JPS591871Y2 - 液圧倍力装置 - Google Patents
液圧倍力装置Info
- Publication number
- JPS591871Y2 JPS591871Y2 JP2976679U JP2976679U JPS591871Y2 JP S591871 Y2 JPS591871 Y2 JP S591871Y2 JP 2976679 U JP2976679 U JP 2976679U JP 2976679 U JP2976679 U JP 2976679U JP S591871 Y2 JPS591871 Y2 JP S591871Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- free piston
- input rod
- rod
- main body
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は液圧倍力装置に関するものである。
ブレーキ装置を小さな力で確実に操作させるべく液圧を
利用して入力を倍力して出力させる液圧倍力装置が開発
されている。
利用して入力を倍力して出力させる液圧倍力装置が開発
されている。
この種の倍力装置には、例えば実開昭
50−28189号公報に見られるように、流体源に接
続される流入口と流体の吐出口とを有する本体内に、そ
の端部で相互に摺動自在に嵌合連結されたインプットロ
ッドとアウトプットロッドとを内装し、本体の内壁とイ
ンプットロッドの外周面との間にアウトプットロッドと
連繋したフリーピストンを液密にしかも摺動自在に介装
して該本体内を流入口側液室と吐出口側液室とに画威し
、該両液室を連通ずる連通路を前記インプットロッドに
形成し、インプットロッドに設けた弁体とアウトプット
ロッドに設けた弁座とにより、前記連通路の吐出口側液
室の開口部に可変絞り部を構成したものがある。
続される流入口と流体の吐出口とを有する本体内に、そ
の端部で相互に摺動自在に嵌合連結されたインプットロ
ッドとアウトプットロッドとを内装し、本体の内壁とイ
ンプットロッドの外周面との間にアウトプットロッドと
連繋したフリーピストンを液密にしかも摺動自在に介装
して該本体内を流入口側液室と吐出口側液室とに画威し
、該両液室を連通ずる連通路を前記インプットロッドに
形成し、インプットロッドに設けた弁体とアウトプット
ロッドに設けた弁座とにより、前記連通路の吐出口側液
室の開口部に可変絞り部を構成したものがある。
このものにおいては、インプットロッドの前方(本体内
)への進入に伴い前記可変絞り部の有効開口面積が小さ
くなるため、流入口からの圧油は圧力降下された後吐出
口側液室へ導入され、この結果上じた両液室の差圧に基
づくフリーピストンの前方への推力と、アウトプットロ
ッドに直接作用する前記可変絞り部よりも上流側の液圧
とが、該アウトプットロッドの出力として与えられるこ
ととなる。
)への進入に伴い前記可変絞り部の有効開口面積が小さ
くなるため、流入口からの圧油は圧力降下された後吐出
口側液室へ導入され、この結果上じた両液室の差圧に基
づくフリーピストンの前方への推力と、アウトプットロ
ッドに直接作用する前記可変絞り部よりも上流側の液圧
とが、該アウトプットロッドの出力として与えられるこ
ととなる。
ところで、この種倍力装置においては、フリーピストン
が最も後退したときにも流入口側液室の液圧を該フリー
ピストンに作用させること、すなわちフリーピストンの
後端面と本体内壁との間に最小隙間をもつようにするこ
とが必要であり、また、インプットロッドがフリーピス
トンに対して所定以上後方(戻り方向)へ相対変位しな
いようにする必要がある。
が最も後退したときにも流入口側液室の液圧を該フリー
ピストンに作用させること、すなわちフリーピストンの
後端面と本体内壁との間に最小隙間をもつようにするこ
とが必要であり、また、インプットロッドがフリーピス
トンに対して所定以上後方(戻り方向)へ相対変位しな
いようにする必要がある。
このため従来は、流入口側液室内に中間部材を介在させ
て前記最小隙間を確保すると共に、フリーピストンの前
端面にインプットロッドの一部を間接的に当接させてそ
の所定以上の戻り方向への相対変位を規制していたが、
この従来のものは、最小隙間を得るのに別途中間部材を
