾリンリポサイドジクロロ白金、R
1とR′1が一緒になって6−セレノグアニンラジカル
(上記(5)式のR14がHXR15がアミノ基のもの
)であり、XとX′がCtである6−セレノグアニンジ
クロロ白金、R1とR/、が−緒になって6−セレノグ
アノシンラジカル(上記(5)式のR14が1−β−D
−リボフラノシル基、R15がアミン基のもの)であシ
、XとX′がCtである6−セレノグアノシンジクロロ
白金、R1とR1,が−gになって8−セレノグアニン
ラジカル(上記(6)式のR16がHのもの)でありX
とX′がCtである8−セレノグアニンジクロロ白金、
R1とR/が一緒になって8−セレノグアノシンラジカ
ル(上記(6)式のR16が1−β−D−りが7ラノシ
ル基のもの)でありXとX′がCtである8−セレノグ
アノシンジクロロ白金、R1とR′1が一緒になって8
−セレノアデニンラジカル(上記(7)式のR17がH
のもの)でありXとX′がCtである8−セレノアデニ
ンジクロロ白金、R1とR2が一緒になって8−セレノ
アデノシンラジカル(上記(7)式のR17が1−β−
D−リボフラノシル基のもの)であ、DXとx’カct
テhる8−セレノアデノシンジクロロ白金、R1とR′
、が−緒になって5−セレノシトシンラジカル(上記(
8)式のR18がHのもの)でありXとX′がCtであ
る5−セレノシトシンジクロロ白金及びR1とR1が一
緒になって5−セレノアデニンラジカル(上記(8)式
のR18が1−β−D −IJ yt’7ラノシル基の
もの)であυXとX′がCtである5−セレノシチジン
ジクロロ白金が挙げられる。
上記(1)式における非置換又は置換セレノセミカルバ
ジドは一般式 %式% (式中、R4,及びR20はそれぞれ独立にH2低級ア
ルキル基又はアリール基を表わす) で表わされる。(1)式のR1及びR1が一緒になって
上記(9)式で表わされる非置換又は置換セレノセミカ
ルパッドである場合、該セレノセミカルバジドのセレン
原子とその第1位の窒素原子が白金原子に直接結合して
いる。(1)式のR4及びR1が一緒になって上記(9
)式で表わされる非置換又は置換セレノセミカルバジド
である本発明におけるセレン含有白金化合物の例として
は、R1とR′lが一緒になって4−フェニルセレノセ
ミカルバジド(上記(9)式のR19がH,R,がフェ
ニル基のもの)であシXとX′がCtである4−7エニ
ルセレノセミカルパジドジクロロ白金が挙げられる。
本発明のセレン含有白金化合物の一般的な製造方法は以
下の通フである。
前記(1)式においてR1及びR1が各々独立に非置換
又は置換セレノグルコースラジカルである場合のセレン
含有白金化合物は次のようにして得られる。アシルグル
コースのハロゲン誘導体R24 (式中’ R211R22# R25及びR24はアセ
チル基、ゾロピオニル基又はブチリル基、Xはハログン
ヲ表わす)をワグナ−の方法(ジー・ワグナ−とビー・
ヌーン′”アーヒー7工・デア・ファーマチア”196
4年+ 297+ 461 ) (Wagner、 G
、 andNuhr+。
P、、ArahPharm、、297,461(196
4))に従ってセレノ尿素と反応させて相当するセレノ
イソ尿素誘導体を得る。例えばアシルブロモグルコース
とセレノ尿素全反応させて、アシルグルコースノイソセ
レノ尿素ハイドロブロマイド誘導体を得る。
この反応において溶媒としてはアセトン、メチルエチル
ケトンなどのケトン類を用いる。反応温度は室温から1
00℃の範囲であるが、一般には用いる溶媒の沸点で行
なう。反応時間は10分から5時間の範囲であり、セレ
ノ尿素はアシルブロモグルコースに対してほぼ当量を用
いる。得られたセレノイソ尿素誘導体をワグナ−の方法
(ノー・ワグナ−とビー・ヌーンパツア−f )シュリ
フトデア ヘミ−” 1963年3巻+ 64−11 
) (G、Wagnerund P、Nuhn+ ”Z
、 chemie、” 3.64(1963) )に従
ってセレノアシルグルコース誘導体を生成させ、生じた
セレノアシルグルコース誘導体と塩化第一白金酸カリと
反応させ、アシルグルコースセレノ白金とすることがで
きる。すなわちアシルグルコースセレノイソ尿素ハイド
ロブロマイドを2倍モルのカセイカリヒ0.5倍モルの
塩化第一白金酸カリを含むアセトン−水混合液中で反応
させることによシジー(アシルグルコシルセレノ)ジク
ロロ白金 (式中、R4,l RI22. Rム、R′24.R″
21.R′22.R#!3及びR″24はアセチル基、
プロピオニル基又はブチリル基を表わす。)とすること
ができる。上記反応は0 ℃から室温の範囲で行なわれ
、反応時間は1゜23− 分から10時間の範囲で行なわれる。ここで得られるジ
