JPS5918878Y2 - モ−タの駆動回路 - Google Patents

モ−タの駆動回路

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JPS5918878Y2
JPS5918878Y2 JP1977061796U JP6179677U JPS5918878Y2 JP S5918878 Y2 JPS5918878 Y2 JP S5918878Y2 JP 1977061796 U JP1977061796 U JP 1977061796U JP 6179677 U JP6179677 U JP 6179677U JP S5918878 Y2 JPS5918878 Y2 JP S5918878Y2
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transistor
level
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rotor
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浩幸 山内
哲夫 関谷
裕之 内田
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ソニー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はモータの回転位相、回転速度等の回転状態を検
出し、この検出信号にもとづきモータの回転位相、回転
速度等の回転状態を制御するようにしたモータの駆動回
路に関するものであって、特にキャプスタン直結駆動方
式のポータプルテープレコーダにおいて磁気テープを走
行させるのに用いて最適なものである。
従来から知られているように、ポータプルテープレコー
ダにおいては、磁気テープを定速走行させるために、小
型でかつ偏平化されたブラシレスモータが多用されてい
る。
本出願人はこのようなブラシレスモータを特願昭51−
132136号として既に提案したが、この既に提案し
たブラシレスモータの構造を以下において説明する。
なお、以下に述べるブラシレスモータは、その固定子側
が3相で回転子側が4極である、いわゆる・3相4極の
ものである。
第1図はブラシレスモータ1の平面図であり、第2図は
ブラシレスモータ1の内部構造を示す第1図のII −
II線断面図であって、モータ軸の方向の縦断面を示し
ている。
上側ケース2と下側ケース3とは、軟磁性材料(主とし
てFe系)から成り、モータ1のケースとしての働きと
、外部に対する電磁シールドの作用とを行うものである
そして、上側ケース1の中央部には、軟磁性材料から威
るはパ円筒形状の固定子ボス4がかしめ止めされている
この固定子ボス4の内側上端部及び下端部には、円筒形
状の含油銅系焼結合金から戊る軸受5,6が圧入され、
これらによって軸受部が構成されている。
また、下側ケース3の中央部、即ち上記固定子ボス4の
真下の位置には、スラスト軸受7が設けられている。
そして、このブラシレスモータ1の一部分を構成する後
述の回転子は、これら軸受5,6及びスラスト軸受7に
よって回動自在に支持されている。
次に回転子の構造を述べると、回転子はモータ軸8、回
転子ボス9、上側回転リング10、下側回転リング11
.永久磁石12によって構成されている。
モータ軸8の下端部は非磁性材料、例えば黄銅から戒る
はパつり鐘状の回転子ボス9に圧入されてかしめ止めさ
れている。
上側回転リング10と下側回転リング11とは、軟磁性
材料(主としてFe系)から成り円板状に形成されてい
る。
そして、上側回転リング10は回転子ボス9の上端部に
固定され、下側回転リング11は回転子ボス9の下端部
に固定されている。
また、下側回転リング11上には永久磁石12が固定さ
れている。
この結果、永久磁石12から発生する磁束Φによって、
上側回転リング10と下側回転リング11との間に第3
図に示すような磁気回路が形成される。
そして、第3図から明らかなように、永久磁石12から
発生した磁束Φは上側回転リング10と下側回転リング
11との作用によって、上側ケース2と下側ケース3と
に漏洩することはなく、しかも磁束Φの方向はモータ軸
8に沿ったものとなる。
一方、下側回転リング11の外周部には環状体13が取
付けられている。
この環状体13は絶縁体、例えばBMC(buIkmo
Idcompound)を一体成形したものである。
なお、この環状体13の内周部には永久磁石12の位置
決めを容易にするための凹凸部(図示せず)が形成され
