JPS59189101A - 多糖誘導体 - Google Patents
多糖誘導体Info
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- JPS59189101A JPS59189101A JP6327483A JP6327483A JPS59189101A JP S59189101 A JPS59189101 A JP S59189101A JP 6327483 A JP6327483 A JP 6327483A JP 6327483 A JP6327483 A JP 6327483A JP S59189101 A JPS59189101 A JP S59189101A
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- JP
- Japan
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- acid
- polysaccharide
- formula
- group
- polysaccharide derivative
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、抗腫瘍性を有する新規な多糖誘導体に関する
。
。
本発明者らは、先に放線菌ミクロエロボスボリア・グリ
ゼア(Microonobosporia griee
a )が培養液中に抗腫瘍活性を有する多糖体DH−6
665Fを産生ずることを見出し、その分離精製に成功
した(特開昭56−155201号公報参照)。
ゼア(Microonobosporia griee
a )が培養液中に抗腫瘍活性を有する多糖体DH−6
665Fを産生ずることを見出し、その分離精製に成功
した(特開昭56−155201号公報参照)。
しかし、DH−6665Fには一過性の発熱等の副作用
が認められる場合があった。
が認められる場合があった。
そこで本発明者は種々検討した結果、DH−6665F
に過ヨウ素酸またはその塩を作用さル化し、得られたポ
リアルコール体を弱い条件下で酸加水分解することによ
り多糖誘導体を取得し、このものが前記の副作用はなく
かつ抗腫瘍活性が増強されていることを見出し9本発明
を完成した。
に過ヨウ素酸またはその塩を作用さル化し、得られたポ
リアルコール体を弱い条件下で酸加水分解することによ
り多糖誘導体を取得し、このものが前記の副作用はなく
かつ抗腫瘍活性が増強されていることを見出し9本発明
を完成した。
すなわち1本発明は、平均的な構成単位が式(式中+R
1及びR7はそれぞれ H:ヒドロキシル基 M:α−D−マンノース残基 から選ばれる。)で表わされ9分子中の(Aの個数十B
の個@)=Hの個数:Mの個数の比が1〜11:6〜4
0493〜49であり1元素分析値が0 41〜44%
、H5〜7%、N 04% 以下である多糖誘導体に関
するものである。
1及びR7はそれぞれ H:ヒドロキシル基 M:α−D−マンノース残基 から選ばれる。)で表わされ9分子中の(Aの個数十B
の個@)=Hの個数:Mの個数の比が1〜11:6〜4
0493〜49であり1元素分析値が0 41〜44%
、H5〜7%、N 04% 以下である多糖誘導体に関
するものである。
以下式(1)のA及びBで表わされる基をポリアルコー
ル基と称す。
ル基と称す。
本発明の多糖誘導体は、DH−flfi65Fのピラノ
ース環を部分的に酸化的開環したのち。
ース環を部分的に酸化的開環したのち。
生じたアルデヒド基を還元して、得られたポリアルコー
ル体をさらに緩和酸水解することにより得ることができ
る。
ル体をさらに緩和酸水解することにより得ることができ
る。
原料のポリアルコール体は次のようにして製造される。
DH−6665Fの希水溶液に水冷下、糖残基(分子量
162)当り一定モル数の過ヨウ素酸もしくはその塩1
例えば過ヨウ素酸ナトリウムの水溶液を攪拌しながら加
えた後、10℃以下の低温で遮光上数日以上保ち、酸化
反応を完結させる。反応時間は9例えば糖残基当り0.
25モルの過ヨウ素酸ナトリウムを用いた場合、5℃に
おいて4〜5日後に過ヨウ素酸イオンが消失することか
ら、5日間以上が好ましい。
162)当り一定モル数の過ヨウ素酸もしくはその塩1
例えば過ヨウ素酸ナトリウムの水溶液を攪拌しながら加
えた後、10℃以下の低温で遮光上数日以上保ち、酸化
反応を完結させる。反応時間は9例えば糖残基当り0.
