JPS60155202A - 化学修飾多糖及びその製造法 - Google Patents
化学修飾多糖及びその製造法Info
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- JPS60155202A JPS60155202A JP950484A JP950484A JPS60155202A JP S60155202 A JPS60155202 A JP S60155202A JP 950484 A JP950484 A JP 950484A JP 950484 A JP950484 A JP 950484A JP S60155202 A JPS60155202 A JP S60155202A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は化学修飾多糖及びその製造法に関するものであ
る。
る。
担子菌由来の多糖は、抗腫瘍性を示すことで注目されて
いる。この例としては、シイタケよりのレンチナン、ス
エヒ四タケよりのシゾフ、イランなどが知られている。
いる。この例としては、シイタケよりのレンチナン、ス
エヒ四タケよりのシゾフ、イランなどが知られている。
これらは、いずれも、β−1゜3−グルカンを主鎖とし
、β−1,6−結合でグルコースが分岐しているといわ
れている。
、β−1,6−結合でグルコースが分岐しているといわ
れている。
担子菌プクリ冒つよりのパキマン、スクレロチウム属の
微生物よりのスクレログルカン、キクラゲ由来の多糖等
も同様の構造を持つといわれている。
微生物よりのスクレログルカン、キクラゲ由来の多糖等
も同様の構造を持つといわれている。
しかしながらこのような類似した構造を持つ多糖であっ
ても、それらの抗腫瘍性には、差が認められるのであり
、その原因の一つとして、分岐した糖、即ち側鎖の形態
(例えば、側鎖の数や長さ)の違いによることが考えら
れる。
ても、それらの抗腫瘍性には、差が認められるのであり
、その原因の一つとして、分岐した糖、即ち側鎖の形態
(例えば、側鎖の数や長さ)の違いによることが考えら
れる。
これらの多糖類はいずれもその起原である菌類から単純
な抽出分離操作を行って得たものか、又はこうして得た
多糖類から酸化や還元等の単純な反応によって誘導され
たものであった。
な抽出分離操作を行って得たものか、又はこうして得た
多糖類から酸化や還元等の単純な反応によって誘導され
たものであった。
本発明は式(1)、
−03)β−D−Glu (1−3→
(式中GIuはグルコピラノシル基を、数字は結合位置
を示す)で表わされるβ−1,3−グルコピラノシル基
単位を繰り返し単位とする主鎖並びにとの主鎖に結合さ
れた、式(1)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わし、mは
口ないし2の整数を示す)で表わされる第二の繰り返し
単位、又はこの第二の繰り返し単位及び式(1)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わし、nは
0ないし2の整数を示す)で表わされる第三の繰り返し
単位から成る化学修飾多糖を提供するものである。
を示す)で表わされるβ−1,3−グルコピラノシル基
単位を繰り返し単位とする主鎖並びにとの主鎖に結合さ
れた、式(1)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わし、mは
口ないし2の整数を示す)で表わされる第二の繰り返し
単位、又はこの第二の繰り返し単位及び式(1)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わし、nは
