JPS5918876B2 - 光点弧半導体装置 - Google Patents

光点弧半導体装置

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JPS5918876B2
JPS5918876B2 JP48041294A JP4129473A JPS5918876B2 JP S5918876 B2 JPS5918876 B2 JP S5918876B2 JP 48041294 A JP48041294 A JP 48041294A JP 4129473 A JP4129473 A JP 4129473A JP S5918876 B2 JPS5918876 B2 JP S5918876B2
Authority
JP
Japan
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region
light
hole
layer
ignition
Prior art date
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Expired
Application number
JP48041294A
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JPS49130192A (ja
Inventor
知行 田中
卓三 小川
征男 飯村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、光点弧半導体装置に関する。
第1図は従来の光点弧半導体装置の一例を示すものであ
る。
図においてnE、pB、nB、pEはそれぞれ交互に導
電性の異なる領域であつて半導板基板10の内部に形成
され、これら領域の境界にはそれぞれJ3、J2、J、
で示されるpn接合が形成されている。1はPE領域に
低抵抗接触したアノード電極、2はnE領域に低抵抗接
触したカソード電極、3はカソード端子、4は光信号を
導く光管(ライトガラス)、5はnE領域の光照射部分
である。
上述の装置はカソード端子3の中に光管4を有するので
、サイリスタペレット10を収納するパッケージ(図示
せず)の構造が簡単となるが、点弧感度が悪いという欠
点を有する。
本発明の目的は上述した従来技術の欠点をなくし、光点
弧感度のよいサイリスタを提供する点にある。
この目的を達成するために本発明の特徴とするところは
、サイリスタ基体の一主表面からこの主表面に露出する
一方、エミッタ領域(例えばnE領域)を貫通し、一方
のエミッタ領域に隣接する一方のベース領域(例えばP
E領域)に達する深さの穴を穿ち、この部分に光照射す
るようにした点にある。
以下nE−pB−nB−pE各領域を有し・ nE領域
側から光照射されるサイリスタを例にとつて本発明を詳
細に説明する。
シリコン中での光の透過は、不純物濃度の高いものほど
小さく、かつ厚さが厚いほど小さくなる。
通常の半導体装置(サイリスタ)では、各半導体領域の
不純物濃度分布は例えば第2図に示すよラにされている
。第2図で、位置J,,J2およびJ3はそれぞれ第1
図におけるJ,,J2およびJ3の位置と対応している
。第2図に示す如く. NE領域は表面の不純物濃度は
1X1020at0mfVC1f1程度,厚さは20〜
50μあるので,第1図の如くNE領域表面から光を照
射しても,光はNE領域内部6特に高不純物濃度のNE
表面層で吸収されてしまい.PB,nE領域まではほと
んど到達しない。
発明者らの実験によれば、サイリスタの最小点弧光強度
はPB,nB境介であるJ2接合近傍に光照射した場合
に最小(点弧感度は最高).PB又はNB領域中に光照
射した場合がそれについで小さく.NE領域に照射した
場合は最も大きい(点弧感度は最低)。
従つて第1図の如きNE領域の表面に光を照射するのは
最も点弧感度が悪い。本発明はこのような知見に基づく
ものである。本発明の具体的構成においては,YDえば
n型のウエハ一の一対の主表面から例えばGaを拡散し
てPnp構造としたウエハ一の一主表面にアロイ法等で
NE領域を形成するといつたようになるべく製作工程を
簡単化することが望ましい。また,装置を小型化するた
めには光の導入パスは少なくともウエハ一に近いところ
では中空のカソード電極端子の中空部分又はこの中空部
分に設けたライトガイド(ガラス繊維)とすることが得
策である。一方.ウエハ沿面にはシリコーンゴムなどの
保護膜を被覆する。点弧用の光信号は、NE領域表面に
導かれる。本発明の思想を具体化するために6nE領域
はその露出主表面側から見て一部が6その厚さ方向にお
いて全部,エツチング法等により取除かれる。
有効な光透過という立場では、穴の深さをJ2接合近傍
までとすることが望ましいが,一方順方向耐圧を保持す
るという立場からは穴の深さは最大J3接合又はそれよ
りやや深いところまでに限定される。すなわち,アノー
ド・カソード電極間に順方向電圧が印加されサイリスタ
が順阻止状態にあるとき6J2接合からPB領域内に延