25モルの過ヨウ素酸ナトリウムを用いた場合、5℃に
おいて4〜5日後に過ヨウ素酸イオンが消失することか
ら、5日間以上が好ましい。
反応終了後、過剰の水素化ホウ素す) IJウムを加え
、アルデヒド基を還元してアルコール基とするために、
室温で約20時間反応させる。次いで反応液に希酢酸を
水冷下加えてpHを5に調整し、過剰の水素化ホウ素ナ
トリウムを分解する。次に脱イオン水に対して透析し、
脱塩された透析内液を濃縮し、不溶物があれば遠心外陣
して除去する。得られた上清を2〜4倍のエタノール中
に攪拌しながら注ぎ、生ずる沈澱を集め、エタノール、
次いでアセトンで洗った後真空乾燥すれば中間体のポリ
アルコール体が得られる。なお、脱塩するためには透析
以外の方法1例えばホウ酸アルカリ性下、セチルピリジ
ニウムクロライドなどの四級アンモニウム塩を加え、多
糖体をセチルピリジニウム−ホウ酸複合体として沈澱さ
せる方法を採用しても良く。
、アルデヒド基を還元してアルコール基とするために、
室温で約20時間反応させる。次いで反応液に希酢酸を
水冷下加えてpHを5に調整し、過剰の水素化ホウ素ナ
トリウムを分解する。次に脱イオン水に対して透析し、
脱塩された透析内液を濃縮し、不溶物があれば遠心外陣
して除去する。得られた上清を2〜4倍のエタノール中
に攪拌しながら注ぎ、生ずる沈澱を集め、エタノール、
次いでアセトンで洗った後真空乾燥すれば中間体のポリ
アルコール体が得られる。なお、脱塩するためには透析
以外の方法1例えばホウ酸アルカリ性下、セチルピリジ
ニウムクロライドなどの四級アンモニウム塩を加え、多
糖体をセチルピリジニウム−ホウ酸複合体として沈澱さ
せる方法を採用しても良く。
得られる複合体沈澱を希酢酸に溶解し、アルコール類を
加えることにより、同様に脱塩された多糖誘導体を得る
ことができる。
加えることにより、同様に脱塩された多糖誘導体を得る
ことができる。
また、上述の酸化反応において、糖残基当りの過ヨウ素
酸もしくはその塩のモル比を調節することにより側鎖マ
ンノースの開環割合がやや相違するポリアルコール体(
FA体)を得ルコとができる。
酸もしくはその塩のモル比を調節することにより側鎖マ
ンノースの開環割合がやや相違するポリアルコール体(
FA体)を得ルコとができる。
例えば1分子量ピークが約100万で〔αへ5が+65
°のD H−6665Fを原料として使用した場合、過
ヨウ素酸を糖残基あたり0.05%#、 0.10 %
ル、 0.25 モル及びOJ5%ル使用するとその量
に応じてFA−5,FA−10、pA−25及びFA−
85等各種のポリアルコール体が得られる。
°のD H−6665Fを原料として使用した場合、過
ヨウ素酸を糖残基あたり0.05%#、 0.10 %
ル、 0.25 モル及びOJ5%ル使用するとその量
に応じてFA−5,FA−10、pA−25及びFA−
85等各種のポリアルコール体が得られる。
本発明の多糖誘導体はポリアルコール体からグルコース
−グルコース及びグルコース−マンノースのグリコシド
結合にできるだけ影響を与えずにポリアルコール基を除
去することにより得ることができる。グリコシド結合に
影響を与えずにポリアルコール基を除去する反応として
は酸による加水分解が用いられ2通常は例えば0、IN
程度の硫酸もしくは塩酸中室温約20時間の条件が採用
されているが1本ポリアルコール体の場合には不十分で
あった。
−グルコース及びグルコース−マンノースのグリコシド
結合にできるだけ影響を与えずにポリアルコール基を除
去することにより得ることができる。グリコシド結合に
影響を与えずにポリアルコール基を除去する反応として
は酸による加水分解が用いられ2通常は例えば0、IN
程度の硫酸もしくは塩酸中室温約20時間の条件が採用
されているが1本ポリアルコール体の場合には不十分で