、その外周部には、回転状態を検出するための歯形13
aがその全周に亘って連続的に形成されている。
また、歯形13a部分には金属蒸着またはメッキが施さ
れている。
ブラシレスモータ1の回転子は上述の如く構成されてい
るが、以下にこのブラシレスモータ1の固定子の構造を
述べる。
固定子は電機子コイル20、磁電変換素子としてのホー
ル素子21 a、 21 b、 21 C1上記第1及
び第2の固定電極14.15によって構成されている。
なお、第1の固定電極14と第2の固定電極15とは、
回転子の回転速度を検出するためのものであって、回転
子の回転軌跡に沿って環状に形成されている。
そして、第1及び第2の環状固定電極14゜15のそれ
ぞれの内周部には、上記歯形13 aと同一ピッチで歯
形14a、15aがその全周に亘って連続的に形成され
ている。
従って、歯形13aの凹部と歯形14a、15aのそれ
ぞれの凹部とが対向したときと、歯形13aの凸部と歯
形14a、15aのそれぞれの凹部とが対向したときと
によって、第1及び第2の固定電極14、15間の静電
容量が異なる。
故に、この静電容量の変化によって、例えば1MH2の
搬送波信号を変調するようにすれば、これによりブラシ
レスモータ1の回転速度、言い換えれば回転子の回転速
度を検出することが可能になる。
なお、16a。16bは環状に形成された絶縁材であっ
て、16aは第1及び第2の固定電極14.15を互い
に絶縁し、また16bは後述するプリント基板25と第
1の固定電極14とを互いに絶縁している。
電機子コイル20は、はパ扇形に巻回された複数ノコイ
ル22a、22bと、これらコイル22 a、 22b
を固定するための環状のコイル取付板23と、各コイル
22a、22bに通電するための回路パターン(図示せ
ず)が形成されたプリント基板24とによって構成され
ている。
なお、第2図において示されたコイル22a、22bは
、電機子コイル20の一部分を構成する三相コイルのう
ちの一相を示している。
また、プリント基板24の一端には端子部24 aが形
成されていて、この端子部24 aにコネクタ(図示せ
ず)を差し込んで、電機子コイル20と後述するモータ
の駆動回路とを接続し得るようになっている。
そして、電機子コイル20は上側ケース1の所定位置に
ネジ止め等によって固定される。
このとき、コイル22a、22bは第2図に示すように
、上側回転リング10と永久磁石12との間に張り出し
た状態になる。
即ち、第3図に示す磁気回路中に、磁束Φを遮断するよ
うにして各コイル22a、22bが位置決めされる。
この状態で、電機子コイル20に通電されると、各コイ
ル22a、22bから磁束が発生し、この磁束と永久磁
石12から常時発生している磁束Φとの作用によって回
転トルクが生じ、回転子が所定方向に回転する。
ところで、上記ホール素子21 a、 21 b、 2
1 Cは、上記永久磁石12の漏洩磁束Φ□にもとづい
て、回転子の回転位相を検出するためのものである。
これら各ホール素子21 a、 21 b、 21 C
は、第4図に示すようにはパ馬蹄形に形成されたプリン
ト基板25の所定位置に、互いに60°間隔でモータ軸
8に対して点対称の位置に取付けられている。
プリント基板25の一端には突出した端子部25 aが
形成されていて、コネクタ(図示せず)を差し込めば、
各ホール素子21 a、 21 b、 21 Cと後述
するモータの駆動回路とを接続し得るようになっている
そして、このプリント基板25は、第2図に示すように
電機子コイル20の下側に重ねられて、ブラシレスモー
ター内に固定される。
この結果、各ホール素子21 a、 21 b、 21
Cは、第2図に示すように永久磁石12の近傍に配置
される。
そして、回転子と一体になって永久磁石12が回転する
と、その漏洩磁束Φいが各ホール素子21 a、 21
b、 21 Cに順次検出される。
従って、各ホール素子21 a、 21b、 21 C
によって、回転子の回転位相を検出すると同時に、これ
らホール素子21 a、 21 b、 21 Cから得
られる検出信号によって、電機子コイル20に順次通電
することが出来る。
次いで上述の如く構成されたブラシレスモータ1を回転
駆動するためのモータの駆動回路について述べる。
第5図はモータの駆動回路の回路構成を示すブロックダ
イヤグラムである。
各ホール素子21a。21 b、 21 Cの一方の入
力端子は、それぞれ抵抗R1を介して十B電源ラインに
接続され、それぞれの他方の入力端子は接地されている
なお、抵抗R1は各ホール素子21 a、 21 b、
21 Cに流れる電流■□の電流量を決定するための