びる空乏層が穴の底部に達しその部分で順方向耐圧が低
下しないようにされる。他方.穴の深さがPB領域に達
せず.穴の底部とPB領域間にNE領域の一部が存在す
る場合には.点弧感度が左程改善されないばかDでなく
、サイリスタ間で点弧感度にばらつきが生じるので好ま
しくない。
点弧感度が十分改善されない理由は、上述した通D高濃
度領域である程光吸収が大きいという知見に基づく。
第2図からもわかる通D.nE領域のどこをとつてもP
B領域より不純物濃度が高い。従つて.一部ではあつて
もNE領域が残存していれば光の減衰が大きい。特にサ
イリスタではN。領域はエレクトロンの注入源とするた
めにその不純物濃度が高くされるので、光の減衰は重要
な解決課題である。点弧感度がばらつく理由は穴の深さ
のばらつきにより6穴底部とPB領域間に残存するNE
領域の厚さがばらつくことによる。
点弧感度の改善のためには穴の深さは可及的に深くされ
る。穴の底部がPB領域まで達しないという条件の下で
は.穴底部の下に残されたNE領域は必然的に薄くなる
。又.穴はエツチング法等で形成されるものであり6深
さに若干のばらつきが生ずることは不可避である。従つ
て.上述の残存NE領域の厚さは穴の深さのばらつきの
影響を受ける度合が大きい更に6一般にNE領域のPB
領域近傍での不純物濃度勾配は大きく6そのために残存
NE領域の厚さのばらつきはこの領域での光減衰量の大
きなばらつきとなつて現れる。これに対し、穴の深さを
その底部がPB領域まで達するようにすれば.上述の問
題は生じない。
すなわち6光は直接.感度の高いPB領域に照射され高
濃度領域による光の減衰は回避できる。又、穴の深さが
ばらついたとしても,穴底部とNB領域間の残存PB領
域は上述の残存NE領域の厚さと比較して十分に大きく
.穴の深さのばらつきが残存PB領域の厚さのばらつき
を招く度合は小さい。したがつて6サイリスタ間の点弧
感度のばらつきは実際上生じない。以下この発明を第3
図.第4図に示した実施例により説明する。
な訃6第3図,第4図に訃いて,第1図と同一部分につ
いては同一符号を付して説明を省略する。光点弧サイリ
スタ20はシリコンサイリスタペレツト106絶縁碍子
7,アノードステム86アノード締付ネジ9.カソード
端子3などにより構成される。
サイリスタペレツト10の詳細が第4図に示されている
。穴6はNE領域の一部分6具体的には光管4の終端部
に対応する部分に穿たれ,NE領域を貫通し底部がPB
領域に達している。穴6の深さは6サイリスタが順阻止
状態であるときにJ2接合からPB領域内に延びる空乏
層が穴6に達しないようにされている。したがつて,ラ
イトガイド4を通して供給される信号光は弱まることな
く6pB,nB各領域.J2接合部に達し,その部所で
エレクトロン・ホール・ペアを発生させ、これらのキヤ
リヤによつてサイリスタ20は容易に点弧する。また6
順阻止耐圧の低下6点弧感度のばらつきも無い。この発
明は以上の説明で明らかなように,光照射されるウエハ
表面でNE領域の一部を厚さ方向において全部除去する
ので光透過性は従来のものよりはるかに良くなD6その
結果他の特性を犠牲にせずに点弧感度が非常に向上する
という大きな効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来の光点弧半導体装置の断面図.第2図は第
1図の半導体中における不純物濃度の分布図6第3図は
この発明の一実施例を示す断面図、第4図はその要部の
拡大断面図である。 1・・・アノード電極62・・・カソード電極63・・
・カソード端子64・・・光管(ライトガイド)65・
・・光照射部分. 6・・・穴610・・・サイリスタ
ペレツト、J,〜J3・・・Pn接合。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 互いに対向する一対の主表面を有し、一対の主表面
    間に交互に導電型が異なり隣接する2層間にそれぞれp
    n接合が形成された少なくとも第1ないし第4の4層の
    積層構造がその第1層が上記一対の主表面のうち一方の
    主表面に露出するように形成され、上記一方の主表面の
    上記第1の層が露出した一部に、底部が上記第1の層に
    隣接する第2の層まで達する穴部が設けられた半導体基
    体と、上記半導体基体の一方の主表面上に上記穴部の開
    口部をとり囲むように形成され、上記第1の層と低抵抗
    接触する第1の電極と、上記半導体基体の一方の主表面
    と対向する他方の主表面に低抵抗接触された第2の電極
    と、を有し、上記穴部の開口部から点弧用の光信号が照
    射されるようにされたことを特徴とする光点弧半導体装
    置。
JP48041294A 1973-04-13 1973-04-13 光点弧半導体装置 Expired JPS5918876B2 (ja)

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