JPS5918696B2 - 光導電体 - Google Patents

光導電体

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JPS5918696B2
JPS5918696B2 JP75342A JP34275A JPS5918696B2 JP S5918696 B2 JPS5918696 B2 JP S5918696B2 JP 75342 A JP75342 A JP 75342A JP 34275 A JP34275 A JP 34275A JP S5918696 B2 JPS5918696 B2 JP S5918696B2
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quinoxaline
derivative
vinylindolo
methyl alcohol
indolo
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正文 太田
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Ricoh Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/549Organic PV cells

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な6−ビニルインドロ〔2・3−b〕キ
ノキサリン誘導体をモノマーとして含むポリマーを生成
分とする光導電体に関するものである。
従来、多数の光導電性重合体が知られ、これらの有機光
導電体は、セレンのような無機光導電体に比較していろ
いろな利点を有している。
すなわち、有機光導電体はそれ自体で皮膜形成能を有し
かつ生成された皮膜は自己支持性を有し、無機光導電体
の場合のように結合剤や支持体を必要とせず、そのまま
電子写真あるいは画像形成素子等に用いる感光材料とも
なりうるので感光材料の製造が簡単であり、従つて製造
コストを低減せしめることができ、しかもこの皮膜は透
明で可撓性を有し、かつ強靭であるので、ジアゾ複写の
第2原図としてあるいはベルト状の感光材料として利用
することもできる。しかしながら従来の有機光導電体は
、その光感度が低く、感度の高い無機光導電体に比して
実用性において劣つている。本発明者は、特願昭48−
142626(特開昭50−93432)において、6
−ビニルインドロ〔2・3−b〕キノキサリンをモノマ
ーとして含むポリマーを用いることにより上記の欠点を
かなり解決できることを提示した。
本発明は、該先願発明の改良に係るものであり、従来の
有機光導電体の欠点がさらに解決された有機光導電体を
提供するものである。
本発明者は 一般式(I) CH■ CH2 7讐 4 1:□(R)n 〔こゝでRは、C1〜C4のアルキル、C1〜C4のア
ルコキシ、ニトロ、ハロゲン、アミノ、モノ−門 又は
ジアルキルアミノ(但し、C1〜C4)を示し、nは、
1乃至3の整数を示す。
(但し、n=2又は3の場合、Rは同種又は異種の置換
基を表わす。力で表わされ、且つ新規化合物である6−
ビニルインドロ〔2・3−b〕キノキサリン誘導体のホ
モポリマーあるいは別の置換基を有する該キノキサリン
誘導体のコポリマー、または6−ビニルインドロ〔2・
3−b〕キノキサリン誘導体と他のビニルモノマーとの
コポリマーが上記の欠点の解決、特に成膜性の向上に非
常に効果的であることを見い出した。即ち本発明は、該
知見に基づいたものであり、該新規ポリマーの少なくと
も一種を主成分とする光導電体に関するものである。前
述の如く、本発明に用いられる有機光導電性物質である
ポリマーは新規なものであり、その製造法を例示すれば
次のようなものを挙げることができる。
(1) 6H−インドロ〔2・3−b〕キノキサリン誘
導体を出発原料とし、これを公知のビニル化の方法によ
つて、6−ビニルインドロ〔2・3一b〕キノキサリン
誘導体とし、これらの少なくとも一種を用い、常法に従
つてポリマーとする方法。
(11) 6−ビニルインドロ〔2・3−b〕キノキサ
リンのホモポリマーあるいは他のビニルモノマーとのコ
ポリマーを出発原料として用い、これを誘導体に変化す
る方法。
(1)の製造法で出発原料として用いられる6H−イン
