JPS59185794A - ワインダ−用ドラムの表面処理方法 - Google Patents
ワインダ−用ドラムの表面処理方法Info
- Publication number
- JPS59185794A JPS59185794A JP6202783A JP6202783A JPS59185794A JP S59185794 A JPS59185794 A JP S59185794A JP 6202783 A JP6202783 A JP 6202783A JP 6202783 A JP6202783 A JP 6202783A JP S59185794 A JPS59185794 A JP S59185794A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- acid
- drum
- plating
- salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アルミニウム合金製ワイングー用ドラムに関
し、更に詳しくは、耐摩耗性に優れ、耐久性大なるアル
ミニウム合金製ワイングー用ドラムの製造方法に関する
。
し、更に詳しくは、耐摩耗性に優れ、耐久性大なるアル
ミニウム合金製ワイングー用ドラムの製造方法に関する
。
従来技術
紡糸ワイングー用の捲取りドラム(本明細書においては
単にワイングー用ドラムという)は、従来は鉄又は鉄台
金製のものが使用されて来たが、近年のワイングーの高
速化に伴って、現在では軽量なアルミニウム合金(以下
単にAlと略称する)製のものが大半を占めるにいたっ
ている。ワイングー用ドラムは、周知の如く、通常80
〜90mn程度の外径を有し、その表面に紡糸を案内す
る溝部が形成されており、使用時には該溝内で糸と接触
した状態で高速回転せしめられる。従って、溝部内面の
摩耗による損傷或いは面荒れを防止する必要があり、従
来からもA[製ワイングー用ドラム表面にクロムめっき
を施したり、ドラム表面を硬質アルマイト処理したり、
最も摩耗の激しい部分即ち2本以上の溝が交叉する部分
に高硬度のアルミナ磁器を埋込む等の対策がなされてい
る。しかしながら、クロムめっきの場合には、溝内にめ
っきが形成され難い、糸との摩擦により局部的に加熱さ
れると硬度が大巾に低下して耐摩耗性が著るしく減少す
る等の難点がある。硬質アルマイト処理の場合には、硬
度が不十分なる為、耐久性が予期された程には向上しな
い等の欠点がある。更に、アルミナ磁器の埋込みの場合
には、製造コスト及び材料コストが大巾に増加するのみ
ならず、アルミナ磁器による補強部分の近傍が著るしく
損耗する為、期待された程には耐用期限が増大しないこ
とが判明している。従って、Al製ワインダートラム溝
内部の損傷或いは面荒れを効果的に防止し得る新たな技
術の出現が求められているのが現状である。
単にワイングー用ドラムという)は、従来は鉄又は鉄台
金製のものが使用されて来たが、近年のワイングーの高
速化に伴って、現在では軽量なアルミニウム合金(以下
単にAlと略称する)製のものが大半を占めるにいたっ
ている。ワイングー用ドラムは、周知の如く、通常80
〜90mn程度の外径を有し、その表面に紡糸を案内す
る溝部が形成されており、使用時には該溝内で糸と接触
した状態で高速回転せしめられる。従って、溝部内面の
摩耗による損傷或いは面荒れを防止する必要があり、従
来からもA[製ワイングー用ドラム表面にクロムめっき
を施したり、ドラム表面を硬質アルマイト処理したり、
最も摩耗の激しい部分即ち2本以上の溝が交叉する部分
に高硬度のアルミナ磁器を埋込む等の対策がなされてい
る。しかしながら、クロムめっきの場合には、溝内にめ
っきが形成され難い、糸との摩擦により局部的に加熱さ
れると硬度が大巾に低下して耐摩耗性が著るしく減少す
る等の難点がある。硬質アルマイト処理の場合には、硬
度が不十分なる為、耐久性が予期された程には向上しな
い等の欠点がある。更に、アルミナ磁器の埋込みの場合
には、製造コスト及び材料コストが大巾に増加するのみ
ならず、アルミナ磁器による補強部分の近傍が著るしく
損耗する為、期待された程には耐用期限が増大しないこ
とが判明している。従って、Al製ワインダートラム溝
内部の損傷或いは面荒れを効果的に防止し得る新たな技
術の出現が求められているのが現状である。
発明の構成
本発明者は、上記の如きAl製ワイングー用ドラムの欠
点を出来るだけ軽減すべく種々研究を重ねた結果、特定
の組成を有するCrめつき浴により形成される高硬度の