あった。
そこで、各種条件につき検討した結果、硫酸。
塩酸、ぎ酸等が使用でき、酸濃度9反応温度および反応
時間を適宜設定することによって目的を達することが判
った。例えば、0.5N硫酸を用いた場合には、室温、
24時間の反応条件が適当であった。氷解液を水酸化ナ
トリウムで中和後、脱イオン水に対し透析する。透析内
液を濃縮し、不溶物があれば遠心分離して除去する。
時間を適宜設定することによって目的を達することが判
った。例えば、0.5N硫酸を用いた場合には、室温、
24時間の反応条件が適当であった。氷解液を水酸化ナ
トリウムで中和後、脱イオン水に対し透析する。透析内
液を濃縮し、不溶物があれば遠心分離して除去する。
得られた上清を2〜4倍のエタノール中に攪拌しながら
注ぎ、生ずる沈澱を集め、エタノール次いでアセトンで
洗浄した後、真空乾燥すれば目的とする多糖誘導体が得
られる。例えば、ポリアルコール体FA−5,FA−1
0,FA−25およびPk−85から、それぞれ目的と
する多糖誘導体FA−5H,FA−10H,PA−25
HおよびP A −85Hを得ることができる。
注ぎ、生ずる沈澱を集め、エタノール次いでアセトンで
洗浄した後、真空乾燥すれば目的とする多糖誘導体が得
られる。例えば、ポリアルコール体FA−5,FA−1
0,FA−25およびPk−85から、それぞれ目的と
する多糖誘導体FA−5H,FA−10H,PA−25
HおよびP A −85Hを得ることができる。
以下にこれらの多糖誘導体の性質について詳述する。
■ 物理学的ならびに化学的性質
(1)溶解性
PA−5H,FA−10H,PA−25HおよびF A
−85Hけいづれも水に易溶であり、メタノール、エタ
ノール、酢酸エチル、アセトン、葱チルエーテルなどの
有機溶媒にはほとんど溶けない。
−85Hけいづれも水に易溶であり、メタノール、エタ
ノール、酢酸エチル、アセトン、葱チルエーテルなどの
有機溶媒にはほとんど溶けない。
(2)旋光性
0.5%水溶液における比旋光度〔α〕皆はPA−5H
が+6−8±6°、FA−10Hが+59±6°HPA
−25Hが4・44±48P A −85Hが+32±
3°であった。
が+6−8±6°、FA−10Hが+59±6°HPA
−25Hが4・44±48P A −85Hが+32±
3°であった。
(3)元素分析値ぴ)
炭素 水素 窒素
PA−5H4L9 fL4 0.4以下FA−10
H42,06,10,4以下PA−25H4,2,96
,80,4以下FA−85H43,16,40,4以下
(4)分子量 東洋曹達工業製HLO−808D高速液体クロマトグラ
フに接続したG−5000PWカラム(東洋曹達工業製
)に各検体水溶液(0,1%、100μl)を注入し、
0.1M酢酸カリウム緩衝液(pn 6.5 )により
流速1−7分で溶出し、デキストランT−500、T−
70およびT−40(ファルマシア・ファインケミカル
ズ礼製)を標準に示差屈折計で検出した結果1分子量の
ピークはFA−5Hが1,000,000±100.0
00.FA、−10Hが92(1,000±90,00
0. FA−25Hが790,000−t: s o、
o o oおよびFA−35Hが今620.000±
60.000であった。
H42,06,10,4以下PA−25H4,2,96
,80,4以下FA−85H43,16,40,4以下
(4)分子量 東洋曹達工業製HLO−808D高速液体クロマトグラ
フに接続したG−5000PWカラム(東洋曹達工業製
)に各検体水溶液(0,1%、100μl)を注入し、
0.1M酢酸カリウム緩衝液(pn 6.5 )により
流速1−7分で溶出し、デキストランT−500、T−
70およびT−40(ファルマシア・ファインケミカル
ズ礼製)を標準に示差屈折計で検出した結果1分子量の