設けるので組付工程数の増加、コストアップ等の大きな
原因となり、またフリーピストンは概ねカップ状をして
いて左右を逆にして組付けると最早作動しないものとな
ってしまうため、この組付作業を特に注意深く行う必要
がある等の問題点を残していた。
て前記最小隙間を確保すると共に、フリーピストンの前
端面にインプットロッドの一部を間接的に当接させてそ
の所定以上の戻り方向への相対変位を規制していたが、
この従来のものは、最小隙間を得るのに別途中間部材を
設けるので組付工程数の増加、コストアップ等の大きな
原因となり、またフリーピストンは概ねカップ状をして
いて左右を逆にして組付けると最早作動しないものとな
ってしまうため、この組付作業を特に注意深く行う必要
がある等の問題点を残していた。
本考案は上記問題点を解消するもので、フリーピストン
の形状を工夫することにより、別途中間部材を設けるこ
となく最小隙間を確保する一方、フリーピストンを左右
いずれか任意に組付けても全く同様に作動し得るように
したことを特徴とするものである。
の形状を工夫することにより、別途中間部材を設けるこ
となく最小隙間を確保する一方、フリーピストンを左右
いずれか任意に組付けても全く同様に作動し得るように
したことを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を図面によって説明する。
内部にシリンダ1aを有する本体1には、その端部にそ
れぞれ圧力流体源2に接続される流入口3と吐出口4と
が設けられており、本体1の開口側はガイド体5で閉塞
され、ガイド体5はポルl〜6aとナツト6bとで本体
1に取付けられ、シリンダ1aの内周面とガイド体5の
外周面とはシールリング7で液密か保持されている。
れぞれ圧力流体源2に接続される流入口3と吐出口4と
が設けられており、本体1の開口側はガイド体5で閉塞
され、ガイド体5はポルl〜6aとナツト6bとで本体
1に取付けられ、シリンダ1aの内周面とガイド体5の
外周面とはシールリング7で液密か保持されている。
インプラl−ロッド8は本体1のガイド部1bに摺動自
在に支持されてその一端8aがシリンダ1a内に臨んで
゛おり、アラ1−プツトロッド9はガイド体5に摺動自
在に支持されてその一端9aがシノンダ1a内に臨んで
′おり、このインプットロッドとは同径となっている。
在に支持されてその一端8aがシリンダ1a内に臨んで
゛おり、アラ1−プツトロッド9はガイド体5に摺動自
在に支持されてその一端9aがシノンダ1a内に臨んで
′おり、このインプットロッドとは同径となっている。
本体1のガイド部1bにはインプットロッド8を取り囲
んで凹所10が設けられ、凹所10内に嵌入したカップ
シール11により凹所10の内周壁とインプットロッド
8の外周面との液密か保持されている。
んで凹所10が設けられ、凹所10内に嵌入したカップ
シール11により凹所10の内周壁とインプットロッド
8の外周面との液密か保持されている。
凹所10の開口側にはシール押え12が嵌合され、シー
ル押え12によりカップシール11の脱落防止が図られ
ている。
ル押え12によりカップシール11の脱落防止が図られ
ている。
14はそれぞれの端部が本体1とインプットロッド8の
終端に取り付けられてインプットロッド8に外装された
ダストブーツである。
終端に取り付けられてインプットロッド8に外装された
ダストブーツである。
インプットロッド8の一端8aには、インプットロッド
8の外径D1と同一の外径D2を有し実質的にインプッ
トロッド8の一部を構成するリテーナ15が螺着されて
おり、インプットロッド8の外周面とシリンダ1aの内
周面との間の液密を保持するフリーピストン16がイン
プットロッド8に摺動自在に支持されており、フリーピ
ストン16によりシリンダ1a内は流入口側の液室Aと
吐出口側の液室Bとに画成されている。
8の外径D1と同一の外径D2を有し実質的にインプッ
トロッド8の一部を構成するリテーナ15が螺着されて
おり、インプットロッド8の外周面とシリンダ1aの内
周面との間の液密を保持するフリーピストン16がイン
プットロッド8に摺動自在に支持されており、フリーピ
ストン16によりシリンダ1a内は流入口側の液室Aと
吐出口側の液室Bとに画成されている。