Cr めつき層が、ワイングー用ドラムの使用条件と同
様な苛酷な条件下においても長期にわたり優れた耐久性
を発揮することを見出した。しかしながら、該Cr め
つき層は、All製ワイングー用ドラム基体対する密着
性が不十分なることが判明したので、更に研究を進めた
結果、l製ワイングー用ドラムと上記Crめつき層との
間にNi −P合金めつき層又はN1−B合金めつき層
を介在させる場合には、上記密着性に関する問題点も実
質的に解決されることを見出シタ。即ち、本発明は、■
(1) アルミニウム合金製のワイングー用ドラム基
体上にN1−P合金又はN1−B合金からなる下地めっ
き層を形成させる工程及び(II)(a) 全クロム
量70〜1401/l。
点を出来るだけ軽減すべく種々研究を重ねた結果、特定
の組成を有するCrめつき浴により形成される高硬度の
Cr めつき層が、ワイングー用ドラムの使用条件と同
様な苛酷な条件下においても長期にわたり優れた耐久性
を発揮することを見出した。しかしながら、該Cr め
つき層は、All製ワイングー用ドラム基体対する密着
性が不十分なることが判明したので、更に研究を進めた
結果、l製ワイングー用ドラムと上記Crめつき層との
間にNi −P合金めつき層又はN1−B合金めつき層
を介在させる場合には、上記密着性に関する問題点も実
質的に解決されることを見出シタ。即ち、本発明は、■
(1) アルミニウム合金製のワイングー用ドラム基
体上にN1−P合金又はN1−B合金からなる下地めっ
き層を形成させる工程及び(II)(a) 全クロム
量70〜1401/l。
そのうち8価クロムイオン(主にシュウ酸クロム錯体か
らなる)は55〜90%、6価クロムイオンは45〜1
0%である母液に(b) ホウ酸及びその塩、硫酸及
びその塩、ケイフッ酸及びその塩、フッ酸及びその塩、
硫化ナトリウム、過硫酸及びその塩、スルファミン酸及
びその塩からなる群から選ばれた少なくとも1種50〜
1509/lを安定剤として含有するクロムめっき浴に
よりCrからなる表面めっき層を形成させる工程を備え
たことを特徴とするアルミニウム合金製のワイングー用
ドラムの表面処理方法を提供するものである。
らなる)は55〜90%、6価クロムイオンは45〜1
0%である母液に(b) ホウ酸及びその塩、硫酸及
びその塩、ケイフッ酸及びその塩、フッ酸及びその塩、
硫化ナトリウム、過硫酸及びその塩、スルファミン酸及
びその塩からなる群から選ばれた少なくとも1種50〜
1509/lを安定剤として含有するクロムめっき浴に
よりCrからなる表面めっき層を形成させる工程を備え
たことを特徴とするアルミニウム合金製のワイングー用
ドラムの表面処理方法を提供するものである。
以下本発明を各工程毎に詳細に説明する。
[I] 脱脂
i合金のダイカスト、li金合金鋳物等からなるワイン
グー用ドラム基体は、めっき層を均一に形成させる為、
脱脂処理を行なうことが望ましい。脱脂浴としては、A
[展伸材の脱脂に通常用いられているものを使用すれば
良いが、アルカリ性脱脂浴は、基体の溶解量を大きくす
るので、処−理条件に留意する必要がある。実用上の観
点からは、アルカリ水溶液及び/又は硫酸、硝酸、及び
これ等の混酸等の酸水溶液及び/又は界面活性剤水溶液
により脱脂し、水洗することが好ましい。
グー用ドラム基体は、めっき層を均一に形成させる為、
脱脂処理を行なうことが望ましい。脱脂浴としては、A
[展伸材の脱脂に通常用いられているものを使用すれば
良いが、アルカリ性脱脂浴は、基体の溶解量を大きくす
るので、処−理条件に留意する必要がある。実用上の観
点からは、アルカリ水溶液及び/又は硫酸、硝酸、及び
これ等の混酸等の酸水溶液及び/又は界面活性剤水溶液
により脱脂し、水洗することが好ましい。
([[] 前処理
A1合金上にN1−P合金又はN1−B合金のめつき層
を形成させる為には、A1合金表面の亜鉛置換、銅置換
等の前処理を行なうことが好ましい。
を形成させる為には、A1合金表面の亜鉛置換、銅置換
等の前処理を行なうことが好ましい。
これ等の置換処理は、公知の方法をそのまま採用するこ
とが出来るが、その−例を挙げれば、以下の通りである
。炭酸ナトリウム28 f/l及び/又はリン酸ナトリ
ウム289/Ilを含む60’Cのアルカリ浴にドラム
基材を浸漬して脱脂し、水洗し、更に50%硝酸に常温
で浸漬し、水洗する。
とが出来るが、その−例を挙げれば、以下の通りである
。炭酸ナトリウム28 f/l及び/又はリン酸ナトリ
ウム289/Ilを含む60’Cのアルカリ浴にドラム
基材を浸漬して脱脂し、水洗し、更に50%硝酸に常温