ものである。
また、各ホール素子21 a、 21 b、 21 C
の一対の出力端子はそれぞれ、各ホール素子21 a、
21 b、 21 Cに対応して設けられたレベル検
出回路30.31.32に接続されている。
こ)で、各ホール素子21 a、 21 b、 21
C(7)磁束検出作用について述べる。
各ホール素子は第6図に示すように薄いゲルマニウム片
33を具備し、このゲルマニウム片の4方向に端子が設
けられている。
そしてこれらの端子の互いに対向する一方の二端子間に
電流IHを供給している状態において、この電流IHに
対し直角の方向からゲルマニウム片33に漏洩磁束Φい
が加えられると、互いに対向する他方の二端子間に、漏
洩磁束Φいの磁束密度Bと電流I、□の電流量とに応じ
た出力電圧■□が発生する。
これは、いわゆるホール効果といわれる現象であるが、
出力電圧■□は、 ■H−RBXIH−(1) で求められる。
但し、(1)式において、R:ホール定数、B:漏洩磁
束Φいの磁束密度、IH:制御電流、t:ゲルマニウム
片33の厚みである。
従って、各ホール素子21 a、 21 b、 21
(1:供給される制御電流■□が一定であれば、各ホー
ル素子21 a、 21 b、 21 Cから各レベル
検出回路30゜31、32に、永久磁石12の漏洩磁束
Φいに応じてレベル変化する出力電圧VHが供給される
ことになる。
各レベル検出回路30〜32は、所定電圧レベルの基準
電圧と、上記出力電圧■□の電圧レベルとを比較するも
のであって、基準電圧発生回路(図示せず)と差動増巾
回路(図示せず)とによって構成されている。
そして、各レベル検出回路30〜32に供給される出力
電圧vHの電圧レベルが、基準電圧の電圧レベルよりも
高くなると、所定の電圧レベルの駆動信号が得られる。
次いで、この駆動信号はスイッチングトランジスタTR
1,TR2゜TR3に順次供給され、これらを順次オン
状態に切換える。
スイッチングトランジスタTR1,TR2,TR3の夫
々のコレクタは十B電源回路に接続され、それぞれのエ
ミッタは電機子コイル20のコイルL1゜L2.L3に
個別に接続されている。
なお、コイルLi。L2.L3は三相コイルを示すもの
であり、上記コイル22a、22bはこのうちの1相に
相当する。
また、コイルL1.L2.L3の他端は、制御用トラン
ジスタTR4を介して接地されている。
そして、制御回路34は制御用トランジスタTR4を流
れる電流を制御して、ブラシレスモータ1の回転速度を
制御するためのものである。
制御回路34は上述した第1の固定電極14と第2の固
定電極15との間の静電容量の変化を検出し、この容量
変化に応じてレベル変化する制御信号をトランジスタT
R4に供給するようになっている。
従って、上述の如くスイッチングトランジスタTR1,
TR2,TR3がオン状態に切換えられると、これに応
じてコイルL1.L2.L3に順次電流11.I2.I
3が流れる。
そして、電流11.I2.I3の電流量が制御用トラン
ジスタTR4によって制御され、回転子の回転速度を所
定の回転速度に保持する。
このように、第5図に示すモータの駆動回路によって、
ブラシレスモータ1の回転位相が検出され、3つのコイ
ルL1.L2.L3への通電状態が順次切換えられ、ま
たその回転速度が制御される。
しかし、このモータの駆動回路においては、電源電圧が
変動すると各ホール素子21 a、 21 b、 21
Cに供給される電流■□の電流量が変動し易く、回転子
に回転むらが発生し易いといった欠点がある。
即ち、電源電圧が変動すると、抵抗R1は電流調整を行
い得ないので、電流IHの電流量も電源電圧の変動に応
じて変動する。
この結果、(1)式から明らかなように出力電圧VHの
電圧レベルが電圧■□によって変動する。
従って、例えば電源電圧が高レベルに変動すると、これ
に応じて電流IHの電流量も多くなり、出力電圧■□の
電圧レベルも第7図に実線で示すレベルから一点鎖線で
示すレベルに変動する。
ところが、各レベル比較回路30〜32の基準電圧の電
圧レベルは一定である。
そこで、各レベル比較回路30〜32から得られる所定
の電圧レベル以上の駆動信号の時間巾は、出力電圧■1
の電圧レベルの変動に応じてT1からT2に変動する。
このように駆動信号の時間巾が長くなると、甚しい場合
にはスイッチングトランジスタTR1,TR2゜TR3
のうち2個のトランジスタが同時にオン状態になること
がある。
この結果、コイルL1.L2゜L3のうち2個のコイル
に同時に電流が流れることになり、当然のことながら回
転子に回転むらが発生する。
また、電源電圧が低下して電流IHの電流量が少なくな