アウトプットロッド9の一端9aにはリテーナ15が相
対変位するように嵌合すべく凹部17が形成されており
、凹部17内にリテーナ15の先端部が嵌合している。
対変位するように嵌合すべく凹部17が形成されており
、凹部17内にリテーナ15の先端部が嵌合している。
凹部17の縁部17 aはアウトプットロッド9の径方
向外方に拡径されており、その縁部17 aにはフリー
ピストン16が当接する端面17 bが形成され、端面
17 bにはフリーピストン16の当接する部分より径
方向内側に位置させて弁座17 Cが形成されている。
向外方に拡径されており、その縁部17 aにはフリー
ピストン16が当接する端面17 bが形成され、端面
17 bにはフリーピストン16の当接する部分より径
方向内側に位置させて弁座17 Cが形成されている。
ここで、凹部17の底部とリテーナ15との間には不作
動時に間隙りが形成され、ここに介装された弱いばね力
のばね32により、リテーナ15とアウトプットロッド
9とが通常は離間されている。
動時に間隙りが形成され、ここに介装された弱いばね力
のばね32により、リテーナ15とアウトプットロッド
9とが通常は離間されている。
1Bはシールリングであり、シールリング18により凹
部17の内周面とノテーナ15の外周面との間の液密か
保持されている。
部17の内周面とノテーナ15の外周面との間の液密か
保持されている。
フリーピストン16の右端面外周部分には、環状の突起
部16 aが形成され、該突起部16 aにはその周回
り方向に間隔をあけて複数個の切欠き13が形成されて
いる。
部16 aが形成され、該突起部16 aにはその周回
り方向に間隔をあけて複数個の切欠き13が形成されて
いる。
この突起部16 aは、フリーピストン16の右方動に
伴って本体1の右内壁(シリンダ1aの底壁)部分に当
接し、これにより液室Aの最小体積、すなわちフリーピ
ストン16の右端面側に常に液室A内の液圧が作用すべ
く本体1との間の最小隙間が確保される一方、上記切欠
き13を介して流入口3と液室Aとが連通される。
伴って本体1の右内壁(シリンダ1aの底壁)部分に当
接し、これにより液室Aの最小体積、すなわちフリーピ
ストン16の右端面側に常に液室A内の液圧が作用すべ
く本体1との間の最小隙間が確保される一方、上記切欠
き13を介して流入口3と液室Aとが連通される。
また、フリーピストン16の左端面外周部分には、アウ
トプットロッド9への当接部となる環状の突起部16b
が形成され、該突起部16bにはその周回り方向に間隔
をあけて複数個の切欠き31が形成されている。
トプットロッド9への当接部となる環状の突起部16b
が形成され、該突起部16bにはその周回り方向に間隔
をあけて複数個の切欠き31が形成されている。
このフリーピストン16とアウトプットロッド9とで形
成される空間すなわち後述する弁室Cは、上記切欠き3
1及びアウトグツ1ヘロツド9とシリンダ1aとの間の
隙間19を介して液室Bと連通している。
成される空間すなわち後述する弁室Cは、上記切欠き3
1及びアウトグツ1ヘロツド9とシリンダ1aとの間の
隙間19を介して液室Bと連通している。
インプットロッド8及びリテーナ15の内部には液室A
と弁室Cとを連通ずる連通路20が形成されており、最
終的には連通路20により液室A。
と弁室Cとを連通ずる連通路20が形成されており、最
終的には連通路20により液室A。
B間が連通されている。
そして、インプットロッド8とリテーナ15との間には
、可撓性を有する環状板材からなる弁体21の内周縁が
嵌合保持されており、該弁体21と前記弁座17 Cと
により、連通路20の下流側開口端部に可変絞り部が構
成されている。
、可撓性を有する環状板材からなる弁体21の内周縁が
嵌合保持されており、該弁体21と前記弁座17 Cと
により、連通路20の下流側開口端部に可変絞り部が構
成されている。
フリーピストン16の左端面内周部分すなわち、インプ
ットロッド8が貫通する貫通孔の開口端縁部は、前記突
起部16bとの間の段差が所定の大きさとされた基準当
接面16 Cとされ、突起部16 aが本体1の右内壁
に当接した図示の不作動状態において、基準当接面16
Cに対して弁体21が当接することにより、インプッ
トロッド8がフリーピストン16に対して所定以上戻り
