JPS5918682Y2 - 電子部品封止用プリプレグシ−ト - Google Patents

電子部品封止用プリプレグシ−ト

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JPS5918682Y2
JPS5918682Y2 JP1978017475U JP1747578U JPS5918682Y2 JP S5918682 Y2 JPS5918682 Y2 JP S5918682Y2 JP 1978017475 U JP1978017475 U JP 1978017475U JP 1747578 U JP1747578 U JP 1747578U JP S5918682 Y2 JPS5918682 Y2 JP S5918682Y2
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JP
Japan
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electronic components
sheet
base sheet
prepreg sheet
resin
Prior art date
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Application number
JP1978017475U
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English (en)
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JPS54120651U (ja
Inventor
紀治 岩井
Original Assignee
日東電工株式会社
新興化学工業株式会社
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Publication date
Application filed by 日東電工株式会社, 新興化学工業株式会社 filed Critical 日東電工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子部品パッケージの気密封止に用いられる電
子部品封止用プリプレグシートに関する。
周知の通り、内部空間を有するガラス、セラミック或は
金属体等のパッケージ内に素子を収容すると共に、パッ
ケージ内に外部リード線を導入し、該外部リード線の先
端と上記素子とを内部リード線により、上記内部空間内
において接続した構成の電子部品が、所謂キャビティパ
ッケージ電子部品として汎用されている。
この種電子部品の封止方法としては、種々な方法がある
が、最近特に注目をあつめている方法として半硬化性樹
脂組成物含浸繊維基材シート(以下基材シートという)
を用いる方法がある。
このような基材シートを用いて得られる電子部品の例は
第1図に示されている。
第1図において、1はセラミック、ガラス等の無機質絶
縁体からなるベースキラツブであり、中央に陥没部11
を有し、かつ外部リード線2が埋挿されている。
3は蓋板であり、基材シート4を介してベースキャップ
1を閉成している(閉成時には基材シートを蓋板とベー
スキャップ間に狭んで加熱加圧接着する)。
上記のベースキャップには、第2図に示すように、ベー
スキャップ1′と蓋板3′間の基材シート4′に外部リ
ード導体2を埋挿する形状のものも使用できこの場合、
ベースキャップ1′には上記した無機質絶縁体以外に金
属体或は絶縁処理した金属体、例えば陽極酸化処理した
アルミニウム板も使用され得る。
更に、第1図並び゛に第2図において5は素子、6は素
子5を取付けたマント部であり、図においてはダイボン
ドプレートが使用されている。
7はダイボンドプレートとベースキャップとの間に介在
された基材シートであり、ダイボンドプレート6の平面
形状に一致せる平面形状を有する。
この基材シート7は適度の温度に加熱されて、ダイボン
ドプレート6がベースキャップ1に接着されている。
8は外部リード線2と素子5とを接続せる内部リード細
線である。
上記において、基材シート4,7には、熱硬化性樹脂例
えば、エポキシ樹脂組成物を有機溶剤に溶かし、これを
繊維基材、例えば、ポリエステル不織布、ガラスペーパ
、和紙等の両面に塗布含浸し、通常80〜120℃の温
度で加熱して得られる、好ましくは厚さ0.1〜Q、5
mm程度の半硬化状態のものが用いられる。
ところで上記の基材シートは、加熱加圧接着時の樹脂流
出量や揮発分の調整は行なわれているが、加熱加圧接着
後の電子部品の接着性(気密性)に関しては未だ満足し
うるものではなく、得られる電子部品にバラツキを生じ
、信頼性に欠ける不都合を有していた。
□また用いる基材シートは有害な硬化剤、触媒を含む組
成物が露出状態にあり、手などで触れると安全衛生上、
好ましいものではなかった。
本考案はこのような欠点のない電子部品を製造するため
に用いられる電子部品封止用プリプレグシートに関する
ものである。
即ち本考案は、上記基材シートの少なくとも片面に、基
材シートの組成物を構成する樹脂と同系統の熱硬化性樹
脂塗膜を設けてなる電子部品封止用プリプレグシートに
関する。
その実例を図面により説明すると、第3図において21
は基材シート、22は基材シートの半硬化性樹脂組成物
を構成する樹脂と同系統の熱硬化性樹脂塗膜である。
基材シートは、上記した如き要領で得ることができる。
また本考案において、同系統の樹脂とは、一般的にはエ
ポキシ樹脂に対するエポキシ樹脂の如く同一名称の樹脂
を指するが、同じ硬化剤で硬化する樹脂相互も含まれる
なお第3図中23は繊維基材である。
従来技術の基材シートを使用する電子部品の封止におい
ては、接着性、気密性の信頼性を向上させるために、加
熱により半硬化状化を進めて、その状態を把握するため
に樹脂流出率や、揮発分をもってその目安としている。
しかし半硬化状化を進めているために、加熱だけでは硬
化後の接着力にバラツキが大きく、気密性が不充分であ
り、電子部品の信頼性が大幅に低下する。
このような問題に対して、従来技術の基材シートに代え
本考案の電子部品封止用プリプレグシートを用いると、