ドロ〔2・3−b〕キノキサリン誘導体は、Ber.3
A4OO8(1901)、Ber.35433l(19
02)、Bull.SOc.Chim.France5
86(1946)、Bull.SOc.Chim.Fr
ancel92O(1960)、J.Chem.SOc
.3O95(1959)、薬学雑誌? 54(1970
)、名古屋市立大学薬学研究年報1871(1970)
等の文献に示されるものとさらに次のような方法により
得られるものも用いられる。
即ち、例えば特公昭42−19751、437592;
日本化学雑誌邊 800(1964)等に記載されてい
るように、6H−インドロ〔2・3−b〕キノキサリン
から一担中間物質6H−ー一fンドロ〔2・3−b〕キ
ノキサリン誘導体、例えばハロエチル化剤を用いて得ら
れるハロエチル誘導体、を製造し、これをさらに反応さ
せて得られる例えばハロゲン化誘導体のような、所望の
キノキサリン誘導体を挙げることができる。
又1)の製造法の出発原料としてすでに示したこれらの
誘導体を、さらに反応させて得られる別の置換基を有す
る誘導体も上記の出発原料として用いることができる。
例えば、ニトロ誘導体を還元して得られるアミノ誘導体
等を挙げることができる。6−ビニルインドロ〔2・3
−b′3?ノキサリン誘導体と他のモノマーとよりなる
コポリマーも本発明のポリマーとして用いうることは前
述の如くであるが、コポリマーは、上記のようにして得
た6−ビニルインドロ〔2・3−b〕キノキサリン誘導
体と他のビニルモノマーとを、従来公知の重合方法によ
つて重合せしめることによつて得られる。
(1)の製造法は、例えば特公昭42−22049、4
3−21788、45−15508、47−32769
、48−18861などに示されるような方法と同様に
行われて、目的のポリ−6−ビニルインドロ〔2・3−
b〕キノキサリン誘導体を得るものである。
ここに、出発原料として用いる6−ビニルインドロ〔2
・3−b〕キノキサリンのホモポリマーまたはコポリマ
ーは特願昭48−142626(特開昭50−9343
2)に示した方法により得られる。
(1)及び(11)の製造法において、コポリマーを製
造するのに用いられる他のビニルモノマーとしては、N
−ビニルカルバゾ一〃、N−ビニル−3・6−ジブロム
カルバゾール、ビニルアントラセン、ビニルフエナント
レン、ビニルジベンゾチオフエン、ビニルナフタリン、
スチレン、メチルアクリレート、メチルメタクリレート
、アクリロニトリルなどが用いられる。
この場合ビニルモノマーが光導電性を有しないものであ
る場合、例えばスチレンやメチルアクリレートなどのよ
うな場合には6ビニルインドロ〔2・3−b〕キノキサ
リン誘導体がコポリマー中に、単量体単位で50%以上
含有されていることが望ましい。本発明の光導電体は、
成膜性がすぐれ、光導電特性も所望の程度を示すため、
単独に用いても用いる照射光(比較的短波長)によつて
は充分な効果が得られるが、電子写真複写材料のように
、照射光として比較的長波長側のものを用いる場合には
、周知のように該光導電体を染料などの増感剤及び/又
は電子受容体と共に用いることが必要である。
斯様な増感剤としては、メチレンブルー、クリスタルバ
イオレツト、ローズベンガル、エリスロシン等;電子受
容体としては、トリニトロフルオレノン(TNF)等が
挙げられるが、これらに限定されるわけでなく、従来当
該技術分野において周知のものがすべて用いられる。ポ
リ−Nビニルカルバゾール(PVK)又は置換PVKに
対する増感剤の使用量は、種々変化しうるが、電子受容
体の使用量はポリマー(モノマー単位)モル当り約0,
5〜1.5モルが適当である。本発明の光導電体を用い
た電子写真複写材料及び画像形成素子は、従来公知のす
べての層構成のもの、例えば導電性支持体一光導電層;
導電性支持体一無機半導体層一光導電層,導電性支持体
無機光導電層一有機光導電層,導電性支持体一無機増感
層一光導電層,又は、光導電層上に絶縁性保護膜を設け
たもの(以上電子写真材料)及び、透明電極−セラミツ
クス・高分子薄膜一光導電層−透明電極(画像形成素子
)等を挙げることができる。
これらの各層構成の感光材料に用いる、助剤、成分、素
材及び形成法は従来公知のものがすべて用いることがで
きる。
次に電子写真用感光材料の製造法の一態様を例示する。