ー(アシルグルコシルセレノ)ジクロロ白金はメタノー
ル中過剰のナトリウムメトキシドを用いて室温で脱アシ
ル化することによシジー(グルコシルセレノ)ジクロロ
白金 とすることができる。
上記の得られたα9式又は(6)式の化合物に含まれる
2個の塩素原子を他の置換基で置換する場合、α1)弐
又は(6)式の化合物を熱水中(約50〜100℃)、
数時間〜5日間の範囲で−NO2+ −NO3+ ys
O5+ 〉SO4OO− 又はCH2<   の、例えば銀塩と攪拌反応させるO
O− ことにより、上記αや式又は(6)式の化合物の2個の
塩素原子が、2個のNO又はNO又は1個のンSO3゜
3 〜24− 有口金化合物が得られる。この際の反応はほぼ当量を用
いて行なうことができる。
前記(1)式においてR4及びR1が各々独立に非置換
又は置換セレノガラクトースラジカルでおる場合のセレ
ン含有白金化合物は、前記00式で表わされるアシルグ
ルコースのハロゲン誘導体の代わυにアシルガラクトー
スハロダン誘導体 (式中、R251R26’ R27及びR28は、アセ
チル基、プロピオニル基又はブチリル基、Xはハロゲン
を表わす)を用いる以外は、α9式及び(2)式の化合
物を得たと同様の方法で、それぞれジー(アシルガラク
トシルセレノ)ジクロロ白金: R′2Bはアセチル基、プロピオニル基、又はブチリル
基を表わす)及びノー(ガラクトシルセレノ)ジクロロ
白金二 (Jl−1 全得ることができる。
得られた(14式及びα0式の化合物に含まれる2個の
塩素原子を他の置換基で置換する方法は、上記C11)
式で表わされるノー(アシルグルコシルセレノ)ジクロ
ロ白金に含1れる2個の塩素原子を他の置換基で置換す
る方法と同様である。
前記(1)式においてR4及びR′lが各々独立に非置
換又は置換セレノマンノースラジカルである場合のセレ
ン含有白金化合物は、前記α0式で表わされるアシルグ
ルコースのハロゲン誘導体の代わりにアシルマンノース
のハロゲン誘導体 (式中、R291R301R31及びR32はアセチル
基、プロピオニル基又はブチリル基、Xは戸口rンを表
わす)を用いる以外は、α復式及び(6)式の化合物を
得たと同様の方法で、それぞれジー(アシルマンノシル
セレノ)ジクロロ白金: 27− (式中・ R′29・R′30・1′51・1′52・
R′29・R′−〇・R′51及びR′′52はアセチ
ル基、プロピオニル基、又はブチリル基ヲ表わす)及び
ノー(マンノシルセレノ)ジクロロ白金: を得ることができる。
得られた04式及び0樽式の化合物に含まれる2個28
− の塩素原子を他の置換基で置換する方法は、上記(11
)式で表わされるジー(アシルグルコシルセレノ)ジク
ロロ白金に含まれる2個の塩素原子を他の置換基で置換
する方法と同様である。
前記(1)式においてR1及びR′1が一緒になってセ
レノ核酸塩基ラジカル又はセレノリボシル核酸塩基ラジ
カルである場合のセレン含有白金化合物は、まずセレノ
核酸塩基又はセレノリボシル核酸塩基を合成し、得られ
たセレノ核酸塩基又はセレノリボシル核酸塩基と塩化第
一白金酸カリとを反応させることにより得られる。セレ
ノ核酸塩基又はセレノリボシル核酸塩基は (式中、R35はH又は1−β−D−リヂフラノシル基
を表わし、R54はH又はアミノ基を表わし、XlはC
t又はBrを表わす。) で表わされるハロゲノ核酸塩基又はハロダノリボシル核
酸塩基を、エイチ・ジー・マウトナー等の方法〔ジャー
ナル オブ アメリカン ケミカルンサイアティ、78
巻、5292頁(1956)及びツヤ−ナル オブ メ
ディシナル ケミストリイ、6巻、:′S6頁(196
3年) 〕CJ、 Am、 Chern。
Soc、+ 78 、5292(1956)and J
、 M’ed、 Chem、、 6゜36(1963)
)により、無水エタノール中でほぼ等モル量のセレノ尿
素と30分力・ら5時間煮沸還流するか、又は無水エタ
ノール中ナトリウムとノ・イド口・ジエンセレナイドか
ら得られるほぼ等モル量のナトリウムセレナイドと10
〜30時間煮沸還流することにより得ることができる。
ここで用いラレるハロケゞノ核酸塩基又はハロケゞノリ
ゴシル核酸塩基とは、具体的には6−クロロ(ブロモ)
プリン、6−クロロ(ブロモ)fリンリボサイド、6−
クロロ(ブロモ)グアニン、6−クロロ(ブロモ)グア
ノシン、8−クロロ(ブロモ)グアニン、8−クロロ(
ブロモ)グアノシン、8−クロロ(ブロモ)アデニン、
8−クロロ(ブロモ)アデノシン、5−クロロ(ブロモ
)シトシン、5−クロロ(ブロモ)シチジンが挙げられ
る。得られるセレノ核酸塩基又はセレノリボシル核酸塩
