JPS59185780A - 方向性珪素鋼板用焼鈍分離剤 - Google Patents
方向性珪素鋼板用焼鈍分離剤Info
- Publication number
- JPS59185780A JPS59185780A JP5905683A JP5905683A JPS59185780A JP S59185780 A JPS59185780 A JP S59185780A JP 5905683 A JP5905683 A JP 5905683A JP 5905683 A JP5905683 A JP 5905683A JP S59185780 A JPS59185780 A JP S59185780A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annealing
- silicon steel
- coating material
- steel sheet
- oriented silicon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
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- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は方向性珪素鋼板の磁気特性を改善するための焼
鈍分離剤に関する。
鈍分離剤に関する。
方向性珪素鋼板は１２００℃の高温焼鈍で２次再結晶さ
せることによって磁化容易なく００１＞軸を圧延方向に
高密度に揃えた珪素鋼板である。焼鈍分離剤はこの高温
焼鈍で鋼板同志が焼付くのを防止するために用いるが、
このほかに焼鈍分離剤は方向性珪素鋼の磁性の改善に重
要な役割をはたしている。
せることによって磁化容易なく００１＞軸を圧延方向に
高密度に揃えた珪素鋼板である。焼鈍分離剤はこの高温
焼鈍で鋼板同志が焼付くのを防止するために用いるが、
このほかに焼鈍分離剤は方向性珪素鋼の磁性の改善に重
要な役割をはたしている。
現在、方向性珪素鋼板として製造している一方向性珪素
鋼板は、＜００１＞軸をもつ（１１０）＜００１＞結晶
が高温の２次再結晶で優先的に成長する現象を利用して
いる。この２次再結晶過程で低表面エネルギーをもつ（
１１０）面が優先的に成長し、鋼中に分散したＡｔＮ、
ＭｎＳなどの非金属介在物でその成長を抑えられている
他の結晶を侵食するために（ｉｉｏ）＜００１＞結晶が
優先的に成長すると考えられている。従って優れた磁性
の方向性珪素鋼板を製造するには、鋼中のＡｔＮ、Ｍｎ
Ｓなどの非金属介在物の分散状態と、これら非金属介在
物の分解の速さが重要である。高温焼鈍中における非金
属介在物の分解は、鋼板表面の酸化膜、焼鈍分離剤中の
不純物および焼鈍雰囲気に影響される。
鋼板は、＜００１＞軸をもつ（１１０）＜００１＞結晶
が高温の２次再結晶で優先的に成長する現象を利用して
いる。この２次再結晶過程で低表面エネルギーをもつ（
１１０）面が優先的に成長し、鋼中に分散したＡｔＮ、
ＭｎＳなどの非金属介在物でその成長を抑えられている
他の結晶を侵食するために（ｉｉｏ）＜００１＞結晶が
優先的に成長すると考えられている。従って優れた磁性
の方向性珪素鋼板を製造するには、鋼中のＡｔＮ、Ｍｎ
Ｓなどの非金属介在物の分散状態と、これら非金属介在
物の分解の速さが重要である。高温焼鈍中における非金
属介在物の分解は、鋼板表面の酸化膜、焼鈍分離剤中の
不純物および焼鈍雰囲気に影響される。
本発明はこのうち鋼板表面の酸化膜を制御することによ
シ、磁性を向上しようとするものである。
シ、磁性を向上しようとするものである。
特に高温焼鈍雰囲気の酸化性を制御することにょシ鋼板
表面の酸化膜を均一に維持しようとするものである。
表面の酸化膜を均一に維持しようとするものである。