ると、(1)式から明らかなように出力電圧VHの電圧
レベルが低下する。
この場合には、゛第7図について述べた場合とは逆に、
駆動信号の時間巾が短かくなる。
従って、回転子が回転している間、スイッチングトラン
ジスタTR1,TR2,TR3のいずれにも駆動信号が
供給されない瞬間が発生する。
この結果、コイルL1.L2.L3のいずれにも電流が
流れないことになり、この場合にも当然のことながら回
転子に回転むらが発生する。
このように、従来のモータの駆動回路においては、電源
電圧の変動に起因して各コイルL1.L2゜L3の通電
時のタイミングに時間ずれが生じ、回転子に回転むらが
発生していた。
そして、ブラシレスモータ1を例えばポータプルテープ
レコーダに使用した場合には、電源用電池の消費等によ
って電源電圧が0.9V〜1.8V程度まで変動するこ
とが予測される。
このように、電源電圧が大巾に変動すると、抵抗R1に
よって電流IHの電流量を最適な電流値に保持すること
が不可能である。
また、抵抗R1は電流IHの電流量を決定するために使
用されているが、その消費電力も無視し得ない。
本考案は上述の如き欠陥を是正すべく考案されたもので
あって、 (a)モータの回転状態を検出する磁電変換素子(例え
ばホール素子)、 (b) 上記磁電変換素子内を流れる電流により基準
電圧が得られるようにこの磁電変換素子の一端に直列に
接続された基準電圧発生回路(例えばツェナーダイオー
ドからなる回路、 (C) この基準電圧発生回路によって得られる基準
電圧と上記磁電変換素子の他端に印加される電圧とを比
較してこの印加電圧を定電圧化させるように構威された
電圧制御回路(例えば差動増巾器と制御用トランジスタ
とからなる回路)、をそれぞれ具備するものである。
このように構威されたモータの駆動回路によれば、基準
電圧を得るために無駄な電力を消費することがなく、ま
た磁電変換素子に供給される電源電圧を所定の電圧レベ
ルに制御することができ、従って上記磁電変換素子の動
作を安定化させることができる。
次に本考案の一実施例を第8.図にもとづき説明する。
なお、第1図〜第7図に示す従来例において述べた場合
と同様の部分には同一の符号を付しその説明を省略する
第8図はモータの駆動回路を示す回路図であって、■は
直流電源である。
トランジスタTR1o。TR1□、TR1□は電圧制御
回路を構成するものである。
そして、トランジスタTR1oは電源電圧を安定化する
ための制御用トランジスタであって、そのコレクタの電
圧、即ちX点の電圧はそのベースに供給される電流によ
って制御されるようになっている。
また、トランジスタTR1□、TR1゜は差動増巾器を
構威し、基準電圧にもとづいて電源電圧の変動分を検出
するようになっている。
抵抗R2,R3はトランジスタTR1□のベース電圧を
決定するとともに、その電圧レベルを電源電圧の変動分
に応じて変化させるためのものである。
また、抵抗R4はトランジスタTR10,TR1□のエ
ミッタ電圧を同レベルにし、かつ差動増巾器を流れる電
流を一定にするためのものである。
Dはツェナーダイオードであって、各ホール素子21a
、21b、 21 Cを流れる電流IHの和の電流によ
って、トランジスタTR1□のベース電圧、言い換えれ
ば差動増巾器の基準電圧を決定するようになっている。
そして、X点の電圧レベルは電圧制御回路によって安定
化され、Y点の電圧レベルはツェナーダイオードDによ
って安定化される。
従って、X点とY点との間に並列接続された各ホール素
子21a、 21 b、 21 Cの両端間は、常に所
定の電圧レベルに決定されるようになっている。
次いで上述の如く構成された第8図に示すモータの駆動
回路の回路動作を説明する。
電源スィッチSWがオン状態に切換えられると、TR1
oのコレクタ、即ちX点に所定の電圧レベルの正極性の
直流電圧が現れる。
これと同時に、X点から抵抗R2,R3を介してアース
ラインEに電流が流れ、トランジスタTR1、のベース
電圧は抵抗R2,R3によって分圧された電圧レベルに
なる。
更に、各ホール素子21 a、 21 b、 21 C
のそれぞれに電流■4が流れ、この電流■□の和の電流
がツェナーダイオードDを介してアースラインEに流れ
る。
従って、ツェナーダイオードDの両端間にはツェナー電
圧が生じ、このツェナー電圧によってトランジスタTR
1゜のベース電圧が決定される。
また、トランジスタTR1□、 TR1゜を流れる電流
によって抵抗R4の両端間に電圧降下が生じ、この電圧
降下分によってトランジスタTR10,TR1□のエミ
ッタ電圧が決定される。
