JPS59186954A - ジフエニルスルホン誘導体 - Google Patents

ジフエニルスルホン誘導体

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Publication number
JPS59186954A
JPS59186954A JP6025083A JP6025083A JPS59186954A JP S59186954 A JPS59186954 A JP S59186954A JP 6025083 A JP6025083 A JP 6025083A JP 6025083 A JP6025083 A JP 6025083A JP S59186954 A JPS59186954 A JP S59186954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sulfonyldiphenol
chloro
diphenyl sulfone
polyurethane
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6025083A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Yamada
山田 慶男
Kozo Otani
大谷 耕三
Kazuji Yoshida
和司 吉田
Mutsumi Kimura
睦 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meisei Chemical Works Ltd
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Meisei Chemical Works Ltd
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meisei Chemical Works Ltd, Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Meisei Chemical Works Ltd
Priority to JP6025083A priority Critical patent/JPS59186954A/ja
Publication of JPS59186954A publication Critical patent/JPS59186954A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なジフェニルスルホン誘導体に関する。
即ち本発明は式 で表わされる4、4−ジ(2−ヒドロキシプロポキシ)
ジフェニルスルホンに係るものである。
本発明のジフェニルスルホン誘導体は例えばポリウレタ
ンの原料の1つであるポリオール成分として用いた場合
に得られるポリウレタンの耐熱性を向上させることがで
きる。
本発明の4,4−ジ(2−ヒドロキシプロポキシ)ジフ
ェニルスルホンは4,4−スルホニルジフェノール(以
下ビスフェノールSと称する)1モルにプロピレンオキ
シド(以下POと称する)が2モル付加した化合物又は
1−クロロ−2−プロパツール(以下CPと称する)が
2モル反応した化合物であり、その分子量は866.4
である。
ジフェニルスルホン誘導体として公知のものに例えば米
国特許第2602060号及び同第2652420号に
記載されている H(OC3H6)nOR′0(C3H60)。/H(R
,は44−ジヒドロキシジフェニルスルホン、Z4−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホン又はこれらの混合より々
る基を示す)で表わされる化合物があるが、これらはn
とn′の合計が15〜80に亘り、従ってその分子量も
1238〜5013の範囲になり、本発明のジフェニル
スルホン誘導体とは分子量の点からみて本質的に相異す
るものである。
また先行の上記米国特許においては上記ジフェニルスル
ホン誘導体を更にポリカルボン酸トエステル化反応させ
、得られたエステル化体が油中水滴型エマルジョンの破
壊剤として使用できる旨の記載があるが、本発明の如き
遥かに低分子量のジフェニルスルホン誘導体をポリウレ
タン製造時のポリオール成分として使用すること及びそ
の際に優れた耐熱性が付与されることについては全く開
示するところはない。
本発明のジフェニルスルホン誘導体はビスフェノールS
の1モルに対してPO又は1−クロロ−2−プロパツー
ル(CP)を2モル又はこれよシやや過剰量反応させる
ことにより得られる。
POを用いた場合、通常、溶媒、触媒等を用い、ビスフ
ェノールSと撹拌下[90〜150’Cで加熱するのが
好ましい。この除用いる溶媒としてはジメチルホルムア
ミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)等
が挙げられ、触媒としてはアルカリ金属の水酸化物、炭
酸塩、塩化物、或いはトリブチルアミン、ブチルジエチ
ルアミン、トリエタノールアミン、エチルジェタノール
アミン、プロピルジェタノールアミン、ブチルジェタノ
ールアミン、ペンチルジェタノールアミン等が有効であ
る。
CPを用いた場合、ビスフェノールSを水溶媒中でナト
リウム又はカリウムアルコラードとし、撹拌下に約70
〜100°CでCPを加えるのが好ましい。
精製は、用いた有機溶剤を留去後、温水洗浄をして触媒
や無機塩を除き、残存水分を減圧留去等により除去し乾
燥することで十分である。さらに高純度にするには、ト
ルエンなどで再結晶をすればよいが通常は不要である。
本発明のジフェニルスルホン誘導体は実質的に44−ジ
(2−ヒドロキシプロポキシ)ジフェニルスルホンから
なるものであるが、その他の成分としてビスフェノール
Sの1モルに対してPOが3モル以上付加した付加体、
また異性体として1級の末端水酸基を1又は2ケ有する
、ビスフェノールSの1モルにPOが2モル又は3モル
以上付加した付加体を少量含有することもできる。
本発明のジフェニルスルホン誘導体は基本骨格がベンゼ
ン環とスルホン基から成シ立っことがら、該化合物を構
成単位とする、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカー
ボネートなどの高分子量化合物に優れた耐熱性を付与す
ることができる。たとえば芳香族ポリイソシアネートと
反応して得られる硬質ポリウレタンは剛直な分子構造と
なシ、非常に高いガラス転移点を有する。従って熱安定
性に優れ、熱変形温度(以下HDTと記す)においても
高いという特徴を発揮する。