方向へ相対変位するのが規制される。
ットロッド8が貫通する貫通孔の開口端縁部は、前記突
起部16bとの間の段差が所定の大きさとされた基準当
接面16 Cとされ、突起部16 aが本体1の右内壁
に当接した図示の不作動状態において、基準当接面16
Cに対して弁体21が当接することにより、インプッ
トロッド8がフリーピストン16に対して所定以上戻り
方向へ相対変位するのが規制される。
また、フリーピストン16の右端面内周部分にも基準当
接面16dが形成され、この基準当接面16 dと突起
部16 aとの間の段差が、前記両者16bと16Cと
の間の段差と同一高さとされ、フリーピストン16を左
右逆に組み付けた際にも全く同様の作動を行ない得るよ
うになっている。
接面16dが形成され、この基準当接面16 dと突起
部16 aとの間の段差が、前記両者16bと16Cと
の間の段差と同一高さとされ、フリーピストン16を左
右逆に組み付けた際にも全く同様の作動を行ない得るよ
うになっている。
すなわち、図示と逆の組付けを行った場合、突起部16
aと16 bとは互いに逆の作用をなし、基準当接面
16 dが1.6Cの作用を行うようになっている。
aと16 bとは互いに逆の作用をなし、基準当接面
16 dが1.6Cの作用を行うようになっている。
なお、実施例ではフリーピストン16を左右対称形とし
であるが、必ずしも左右対称とする必要がないことは図
面及び以上の説明から明らかであろう。
であるが、必ずしも左右対称とする必要がないことは図
面及び以上の説明から明らかであろう。
ガイド体5にはアウトプットロッド9を取り囲んで゛凹
所22が形成されており、凹所22内にはカップシール
23が嵌入されており、カップシール23により凹所2
2の内周壁とアウトプットロッド9の外周面との間の液
密か保持されている。
所22が形成されており、凹所22内にはカップシール
23が嵌入されており、カップシール23により凹所2
2の内周壁とアウトプットロッド9の外周面との間の液
密か保持されている。
凹所22の開口側にはシール押え24が嵌合保持されて
カップシール23の脱落防止が図れており、さらにシー
ル押え24とアウトプットロッド9との間にはスプリン
グ25が介在されてアウトプットロッド9を図中右方向
に附勢している。
カップシール23の脱落防止が図れており、さらにシー
ル押え24とアウトプットロッド9との間にはスプリン
グ25が介在されてアウトプットロッド9を図中右方向
に附勢している。
26はブレーキ装置のマスクシリンダであって、マスク
シリンダ26のピストン27はアウトプットロッド9と
連結軸28を介して直結されている。
シリンダ26のピストン27はアウトプットロッド9と
連結軸28を介して直結されている。
本体1の吐出口4にはパワーステアリング装置29が接
続され、パワーステアリング装置29の流体吐出口側に
は流体源2の戻しタンク30が接続されている。
続され、パワーステアリング装置29の流体吐出口側に
は流体源2の戻しタンク30が接続されている。
上記構成に係る液圧倍力装置の作動について説明する。
ブレーキ作用をする以前はスプリング25のばね力によ
って図示のようにアウトプットロッド9、フリーピスト
ン16、インプットロッド8は最も右方に寄せられてい
る。
って図示のようにアウトプットロッド9、フリーピスト
ン16、インプットロッド8は最も右方に寄せられてい
る。
そしてアウトプットロッド9とインプットロッド8との
間には間隙りが゛形成されている。
間には間隙りが゛形成されている。
ここで、インプットロッド9の外径D1とアウトグツI
・ロッド9の外径D3とは同径であるために、フリーピ
ストン16の両側に圧力差が生じない限り、シリンダ1
a内の圧力が変動してもインプットロッド8とアウトグ
ツ1〜ロツド9とにはシリンダ外への力は働かないもの
である。
・ロッド9の外径D3とは同径であるために、フリーピ
ストン16の両側に圧力差が生じない限り、シリンダ1
a内の圧力が変動してもインプットロッド8とアウトグ
ツ1〜ロツド9とにはシリンダ外への力は働かないもの
である。
流体源2からの流体は流入口3、液室A、連通路20、
弁室C、フリーピストン16の切欠き31゜間隙19、
液室B、吐出口4を介してパワーステアリング装置29
に到り、タンク30内に帰還している。