高温焼鈍では、焼鈍分離剤として使用する含水マグネシ
ャの熱分解で発生する水のために、酸化性雰囲気となシ
、高温焼鈍中にＦｅＯ、Ｆｅ ２Ｓ １０４ ｒＳＩＯ
２などの酸化物を鋼板表面に形成する。これら酸化膜は
皮膜の緻密さに応じて非金属介在物（ＡＡＮ、ＭｎＳな
ど）の分解に影響を与え、２次再結晶の成長挙動を変化
させる。特に高い磁束密度がえられる方向性珪素鋼板で
は、ＡＬＮが焼鈍雰囲気のＮ２分圧の影響をうけるので
、鋼板表面の酸化膜の緻密性が重要である。
ャの熱分解で発生する水のために、酸化性雰囲気となシ
、高温焼鈍中にＦｅＯ、Ｆｅ ２Ｓ １０４ ｒＳＩＯ
２などの酸化物を鋼板表面に形成する。これら酸化膜は
皮膜の緻密さに応じて非金属介在物（ＡＡＮ、ＭｎＳな
ど）の分解に影響を与え、２次再結晶の成長挙動を変化
させる。特に高い磁束密度がえられる方向性珪素鋼板で
は、ＡＬＮが焼鈍雰囲気のＮ２分圧の影響をうけるので
、鋼板表面の酸化膜の緻密性が重要である。
この鋼板表面の酸化膜は脱炭焼鈍と高温焼鈍で形成する
が、このうち脱炭焼鈍で形成する酸化膜の管理は容易で
あるが、高温焼鈍で形成する酸化膜は焼鈍分離剤のマグ
ネシャの水利が不安定なために高温焼鈍の雰囲気の酸化
性が変動し、磁性を劣化する原因になる。
が、このうち脱炭焼鈍で形成する酸化膜の管理は容易で
あるが、高温焼鈍で形成する酸化膜は焼鈍分離剤のマグ
ネシャの水利が不安定なために高温焼鈍の雰囲気の酸化
性が変動し、磁性を劣化する原因になる。
本発明者らは、高温焼鈍の過酸化を抑制する方法を検討
し、水に難溶な強酸化性金属を焼鈍分離剤のマグネシャ
に添加すれば改善できることを見出した。この方法を更
に検討した結果、水素化チタンが有効であることを見出
した。
し、水に難溶な強酸化性金属を焼鈍分離剤のマグネシャ
に添加すれば改善できることを見出した。この方法を更
に検討した結果、水素化チタンが有効であることを見出
した。
水素化チタンは化学式ＴｉＨ，２で表わされ、加熱する
と金属チタンと水素に分解する。従って、含水マグネシ
ャの焼鈍分離剤に水素化チタンを添加しておくと、次の
反応で水を除去するとともに水素を発生し、高温焼鈍雰
囲気を還元性にする。
と金属チタンと水素に分解する。従って、含水マグネシ
ャの焼鈍分離剤に水素化チタンを添加しておくと、次の
反応で水を除去するとともに水素を発生し、高温焼鈍雰
囲気を還元性にする。
Ｔ ｉＨ２＋ Ｍｇ （ＯＨ）２ →Ｔ ｉ ０２ ＋
ＭｇＯ＋ Ｎ２その結果、脱炭焼鈍の酸化膜だけを管理
すればよく、安定した磁性をもつ方向性珪素鋼を製造で
きる。
ＭｇＯ＋ Ｎ２その結果、脱炭焼鈍の酸化膜だけを管理
すればよく、安定した磁性をもつ方向性珪素鋼を製造で
きる。
本発明の水素化チタン粉末の添加量は、焼鈍分離剤に用
いるマグネシャに対して０．１〜１０重量係を添加する
。添加量が０．１ｑ６未満では高温焼鈍の鋼板の酸化の
抑制の効果がなく、１０％を超える添加は脱炭焼鈍で形
成したＦａｙａｌ ｉ ｔｅ（Ｆｅ ２Ｓｉ０４）を還
元しすぎるので好ましくない。
いるマグネシャに対して０．１〜１０重量係を添加する
。添加量が０．１ｑ６未満では高温焼鈍の鋼板の酸化の
抑制の効果がなく、１０％を超える添加は脱炭焼鈍で形
成したＦａｙａｌ ｉ ｔｅ（Ｆｅ ２Ｓｉ０４）を還
元しすぎるので好ましくない。
次に本発明を具体的に説明する。
本発明の素材にはＳｔ ２〜４ ％ 、 Ａｔ Ｏ，０
１〜０．０５％ 、 Ｍｎ ０．０２〜０．２０ ％
、 Ｎ Ｏ，００３〜０．０１０％。
１〜０．０５％ 、 Ｍｎ ０．０２〜０．２０ ％
、 Ｎ Ｏ，００３〜０．０１０％。
ＣＯ，０１〜０．１ ％ 、 Ｓ Ｏ，０１〜０．０３
％、その他年可避成分からなる珪素鋼を用いる。この鋼
塊は一般の製造法に準じて熱延−熱延板焼鈍一酸洗一冷