基の具体例としてば6−セレノゾリン、6−セレノプリ
ンリボサイド、6−セレノグアニン、6−セレノグアノ
シン、8−セレノグアニン、8−セレノグアノシン、8
−セレノアデニン、8−セレノアデノシン、5−セレノ
シトシン及び5−セレノシチジンが挙げられる。上記の
ようにして得られるハロダノ核酸塩基又はノ・ログノリ
ボシル核酸塩をほぼ等モル量の塩化第一白金酸カリ及び
2倍モルのカセイカリを含む水溶液中で0℃から80℃
の範囲で1時間から24時間の範囲で攪拌反応させるこ
とによυ、下記の式で表わされるセレノ核酸塩基ジクロ
ロ白金又はセレノリボシル核酸塩基ジクロロ白金が得ら
れる。
(式中R14は、セレノ核酸塩基ジクロロ白金の場合H
1セレノリゴシル核酸塩基ジクロロ白金の場合1−β−
D−リボフラノシル基を表わし、R15はH又はアミノ
基を表わす); (式中R16は、セレノ核酸塩基ジクロロ白金の場合H
、セレノリボシル核酸塩基ジクロロ白金の場合1−β−
D−リボフラノシル基を表わす)、(式中R17は、セ
レノ核酸塩基ジクロロ白金の場合H1セレノリゴシル核
酸塩基ジクロロ白金の場合1−β−D−リボフラノシル
基を表わす)二又は ”18 (式中R18は、セレノ核酸塩基ジクロロ白金の場合H
1セレノリボシル核酸塩基ジクロロ白金の場合1−β−
D−りが7ラノシル基を表わす)。
得られたセレン含有白金化合物に含まれる2個の塩素原
子を他の置換基で置換する方法は、上記0υ式で表わさ
れるノー(アシルグルコシルセレノ)ジクロロ白金に含
まれる2個の塩素原子を他の置換基で置換する方法と同
様である。
前記(1)式においてR1及びR1が一緒になって非置
換又は置換セレノセミカルバジドである場合のセレン含
有白金化合物は以下のようにして製造することができる
。例えば、まずター・ニー・ジエンセン尋の方法〔ツァ
イトシュリフト ヒュアアンオルガニッシェ ラント 
アルグマイネ ヘミ−1230巻、33頁(1936)
〕〔Z、 Anorg、A11g。
Chem、、230.33(1936))によって4−
7エニルセレノセミカルパジドを得、得られた4−7エ
ニルセレノセミカルパジドをほぼ等モル量の塩化第一白
金酸カリと2倍モルのKOH’i含む水溶液中で0℃か
ら80℃の範囲で1時間から24時m]の範囲で攪拌反
応させることにより、式 %式%) で表わされる4−フェニルセレノセミカルバジド5クク
ロロ白金を得ることができる。得られた4−フェニルセ
レノセミカルバノドジクロロ白金に含まれる2個の塩素
原子を他の置換基で置換する方法は、上記(11)式で
表わされるノー(アシルグルコシルセレノ)ジクロロ白
金に含まれる2個の塩素原子を他の置換基で置換する方
法と同様である。
前記(1)式におけるX及びX′は一緒になってホスフ
ェ−1−、タードロネート、ハイドロキシマロナト、1
−ジカルポキシレ−1・、フタレート、オキザレート、
タートレート、グルコネー+−、サクシナト、グルタラ
ド、アノノクト、ピメラト、マラト又は4−カルボキシ
フタラドであってもよく、又X及びX′が各々独立にピ
ルベート、シアナト又はチオシアナトであってもよい。
前記(1)式で表わされる本発明のセレン含有白金化合
物は、白金前自己解毒作用を有する白金系制癌剤として
有効であり、非経口的に人又は動物に投与することがで
きる。非経口的投与方法としては、適当な注射用溶剤に
溶解又は懸濁して、静脈注射、筋肉注射、皮下注射ある
いは点滴などにょって投与する方法が挙げられる。注射
用溶剤としては、例えば5%ブドウ糖溶液、生理食塩水
、注射用蒸留水、グリセリン水、プロピレングリコール
水を用いることができる。本発明の化合物は、溶液又は
懸濁液としてアンプルに封入しておくこともできるが、
結晶、粉末、微結晶、凍結乾燥物としてアンプル又はバ
イアル中に保存し、用時注射液に調製して用いるのが好
ましい。
本発明のセレン含有白金化合物を制癌剤として用いる場
合、投与量は、患者の年齢、病状及び体重などにより異
なってくるが、一般には大人1日当たり有効成分である
セレン含有白金化合物で約10〜約500mgであシ、
必要に応じて1日に何回かに分けて投与することができ
る。
本発明のセレン含有白金化合物は、白金前解毒剤として
も用いることができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明の範囲は実施例により限定されるものではない。
実施例I J−(2,3,4,6−テトラ−0−7セチに−1−β
−D−グルコピラノシルセレノ)ジクロロ白金の製造 アセトブロモグルコース10.3rとセレノ尿素3.1
fをアセトン50fn!中で還流反応させて(2゜3.