ピークはFA−5Hが1,000,000±100.0
00.FA、−10Hが92(1,000±90,00
0. FA−25Hが790,000−t: s o、
o o oおよびFA−35Hが今620.000±
60.000であった。
(5)多糖誘導体、ポリアルコール体およびDH−66
65F’の構造を解明するために以下の分析を行なった
。
65F’の構造を解明するために以下の分析を行なった
。
(a) F A −5H、F A −10H、F A
−25H,FA−85HおよびDH− 6665Fを各々完全酸加水分解(封管中 N硫酸 1
00℃ 6時間)後、常法によりアルジトールアセテー
トとしてガスクロマトグラフィーによって構成糖比、生
成するグリセロールおよびエリスリトールを定量した結
果を表1に示した(モル比)。
−25H,FA−85HおよびDH− 6665Fを各々完全酸加水分解(封管中 N硫酸 1
00℃ 6時間)後、常法によりアルジトールアセテー
トとしてガスクロマトグラフィーによって構成糖比、生
成するグリセロールおよびエリスリトールを定量した結
果を表1に示した(モル比)。
表1 till成糖比
(b) D H−66651!を箱守法により完全メ
チル化後、常法によりアルジトールアセテートとしてガ
スクロマトグラフィーによって分析した結果は1表2の
通りであった。
チル化後、常法によりアルジトールアセテートとしてガ
スクロマトグラフィーによって分析した結果は1表2の
通りであった。
表2 メチル化分析
(c) D H−6665Fの完全スミス分解および
緩和スミス分解の結果は1表3・の通りであった(モル
比)。
緩和スミス分解の結果は1表3・の通りであった(モル
比)。
表8 スミス分解
(d) D )] −6665Fの緩和スミス分解物
として9表3に示したグリセロール (2,0モル)、エリスリトール(0,14モル)の他
2−0−β−D−グルコシル−D−エリスリトール(0
,74モル)および2,4−ビス−ヒドロキシメチル−
5−〇−β−D−グルコシルー1,8−ジメキザン(O
J5モル)が、またアセトリシスの結果、3−0−α−
D−マンノシルーD−グルコースとセロビオースカ。
として9表3に示したグリセロール (2,0モル)、エリスリトール(0,14モル)の他
2−0−β−D−グルコシル−D−エリスリトール(0
,74モル)および2,4−ビス−ヒドロキシメチル−
5−〇−β−D−グルコシルー1,8−ジメキザン(O
J5モル)が、またアセトリシスの結果、3−0−α−
D−マンノシルーD−グルコースとセロビオースカ。
また部分酸加水分解物(0,88規定硫酸で100℃、
7時間)として6−0−α−D−マンノシルーD−グル
コースとセロビオースが各々得られた。
7時間)として6−0−α−D−マンノシルーD−グル
コースとセロビオースが各々得られた。
以上の分析結果を総合してD)I−6665Fの主構造
を次のごとく推定した。
を次のごとく推定した。
すなわち、DH−666511’の構造はセルロースの
主鎖のグルコース残基の一個オきに二個のマンノースが
側鎖として8位及び6位にα結合したものである。
主鎖のグルコース残基の一個オきに二個のマンノースが
側鎖として8位及び6位にα結合したものである。
また、ポリアルコール体9例えばP八−5、FA−10
,FA−25,FA−85の構造は1表1の結果からD
H−6665Fの構造において主として3位又は6位の
マンノース側鎖が開環してアルコール化されたちのと推
定され、その平均的な構成単位は式 (式中+ R3及びR4はそれぞれA、B及びMより選
ばれる。但し、A、B及びMは前記に同じ)で表わされ
ることができる。なお、ポリアルコール体は式(n)で
表わされた構成単位が重合した型をとるが、この式中で
−個おきに存在する非分岐の1.4−結合グルコース残