で浸漬し、水洗する。
次いで、ドラム基材を水酸化ナトリウム520f/l
、酸化亜鉛10(1/n、 ロッシェル塩109/l
、及び塩化第二鉄1 f/lを含む溶液に浸漬し、その
表面の亜鉛置換を行なう。
、酸化亜鉛10(1/n、 ロッシェル塩109/l
、及び塩化第二鉄1 f/lを含む溶液に浸漬し、その
表面の亜鉛置換を行なう。
或いは、6プレーテイング アンド サーフイス フイ
ニツシング” [2]58 (’82 )に記載の如く
、電解洗浄(electrolytic brushi
ng ) と陰極活性処理(cath□de acti
vation )との組合せを使用しても良い。
ニツシング” [2]58 (’82 )に記載の如く
、電解洗浄(electrolytic brushi
ng ) と陰極活性処理(cath□de acti
vation )との組合せを使用しても良い。
(財)下地めっき層の形成
脱脂処理後又は更に前処理後のドラム基体上には、N1
−P合金又はNi −B合金 からなる無電解下地めっ
き層を形成させる。Ni −P めつき浴の例を第1表
に示し、Ni −Bめっき浴の例を第2表に示す。
−P合金又はNi −B合金 からなる無電解下地めっ
き層を形成させる。Ni −P めつき浴の例を第1表
に示し、Ni −Bめっき浴の例を第2表に示す。
尚、下地めっき層の厚さは、通常5〜50μm1より好
ましくは10〜80μm程度である。Ni −P合金中
のP含有量は、4〜12重量%、より打金中のB含有量
は、0.5〜6重量%、より好ましくは1〜2.6重量
%である。
ましくは10〜80μm程度である。Ni −P合金中
のP含有量は、4〜12重量%、より打金中のB含有量
は、0.5〜6重量%、より好ましくは1〜2.6重量
%である。
引続く表面めっき層の形成に先立っては、必要に応じ常
法に従って活性化処理を行なうことは、言うまでもない
。
法に従って活性化処理を行なうことは、言うまでもない
。
(5)表面めっき層の形成
最後に上記の如くして得られた下地めっき層上に、下記
のクロムめっき浴を使用して、表面Crめっき層を形成
させる。
のクロムめっき浴を使用して、表面Crめっき層を形成
させる。
Crめつき操作条件は、Crめっきの厚さ、めっき液の
組成等により異なるが、通常PH1,6〜2.5、温度
40〜80°C1陰極電流密度15〜50A/dm程度
である。
組成等により異なるが、通常PH1,6〜2.5、温度
40〜80°C1陰極電流密度15〜50A/dm程度
である。
表層Cr めっき層の厚さは、通常5〜80μm程度の
範囲内にある。
範囲内にある。
本発明で使用するクロムめっき浴は、以下の(a)〜(
b)を必須の成分とする。
b)を必須の成分とする。
(a) クロムめつき母液は、クロム酸水溶液に蓚酸
を添加反応させる方法、蓚酸クロム水溶液にクロム酸を
添加反応させる方法、水酸化クロムを蓚酸に溶解したの
ち陽極酸化法に基づく電解法によって6価クロムを生成
する方法等により調製することができ、いづれの方法に
より作成する場合にも、母液の全クロムを70〜140
f/l とし、8価クロムイオンを55〜90%とす
ることが好ましい。
を添加反応させる方法、蓚酸クロム水溶液にクロム酸を
添加反応させる方法、水酸化クロムを蓚酸に溶解したの
ち陽極酸化法に基づく電解法によって6価クロムを生成
する方法等により調製することができ、いづれの方法に
より作成する場合にも、母液の全クロムを70〜140
f/l とし、8価クロムイオンを55〜90%とす
ることが好ましい。
全クロム量が、70 f/l 未満の場合は電流効率が
低下し、また均一なりロム電着を得るめっき条件が非常
に狭くなる。一方1401/lを上回る場合には、めっ
き層の性質には影響はないが、めっき液の粘性が増加し
、電気伝導度が悪くなり、浴電圧が高くなってくるため
、電気代が増大する。
低下し、また均一なりロム電着を得るめっき条件が非常
に狭くなる。一方1401/lを上回る場合には、めっ
き層の性質には影響はないが、めっき液の粘性が増加し
、電気伝導度が悪くなり、浴電圧が高くなってくるため
、電気代が増大する。
母液中の8価クロムイオン量は90〜55%が好ましい
。その量が90%を上回る場合には、硫酸塩の添加量が
少ない場合にめっき層が黒色となる。その量が55%以
下では、低い電流密度部分におけるめっき層が黒色にな
りゃすく、まためっき層にクラックが発生し、さらに電
着物の硬さが低下する傾向が大となる。
。その量が90%を上回る場合には、硫酸塩の添加量が