4.6−テトラ−0−アセチル−1−β−D−グルコピ
ラノシル)−2−セレノイソ尿素ハイドロブロマイドを
得た。得られた( 2,3,4.6−テトラ−0−アセ
チル−1−β−D−グルコピラノシル)−2−セレノイ
ソ尿素ハイドロブロマイド540即(1ミlJモル)お
よび塩化第−白金酸力IJ1.70mq (0,5ミリ
モル)を水酸化カリウム110mg(2ミリモル)を含
むアセトン3−と水7rn!Vの混合溶液に加え、室温
で2時間攪拌した。反応終了後アセトンを減圧下除去し
、析出した固体を炉取乾燥し目的物220■(収率40
チ)を得た。
元素分析(C28H58018Se2PtC22として
)計算値(イ): c、30.95;H,3,53実測
値(%): C,30,87;H,3,62遠赤外スペ
クトル: Pt−CL 325ぼ−’  318(m−
’実施例2 ノー(グルコピラノシルセレノ)ジクロロ白金の製造 実施例1と同様にして得られるジー(2,3,4,6−
チトラーO−アセチル−1−β−D−グルコピラノシル
セレノ)ジクロロ白金330〜(0,2ミリモル)を無
水メタノール10rnl中でナトリウムメトキシド54
mg(1ミリモル)を加えて室温で12時間攪拌反応さ
せる。反応終了後、0. I N−HClで反応液を微
酸性にした後、水5−を加え残存する沈殿を渥取し、乾
燥して目的物120〜を得た。
元素分析(Cl2Hz201oSe2PtCt2として
)計算値(@: C,19,21;H,2,96実測値
((イ)二C,19,29;H,2,91遠赤外スペク
トル二Pt−023290M−’ 318m−”実施例
3 ノー(2,3,4,6−チトラーO−アセチル−1−β
−D−ガラクトピラノシルセレノ)ジクロロ白金の製造 (式中、Acはアセチル基を表わす) アセトブロモグルコースの代わりにアセトブロモガラク
トースを用いた以外は実施例1と同様にしてノー(2,
3,4,6−テトラ−0−アセチル−1−β−D−がラ
クトピラノシルセレノ)ジクロロ白金を得た。
元素分析(C28H38018se2Ptct2として
)計算値(イ): C,30,95;H,3,53実測
値(鉤: C、30,88:H、3,47遠赤外スペク
トル: Pt−CL 332crIL−’ + 316
crIL−’実施例4 ジー(1−β−D−ガラクトピラノシルセレノ)ジクロ
ロ白金の製造 シー(2,3,4,6−テトラ−0−アセチル−1−β
−D−グルコピラノシルセレノ)ジクロロ白金の代わり
に実施例3と同様にして得られるジー(2゜3.4.6
−チトラーO−アセチル−1−β−D−がラクトピラノ
シルセレノ)ジクロロ白金ヲ用いた以外は実施例2と同
様にしてジー(1−β−D−がラクトピラノシルセレノ
)ジクロロ白金を得た。
元素分析(C1□H220,。5e2PtC62として
)計算値@ : C、19,21:H,2,96実測値
鍾): C,19,27;H,3,01遠赤外スペクト
/l/ : Pt−Ct322cr+t  、 317
6m実施例5 ノー(2,3,4,6−テトラ−0−アセチル−1−α
−D−マンノピラノシルセレノ)ジクロロ白金の製造 アセトブロモグルコースの代わりにアセトブロモマンノ
ースを用いた以外は実施例1と同様にしてジー(2,3
,4,6−テトラ−0−アセチル−1−α−D−マンノ
ピラノシルセレノ)ジクロロ白金を得た。
元素分析’ (C2aT(360,6Se2PtCt2
として)計算値(@ : C、30,95:H,3,5
3実測値(@ : C、31,01:H、3,48遠赤
外スペクトル: pt−cz 334CrrL−’ +
 321cIIL−1実施例6 ジー(1−α−D−マンノピラノシルセレノ)ジクロロ