基も一部が開環してアルコール化されていると解され9
例えばFA−5゜FA−No、FA−25では非分岐グ
ルコース全体の2%未満の、P A −8’5では2%
の 残基を含んでいると考えられる。
,FA−25,FA−85の構造は1表1の結果からD
H−6665Fの構造において主として3位又は6位の
マンノース側鎖が開環してアルコール化されたちのと推
定され、その平均的な構成単位は式 (式中+ R3及びR4はそれぞれA、B及びMより選
ばれる。但し、A、B及びMは前記に同じ)で表わされ
ることができる。なお、ポリアルコール体は式(n)で
表わされた構成単位が重合した型をとるが、この式中で
−個おきに存在する非分岐の1.4−結合グルコース残
基も一部が開環してアルコール化されていると解され9
例えばFA−5゜FA−No、FA−25では非分岐グ
ルコース全体の2%未満の、P A −8’5では2%
の 残基を含んでいると考えられる。
さらに多糖誘導体9例えばFA−5H。
FA−10H,FA−15H,FA−85Hの構造は1
表1の結果からポリアルコール体(II)の構造におい
て主としてグルコース残基の3位及び6位のポリアルコ
ール基が脱離され、更に場合によっては極く一部のα−
D−マンノース残基が脱離されてヒドロキシル基になっ
たものと推定され、その平均的な構成単位は前記の式(
1)で表わされることができる。この式中のR,及びR
1に関し、(Aの個数十Bの個数):Hの個数:Mの個
数の比が1〜11:6〜40798〜49の範囲のもの
が副作用と効果の面から優れており9代表的な多糖誘導
体におけるこの比率を表1に基づいて算出し1表4に示
した。
表1の結果からポリアルコール体(II)の構造におい
て主としてグルコース残基の3位及び6位のポリアルコ
ール基が脱離され、更に場合によっては極く一部のα−
D−マンノース残基が脱離されてヒドロキシル基になっ
たものと推定され、その平均的な構成単位は前記の式(
1)で表わされることができる。この式中のR,及びR
1に関し、(Aの個数十Bの個数):Hの個数:Mの個
数の比が1〜11:6〜40798〜49の範囲のもの
が副作用と効果の面から優れており9代表的な多糖誘導
体におけるこの比率を表1に基づいて算出し1表4に示
した。
表4 側鎖の構成比率(%)
■ 生物学的性質
(1)発熱性試験
日本薬局方(10局)に準じ多糖誘導体について発熱性
試験を行なった。体重約2神のウサギを各群8匹使用し
、滅菌生理食塩水(局方)に溶解した検体を体重1kg
当りlO−を耳静脈から投与した。投与後の ・ウサ
ギの体温上昇を表5に示した。
試験を行なった。体重約2神のウサギを各群8匹使用し
、滅菌生理食塩水(局方)に溶解した検体を体重1kg
当りlO−を耳静脈から投与した。投与後の ・ウサ
ギの体温上昇を表5に示した。
表5 発熱性試験結果
*−(陰性)、 +(@性)
以上の結果は、FA−5HおよびPA−25Hは原料物
質であるDH−6665Fと比べて発熱性が明らかに減
弱していることを示している。
質であるDH−6665Fと比べて発熱性が明らかに減
弱していることを示している。
(2)抗腫瘍作用
マウス移植癌を用いて検討した結果を以下に例示する。
(a) 同種腫瘍エーリッヒ固型癌に対する効果
8 X 10”個のエーリ、ヒ癌細胞を工ORマウスの
そけい部皮下に接種し。
そけい部皮下に接種し。
癌移植後12日目および17日口の2回。
生理食塩水に溶解した各試料を腹腔内に投与した。実験
各群のマウスは6匹とし。
各群のマウスは6匹とし。
12日口の試料投与時に腫瘍の長径及び短径をノギスで
計測し各群のマウスの腫瘍の大きさを揃えてから検討を
行なった。
計測し各群のマウスの腫瘍の大きさを揃えてから検討を
行なった。
また、活性対照としてDH−6665Fを同様に投与し