少ない場合にめっき層が黒色となる。その量が55%以
下では、低い電流密度部分におけるめっき層が黒色にな
りゃすく、まためっき層にクラックが発生し、さらに電
着物の硬さが低下する傾向が大となる。
(b) 安定剤20〜150f/1
安定剤の量は、その種類、浴の使用条件等により若干変
るが、その目的はpHの安定性、溶液中におけるクロム
錯体の安定性、耐不純物性の改善、溶液の電気伝導性の
改善、電流効率の向上、電着物表面の平滑性の改善、電
着物の密着性の改善等に貢献する。
るが、その目的はpHの安定性、溶液中におけるクロム
錯体の安定性、耐不純物性の改善、溶液の電気伝導性の
改善、電流効率の向上、電着物表面の平滑性の改善、電
着物の密着性の改善等に貢献する。
本発明で使用する安定剤をより具体的に例示すれば、以
下の通りである。
下の通りである。
(1) ホウ酸及びホウ酸ナトリウム等のホウ酸塩。
(11)硫酸及び硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸
アンモニウム等の硫酸塩。
アンモニウム等の硫酸塩。
(iII) −yツ化ケイ素酸及びケイフッ化アンモ
ニウム、ケイフッ化ナトリウム等のフッ化ケイ素酸塩。
ニウム、ケイフッ化ナトリウム等のフッ化ケイ素酸塩。
θV) フッ酸及びフッ酸アンモニウム、フッ化水素
アンモニウム、フッ酸ナトリウム、フッ酸カリウム等の
フッ酸塩。
アンモニウム、フッ酸ナトリウム、フッ酸カリウム等の
フッ酸塩。
(V) 過硫酸及び過硫酸アンモニウム、過硫酸ナト
リウム等の過硫酸塩。
リウム等の過硫酸塩。
(vl)スルファミン酸及びスルファミン酸ナトリウム
、スルファミン酸アンモニウム等のスルファミン酸塩。
、スルファミン酸アンモニウム等のスルファミン酸塩。
(V+1)その他:硫化ナトリウム。
本発明で使用するクロムめっき浴には、必要に応じ、ミ
スト防止等の目的でアニオン系界面活性剤等の公知の添
加剤を併用することが出来る。
スト防止等の目的でアニオン系界面活性剤等の公知の添
加剤を併用することが出来る。
尚、本発明方法により形成される高硬度のCr表面めっ
き層は、通常のサージェントめっき浴により形成される
Crめつき層に比して硬度が大である。更に、前者は、
加熱により硬度が上昇する点において、加熱により硬度
を著るしく低下させル後者とは、著るしく異なっている
。従って、本発明方法により表面処理されたワイングー
用ドラムを更に約400°Cまでの温度で加熱処理する
ことにより、硬度の上昇と耐久性の増大が達成される。
き層は、通常のサージェントめっき浴により形成される
Crめつき層に比して硬度が大である。更に、前者は、
加熱により硬度が上昇する点において、加熱により硬度
を著るしく低下させル後者とは、著るしく異なっている
。従って、本発明方法により表面処理されたワイングー
用ドラムを更に約400°Cまでの温度で加熱処理する
ことにより、硬度の上昇と耐久性の増大が達成される。
(1)本発明方法により形成されるCr表面めっき層は
、Hv 1500以上の高硬度を有している。
、Hv 1500以上の高硬度を有している。
(11)上記(1)の高硬度Crめっき層は、400°
C程度までの加熱処理により、その硬度をHv 190
0程度まで上昇させることが出来る。
C程度までの加熱処理により、その硬度をHv 190
0程度まで上昇させることが出来る。
(m) 通常のサージェント浴によるCrめつき層が
品質であるのに対し、上記の高硬度Cr めっき層は、
非晶質で極微粒子を含む。
品質であるのに対し、上記の高硬度Cr めっき層は、
非晶質で極微粒子を含む。
(IV) マイクロクラックを内蔵しておらず、加熱
処理によってもマイクロクラックは発生しない。
処理によってもマイクロクラックは発生しない。
(V) 本発明方法により形成される高硬度Cr表面
めっき層は、耐摩耗性に優れている。
めっき層は、耐摩耗性に優れている。
(v(l 該高硬度Cr表面めっき層とワイングー用
ドラムとの間にN1−P 合金めつき層を介在させてい
るのでCrめっき層が均一に形成されやすくなり、Cr
めっき層の密着性も極めて優れている。特に、摩耗の
激しい情交叉部(溝突出部)には密着性に優れた十分な
厚さのめつき層が形(wit)上記(1)〜Mの結果と
して、高速回転下の使用条件下においても、本発明によ
るワイングー用ドラムは、長期にわたり摩耗、面荒れ等
を生じないので、極めて優れた耐久性を発揮する。
ドラムとの間にN1−P 合金めつき層を介在させてい
るのでCrめっき層が均一に形成されやすくなり、Cr