白金の製造 ノー(2,3,4,6−チトラーO−アセチル−1−β
−D−グルコピラノシルセレノ)ジクロロ白金の代わり
に実施例5と同様にして得られるジー(2゜3.4.6
−テトラ−0−アセチル−1−α−D−マンノピラノシ
ルセレノ)ジクロロ白金47用いた以外は実施例2と同
様にしてジー(1−α−D−マンノピラノシルセレノ)
ジクロロ白金を得/こ。
元素分析(C1□H2201oSe2PtCt2として
)計算値(aA: C,19,21:H,2,96実測
値@): c 、 19.13 ;II、 3.02遠
赤外スペクトル: Pt−C1327c+4−’ 、 
319crn−’実施例7 ローセレノグアニンジクロロ白金の製造6−クロログア
ニン1.7 F (10ミIJモル)トセvノ尿素1.
2F(10ミリモル)?:無水エタノール3〇−中で2
時間煮沸還流して反応させた。
反応終了後、析出した沈殿をい取し、水洗した。
得られた固体’1200m6の2 wt係炭酸ナトリウ
ム43− 溶液に加温溶解した後、酢酸で酸性にして析出した結晶
を漣取し乾燥して6−セレノグアニン1.5f(7ミリ
モル)を得た。
ここで得られた6−セレノグアニン1.0r(5ミリモ
ル)を塩化第一白金酸カリ1.79(5ミリモル)及び
KOH560m9(10ミリモル)を含む水溶液30ゴ
中に入れて室温で10時間攪拌反応させた。析出した固
体を炉取し、乾燥して6−セレツグアニンノクロロ白金
1.4f(3ミリモル)を得た。
元素分析(C5H4N5SθPtCt2として)計3画
[イ直(つ6)  :  C,12,53:H,0,8
4SN、14.62実測値(4): C,12,41:
H,0,89:N、14.67遠赤外スペクトル: P
t−Ct328CrrL−’ 、 318m−’実施例
8 6−セレノグアノシンジクロロ白金の製造=44− (式中、Rbは1−β−D−リボフラノシル基を表わす
) ナトリウム0.169を15mgの無水エタノールに加
え、水冷下ハイドロジエンセレナイドを飽和させた。反
応は窒素気流下で行なった。6時間後、6−クロログア
ノシン0.98 mgと20 mlのエタノールを加え
、18時間煮沸還流し反応を行なう。
反応終了後30meの水を加え、不溶部を炉別した後、
P液を水冷し酢酸3 mlを加え酸性にした。析出した
固体を炉取し乾燥して6−セレツグアノシン700ンn
gを得た。
得られた6−セレノグアノシン520 mgヲF 化第
−白金酸カリ500 mg及びKOH84m9と共に水
溶液15mN中で8時間攪拌反応させた。析出した固体
をE取し乾燥し6−セレツグアノシンノクロロ白金錯体
600mgを得た。
元素分析(C1oH12N504SePtCt2として
)計算値(2): C,1965;H,1,98;N、
11./16実迎1値((ト): C,19,72;H
,1,87;N、11.52遠赤外スペクトルニPt−
Ct325CTL” 、 318CTL−”実施例9 5−セレノシトシンジクロロ白金の製造5−ブロモシト
シン1.9vとセレノ尿素1.2Fを無水エタノール3
0ゴ中で2時間煮沸還流して反応させた。反応終了後、
析出した固体を沖取し、水洗する。得られた固体を20
0m/!の2wt%炭酸ナトリウム水溶液に加温溶解し
た後、酢酸で酸性にして析出した結晶を戸数し乾燥して
5−セレノシトシン1.2>を得た。
ここで得られた5−セレノシトシン950mgを塩化第
−白金酸力IJ 1.7 f及びKOH560■と共に
水溶液30m/!中で室温で10時間攪拌反応させた。
析出した固体ヲ炉取し、乾燥して5−セレノシトシンジ
クロロ白金1.11を得た。
元素分析(C4H3N30SePtCt2として)計算
値(2): C,10,58:H,0,67:N、9.