0ないし2の整数を示す)で表わされる第三の繰り返し
単位から成る化学修飾多糖を提供するものである。
式(I[)中の末端ビリジルアミノ基としては例えば(
2−ピリジル)アミノ基及び(4−ピリジル)アミン基
を例示することができる。
2−ピリジル)アミノ基及び(4−ピリジル)アミン基
を例示することができる。
本発明の化学修飾多糖は、好ましくは主鎖のグルコピラ
ノシル基単位100個あたり、式(n)で表わされる第
二の繰り返し単位の数が約20ないし約85個、式(I
t)で表わされる第三の繰り返し単位の数が約0ないし
約60個である多糖である。
ノシル基単位100個あたり、式(n)で表わされる第
二の繰り返し単位の数が約20ないし約85個、式(I
t)で表わされる第三の繰り返し単位の数が約0ないし
約60個である多糖である。
本発明の化学修飾多糖は代表的には以下の様な物理的、
化学的特性を示す。
化学的特性を示す。
0)分子量
濃度01モル/lの塩化す) IJウム溶液を移動相と
するゲル濾過高速液体クロマトグラフィーで、カラムと
して東洋曹達製G−6000PWを用い、ゲル濾過を行
うと、分子量10万〜150万のリテンシ冒ンタイムの
位置に溶出する。
するゲル濾過高速液体クロマトグラフィーで、カラムと
して東洋曹達製G−6000PWを用い、ゲル濾過を行
うと、分子量10万〜150万のリテンシ冒ンタイムの
位置に溶出する。
(2)元素分析値
化学式から期待される値と実質的に一致する値を与える
。
。
(3)硫酸分解
2N−硫酸で、80℃、18時間で化学修飾多糖を完全
に加水分解し、ガスクロマトグラフィーで分析すると、
グルコースは認められるが、グリセロールは認められな
い。
に加水分解し、ガスクロマトグラフィーで分析すると、
グルコースは認められるが、グリセロールは認められな
い。
(4)塩酸分解
1N−塩酸水溶液に、化学修飾多糖を溶解し、煮沸して
も、何らの沈澱をも生じない。
も、何らの沈澱をも生じない。
(5)溶解性
水及びジメチルスルホキシドに可溶で、メタノール、エ
タノール、アセトン、ベンゼンに不溶である。
タノール、アセトン、ベンゼンに不溶である。
(6) メチル化分析
メチル死後加水分解して得られるメチル化抛をアルジト
ールアセテートに誘導し、ガスクロマトグラフィーによ
る分析を行うと、2゜4−ジーO−メチルグルコース及
び2.4.6−トリー〇−メチルグルコースが分離同定
される。2.3.4−)リーO−メチルグルコース及び
、2.3.4.6−テトラ−0−メチルグルコースは分
離・同定される場合と、全く認められない場合がある。
ールアセテートに誘導し、ガスクロマトグラフィーによ
る分析を行うと、2゜4−ジーO−メチルグルコース及
び2.4.6−トリー〇−メチルグルコースが分離同定
される。2.3.4−)リーO−メチルグルコース及び
、2.3.4.6−テトラ−0−メチルグルコースは分
離・同定される場合と、全く認められない場合がある。
本発明の化学修飾多糖は非常に強い抗腫瘍性を有するが
哺乳動物への毒性は極めて低く、マウスに対する急性毎
性はL Dso値で1500■/kl?以上である。
哺乳動物への毒性は極めて低く、マウスに対する急性毎
性はL Dso値で1500■/kl?以上である。
本発明の化学修飾多糖は公知の抗腫瘍性多糖と同様、生
理的に許容し得る基剤に溶解または分散させて、皮下、
筋肉内、静脈内などへの注射その他の慣用の方法によっ
て投与することができる。
理的に許容し得る基剤に溶解または分散させて、皮下、
筋肉内、静脈内などへの注射その他の慣用の方法によっ
て投与することができる。
投与量は体重1時当り約0.1ないし約100〜程度好
ましくは間約1ないし約201n9s度である。
ましくは間約1ないし約201n9s度である。