弁室C、フリーピストン16の切欠き31゜間隙19、
液室B、吐出口4を介してパワーステアリング装置29
に到り、タンク30内に帰還している。
インプットロッド8に人力を与えると、インプットロッ
ド8が左方に動き、弁体21が弁座17 Cに接近して
弁座17 Cと弁体21との隙間が絞られる。
ド8が左方に動き、弁体21が弁座17 Cに接近して
弁座17 Cと弁体21との隙間が絞られる。
この際、フリーピストン16の両面に作用する差圧力が
、フリーピストン16の嵌合部で生ずる摩擦抵抗よりも
小さいときには、インプットロッド8はフリーピストン
16に対して摺動するだけであり、アウトプットロッド
9には何ら力が伝達されない。
、フリーピストン16の嵌合部で生ずる摩擦抵抗よりも
小さいときには、インプットロッド8はフリーピストン
16に対して摺動するだけであり、アウトプットロッド
9には何ら力が伝達されない。
弁体21が弁座17 Cに接近するにつれて液室A、お
よび弁室C内の圧力が上昇し、液室Bとの間で差圧力が
生じる。
よび弁室C内の圧力が上昇し、液室Bとの間で差圧力が
生じる。
この差圧力がアウトプットロッド9の端面及びフリーピ
ストン16の右側に加わり、アウトプットロッド9を外
方に押す力が発生し、マスクシリンダ26のピストン2
7を左方に押動することになる。
ストン16の右側に加わり、アウトプットロッド9を外
方に押す力が発生し、マスクシリンダ26のピストン2
7を左方に押動することになる。
一方、弁室C内の圧力は弁体21にも働き、インプット
ロッド8を押し戻す方向に力が生じ、これが入力に対す
る反力となり、運転者にペダルフィーリングを与えるこ
とになる。
ロッド8を押し戻す方向に力が生じ、これが入力に対す
る反力となり、運転者にペダルフィーリングを与えるこ
とになる。
また、インプットロッド8を急激に押圧した場合あるい
は故障等により流体源29からの圧油供給が途切れた場
合には、ばね32を撓めてインプットロッド8が直接ア
ウトプットロッド9を押圧することになる。
は故障等により流体源29からの圧油供給が途切れた場
合には、ばね32を撓めてインプットロッド8が直接ア
ウトプットロッド9を押圧することになる。
インプットロッド8への入力を取り除くと、液室A、
B間の圧力差がなくなり、スプリング25により初期の
状態に押し戻される。
B間の圧力差がなくなり、スプリング25により初期の
状態に押し戻される。
なお、実施例では弁体21をインプラI・ロッド8側に
リテーナ15で取付けるようにしたが、弁体21をリテ
ーナ15でアウトプットI・ロッド9側に取付けるよう
にしても良いものである。
リテーナ15で取付けるようにしたが、弁体21をリテ
ーナ15でアウトプットI・ロッド9側に取付けるよう
にしても良いものである。
この場合には弁座17 C1凹所17はインプットロッ
ド8側に設けられることになる。
ド8側に設けられることになる。
また、フリーピストン16に設けた突起部16a、16
bは必ずしも環状とする必要はなく、例えば互いに独立
した複数個の突起としてもよく、この場合は各突起間の
隙間を切欠き13あるいは31と同様の作用を行う連通
路手段とすればよい。
bは必ずしも環状とする必要はなく、例えば互いに独立
した複数個の突起としてもよく、この場合は各突起間の
隙間を切欠き13あるいは31と同様の作用を行う連通
路手段とすればよい。
もつとも、流入口3を本体1の右内壁に開口させれば切
欠き13は不用となる。
欠き13は不用となる。
さらに、基準当接面16C,16d部分はフリーピスト
ン16のボス部を横取する突起部分の先端面としたが、
必すしも突起の先端面とする必要はない。
ン16のボス部を横取する突起部分の先端面としたが、
必すしも突起の先端面とする必要はない。
さらに、インプットロッド8に弁体21以外の係止段部
を別途形成してこれをフリーピストン16の基準当接面
16C(または16d)に当接させるようにしてもよく
、あるいはアラ1〜プツトロツドの一部を介して上記係
止段部と基準当接面とを当接させるようにしてもよい。
を別途形成してこれをフリーピストン16の基準当接面
16C(または16d)に当接させるようにしてもよく
、あるいはアラ1〜プツトロツドの一部を介して上記係
止段部と基準当接面とを当接させるようにしてもよい。