26実測値(支)): C,10,71;H,0,73
;N、9.22遠赤外スペクトル: Pt−Ct330
c1rL、 318m−’実施例10 5−セレノシチジンジクロロ白金の製造5−ブロモシチ
ジン3.22fとセレノ尿素1.2ff無水エタノール
3Ornt中で2時間煮沸還流して反応させた。反応終
了後、析出した固体を沖取し、水洗した。得られた固体
を200−の2wt%炭酸ナトリウム水溶液に加温溶解
した後、酢酸で酸性にして析出した結晶を沖取し乾燥し
て5−セレノシチノン1.91を得た。
ここで得られた5−セレノシチノン1.61を塩化第一
白金酸カリ1.71及びKOH560mgと共に水溶液
30mg中室温で10時間攪拌反応させた。
析出した固体′ftF取し乾燥して5−セレノシチジン
ジクロロ白金1.21を得た。
47− 元素分析(C2H11N305SePtC42として)
計算値(イ): C,18,44;I(,1,89:N
、7.17実側値鈍): C,18,52;H,1,7
7;N、7.23遠赤外スペクトル: Pt−CA 3
24m−” 、 316cm−’実施例11 4−7エニルセレノセミカルパジドジクロロ白金の製造 NT(−Ph 4−フェニルセレノセミカルバジド1.11を塩化第一
白金酸カリ1.71及びKOH560rngと共に水溶
液30+nl中で室温で10時間攪拌反応させた。
析出した固体全戸数し、乾燥して4−フェニルセレノセ
ミカルバジドジクロロ白金1.21を得た。
元素分析(C,H,N、Pt5eC62として)計算値
((6): C,17,51;H,1,89;N、8.
75実測値(%)二C,17,64;H,1,81;N
、8.72遠赤外スペクトル: pt−C23280,
318工48一 実施例12 6−クロログアニンの代わりに6−クロロゾリン及び6
−クロロプリンリ?サイドを各々用いる以外は実施例7
と同様にして6−セレノプリンジクロロ白金及び6−セ
レツプリンリゴサイド白金をそれぞれ得た。
〔1〕6−セレツプリンゾクロロ白金 元素分析(C,、H3N4SePtCt2として)計算
値C@: C,13,34:H,0,67SN、9.3
4実側値@: C,13,41:H,0,62;N、9
.28遠赤外スペクトル: Pt−04333cm  
、318clrL〔2〕6−セレノゾリンリボサイドジ
クロロ白金(式中、Rbは1−β−D−リボフラノシル
基を表わす)元素分析(C4゜H11N404PtSe
C62として)計算値(@: C,20,63:H,1
,90;N、7.22実徂1値(イ): C,20,5
4:H,1,97:N、7.16遠赤外スペクトル: 
Pt−C4325Li1.318閏−1実施例13 5−ブロモシトシンの代わシに、8−ブロモグアニン、
8−ブロモグアノシン、8−ブロモ7fニン及び8−ブ
ロモアデノシンを各々用いる以外は実施例9と同様にし
て8−セレノグアニンジクロロ白金、8−セレノグアノ
シンジクロロ白金、8−セレノアデニンジクロロ白金及
び8−セレノアデノシンジクロロ白金をそれぞれ得た。
[1]  8−セレノグアニンジクロロ白金元素分析(
C5H4N50SePtC62として)計算値(%):
 C,13,93:H,0,94:N、16.25実測
値(鉤: C,14,01:H,0,87:N、16.
19遠赤外スペクト/l/ : Pt−CL 335(
1−’ 、 320(1’[2]  8−セレノグアノ
シンジクロロ白金(式中、Rhは1−β−D−リボフラ
ノシル基を表わす) 元素分析(C1oH12N505SePtC42として
)計算値(イ): C,19,15;H,1,93:N
、11.17実測値鈍): C,19,21:H,1,
87:N、11.22遠赤外スペクトル: Pt−C4
335crfL−1,320m−’〔3〕8−セレノア
デニンジクロロ白金51− 元素分析(C5H3N5SePtCt2として)計算値
(4): C,13,93:H,0,94;N、16.