本発明の光導電体と、増感剤等とを、テトラヒドロフラ
ンまたはジオキサンのような有機溶剤に溶解して光導電
層形成用溶液を調製し、導電性を有する支持体例えば導
電加工した紙、アルミニウム蒸着した合成樹脂フイルム
あるいは金属シート例えばアルミニウム板などの表面に
、上記溶液を、例えばドクターブレードを用いて所望の
厚さに塗布し、乾燥することによつて、支持体上に光導
電層を形成せしめる。さらにまた、支持体と光導電層と
の間の接着を良くするために、ポリエステル樹脂、アク
リル樹脂、ノボラツク樹脂などを光導電層形成用溶液に
添加して用い、これらの樹脂を光導電層中に含有せしめ
る。次に、本発明の光導電性ポリマーの製造及び該光導
電体の効果を電子写真複写材料に用いた場合について例
示するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。
合成例 1 (クロル誘導体ポリマー) 2−クロル−6H−インドロ〔2・6−b〕キノキサリ
ンと、3−クロル−6H−インドロ〔2・3−b〕キノ
キサリンの混合物を出発原料とし、公知のビニル化の方
法により、2−クロル−6ービニルインドロ〔2・3−
b〕キノキサリンと、3−クロル−6−ビニルインドロ
〔2・3−b〕キノキサリンの混合物を得た。
この化合物は、赤外線吸収スペクトルで、6Hインドロ
〔2・3−b〕キノキサリンのクロル誘導体に見られた
アミンの吸収が消失し、新たに1650、980CTr
L−1に末端ビニルの吸収を示し、且つ元素分析値〔C
l6HlON3Clとして〕が得られたので、該化合物
の生成が確認された。
この様にして得た6−ビニルインドロ〔2・3b〕キノ
キサリンのクロル誘導体、3.0grと、α・α1−ア
ゾビスイソブチロニトリル2TI!fを精留した1・1
・2−トリクロルエタン8m2に溶解し、乾燥窒素ガス
を吹き込みながら80℃に10時間保つた。放冷後、反
応液を多量のメチルアルコール中に投入し、生成した黄
色沈澱を分別し、メチルアルコールで洗浄した後、乾燥
した。これをテトラヒドロフランに溶解した後、メチル
アルコール中に投入して再沈澱せしめて精製を行ない黄
色の粉末(ポリ−6−ビニルインドロ〔2・3−b〕キ
ノキサリンのクロル誘導体)1.8gr(収率60%)
を得た。合成例 2 (メチル誘導体ポリマー) 3・4−ジアミノトルエンとイサチンとを酢酸中で反応
させて得た2−メチル−6H−インドロ〔2・3−b〕
キノキサリンと、3−メチル6H−インドロ〔2・3−
b〕キノキサリンの混合物を出発原料とし、公知のビニ
ル化の方法により、2−メチル−6−ビニルインドロ〔
2・3一b〕キノキサリンと、3−メチル−6−ビニル
インドロ〔2・3−b〕キノキサリンの混合物を得た。
この化合物は、赤外線吸収スペクトルで6Hインドロ〔
2・3−b〕キノキサリンのメチル誘導体に見られたア
ミンの吸収が消失し、新たに16401980CT!L
−1に末端ビニルの吸収を示し、且つ元素分析値〔C,
7Hl3N3として〕が得られたので、該化合物の生成
が確認された。
この様にして得た6−ビニルインドロ〔2・3−b〕キ
ノキサリンのメチル誘導体3.5gr− と、α・α5
−アゾビスイソブチロニトリル2ワを精留したトルエン
7mlに溶解し、乾燥窒素ガスを吹き込みながら80℃
に10時間保つた。放冷後、反応液を多量のメチルアル
コール中に投入し、生成した黄色沈澱をろ別し、メチル
アルコールで洗浄した後乾燥した。これをテトラヒドロ
フランに溶解した後、メチルアルコール中に投入して再
沈澱せしめて精製を行ない黄色の粉末(ポリ−6−ビニ
ルインドロ〔2・3−b〕キノキサリンのメチル誘導体
)2、2gr(収率63%)を得た。合成例 3 (メトキシ誘導体ポリマー) 0−フエニレンジアミンと、5−メトキシイサチンとを
酢酸中で反応させて得た、9−メトキシ−6H−インド
ロ〔2・3−b〕キノキサリンを出発原料とし、公知の
ビニル化の方法により9−メトキシ−6−ビニルインド
ロ〔2・3−b〕キノキサリンを得た。
該化合物の融点は141〜142℃、且つ赤外線吸収ス
ペクトルで1640、970crrL−1に末端ビニル
の吸収を示し、且つ元素分析値〔Cl7Hl3N3とし
て〕が得られたので、該化合物の生成が確認された。
この様にして得た6−ビニルインドロ〔2・3b〕キノ