以上のように本考案によれば、フリーピストンを左右い
ずれか任意に組付けても全く同様の作動を行うことがで
き、また別途中間部材を設けることなくフリーピストン
と本体の内壁との間に受圧面積確保用の最小隙間を形成
することができ、組付作業の向上、部品点数の減少、コ
ストダウン等の点で極めて有効である。
ずれか任意に組付けても全く同様の作動を行うことがで
き、また別途中間部材を設けることなくフリーピストン
と本体の内壁との間に受圧面積確保用の最小隙間を形成
することができ、組付作業の向上、部品点数の減少、コ
ストダウン等の点で極めて有効である。
図面は本考案の一実施例を示す断面図である。
1・・・本体、3・・・流入口、4・・・吐出口、8・
・・インプットロッド、9・・・アウトプットロッド、
A、 B・・・液室、16・・・フリーピストン、1
6 a、 16 b・・・突起部、16C,16d・・
・基準当接面、17 C・・・弁座、20・・・連通路
、21・・・弁体。
・・インプットロッド、9・・・アウトプットロッド、
A、 B・・・液室、16・・・フリーピストン、1
6 a、 16 b・・・突起部、16C,16d・・
・基準当接面、17 C・・・弁座、20・・・連通路
、21・・・弁体。
Claims (1)
- 流入口及び吐出口を有する本体と、該本体内でその端部
が相互に摺動自在に嵌合連結されたインプットロッドお
よびアウトプットロッドと、インプットロッドの外周面
と本体の内壁との間に液密に摺動自在に介装され、本体
内を流入口側液室と吐出口側液室とに画成し、しかもア
ウトプットロッドに連繋したフリーピストンと、インプ
ットロッドに設けられ前記両液室を連通ずるための連通
路と、一方が前記インプットロッドに他方が前記アウト
プットロッドに設けられ、前記連通路の吐出口側液室の
開口部に可変絞り部を形成する弁座および弁体と、から
なり、前記フリーピストンの両端面には、それぞれ突起
部及び基準当接面が形成されると共に、同一端面側に位
置する突起部の先端面と基準当接面との段差が、それぞ
れ同一高さとされ、前記フリーピストンを左右任意に組
み付けた際、前記突起部のいずれか一方が本体内壁に当
接して該内壁との間に最小隙間を確保し、他方の突起部
が前記アウトプットロッドを押圧するようにされ、かつ
上記他方の突起部側の基準当接面により前記インプット
ロッドが該フリーピストンに対して所定以上戻り方向へ
相対変位するのを規制するようにしたことを特徴とする
液圧倍力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2976679U JPS591871Y2 (ja) | 1979-03-08 | 1979-03-08 | 液圧倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2976679U JPS591871Y2 (ja) | 1979-03-08 | 1979-03-08 | 液圧倍力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55129163U JPS55129163U (ja) | 1980-09-12 |
JPS591871Y2 true JPS591871Y2 (ja) | 1984-01-19 |
Family
ID=28878158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2976679U Expired JPS591871Y2 (ja) | 1979-03-08 | 1979-03-08 | 液圧倍力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591871Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-03-08 JP JP2976679U patent/JPS591871Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55129163U (ja) | 1980-09-12 |
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