本発明の化学修飾多糖は式(I)、
−03)β−D−Glu(1±→
(式中Gluはグルコピラノシル基を、数字は結合位置
を示す)で表わされるβ−1,3−グルコピラノシル基
単位を繰り返し単位とする主鎖並びにとの主鎖に結合さ
れた、式(■) (式中Gl u及び数字は前記同様の意味を表わし、m
は0ないし2の整数を示す)で表わされるカルビニル基
を有する繰)返し単位、又はこのカルビニル基を有する
繰シ返し単位及び式(I[)、(式中Glu及び数字は
前記同様の意味を表わし、ンを2−アミノピリジン、4
−アミノピリジン等のアミノピリジンと反応させてシッ
ク塩基を形成させ、これを還元することによって製造す
ることができる。
を示す)で表わされるβ−1,3−グルコピラノシル基
単位を繰り返し単位とする主鎖並びにとの主鎖に結合さ
れた、式(■) (式中Gl u及び数字は前記同様の意味を表わし、m
は0ないし2の整数を示す)で表わされるカルビニル基
を有する繰)返し単位、又はこのカルビニル基を有する
繰シ返し単位及び式(I[)、(式中Glu及び数字は
前記同様の意味を表わし、ンを2−アミノピリジン、4
−アミノピリジン等のアミノピリジンと反応させてシッ
ク塩基を形成させ、これを還元することによって製造す
ることができる。
この方法(以下本発明の方法と云う)で出発物質である
アルデヒド型β−1,3−グルカンの式(IV)で表わ
されるカルボニル基を有する繰り返し単位は以下の反応
式に従って式(n)で表わされる繰り返し単位に変換さ
れる。
アルデヒド型β−1,3−グルカンの式(IV)で表わ
されるカルボニル基を有する繰り返し単位は以下の反応
式に従って式(n)で表わされる繰り返し単位に変換さ
れる。
(ブトI鵞 OH
本発明の方法で出発物質として用いるアルデヒド型β−
1,3−グルカンは、例えば特開昭55−25409号
公報に開示されている様にキクラゲ(Aur−icul
aria auriculajudae)子実体を、ア
ルカリ性水溶液で抽出し、そのアルカリ性本溶液に溶解
しない部分(以下アルカリ不溶部と云う)を過ヨウ素酸
塩で分解することによって調製することができる。
1,3−グルカンは、例えば特開昭55−25409号
公報に開示されている様にキクラゲ(Aur−icul
aria auriculajudae)子実体を、ア
ルカリ性水溶液で抽出し、そのアルカリ性本溶液に溶解
しない部分(以下アルカリ不溶部と云う)を過ヨウ素酸
塩で分解することによって調製することができる。
本発明の方法で、アルデヒド型β−1,3−ゲルカント
アミノピリジンからシック塩基を形成させる反応は、水
性媒体中前者1gに対して後者的0、001ないし約0
.5モル、好ましくは0.01ないし0.1モルを添加
することによって行うことができる。その際のアルデヒ
ド型β−1,3−グルカンは水性媒体中によく分散させ
る。アルデヒド型β−1,3−グルカンに対する水性媒
体の量は重量比で約10ないし約1000倍量、好まし
くは約30ないし300倍量程度である。反応の際の液
性はpn約5ないし約10、好ましくは約6ないし約8
とする。液性調整のために酸、例えば塩酸、又はアルカ
リ、例えば水酸化ナトリウム等を使用することができる
。
アミノピリジンからシック塩基を形成させる反応は、水
性媒体中前者1gに対して後者的0、001ないし約0
.5モル、好ましくは0.01ないし0.1モルを添加
することによって行うことができる。その際のアルデヒ
ド型β−1,3−グルカンは水性媒体中によく分散させ
る。アルデヒド型β−1,3−グルカンに対する水性媒
体の量は重量比で約10ないし約1000倍量、好まし
くは約30ないし300倍量程度である。反応の際の液
性はpn約5ないし約10、好ましくは約6ないし約8