この状態で、例えばホール素子21 aが永久磁石12
の漏洩磁束Φヶを検出すると、このホール素子21 a
から出力電圧■□が得られ、レベル検出回路30に供給
される。
次いで、レベル検出回路32から駆動信号が得られ、こ
の駆動信号はスイッチングトランジスタTR1のベース
に供給される。
以下、このスイッチングトランジスタTR1、制御用ト
ランジスタTR4、制御回路34は、第5図にもとづい
て述べたように動作し、回転子は所定方向に回転駆動さ
れる。
そして、回転子が回転すると、永久磁石12の漏洩磁束
Φえが各ホール素子21 b、 21 Cによって順次
検出され、これにもとづきレベル検出回路31゜32か
ら順次駆動信号が得られる。
以下、スイッチングトランジスタTR2,TR3、制御
用トランジスタTR4、制御回路34は、第5図にもと
づいて述べたように動作し、回転子は所定方向に回転駆
動される。
こ・で、回転子が回転中に電源電圧が変動した場合の回
路動作を述べる。
先ず電源電圧が△Vだけ高レベルに変動した場合につい
て述べる。
電源電圧△■だけ高レベルになると、トランジスタTR
1oのコレクタ電圧もこれに応じて高くなる。
従って抵抗R2,R3を介して流れる電流も多くなり、
抵抗R2,R3の両端間の電圧降下分も高くなる。
これにともないトランジスタTR1、のベース電圧も高
くなり、トランジスタTR1、を流れる電流も、上記電
圧変動分△■に応じて多くなる。
ところが、トランジスタTR12を流れる電流の電流量
は、トランジスタTR1、を流れる電流の電流量が増え
た分に応じて減少する。
これはトランジスタTR12のベース電圧が、ツェナー
ダイオードDの作用によって所定の電圧レベルに決定さ
れているためである。
そして、トランジスタTR1□を流れる電流が減少する
ことは、トランジスタTR1゜のベース電流が減少する
ことを意味するから、このトランジスタTR1oのコレ
クタ・エミッタ間の電圧降下分が高くなる。
従って、トランジスタTR1oのコレクタ電圧、即ちX
点の電圧レベルが次第に低レベルに移行して、所定の電
圧レベルに復帰する。
このように、電源電圧が△Vだけ高レベルに変動しても
、電圧制御回路の動作によって各ホール素子21 a、
21 b、 21 Cのそれぞれの入力端子の一方の
電圧レベルが変動するようなことがない。
しかも、各ホール素子21 a、 21 b、 21
Cのそれぞれの入力端子の他方の電圧レベルは、ツェナ
ーダイオードDによって所定の電圧レベルに決定されて
いる。
従って、各ホール素子21 a、 21 b、 21C
の両端間に供給される電圧レベルが変動することはなく
、電流■□が変動することもない。
故に、各ホール素子21a、21b、21Cノ出力電圧
V、(7)電圧レベルは、漏洩磁束Φ。
の磁束密度に応じてのみ変化することになる。
従って、第7図について述べたように、各レベル検出回
路30.31.32から得られる駆動信号の時間中が変
動することがないので、回転子の回転位相の検出による
回転むらは発生しない。
次いで、電源電圧が△Vだけ低レベルに変動した場合に
ついて述べる。
電源電圧が△Vだけ低レベルになると、トランジスタT
R1oのコレクタ電圧もこれに応じて低くなる。
従って、抵抗R2,R3を介して流れる電流も減少し、
これにともないトランジスタTR□1のベース電圧も低
くなる。
故に、トランジスタTR1□を流れる電流も、上記電圧
亥動分△■に応じて減少する。
ところが、トランジスタTR工2に流れる電流は、トラ
ンジスタTR1□を流れる電流が減少した分に応じて増
大する。
これはトランジスタTR1□のベース電圧が、ツェナー
ダイオードDの作用によって所定の電圧レベルによって
所定の電圧レベルに決定されているためである。
そして、トランジスタTR1□を流れる電流か増大する
ことは、トランジスタTR1oのベース電流が増大する
ことを意味するから、このトランジスタTR1oのコレ
クタ・エミッタ間の電圧降下分が小さくなる。
従って、トランジスタTR工。のコレクタ電圧、即ちX
点の電圧レベルが次第に高レベルに移行して、所定の電
圧レベルに復帰する。
このように、電源電圧が△Vだけ低レベルに変動しても
、電圧制御回路の動作によって各ホール素子21 a、
21 b、 21 Cのそれぞれの入力端子の電圧レ
ベルが変動するようなことがない。
そして、各ホール素子21 a、 21 b、 21
Cを流れる電流■□が変動することもなく、各ホール素
子21 a、 21b、21Cの出力電圧v1□の電圧
レベルは、漏洩磁束Φ。
の磁束密度に応じてのみ変化することになる。従って、
第7図について述べたように、各レベル検出回路30.