延によって目標の板厚０．２〜０．３５簡に圧延する。
％、その他年可避成分からなる珪素鋼を用いる。この鋼
塊は一般の製造法に準じて熱延−熱延板焼鈍一酸洗一冷
延によって目標の板厚０．２〜０．３５簡に圧延する。
そしてこの珪素鋼板を水蒸気を含んだＮ２とＮ２の混合
ガスを用いて脱炭焼鈍する。
ガスを用いて脱炭焼鈍する。
脱炭焼鈍後、鋼板に本発明の水素化チタンを添加したマ
グネシャスラリー液を塗布する。
グネシャスラリー液を塗布する。
本発明で焼鈍分離剤の主成分となるマグネシャは、水に
易溶の軽質マグネシャでもよく、水に不溶のマグネシャ
クリンカ−を用いてもよい。また、ＴｉＯ２，Ｂ化合物
、硫酸塩を必要に応じて添加してもよい。マグネシャス
ラリーを塗布した珪素鋼板は２００〜３００℃で乾燥し
て吸着水を除去し、コイルに巻取る。次に珪素鋼板をＮ
２とＮ２の混合ガス中で１２００℃まで高温焼鈍して２
次再結晶させ、Ｎ２１００ ％の雰囲気に切換えて鋼中
の不純物を除去し、方向性珪素鋼板とする。
易溶の軽質マグネシャでもよく、水に不溶のマグネシャ
クリンカ−を用いてもよい。また、ＴｉＯ２，Ｂ化合物
、硫酸塩を必要に応じて添加してもよい。マグネシャス
ラリーを塗布した珪素鋼板は２００〜３００℃で乾燥し
て吸着水を除去し、コイルに巻取る。次に珪素鋼板をＮ
２とＮ２の混合ガス中で１２００℃まで高温焼鈍して２
次再結晶させ、Ｎ２１００ ％の雰囲気に切換えて鋼中
の不純物を除去し、方向性珪素鋼板とする。
次に実施例を示す。
実施例ｌ
Ｓｉ３．３％ｔＡｔ０．０２８％、 Ｍｎ０．０８０
％ 、 ＮＯ，００８％、８０．０２４％、Ｃ０，０６
０％の成分の珪素鋼塊を熱延、熱延板焼鈍、酸洗、冷延
によりて０．２９ｍに冷延したのちＮ２０／Ｈ２＝ ０
．４６ 。
％ 、 ＮＯ，００８％、８０．０２４％、Ｃ０，０６
０％の成分の珪素鋼塊を熱延、熱延板焼鈍、酸洗、冷延
によりて０．２９ｍに冷延したのちＮ２０／Ｈ２＝ ０
．４６ 。
Ｎ２／Ｎ２−３ノ脱炭雰囲気で８５０℃Ｘ１５０ＳｅＣ
の脱炭焼鈍をした。この脱炭焼鈍板の表面に下記の組成
のスラリーを１５ｇ／お２塗布した。
の脱炭焼鈍をした。この脱炭焼鈍板の表面に下記の組成
のスラリーを１５ｇ／お２塗布した。
マグネシャ １００ｇｒ
酸化チタン ５
水素化チタン ５
この焼鈍分離剤を塗布した珪素鋼板は１２００℃で２θ
時間、高温焼鈍した。
時間、高温焼鈍した。
実施例２
実施例１と同じ珪素鋼を０．２３ｍに冷延したのちＨ２
０／Ｈ＝ ０．５０の脱炭雰囲気で脱炭焼鈍した。この
脱炭焼鈍板の表面に下記の組成のスラリーを１３Ｉ／□
２塗布した。
０／Ｈ＝ ０．５０の脱炭雰囲気で脱炭焼鈍した。この
脱炭焼鈍板の表面に下記の組成のスラリーを１３Ｉ／□
２塗布した。
マグネシャ １００ ｇｒ
酸化チタン ６
水素化チタン ３
硼 砂 ０．２ 硫酸アンチモン
０．２この焼鈍分離剤を塗布した珪素鋼板は１２００
℃で２０時間、高温焼鈍した。
０．２この焼鈍分離剤を塗布した珪素鋼板は１２００
℃で２０時間、高温焼鈍した。
実施例３
Ｓｉ３．２％ 、Ｍｎ０．０７５％ 、Ｓｏ、０２５％
、Ｃ０．０４０％の珪素鋼塊を熱延、酸洗、冷延、熱
処理、冷延によって０．２３ｍ＋に冷延したのち、Ｈ２
０／Ｈ２＝０．５０の脱炭雰囲気で脱炭焼鈍した。この
脱炭焼鈍板の表面に下記の組成のスラリーを１３ｇｒ／
ｍ ２塗布した。
、Ｃ０．０４０％の珪素鋼塊を熱延、酸洗、冷延、熱
処理、冷延によって０．２３ｍ＋に冷延したのち、Ｈ２
０／Ｈ２＝０．５０の脱炭雰囲気で脱炭焼鈍した。この
脱炭焼鈍板の表面に下記の組成のスラリーを１３ｇｒ／
ｍ ２塗布した。
マグネシャ １００ｇｒ
酸化チタン １
水素化チタン ２
この焼鈍分離剤を塗布した珪素鋼板は１２００℃で２０
時間高温焼鈍した。
時間高温焼鈍した。
比較例１
実施例１と同じ鋼成分と板厚の珪素鋼板に、下記の組成