25実測値(イ)二C,13,88:H,1,01:N
、16.19遠赤外スペクトル: Pt−CL332c
rrL−’ 、 318(X−’[4]  8−セレノ
アデノシンジクロロ白金(式中、Rbは1−β−D−リ
ゴフラノシル基を表わす)元素分析(C1゜Hl、N5
04SePtC42として)計算値(1): C,19
,68:H,1,82:N、11.48実測値(イ):
 C,19,72:H,1,87:N、11.53遠赤
外スペクトル: PtPt−C433O’ 、 322
cm−’特許出願人 リチャード エフ ストッヶルフ
ィリッゾ イー デユーマス 52−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■、 一般式 (式中、巧、及びR1はそれぞれ独立に非置換又は置換
    セレノグルコースラジカル、非置換又は置換セレノガラ
    クトースフジカル、久1よ非置換又は置換セレノマンノ
    ースラジカル、又はR1及びR1か一緒になって セレノ核酸塩基ラジカル、 セレノリボシル核酸塩基ラジカル、又は非置換又は置換
    セレノセミカルバジドを表わし、X及びX′はそれぞれ
    独立にCL 、 NO又はNo3゜又はX及びX′は一
    緒になってンS03.〉S04又はC111000−f
    :表わす) 2\COO− で示されるセレン含有白金化合物。 2 R1及びR11,がそれぞれ独立に、式(式中、R
    2、R5,R4及びR5はそれぞれ独立にH。 アセチル基、fロビオニル基又はブチリル基を表わす) で表わされる非置換又は置換セレノグルコースラジカル
    であυ、該セレノグルコースラジカルのセレン原子が白
    金原子に直接結合している特許請求の範囲第1項記載の
    セレン含有白金化合物。 3、  R2+ R3r R4及びR5がそれぞれ独立
    にH又はアセチル基である特許請求の範囲第2項記載の
    セレン含有白金化合物。 4、R4及びR′、がそれぞれ独立に、式(式中、R6
    ,R7,R8及びR2はそれぞれ独立にH。 アセチル基、fロビオニル基又はブチリル基を表わす) で表わされる非置換又は置換セレノガラクトースラジカ
    ルであり、該セレノガラクトースラジカルのセレン原子
    が白金原子に直接結合している特許請求の範囲第1項記
    載のセレン含有白金化合物。 5、  R6,R,、R8及びR2がそれぞれ独立にH
    又はアセチル基である特許請求の範囲第4項記載のセレ
    ン含有白金化合物。 6、R4及び出がそれぞれ独立に、式 (式中、”101 R111R12及びR13はそれぞ
    れ独立にH,アセチル基、グロピオニル基又はブチリル
    基を表わす) で表わされる非置換又は置換セレノマンノースラジカル
    であり、該セレノマンノースラジカルのセレン原子が白
    金原子に直接結合している特許請求の範囲第1項記載の
    セレン含有白金化合物。 7、R4゜l R1,l R12及びR15がそれぞれ
    独立にH又はアセチル基である特許請求の範囲第6項記
    載のセレン含有白金化合物。 8、  R及びR′1は一緒になって次式で表わされす るセレノ核酸塩基ラジカル又はセレノリゾシル核酸塩基
    ラジカルを表わし、 R14−NジN (式中、R14は、セレノ核酸塩基ラジカルの場合Hを
    表わし、セレノリ日ぐシル核酸塩基ラジカルの場合1−
    β−D−リボフラノシル基を表わし、R1゜はH又はア
    ミノ基を表わす) 該セレノ核酸塩基ラジカル又はセレノリゾシル核酸塩基
    ラジカルは非置換又は置換体であシ、該セレノ核酸塩基
    ラジカル又はセレノリボシル核酸塩基ラジカルのセレン
    原子及びその第7位の窒素原子が各々直接白金原子に結
    合している特許請求の範囲第1項記載のセレン含有白金
    化合物。 9、  X及びX′が各々Ctである特許請求の範囲第
    8項記載のセレン含有白金化合物。 10、  R1及びR′lが一緒になって次式で表わさ
    れるセレノ核酸塩基ラジカル又はセレノリゾシル核酸塩
    基ラジカルを表わし、 (式中R46は、セレノ核酸塩基ラジカルの場合Hを表
    わし、セレノリゾシル核酸塩基ラジカルの場合1−β−
    D −IJ yk’フラノシル基を表わす)該セレノ核
    酸塩基ラジカル又はセレタクざシル核酸塩基ラジカルは
    非置換又は置換体であシ、該セレノ核酸塩基ラジカル又
    はセレノリゾシル核酸塩基ラジカルのセレン原子及びそ
    の第7位の窒素原子が各々直接白金原子に結合している
    特許請求の範囲第1項記載のセレン含有白金化合物。 11、X及びX′が各々Ctである特許請求の範囲第1
    0項記載のセレン含有白金化合物。 12R1及びR1は一緒になって次式で表わされるセレ
    ノ核酸塩基ラジカル又はセレノリボシル核酸塩基ラジカ
    ルを表わし、 (式中R17は、セレノ核酸塩基ラジカルの場合Hを表
    わし、セレノリボシル核酸塩基ラジカルの場合1−β−
    D−リボフラノシル基を表わす)該セレノ核酸塩基ラジ
    カル又はセレタクがシル核酸塩基ラジカルは非置換又は
    置換体であり、該セレノ核酸塩基ラジカル又はセレノリ
    ボシル核酸塩基ラジカルのセレン原子及びその第7位の
    窒素原子が各々直接白金原子に結合している特許請求の
    範囲第1項記載のセレン含有白金化合物。 13、X及びX′が各々Ctである特許請求の範囲第1
    2項記載のセレン含有白金化合物。 14.  R1及びR′、は−緒になって次式で表わさ
    れるセレノ核酸塩基ラジカル又はセレノリボシル核酸塩
    基ラジカルを表わし、 (式中R18は、セレノ核酸塩基ラジカルの場合Hを表
    わし、セレノIJ 、yシル核酸塩基ラジカルの場合1
    −β−D−りぎ7ラノシル基を表わす)該セレノ核酸塩
    基ラジカル又はセレノリボシル核酸塩基ラジカルは非置
    換又は置換体であシ、該セレノ核酸塩基ラジカル又はセ
    レノリボシル核酸塩基ラジカルのセレン原子とその第4
    位の炭素原子に結合している窒素原子が各々直接白金原