とする。液性調整のために酸、例えば塩酸、又はアルカ
リ、例えば水酸化ナトリウム等を使用することができる
。
反応は、通常温度約5ないし約80℃、好ましくは約1
0ないし約50℃程度で行なう。反応時間は通常約10
時間ないし5日間程度、好ましくは2日間程度である。
0ないし約50℃程度で行なう。反応時間は通常約10
時間ないし5日間程度、好ましくは2日間程度である。
こうしてシック塩基を形成させたのち還元を行う。還元
剤としては強い還元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウム
、シアノ化水素化ホウ素ナトリウムなどを用いる。特に
シアン化水素化ホウ素ナトリウムが好ましい。還元剤の
量は出発物質として用いたアルデヒド型β−1,3−グ
ルカン中のカルボニル基に対して当量以上である。還元
剤の濃度は限定的ではないが約0.001モル濃度以上
、例えば約0.001ないし約0.1モル程度を例示す
ることができる。反応温度は約0ないし約80℃、好ま
しくは約10ないし約50℃程度、反応時間は通常数時
間ないし5日間程度、好ましくは2日間程度である。
剤としては強い還元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウム
、シアノ化水素化ホウ素ナトリウムなどを用いる。特に
シアン化水素化ホウ素ナトリウムが好ましい。還元剤の
量は出発物質として用いたアルデヒド型β−1,3−グ
ルカン中のカルボニル基に対して当量以上である。還元
剤の濃度は限定的ではないが約0.001モル濃度以上
、例えば約0.001ないし約0.1モル程度を例示す
ることができる。反応温度は約0ないし約80℃、好ま
しくは約10ないし約50℃程度、反応時間は通常数時
間ないし5日間程度、好ましくは2日間程度である。
これらの反応によって水溶性の本発明の多糖は水性媒体
中へ溶出される。水性媒体中へ溶出した本発明の多糖は
遠心分離などの慣用の方法で不溶性画努を除去したのち
、透析、凍結乾燥等の常法によって単離することができ
る。
中へ溶出される。水性媒体中へ溶出した本発明の多糖は
遠心分離などの慣用の方法で不溶性画努を除去したのち
、透析、凍結乾燥等の常法によって単離することができ
る。
以下本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1
容量250−のフラスコに原料調製例1で得たアルデヒ
ド型β−1,3−グルカン1gをとり、これに4−アミ
ノピリジン0,1モルを加え蒸留水を加えて全量100
dとした。アルデヒド型β−1゜3−グルカンをディス
パーザ−でよく分散させた後、塩酸でpH7に調整し、
2日間マグネチックスターラーで攪拌した。
ド型β−1,3−グルカン1gをとり、これに4−アミ
ノピリジン0,1モルを加え蒸留水を加えて全量100
dとした。アルデヒド型β−1゜3−グルカンをディス
パーザ−でよく分散させた後、塩酸でpH7に調整し、
2日間マグネチックスターラーで攪拌した。
そのあと塩酸でpH6,5に調整した後、シアン化水素
化ホウ素ナトリウム1.16gを加え、攪拌しながら、
さらに2日間反応させた。反応終了後、けん濁物を含ん
だ反応液を、遠心分離、マ過し、水溶性画分を、水道水
で流水透析した。透析チーープ内容液を凍結乾燥して目
的とする化学修飾多糖1.71n9を得た。(収率1.
7%)。得られた化学修飾多糖の分析結果は以下の通り
であった。
化ホウ素ナトリウム1.16gを加え、攪拌しながら、
さらに2日間反応させた。反応終了後、けん濁物を含ん
だ反応液を、遠心分離、マ過し、水溶性画分を、水道水
で流水透析した。透析チーープ内容液を凍結乾燥して目
的とする化学修飾多糖1.71n9を得た。(収率1.