めっき層の密着性も極めて優れている。特に、摩耗の
激しい情交叉部(溝突出部)には密着性に優れた十分な
厚さのめつき層が形(wit)上記(1)〜Mの結果と
して、高速回転下の使用条件下においても、本発明によ
るワイングー用ドラムは、長期にわたり摩耗、面荒れ等
を生じないので、極めて優れた耐久性を発揮する。
(Vlii)摩擦係数が低く且つ面荒れを生じないので
、糸の滑りが良(、チーズ形状も良好となる。
、糸の滑りが良(、チーズ形状も良好となる。
実施例I
JIS 6068 に相当するA1合金製のワイン
グー用ドラム基体(全長178mm、軸径20 mm。
グー用ドラム基体(全長178mm、軸径20 mm。
外径82 mm )を炭酸ナトリウム28 f/l 及
びリン酸ナトリウム281/l を含む60’Cのアル
カリ脱脂浴に浸漬し、水洗し、更に50%硝酸溶液に常
温で浸漬し、水洗した。
びリン酸ナトリウム281/l を含む60’Cのアル
カリ脱脂浴に浸漬し、水洗し、更に50%硝酸溶液に常
温で浸漬し、水洗した。
次に、水酸化ナトリウム520f/L酸化亜鉛100f
/l、o y シx ル塩10 f/l及ヒ塩化f4二
鉄1 f/l を含む溶液を用いて、ワイングー用ドラ
ム基体表面の亜鉛置換を行なった。
/l、o y シx ル塩10 f/l及ヒ塩化f4二
鉄1 f/l を含む溶液を用いて、ワイングー用ドラ
ム基体表面の亜鉛置換を行なった。
次いで、硫酸ニッケル201//l 、クエン酸ナトリ
ウム80 f/l及び次亜リン酸ナトリウム25 f/
l を含むPH4,5の無電解Ni めつき浴に上記ワ
イングー用ドラム基体を液温90°Cで2時間浸漬す4
ことにより、厚さ約80μmのNi、1′ −P合金下地めっき層(P含量約10%)を形成/ させた。
ウム80 f/l及び次亜リン酸ナトリウム25 f/
l を含むPH4,5の無電解Ni めつき浴に上記ワ
イングー用ドラム基体を液温90°Cで2時間浸漬す4
ことにより、厚さ約80μmのNi、1′ −P合金下地めっき層(P含量約10%)を形成/ させた。
次いで、N1−P 合金めつき層を形成させ、、″たワ
イングー用ドラム基体を硫酸15%及び硝i15%を含
む混酸溶液(液温約40℃)に浸漬することにより活性
化する。 1次いで、無水クロム酸2
001/l、シ笠つ酸640f/l、硫酸アンモニウム
100f/l、水酸化ナトリウム121/l及び陰イオ
ン界面活性剤8 f/l を含むめつき浴中で、PH2
、液温60℃、電流密度40A/dm の条件下に上
記Ni −P合金めっき層を有するワイングー用ドラム
基体に対し1時間電解めっきを行ない、厚さ12μmの
Crめつき層を形成させた。
イングー用ドラム基体を硫酸15%及び硝i15%を含
む混酸溶液(液温約40℃)に浸漬することにより活性
化する。 1次いで、無水クロム酸2
001/l、シ笠つ酸640f/l、硫酸アンモニウム
100f/l、水酸化ナトリウム121/l及び陰イオ
ン界面活性剤8 f/l を含むめつき浴中で、PH2
、液温60℃、電流密度40A/dm の条件下に上
記Ni −P合金めっき層を有するワイングー用ドラム
基体に対し1時間電解めっきを行ない、厚さ12μmの
Crめつき層を形成させた。
かくして得られたワイングー用ドラムをポリエステル8
5%及び綿66%の大番手繊維紡糸に連続2年間使用し
たところ、糸との接触による表面の摩耗や粗面化は認め
られず、滑り性も良好で、w4雑にも異常は生じていな
かった。この結果から、更に2年以上の連続使用が可能
であると推定される0 比較例1 実施例1で使用したものと同様の、1合金製ワイングー
用ドラム基体の表面から約50μmに陽極酸化皮膜を形
成させ、いわゆる硬質アルマイトドラムとした。
5%及び綿66%の大番手繊維紡糸に連続2年間使用し
たところ、糸との接触による表面の摩耗や粗面化は認め
られず、滑り性も良好で、w4雑にも異常は生じていな
かった。この結果から、更に2年以上の連続使用が可能
であると推定される0 比較例1 実施例1で使用したものと同様の、1合金製ワイングー
用ドラム基体の表面から約50μmに陽極酸化皮膜を形
成させ、いわゆる硬質アルマイトドラムとした。
該硬質アルマイトドラムを実施例1と同様にして2年間
使用したところ、全体として表面の摩耗及び粗面化が進
行し、特に糸道溝が交差する頂点においてその傾向が着
るしく、使用限界に達していた。
使用したところ、全体として表面の摩耗及び粗面化が進
行し、特に糸道溝が交差する頂点においてその傾向が着
るしく、使用限界に達していた。