本発明のジフェニルスルホン誘導体に類似の化合物とし
て、4.4−ジ(2−ヒドロキシエトキシ)ジフェニル
スルホンがあるが、結晶性が高いため融点が約185°
Cに達する。これに比べて本発明のジフェニルスルホン
誘導体は融点が低く(80〜90’C)結晶化しにくい
ため加工性に優れるという利点がある。このように本発
明のジフェニルスルホン誘導体はポリウレタン、ポリエ
ステル、ポリカーボネートなど高分子化合物製造のため
の価値ある中間体である。
以下に実施例及び参考例を挙げて本発明につき説明する
実施例1 11のオートクレーブ反応容器にビスフェノールS (
25Or、1モル)、ジメチルホルムアミド(DMF 
) 250m1、トリエタノールアミン1.82を順次
加え、直ちに密閉し、撹拌溶解する。次に窒素にて2.
5 k ?/l−に加圧後、真空ポンプで10ffff
Hgに減圧する操作(窒素置換)を3回繰返し行った後
、昇温を開始し、内温135°CにてPOを滴下し始め
、内温135−145°C1内圧3.0 k ?/cr
A以下の反応条件で40分を要してPO121,8グ(
2,1モル)を注入する。その後、同温度にて2時間熟
成する。
次いで、エバポレーターにて減圧蒸留し、溶剤DMFを
回収する。この粗製物は黄カッ色固体(室温)で、収量
362り(収率98,9%)であった。
粗製物を70°Cに加温し、無水炭酸ソーダ102を含
む蒸留水300m1を加え、70°C120分間撹拌し
た後、静置分層し、上層(水層9部を廃棄する。次に3
00m1の蒸留水で同様の操作をし水洗する。水洗を5
回繰返し行った後、エバポレーターにて残存水分を減圧
下に留去する。精製物は黄カッ色固体(室温)で、収量
34(1(収率929%)であった。
酸   価(KOHmt/y )      1.2 
      0.1水酸基価(KOHmr/7)、  
308.5   306.7(理論値:306.2) ガスクロマトグラフィー(面積96) PO(1モJI/ )付加体     5.7    
  0.2PO(2モル)付加体    93,4  
   99.4PO(3モ# )付加体     0.
3      0.4実施例2 11の4つロフラスコに温度計、滴下炉斗、冷却管及び
撹拌器を備え、このフラスコ中にビスフェノールS (
250r、1モル)及び蒸留水500 rnlを仕込み
撹拌する。次に力性ソーダ881i’(2,2モル)を
蒸留水100m1に溶かし、滴下沖斗より30分を要し
て滴下する。次いで昇温し、内温80’Cにて1−クロ
ロ−2−プロパツール198.52(21モル)を滴下
枦斗より滴下し始める。反応温度80〜85°Cにて2
時間を要して滴下した後、更に、1時間熟成する。次に
70°Cにて静置分層し、上層(水層)部を廃棄する。
次いで70°Cの温湯500m1を加え十分撹拌した後
、静置分層し、上層(水層)部を廃棄する。水洗操作を
同様にして5回繰返し行った後、エバポレーターにて残
存水分を留去する。生成物は黄カッ色固体(室温)で、
収量348f(収率951%)であった。
酸   価(KOHmt/?)      0.1水酸
基価(KOHm?/f)   306.8ガスクロマト
グラフイー(面積%〕 PO(1モル〕付加体      0.1PO(2モル
)付方n体      99.9PO(8モル)付加体
      なし参考例 (ポリウレタンへの応用) 実施例1で得られた精製した本発明のジフェニルスルホ
ン誘導体を、100’Cに加熱し、減圧下に脱水し、水
分率を0.015%にした。この誘導体10.0f(0
,547”U量)を100’Cに加熱し、9o°cに加
熱溶融した44′−ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI、日本ポリウレタン製)75.7S’(0,6
06fi量)を加えプロペラ型撹拌機で30秒間撹拌し
次いで1分間真空デシケータ内で脱泡した。この混合液
を直ちに110°Cに加熱したキャビティーの厚み5M
、l 3Qy111X l 80MMの鉄製モールドに
注ぎ込んだ。110°Cの空気恒温槽中で1時間反応さ
せた後、型よシ取シ出した。この硬化物を次いで160
°Cの空気恒温槽中で2時間熱処理を行い強靭な無発泡
の硬質ポリウレタンを得た。
熱変形温度(ASTM 、 D648 (荷重I B、
 e ky/c、rl) 〕1139 ℃げ弾性率[ASTM、D790]   29500k
f/cJアイゾツト衝撃値〔ノツチ付、ASTM  D
256)24に2・傳/〜 (以上) 特許出願人   東洋ゴム工業株式会社代理人 弁理士
田村 巌

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 り で表わされる4、4−ジ(2−ヒドロキシプロポキシ)
    ジフェニルスルホン。
JP6025083A 1983-04-05 1983-04-05 ジフエニルスルホン誘導体 Pending JPS59186954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025083A JPS59186954A (ja) 1983-04-05 1983-04-05 ジフエニルスルホン誘導体

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JP6025083A JPS59186954A (ja) 1983-04-05 1983-04-05 ジフエニルスルホン誘導体

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JPS59186954A true JPS59186954A (ja) 1984-10-23

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ID=13136737

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JP6025083A Pending JPS59186954A (ja) 1983-04-05 1983-04-05 ジフエニルスルホン誘導体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111171279A (zh) * 2020-01-17 2020-05-19 中国科学院长春应用化学研究所 一种含砜基的聚氨酯、其制备方法及应用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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