キサリンのメトキシ誘導体、3.0grとα・α5−ア
ゾビスイソブチロニトリル2ηを精留した、1・1・2
−トリクロルエタン6m1に溶解し、乾燥窒素ガスを吹
き込みながら80℃に、10時間保つた。放冷後、反応
液を多量のメチルアルコール中に投入し、生成した黄色
沈澱を分別し、メチルアルコールで洗浄した後、乾燥し
た。これをテトラヒドロフランに溶解した後、メチルア
ルコール中に投入して再沈澱せしめて精製を行ない黄色
の粉末(ポリ−6−ビニルインドロ〔2・3−b〕キノ
キサリンのメトキシ誘導体)2.0gr(収率67%)
を得た。合成例 4 (アミノ−ヨード誘導体ポリマー) 9−ヨード−2−ニトロ−6H−インドロ〔2・3−b
〕キノキサリンと、9−ヨード−3−ニトロ−6H−イ
ンドロ〔2・3ユb〕キノキサリンの混合物を出発原料
として用い、これにアルカリの存在下にハロエチル化剤
を作用させて6−(2−クロルエチル)−9−ヨード−
2−ニトローインドロ〔2・3−b〕キノキサリンと、
6−(2一クロルエチル)−9−ヨード−3−ニトロー
インドロ〔2・3−b〕キノキサリンの混合物を得た。
これらの化合物を塩化第一スズ一塩酸で還元をおこない
、アセトンより再結晶をおこない黄色針状晶を得た。赤
外線吸収スペクトルにより、アミンの吸収が新たに見ら
れた。元素分析値 Cl6Hl2N4lClとして、上
記の結果より、6−(2−クロルエチル)9−ヨードー
インドロ〔2・3−b〕キノキサリンの2−アミノ及び
3−アミノ誘導体が得られた事がわかる。
この化合物をテトラヒドロフラン−エタノール混合溶媒
に溶解し、水酸化カリウムのメタノール濃溶液を加えて
ビニル化をおこなつた。アセトン−エタノール、混合溶
媒で再結晶をおこない黄色針状晶を得た。この結晶の赤
外線吸収スペクトルをとつたところ、1640、980
CrfL−1に末端ビニルの吸収を示し、さらに元素分
析〔Cl6HllN4として〕を行つたところ、11T
T1〒 を示したことから、2−アミノ−9−ヨード−6ビニル
ーインドロ〔2・3−b〕キノキサリンと3−アミノ−
9−ヨード−6−ビニルーインドロ〔2・3−b〕キノ
キサリンが得られたことがわかる。
この様にして得た6−ビニルインドロ〔2・3b〕キノ
キサリンのアミノ、ヨード誘導体2.5grと、α・α
5−アゾビスインブチロニトリル2ηを、精留した。
1・1・2−トリクロルエタン8meに溶解し、乾燥窒
素ガスを吹き込みながら80℃に10時間保つた。
放冷後、反応液を多量のメチルアルコール中に投入し、
生成した黄色沈澱を分別し、メチルアルコールで洗浄し
た後、乾燥した。これをテトラヒドロフランに溶解した
後、メチルアルコール中に投入して再沈澱せしめて精製
を行ない黄色の粉末(ポリ−6−ビニルインドロ〔2・
3−b〕キノキサリンのアミノ、ヨード誘導体)1.3
gr(収率52%)を得た。合成例 5(モノエチルア
ミノ−ヨード誘導体ポリマー)合成例4で中間物質とし
て得た6−(2−クロルエチル)−9−ヨードーアミノ
ーインドロ〔2・3−b〕キノキサリンを炭酸ナトリウ
ム−ヨードエチルでアミノ基のモノアルキル化をおこな
い、モノエチルアミノ誘導体を得た。
該モノエチルアミノ誘導体を合成例4と全く同様にビニ
ル化をおこなつた。
得られた化合物をアセトンより再結晶をおこない黄色針
状晶を得た。該化合物は赤外線吸収スペクトルで164
0、980−1に末端ビニルの吸収を示し、且つ元素分
析値〔Cl8Hl5N4lとして〕が、であるので2−
モノエチルアミノ−9−ヨード6−ビニルインドロ〔2
・3−b〕キノキサリンと、3−モノエチルアミノ−9
−ヨード−6−ビニルインドロ〔2・3−b〕キノキサ
リンの混合物であることがわかる。
この様にして得た6−ビニルインドロ〔2・3−b〕キ
ノキサリンのモノエチルアミノ、ヨード誘導体3.0g
r− とα・α5−アゾビスイソブチロニトリル2〜を
精留した1・1・2−トリクロルエタン8m1に溶解し
、乾燥窒素ガスを吹き込みながら80℃に10時間保つ
た。
放冷後、反応液を多量のメチルアルコール中に投入し、
生成した黄色沈澱を分別し、メチルアルコールで洗浄し
た後、乾燥した。これをテトラヒドロフランに溶解した
後、メチルアルコール中に投入して再沈澱せしめて精製
を行ない黄色の粉末(ポリ−6−ビニルインドロ〔2・
3−b〕キノキサリンのモノエチルアミノ、ヨード誘導