7%)。得られた化学修飾多糖の分析結果は以下の通り
であった。
分子量
濃度0.1モル/lの塩化ナトリウム水溶液を移動相と
するゲルr過高速液体クロマトグラフィーで、カラムと
して東洋曹達工業■製G −(SOOOPWを用い、ゲ
ル濾過を行なうと、分子量21万のリテンシ替ンタイム
の位置に溶出した。
するゲルr過高速液体クロマトグラフィーで、カラムと
して東洋曹達工業■製G −(SOOOPWを用い、ゲ
ル濾過を行なうと、分子量21万のリテンシ替ンタイム
の位置に溶出した。
元素分析値
C: 371%
H:4.2%
N:5.2%
メチル化分析
メチル化分析の結果から
式(It)で表わされる繰り返し単位の個数(主鎖10
0゛個当り) 82.5個 式(I)で表わされる繰り返し単位の個数(主鎖100
個当り) 0個 実施例2 ICR792群で、本発明の化学修飾多糖のザルコーマ
180固形腫瘍に対する効果を試験した。
0゛個当り) 82.5個 式(I)で表わされる繰り返し単位の個数(主鎖100
個当り) 0個 実施例2 ICR792群で、本発明の化学修飾多糖のザルコーマ
180固形腫瘍に対する効果を試験した。
ICR1971匹につキ、ザルコーマ180腹水癌細胞
6X10’個をそけい部皮下に接種した。
6X10’個をそけい部皮下に接種した。
実数群は1群6匹とした。癌細胞移植後、翌日より10
日間、1日1回薬剤を腹腔内に0.1mlずつ投与した
。試験群には、本発明の化学修飾多糖(実施例1で得た
もの)を5〜/ゆ・dayの投与量になるようにして用
い、対照群には生理食塩水のみを投与した。腫瘍移植後
35日目に腫瘍を摘出してその重量を測定した。各群の
腫瘍抑制率は次式により算出した。
日間、1日1回薬剤を腹腔内に0.1mlずつ投与した
。試験群には、本発明の化学修飾多糖(実施例1で得た
もの)を5〜/ゆ・dayの投与量になるようにして用
い、対照群には生理食塩水のみを投与した。腫瘍移植後
35日目に腫瘍を摘出してその重量を測定した。各群の
腫瘍抑制率は次式により算出した。
ここでC:対照群の平均腫瘍重量
T:試験群の平均腫瘍重量
結果を第1表に示す。
本発明で原料として用いたアルデヒド型β−1゜3−グ
ルカンは以下の様にして調製した。
ルカンは以下の様にして調製した。
原料調製例1
アルカリ不溶部の調製
市販の乾燥させたキクラゲ504gを、1%塩化ナトリ
ウム水溶液61で、家庭用ミキサーにより十分粉砕し、
−昼夜静置、浸漬した。このあと1%塩化ナトリウム水
溶液31を加え、さらに60℃、6時間、攪拌しながら
加熱し、キクラゲを十分膨潤させた。さらにキクラゲを
微細化するため、ホモジナイザーで粉砕した後、120
℃、20分間オートクレーブで熱水抽出を行い遠心分離
して熱水抽出画分を除いた。残音画分について、もう−
産熱水抽出操作を同様にして行った。
ウム水溶液61で、家庭用ミキサーにより十分粉砕し、
−昼夜静置、浸漬した。このあと1%塩化ナトリウム水
溶液31を加え、さらに60℃、6時間、攪拌しながら
加熱し、キクラゲを十分膨潤させた。さらにキクラゲを
微細化するため、ホモジナイザーで粉砕した後、120
℃、20分間オートクレーブで熱水抽出を行い遠心分離
して熱水抽出画分を除いた。残音画分について、もう−
産熱水抽出操作を同様にして行った。
このようにして得られた残音画分に水9#Jと水酸化ナ
トリウム324gを加え(この時全容量は12/となっ
た)、60℃、4時間、窒素雰囲気下でアルカリ抽出を
行った。遠心分離な行ないアルカリ抽出画分を除き、ア
ルカリ抽出残置を得た。このアルカリ抽出残置に水8ノ
と水酸化ナトリウム156gを加え(この時全容量は9
1となった。)、再び同様にしてアルカリ抽出操作を行
った。
トリウム324gを加え(この時全容量は12/となっ
た)、60℃、4時間、窒素雰囲気下でアルカリ抽出を
行った。遠心分離な行ないアルカリ抽出画分を除き、ア
ルカリ抽出残置を得た。このアルカリ抽出残置に水8ノ
と水酸化ナトリウム156gを加え(この時全容量は9
1となった。)、再び同様にしてアルカリ抽出操作を行
った。
アルカリ抽出残置に水10ノを加え洗浄、遠心分離及び
再懸濁の操作を懸濁液のpHが約9になるまで繰り返し
た。懸濁液に希塩酸を加えpHを7に調整した。
再懸濁の操作を懸濁液のpHが約9になるまで繰り返し
た。懸濁液に希塩酸を加えpHを7に調整した。
次にこの懸濁液に水51を加え、ホモジナイザー処理し
、アルカリ抽出残置をさらに細分化した。懸濁液にさら
に水を加えて凍結乾燥し、146gのアルカリ不溶部を
得た(収率29%)このものは実質的に式 %式%(1 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わす)で表
わされるβ−1,3−グルコピラノシル基単位を繰り返
し単位とする主鎖ととの主鎖に結合された式(1) (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わす)で表