実施例
実施例1及び比較例1と同様にして夫々表面処理したワ
イングー用ドラムの皮膜硬度試験及び−テーパ一式摩耗
試験機による耐摩耗性試験を行なった結果は、第8表に
示す通りであった。
イングー用ドラムの皮膜硬度試験及び−テーパ一式摩耗
試験機による耐摩耗性試験を行なった結果は、第8表に
示す通りであった。
第 8 表
注:1)テーパー、C8−10,lkf荷重、5000
回転減量。
回転減量。
(以上)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■(1) アルミニウム合金製のワイングー用ドラム
基体上にN1−P合金又はNi −B合金からなる下地
めっき層を形成させる工程及び(II)(a) 全ク
ロム含量(Cr として)70〜140f/l であっ
て、8価クロムイオン55〜90%及び6価クロムイオ
ン45〜10%からなる母液に (b) ホウ酸及びその塩、硫酸及びその塩、ケイフ
ッ酸及びその塩、フッ酸及びその塩、硫化ナトリウム、
過硫酸及びその塩、スルファミン酸及びその塩からなる
群から選ばれた少なくとも1種20〜1501/lを安
定剤として含有するクロムめっき浴によりCr からな
る表面めっき層を形成させる工程 を備えたことを特徴とするアルミニウム合金製のワイン
グー用ドラムの表面処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6202783A JPS59185794A (ja) | 1983-04-07 | 1983-04-07 | ワインダ−用ドラムの表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6202783A JPS59185794A (ja) | 1983-04-07 | 1983-04-07 | ワインダ−用ドラムの表面処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59185794A true JPS59185794A (ja) | 1984-10-22 |
Family
ID=13188272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6202783A Pending JPS59185794A (ja) | 1983-04-07 | 1983-04-07 | ワインダ−用ドラムの表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59185794A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63223195A (ja) * | 1987-03-10 | 1988-09-16 | Toyama Keikinzoku Kogyo Kk | アルミニウムおよびアルミニウム合金材のメツキ処理方法 |
JPH0565695A (ja) * | 1991-09-10 | 1993-03-19 | Kobe Steel Ltd | 歯 車 |
US5496651A (en) * | 1993-02-03 | 1996-03-05 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Machine part resistant to rolling friction |
WO2011083700A1 (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-14 | 上村工業株式会社 | クロムめっき方法 |
US8372259B2 (en) | 2008-11-18 | 2013-02-12 | C. Uyemura & Co., Ltd. | Method of preparing chromium plating bath and method of forming plating film |
-
1983
- 1983-04-07 JP JP6202783A patent/JPS59185794A/ja active Pending
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CN102782192A (zh) * | 2010-01-08 | 2012-11-14 | 上村工业株式会社 | 镀铬方法 |
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