のスラリーを塗布し、１２００℃で高温焼鈍した。
のスラリーを塗布し、１２００℃で高温焼鈍した。
マグネシャ １００ ｇｒ
酸化チタン ５
比較例２
実施例２と同じ鋼成分と板厚の珪素鋼板に、下記の組成
のスラリーを塗布し、１２００℃で高温焼鈍した。
のスラリーを塗布し、１２００℃で高温焼鈍した。
マグネシャ １００ｇｒ
酸化チタン ６
硼 砂 ０．２
硫酸アンチモン ０．２
比較例３
実施例３と同じ鋼成分と板厚の珪素鋼板に、下記の組成
のスラリーを塗布し、１２００℃で高温焼鈍した。
のスラリーを塗布し、１２００℃で高温焼鈍した。
マグネシャ １．ＯＯｇｒ
酸化チタン １
以上の方法でつくった方向性珪素鋼板の磁性を表１に示
す。表１の結果から、実施例１は比較例１より、実施例
２は比較例２より、実施例３をま比較例３より磁性が優
れていた。
す。表１の結果から、実施例１は比較例１より、実施例
２は比較例２より、実施例３をま比較例３より磁性が優
れていた。
Claims (1)
- 水素化チタンの微粉末を酸化マグネシウムに対して０．
１〜１０重量係含む方向性珪素鋼板用焼鈍分離剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5905683A JPS59185780A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 方向性珪素鋼板用焼鈍分離剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5905683A JPS59185780A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 方向性珪素鋼板用焼鈍分離剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59185780A true JPS59185780A (ja) | 1984-10-22 |
Family
ID=13102290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5905683A Pending JPS59185780A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 方向性珪素鋼板用焼鈍分離剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59185780A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04335694A (ja) * | 1991-05-13 | 1992-11-24 | Oki Electric Ind Co Ltd | 電子写真記録装置 |
| KR100711470B1 (ko) | 2005-12-24 | 2007-04-24 | 주식회사 포스코 | 고주파 철손 특성이 우수한 고규소 방향성 전기강판제조방법 |
-
1983
- 1983-04-04 JP JP5905683A patent/JPS59185780A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04335694A (ja) * | 1991-05-13 | 1992-11-24 | Oki Electric Ind Co Ltd | 電子写真記録装置 |
| KR100711470B1 (ko) | 2005-12-24 | 2007-04-24 | 주식회사 포스코 | 고주파 철손 특성이 우수한 고규소 방향성 전기강판제조방법 |
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