て比較した。実験終了時(80日口重にマウスを層殺し
、摘出した各群の腫瘍重量の平均値(T)とその対照群
(0)に対する百分率(T / O×100 +%)を
表6に示した。
て比較した。実験終了時(80日口重にマウスを層殺し
、摘出した各群の腫瘍重量の平均値(T)とその対照群
(0)に対する百分率(T / O×100 +%)を
表6に示した。
表6 エールリッヒ固型症
(腹腔内投与)
1) ** P(0,01,卆** P<0.0012
)腫瘍型@: 2.77±0.40(9)(b)
同系腫瘍MM46固型癌に対する効果4 X 10’個
のM、M46乳癌細胞を(1! 8 H/He マウ
スのそけい都度下に接種し、癌移植後12日目および1
7日目の2回、生理食塩水に溶解した各試料をマウスの
背部皮下に投与した。各実験群のマウスは7匹とし、以
下エーリ、ヒ癌の場合と同様にDH−6665Fと比較
検討した。腫瘍移植29日目に判定した結果を表7に示
した。
)腫瘍型@: 2.77±0.40(9)(b)
同系腫瘍MM46固型癌に対する効果4 X 10’個
のM、M46乳癌細胞を(1! 8 H/He マウ
スのそけい都度下に接種し、癌移植後12日目および1
7日目の2回、生理食塩水に溶解した各試料をマウスの
背部皮下に投与した。各実験群のマウスは7匹とし、以
下エーリ、ヒ癌の場合と同様にDH−6665Fと比較
検討した。腫瘍移植29日目に判定した結果を表7に示
した。
表7 MM46固型癌(皮下投与)
]、) ** P<0.01.、 **十 F
<0.0012)腫瘍重量: 2.56±o、2e(
9)以上の結果にみられる如<、PA−5H。
<0.0012)腫瘍重量: 2.56±o、2e(
9)以上の結果にみられる如<、PA−5H。
FA−10H,FA−25HおよびP A−351■は
、活性対照として用いた原料物質であるDH−6665
Fと比較しても、同等以上の優れた抗腫瘍活性を示す物
質であることが明らかである。
、活性対照として用いた原料物質であるDH−6665
Fと比較しても、同等以上の優れた抗腫瘍活性を示す物
質であることが明らかである。
参考例I
DH−6665F(分子量ピーク約100万。
〔α)25+65. 以下参考例5迄同じ) 5.0
9を脱イオン水1.0/に溶かし5℃に冷却後、5℃に
予冷した1、65%過ヨウ素醪ナトリウム水溶液20−
を攪拌下加え、5℃で遮光下14日間過ヨウ素酸酸化し
た。反応終了後、水素化ホウ素す) IJウムを0.5
9加え、室温で20時間還元し、過剰の水素化ホウ素ナ
トリウムは酢酸を冷却下加え9反応液のpHを5に調整
して分解させた。次に、脱イオン水に対して透析し、透
析内液を約400 wetまで濃縮後、 9,000
rpmで40分間遠心分離した。得られた上清をエタ/
−ル1.O7中へ攪拌下注加し、生じた白色沈澱を集め
、エタノール、次いでアセトンで洗った後、真空乾燥し
てFA、−,5の白色粉末を4.89得た。
9を脱イオン水1.0/に溶かし5℃に冷却後、5℃に
予冷した1、65%過ヨウ素醪ナトリウム水溶液20−
を攪拌下加え、5℃で遮光下14日間過ヨウ素酸酸化し
た。反応終了後、水素化ホウ素す) IJウムを0.5
9加え、室温で20時間還元し、過剰の水素化ホウ素ナ
トリウムは酢酸を冷却下加え9反応液のpHを5に調整
して分解させた。次に、脱イオン水に対して透析し、透
析内液を約400 wetまで濃縮後、 9,000
rpmで40分間遠心分離した。得られた上清をエタ/
−ル1.O7中へ攪拌下注加し、生じた白色沈澱を集め
、エタノール、次いでアセトンで洗った後、真空乾燥し
てFA、−,5の白色粉末を4.89得た。
参考例2
DH−6665F5.09を参考例1と同様に1.65
%過ヨウ素酸ナトリウム水溶液40−と水素化ホウ素ナ
トリウム1.09を用いてFA−10の白色粉末を4.