31.32から得られる駆動信号の時間巾が変動するこ
ともないので、回転子の回転位相の検出による回転むら
が発生しない。
そして、回転子の回転速度の制御は制御回路34及び制
御用トランジスタTR4によって行われる。
従って、第8図に示すモータの駆動回路においては、ブ
ラシレスモータ1の回転位相が3つのホール素子21
a、 21 b、 21 Cによって検出され、これに
より3つのコイルL1.L2.L3への通電状態が順次
切換られ、またその回転速度が制御回路34によって制
御される。
このように、上述の実施例においては、各ホール素子2
1 a、 21 b、 21 Cを流れる電流■□をこ
れらの一端Yに直列に接続されているツェナーダイオー
ドDに流すことにより基準電圧を得て、この基準電圧と
上記ホール素子21 a、 21 b、 21 Cの他
端Xに印加される電圧とを比較してこの印加電圧を定電
圧化させている。
従って、基準電圧を得るために無駄な電力を消費するこ
とがない。
これ(よ、ポータプルテープレコーダの如く、電池によ
ってブラシレスモータ1を回転駆動させる場合に有益な
ことである。
また上記ホール素子21 a、 21b、21Cに供給
される電源電圧を所定の電圧レベルに制御することがで
き、従って上記ホール素子21 a、 21 b、 2
1 Cの動作を安定化させることができる。
なお、上述の実施例において、電圧制御回路の出力電圧
は各ホール素子21 a、 21 b、 21 Cの電
源に使用されているが、例えば制御回路34の電源と共
用することも可能である。
以上述べたように、本考案によれば、磁電変換素子内を
流れる電流により基準電圧が得られるようにこの磁電変
換素子の一端に基準電圧発生回路を直列に接続している
ので、基準電圧を得るために無駄な電力を消費すること
がない。
また上記基準電圧発生回路によって得られる基準電圧と
上記磁電変換素子の他端に印加される電圧とを比較して
この印加電圧を定電圧化させるように構成された電圧制
御回路によって定電圧化を行っているので、上記磁電変
換素子に供給される電源電圧を所定の電圧レベルに制御
することができ、従って上記磁電変換素子の動作を安定
化させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案の出願人によって特願昭51−
132136号として既に提案されているブラシレスモ
ータの構造を示すものであって、第1図はブラシレスモ
ータの平面図、第2図はブラシレスモータの内部構造を
示す第1図のII−II線断面図、第3図は回転子の構
造と磁気回路とを示す回転子の分解斜視図、第4図はホ
ール素子の取付状態を示すためのプリント基板の平面図
、第5図はブラシレスモータを定速回転させるためのモ
ータの駆動回路の回路図、第6図はホール素子の動作を
説明するための要部の斜視図、第7図はホール素子から
得られる出力電圧の波形図である。 第8図は本考案の一実施例を示すモータの駆動回路の回
路図である。 なお、図面に用いられている符号において、21a、
21 b、 21 Cはホール素子、Dはツェナーダイ
オード、TR1o、TR10,TR1□は電圧制御回路
用トランジスタである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) モータの回転状態を検出する磁電変換素子、
    (b) 上記磁電変換素子内を流れる電流により基準
    電圧が得られるようにこの磁電変換素子の一端に直列に
    接続された基準電圧発生回路、 (C) この基準電圧発生回路によって得られる基準
    電圧と上記磁電変換素子の他端に印加される電圧とを比
    較してこの印加電圧を定電圧化させるように構成された
    電圧制御回路、 をそれぞれ具備することを特徴とするモータの駆動回路
JP1977061796U 1977-05-14 1977-05-14 モ−タの駆動回路 Expired JPS5918878Y2 (ja)

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