わされる繰り返し単位からなり、主鎖の繰り返し単位1
00個当り式(It)の繰り返し単位の数が約82.5
個である多糖であった。nの値は平均値で約0.1であ
った。
、アルカリ抽出残置をさらに細分化した。懸濁液にさら
に水を加えて凍結乾燥し、146gのアルカリ不溶部を
得た(収率29%)このものは実質的に式 %式%(1 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わす)で表
わされるβ−1,3−グルコピラノシル基単位を繰り返
し単位とする主鎖ととの主鎖に結合された式(1) (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わす)で表
わされる繰り返し単位からなり、主鎖の繰り返し単位1
00個当り式(It)の繰り返し単位の数が約82.5
個である多糖であった。nの値は平均値で約0.1であ
った。
アルデヒド型多糖の調製
内容量51の細目かっ色びんに、アルカリ不溶部25g
を入れ、蒸留水51を加え、マグネチックスターラーで
アルカリ不溶部をよく分散させた後、アスピレータ−を
用い脱気した。そのあとメタ過ヨウ素酸ナトリウム66
gを加え、溶解させた後、攪拌しながら、室温で7日間
反応させた。反応が終了後水洗と遠心分離を3回繰り返
して行い、生成したギ酸及び残存のメタ過ヨウ素酸ナト
リウムを除去した。固相に水を加え、凍結乾燥して20
.59のアルデヒド型多糖を得た (収率82%λこの
アルデヒド型多糖は実質的に式(I)で表わされる主鎖
と式(IV)で表わされる繰り返し単位からなるβ−1
,3−グルカンであった。式(N)のmの値は平均値で
約0.1であった。また式(I)で貴わされる主鎖10
0個当りの式(IV)で表わされる繰り返し単位の個数
は82.5個であった。このアルデヒド型多糖の窒素の
含有量は定量限界以下であった。
を入れ、蒸留水51を加え、マグネチックスターラーで
アルカリ不溶部をよく分散させた後、アスピレータ−を
用い脱気した。そのあとメタ過ヨウ素酸ナトリウム66
gを加え、溶解させた後、攪拌しながら、室温で7日間
反応させた。反応が終了後水洗と遠心分離を3回繰り返
して行い、生成したギ酸及び残存のメタ過ヨウ素酸ナト
リウムを除去した。固相に水を加え、凍結乾燥して20
.59のアルデヒド型多糖を得た (収率82%λこの
アルデヒド型多糖は実質的に式(I)で表わされる主鎖
と式(IV)で表わされる繰り返し単位からなるβ−1
,3−グルカンであった。式(N)のmの値は平均値で
約0.1であった。また式(I)で貴わされる主鎖10
0個当りの式(IV)で表わされる繰り返し単位の個数
は82.5個であった。このアルデヒド型多糖の窒素の
含有量は定量限界以下であった。
特許出願人 東洋曹達工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 +11 式(I)、 −03)β−D−Glu(1千→ (式中Gluはグルコピラノシル基を、数字は結合位置
を示す)で表わされるβ−1,3−グルコピラノシル基
単位を繰り返し単位とする主鎖並びにこの主鎖に結合さ
れた、式(11)、(式中Glu及び数字は前記同様の
意味を表わし、mは口ないし2の整数を示す)で表わさ
れる第二の繰り返し単位、又はこの第二の繰り返えし単
位及び式(I)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わし、nは
0ないし2の整数を示す)で表わされる第三の繰り返し
単位から成る化学修飾多糖。 (2)式(It)中の末端ピリジルアミノ基が(4−ピ
リジル)アミノ基である特許請求の範囲第1項記載の化
学修飾多糖。 (3) 主鎖のグルコピラノシル基単位100個あたり
第二の繰り返し単位の数が約20ないし85個、第三の
繰り返し単位の数が、0ないし約30個である、特許請
求の範囲第1項又は第2項記載の化学修飾多糖。 (4) 濃度0.1モル/lの塩化ナトリウム水溶液を
移動相とするゲルf過高速液体クロマトグラフィにおい
て、分子量の値として約10万ないし約150万を示す
化学修飾多、糖である特許請求の範囲第1項ないし第3
項のいずれかの項記載の化学修飾多糖。 (5)式(1) %式%(1 (式中Gluはグルコピラノシル基を、数字は結合位置
を示す)で表わされるβ−1,5一グルコピラノシル基
単位を繰り返し単位とする主鎖並びにとの主鎖に結合さ
れた、式(■)(式中Glu及び数字は前記同様の意味
な表わし、mは口ないし2の整数を示す)で表わされる
カルボニル基を有する繰り返し単位、又はこのカルボニ
ル基を有する繰り返し単位及び式(1)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わし、nは
口ないし2の整数を示す)で表わされる繰り返し単位か
ら成るアルデヒド型−β−1,3−グルカンをアミノピ
リジンと反応させてシッフ塩基を形成させ、これを還元