7g得た。
%過ヨウ素酸ナトリウム水溶液40−と水素化ホウ素ナ
トリウム1.09を用いてFA−10の白色粉末を4.
7g得た。
参考例8
D H−6665F 5.09を参考例1と同様に1.
65%過ヨウ素酸ナトリウム水溶液10〇−と水素化ホ
ウ素ナトリウム2.5gを用いてFA−25の白色粉末
を4.79得た。
65%過ヨウ素酸ナトリウム水溶液10〇−と水素化ホ
ウ素ナトリウム2.5gを用いてFA−25の白色粉末
を4.79得た。
参考例4
DH−6665F5.0gを参考例1と同様に1.65
%過ヨウ素酸ナトリウム水溶液14〇−と水素化ホウ素
ナトリウム8.52を用いてFA−85の白色粉末をも
79得た。
%過ヨウ素酸ナトリウム水溶液14〇−と水素化ホウ素
ナトリウム8.52を用いてFA−85の白色粉末をも
79得た。
参考例5
DH−6665F50.02を脱イオン水10、O7に
溶かし5℃に冷却後5℃に予冷した1、65%過ヨウ素
酸ナトリウム水溶液200 dを攪拌下加え、5℃で遮
光下、14日間過ヨウ素酸酸化した。反応終了後、水素
化ホウ素ナトリウムを5.09加え、室温で20時間還
元し。
溶かし5℃に冷却後5℃に予冷した1、65%過ヨウ素
酸ナトリウム水溶液200 dを攪拌下加え、5℃で遮
光下、14日間過ヨウ素酸酸化した。反応終了後、水素
化ホウ素ナトリウムを5.09加え、室温で20時間還
元し。
過剰の水素化ホウ素ナトリウムは酢酸を冷却下加え1反
応液のpHを5に調整して分解させた。
応液のpHを5に調整して分解させた。
次に、10%セチルピリジニウムクロライド水溶液を1
.01.次いで0.5Mホウ酸緩衝液(pH10)−を
1.5ノ加えて多糖のセヂルビリジニウムニホウ酸複合
体を形成せしめた。この複合体を集め、脱イオン水にて
洗浄後、2%酢酸水溶液8.0ノに冷却下溶かし、メタ
ノール9、O7中へ攪拌下注加し、生じた沈澱を集めた
。
.01.次いで0.5Mホウ酸緩衝液(pH10)−を
1.5ノ加えて多糖のセヂルビリジニウムニホウ酸複合
体を形成せしめた。この複合体を集め、脱イオン水にて
洗浄後、2%酢酸水溶液8.0ノに冷却下溶かし、メタ
ノール9、O7中へ攪拌下注加し、生じた沈澱を集めた
。
この沈澱をメタノールで洗った後、脱イオン水8、O7
に溶かし+ 9.00 Orpmで40分間遠心分離し
た。得られた上清に酢酸ナトリウム1.09を沈澱助剤
として溶かし、メタノール9、O7中へ攪拌下注加し、
生じた白色沈澱を集め、メタノール、次いでアセトンで
洗った後。
に溶かし+ 9.00 Orpmで40分間遠心分離し
た。得られた上清に酢酸ナトリウム1.09を沈澱助剤
として溶かし、メタノール9、O7中へ攪拌下注加し、
生じた白色沈澱を集め、メタノール、次いでアセトンで
洗った後。
真空乾燥してFA−5の白色粉末を45.09得た。
実施例1
参考例1で得られたFA−52,09を脱イオン水15
0−に溶解後、IN硫酸150−を加えて室温で24時
間緩和酸氷解した。反応液を8N苛性ソーダにて中和後
、脱イオン水に対して透析し、透析内液を約200−ま
で濃縮し濾過した。濾液をエタノール600.7中へ攪
拌下注加し生じた白色沈澱を集め、エタノール。
0−に溶解後、IN硫酸150−を加えて室温で24時
間緩和酸氷解した。反応液を8N苛性ソーダにて中和後
、脱イオン水に対して透析し、透析内液を約200−ま
で濃縮し濾過した。濾液をエタノール600.7中へ攪
拌下注加し生じた白色沈澱を集め、エタノール。
次いでアセトンで洗った後、真空乾燥して多糖誘導体、
’PA−5Hの白色粉末を1.9g得た。
’PA−5Hの白色粉末を1.9g得た。
実施例2
参考例2で得られたFA−102,0gを実施例1に従
って、緩和酸水解して、FA−10Hの白色粉末を1.