接着性の安定向上、外観の均一化が計れる。
また本考案のプリプレグシートの外表面は熱硬化性樹脂
塗膜により覆れるので、取扱時、人体に対する安全衛生
上極めて好ましいものである。
本考案においては、熱硬化性樹脂塗膜の厚みは、通常1
.0〜100g/n12、好ましくは5〜15g/m2
の範囲である。
厚みが薄すぎると、塗膜を基材シートの表面に均一に付
着させ難く、接着性の安定向上を計れないからであり、
厚すぎると、加熱加圧後の接着性を低下させる恐れがあ
るからである。
塗膜を設ける方法としては、たとえば熱硬化性樹脂の溶
液を基材シート面に塗工して、溶剤を揮散させたり、基
材シート表面に熱硬化性樹脂の粉末を散布して、該粉末
の1部もしくは全部を加熱溶融することにより為される
以下本考案を実施例により具体的に説明する。
なお実施例中、部は重量部である。
実施例 エポキシ樹脂(シェル社製、商品名エポン1007)1
00部、4,4′−ジアミノジフェニルスルホン(硬化
剤)5部、ジアミノジフェニルメタン(硬化剤)1部お
よび溶剤(メチルエチルケトンとトルエンの等量混合溶
剤)197部より、固型分含有量35重量%の混合樹脂
液を作成する。
ポリエステル不織布(日本バイリーン社製、商品名H−
8103)を上記混合樹脂液に浸漬含浸して、90℃で
20分加熱乾燥し、この工程を2回くり返し、さらに1
35℃で20分間加熱して樹脂付着量200g/m2の
半硬化性樹脂組成物含浸繊維基材シートを得た。
得られた基材シートの両面に、エポキシ樹脂(シェル社
製エポン1001)の5%溶液(溶剤はキジロール:ド
ルオール:メタノール=40 : 40 : 20より
なる混合溶剤)を塗工し、135℃で20分間加熱乾燥
して付着量10 g/m2つエポキシ樹脂塗膜を設は電
子部品封止用プリプレグシートを得た。
得られたプリプレグシートの特性を下記第1表に示す。
比較例1および2 実施例により得られた半硬化性樹脂組成物含浸繊維基材
シートを比較例1のシートとする。
比較例1のシートをさらに135℃で20分間加熱して
なるシートを比較例2のシートとする。
その特性を下記第1表に記載する。
なお第1表において樹脂流出率は次のようにして測定し
た。
実施例および比較例により得られたシートをたて100
mm、よこlQQmmに切断し、これを各10枚づつ積
層して、その重量を測定後、熱圧プレスにて150℃×
90分X5kg/cm2の条件で積層して樹脂流出率を
測定した。
ここでWlはプレス前の重量gであり、W2は熱圧プレ
ス後に得られるパリを取り除いた積層板の重量である。
ここで樹脂流出量には適正範囲があり、その値は25〜
35%である。
この範囲を逸脱すると気密性に劣るようになる。
残存溶媒は次のようにして測定した。
実施例および比較例により得られたシートを、各々たて
10mm、よこlQmmに切断し、シャーレに入れて重
量測定する。
これを150℃で2時間加熱して、デシケータ中に入れ
放冷後重量を測定する。
ミニで81は、加熱前の重量、S2は加熱後の重量であ
る。
残存溶媒量の適正範囲はほぼ0.5〜1.2%である。
0.5%以下では接着性に劣るようになり、1.2%以
上では接着層に気泡ができる恐れがある。
剪断接着力は次のようにして測定した。
黄銅のニッケルメッキ板の間に、実施例および比較例よ
り得られた、たてlQmm、よこlQmmのシートを挾
んで1 kg/cm”の加重を加えながら150℃で4
時間の条件で加熱硬化させ剪断接着力測定用試料とした
得られた試料を用い、常態および煮沸後(水中煮沸24
時間後)の剪断接着力を測定した。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、電子部品の断面図、第3図は本
考案の実施を示す電子部品封止用プルプレグシートの実
施を示す断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半硬化性樹脂組成物含浸繊維基材シートの少なくとも片
    面に、該組成物を構成する樹脂と同系統の熱硬化性樹脂
    塗膜を設けてなる電子部品封止用プリプレグシート。
JP1978017475U 1978-02-13 1978-02-13 電子部品封止用プリプレグシ−ト Expired JPS5918682Y2 (ja)

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JP1978017475U JPS5918682Y2 (ja) 1978-02-13 1978-02-13 電子部品封止用プリプレグシ−ト

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54120651U JPS54120651U (ja) 1979-08-23
JPS5918682Y2 true JPS5918682Y2 (ja) 1984-05-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009119621A1 (ja) * 2008-03-25 2009-10-01 味の素株式会社 絶縁樹脂シート及び該絶縁樹脂シートを用いた多層プリント配線板の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009119621A1 (ja) * 2008-03-25 2009-10-01 味の素株式会社 絶縁樹脂シート及び該絶縁樹脂シートを用いた多層プリント配線板の製造方法
JP5678657B2 (ja) * 2008-03-25 2015-03-04 味の素株式会社 絶縁樹脂シート及び該絶縁樹脂シートを用いた多層プリント配線板の製造方法
TWI611922B (zh) * 2008-03-25 2018-01-21 Ajinomoto Co., Inc. 絕緣樹脂薄片及使用該絕緣樹脂薄片的多層印刷電路板之製造方法

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JPS54120651U (ja) 1979-08-23

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