することを特徴とする、式(1) %式%(1 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わす)で表
わされるβ−1,3−グルコピラノシル基単位を繰り返
えし単位とする主鎖、並びにこの主鎖に結合された式(
1) (式中Qlu、m及び数字は前記同様の意味を表わす)
で表わされる第二の繰り返し単位、又はこの第二の繰り
返し単位及び式(1)(式中Glu、n及び数字は前記
同様の意味を表わす)で宍わされる第三の繰り返し単位
から成る化学修飾多糖を得ることを特徴とする化学修飾
多糖の製造法。 (6) アミノピリジンとして4−アミノピリジンを用
い、式(n)中の末端ピリジルアミノ基が(4−ピリジ
/−)アミノ基である化学修飾多糖を得る特許請求の範
囲第5項記載の製造法。 (7) 主鎖のグルコピラノシル基単位100個あたり
、式(W)で表わされるカルボニル基を有する繰り返し
単位の数が約20ないし約85個であり、式(1)で表
わされる繰り返し単位の数が口ないし約30個であるア
ルデヒド屋−β−1,3−グルカンを出発物質として用
い、主鎖のグルコピラノシル基単位100個あたり、式
(If)で表わされる第二の繰り返し単位の数が約20
ないし約85個、式(m)で光わされる第三の繰り返し
単位の数が0ないし約30個である化学修飾多糖を得る
、特許請求の範囲第5項又は第6項記載の製造法。 (8) 化学修飾多糖として、濃度0.1モル/lの塩
化ナトリウム水溶液を移動相とするゲルe過高速液体り
ロマトグランイにおいて、分子量の値として約10万な
いし約150万を示す多糖を得る、特許請求の範囲第5
項ないし第7項のいずれかの項記載の製造法。 (9) 出発物質として用いるアルデヒド製−β−1.
3−グルカンがキクラゲ子実体のアルカリ不溶部分を過
ヨウ素酸で酸化して得たものである特許請求の範囲第5
項ないし第8項のいずれかの項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP950484A JPH0645646B2 (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 化学修飾多糖及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP950484A JPH0645646B2 (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 化学修飾多糖及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60155202A true JPS60155202A (ja) | 1985-08-15 |
JPH0645646B2 JPH0645646B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=11722070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP950484A Expired - Lifetime JPH0645646B2 (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 化学修飾多糖及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645646B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5057503A (en) * | 1989-01-23 | 1991-10-15 | The Brigham And Women's Hospital | Derivativized polysaccharides with biologic activity, method of their isolation, and uses therefor |
-
1984
- 1984-01-24 JP JP950484A patent/JPH0645646B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5057503A (en) * | 1989-01-23 | 1991-10-15 | The Brigham And Women's Hospital | Derivativized polysaccharides with biologic activity, method of their isolation, and uses therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0645646B2 (ja) | 1994-06-15 |
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