8g得た。
って、緩和酸水解して、FA−10Hの白色粉末を1.
8g得た。
実施例8
参考例8で得られた。pA−252,09を実施例1に
従って緩和酸水解して、FA−25Hの白色粉末を1.
69得た。
従って緩和酸水解して、FA−25Hの白色粉末を1.
69得た。
実施例41
参考例4で得られたFA−8!5 2.09を実施例1
に従って緩和酸水解して、FA−85Hの白色粉末を1
.5g得た。
に従って緩和酸水解して、FA−85Hの白色粉末を1
.5g得た。
実施例5
参考例5で得られたFA−520,09を脱イオン水1
.01に溶解後、IN塩酸1.01を補えて室温で24
時間緩和酸氷解した。反応液を5N苛性ソーダにて中和
後、濾過し、濾液をメタノール6、O1中へ攪拌下注加
し、生じた白色沈澱を集め80%メタノール、メタノー
ル及びアセトンで順次洗った後、真空乾燥して多糖誘導
体FA−5Hを18.79得た。
.01に溶解後、IN塩酸1.01を補えて室温で24
時間緩和酸氷解した。反応液を5N苛性ソーダにて中和
後、濾過し、濾液をメタノール6、O1中へ攪拌下注加
し、生じた白色沈澱を集め80%メタノール、メタノー
ル及びアセトンで順次洗った後、真空乾燥して多糖誘導
体FA−5Hを18.79得た。
7
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)平均的な構成単位が式 (式中、R1及びR7はそれぞれ H: ヒドロキシル基 M: α−D−マンノース残基 から選ばれる、)で表わされ1分子中の(Aの個数子B
の個数):Hの個数二Mの個数の比が1〜11:6〜4
0;98〜49であり。 元素分析値が0 41〜44%、H5〜7%、 N O
,4%以下である多糖誘導体 2)分子量のピークが62±6万乃至100±10万で
あり、〔α)%5 (o、 s%、水)が+32±8°
乃至+68±6°である特許請求の範囲第1項記戦の多
糖誘導体 8)水に易溶で、エタノール、酢酸エチル、ア ゛セト
ン、ジエチルエーテルに殆んど溶解しない特許請求の範
囲第1項及び第2項記載の多糖誘導体 4)DH−6665Fを過ヨウ素酸で処理し。 次いで生成物を還元して得られるぎりアルコール体を酸
処理することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
多糖誘導体の製法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6327483A JPS59189101A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 多糖誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6327483A JPS59189101A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 多糖誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59189101A true JPS59189101A (ja) | 1984-10-26 |
JPH0368882B2 JPH0368882B2 (ja) | 1991-10-30 |
Family
ID=13224559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6327483A Granted JPS59189101A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 多糖誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59189101A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0753743A3 (en) * | 1995-07-14 | 1998-07-08 | NHH Biologics | Vitamin D assay |
-
1983
- 1983-04-11 JP JP6327483A patent/JPS59189101A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0753743A3 (en) * | 1995-07-14 | 1998-07-08 | NHH Biologics | Vitamin D assay |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0368882B2 (ja) | 1991-10-30 |
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