    子に結合している特許請求の範囲第1項記載のセレン含
    有白金化合物。 15、X及びX′が各々Ctである特許請求の範囲第1
    4項記載のセレン含有白金化合物。 16、  R1及びR1が一緒になって、式%式% (式中、R49及びR2oは各々独立にH11個アルキ
    ル基又はアリール基を表わす) で表わされる非置換又は置換セレノセミカルバシトであ
    シ、該セレノセミカルバジドのセレン原子及びその第1
    位の窒素原子が白金原子に配位結合している特許請求の
    範囲第1項記載のセレン含有白金化合物。 17、  R19がH1R2oがフェニル基、X及びX
    ′が各々Ctである特許請求の範囲第16項記載のセレ
    ン含有白金化合物。
JP24313783A 1983-04-14 1983-12-24 セレン含有白金化合物 Pending JPS59190999A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/484,874 US4536571A (en) 1981-10-16 1983-04-14 Selenium-containing platinum compound
US6/484874 1983-04-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59190999A true JPS59190999A (ja) 1984-10-29

Family

ID=23925984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24313783A Pending JPS59190999A (ja) 1983-04-14 1983-12-24 セレン含有白金化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59190999A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014520897A (ja) * 2011-07-21 2014-08-25 アルファーマ インコーポレイテッド 一酸化ルテニウム放出分子およびその使用
US10358456B2 (en) 2017-03-22 2019-07-23 King Fahd University Of Petroleum And Minerals Platinum(II) complexes with selone ligands and method of use

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014520897A (ja) * 2011-07-21 2014-08-25 アルファーマ インコーポレイテッド 一酸化ルテニウム放出分子およびその使用
US10358456B2 (en) 2017-03-22 2019-07-23 King Fahd University Of Petroleum And Minerals Platinum(II) complexes with selone ligands and method of use

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0219936B1 (en) Novel platinum complexes
JPH0428716B2 (ja)
US5624919A (en) Trans platinum (IV) complexes
US4607114A (en) Novel platinum complexes
US4617189A (en) Use of selenium-containing compounds for negating the toxic effects of platinum compounds used in chemotherapy, and a novel selenium-containing platinum compound and use thereof as an anti-cancer medicine
EP0282672B1 (en) Novel platinum complexes
US5380897A (en) Tri(platinum) complexes
IE71226B1 (en) Platinum-polymer complexes and their use as antitumor agents
KR100239787B1 (ko) 항종양 활성을 지니는 삼핵의 양이온성 백금 착물 및 이를 포함하는 약학적 조성물
JPS58150599A (ja) セレン含有白金錯体
KR930005261B1 (ko) 신규 백금착체의 제조방법
JP3862758B2 (ja) 二核白金錯体、その調製方法及びその錯体を含有する医薬組成物
JPS59190999A (ja) セレン含有白金化合物
US20070142466A1 (en) Photoreactive compounds and compositions
JPH10509159A (ja) 抗腫瘍活性を有する三核性カチオン性プラチナ錯体、及びそれらを含有する医薬組成物
US4921973A (en) Platinum complexes and the like
EP0518645B1 (en) Platinum (II) complex and antitumor agent
EP0186363A1 (en) Platinum complexes
US5196413A (en) Platinum complexes and the like
JPS58124797A (ja) 新規1,2−シクロヘキサンジアミン白金錯体
JPS60214795A (ja) 新規白金錯体
JPS59222497A (ja) 新規グリコ−ル酸系白金錯体および抗悪性腫瘍剤
JPH0569113B2 (ja)
JPH02212497A (ja) 新規白金錯体及びその製法
JPS62158296A (ja) アミノアルキル置換シクロアルキルアミン白金(2)錯体