体)1.4gr(収率47%)を得た。合成例 6 (ブロム誘導体ポリマー) 特願昭48−142626(特開昭50 93432)によつて得たポリ−6−ビニルインドロ〔
2・3−b〕キノキサリンのホモポリマー2.4g1−
をクロルベンゼン50meに溶解し、これにN−ブロム
コハク酸イミド1.0gr過酸化ベンゾイル10TVを
加えて約4時間環流した。
放冷後、反応液を多量のメチルアルコール中に投入し、
生成した黄色沈澱を分別し、メチルアルコールで洗浄し
た後、乾燥した。これをテトラヒドロフランに溶解した
後、メチルアルコール中に投入して再沈澱せしめて精製
を行ない黄色の粉末を得た。ハロゲン分析を行なつた結
果、ブロム含量は13.81%であつた。この値はポリ
−6−ビニルインドロ〔2・3−b〕キノキサリンのホ
モポリマーの単量体単位2つに対して1個のブロムが置
換した場合のブロム含量の計算値、14.00%と良く
合致している。従つてここに得たポリ−6ビニルインド
ロ〔2・3−b〕キノキサリンのブロム誘導体はポリマ
ーの単量体単位2つに対して1個のブロムが置換した誘
導体である。合成例 7 (クロル誘導体とメトキシ誘導体とのコポリマー)合成
例1で得た6−ビニルインドロ〔2・3b〕キノキサリ
ンのクロル誘導体1.5gr合成例3で得た6−ビニル
インドロ〔2・3−b〕キノキサリンのメトキシ誘導体
1.5grと、α・α5アゾビスイソブチロニトリル2
m9を精留した1・1・2−トリクロルエタン10m1
に溶解し、乾燥窒素ガスを吹き込みながら80℃に10
時間保つた。
放冷後、反応液を多量のメチルアルコール中に投入し、
生成した黄色沈澱を分別し、メチルアルコールで洗浄し
た後、乾燥した。これをテトラヒドロフランに溶解した
後、メチルアルコール中に投入して再沈澱せしめて精製
を行ない黄色の粉末(6−ビニルインドロ〔2・3−b
〕キノキサリンのクロル誘導体と、6−ビニルインドロ
〔2・3−b〕キノキサリンのメトキシ誘導体とのコポ
リマー)を得た。効果確認試験 合成例1〜7において製造した各々の6−ビニルインド
ロ〔2 ・3−b〕キノキサリン誘導体ポリマーを用い
て電子写真複写材料を形成し、これらの光導電特性につ
いて測定した。
電子写真複写材料の試料の形成は次のようにして行つた
即ち、上記各ポリマーと増感剤及びポリエステル樹脂(
デユポン社製、POlyesterAdhesive4
9.OOO)とをテトラヒドロフラン(T’)に溶解し
、得られた溶液を8ミリのギャツプにセツトしたドクタ
ーブレードを用い、支持体(ポリエステルフイルムにア
ルミニウム蒸着したもの)上に塗布乾燥し、合計7種類
の電子写真,複写材料を得た。詳細な処法を表1に示す
。このようにして得た電子写真用複写材料を、− 6K
Vのコロナ放電によつて光導電層に帯電せしめ、その時
の帯電電位VdO(V)を測定し、次いでタングステン
ランプと回転セクター型エレクトロメーターを用いて、
光導電層表面の照度を20ルツクスとして照射し、上記
帯電電位VdOがそのHになるまでの時間を測定し、そ
の露光量EH(ルツクス・秒)を求めた。
その結果を表1に示す。上表から、本発明の光導電体を
用いた電子写真複写材料は、すぐれた静電特性を有する
ことが明らかとなつた。
さらに該6−ビニルインドロ〔2・3−b〕キノキサリ
ン誘導体よりなるポリマー又は他のモノマーとより形成
されるコポリマーは、成膜性に特にすぐれ、電子写真複
写材料ばかりでな<画像形成素子等の他の用途に効果的
であることが判明した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 モノマーとして少なくとも一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔Rは、C_1〜C_4のアルキル、C_1〜C_4の
    アルコキシ、ニトロ、ハロゲン、アミノ、モノ−又はジ
    −アルキルアミノ(C_1〜C_4)、を示す。 nは0乃至3の整数を示す。(但し、n=2又は3の場
    合、Rは同種又は異種の置換基を表わす)〕で表わされ
    る6−ビニルインドロ〔2・3−b〕キノキサリン誘導
    体を含むポリマーを主成分とする光導電体。
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