JPS59185607A - 天然物素材を用いた容器の製造方法 - Google Patents

天然物素材を用いた容器の製造方法

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JPS59185607A
JPS59185607A JP58061105A JP6110583A JPS59185607A JP S59185607 A JPS59185607 A JP S59185607A JP 58061105 A JP58061105 A JP 58061105A JP 6110583 A JP6110583 A JP 6110583A JP S59185607 A JPS59185607 A JP S59185607A
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JP
Japan
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natural
drying
dried
pulp
fruits
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JP58061105A
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川瀬 厚
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  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Table Devices Or Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、カポチャ、メロン、ナスビなどの果菜類や
牌、柑橘などの果実類から容器を製造する、その方法に
関する。
天然物素材を利用した容器としては、ひょうたんの容器
が一般に広く知られている。ヒミウタンは、成熟すると
自然に果皮が著しく堅くなり、表面に生じた毛は落ちて
平滑となるため、果肉や果皮などを取り出してよく洗っ
てから自然乾燥させるだけで、容器としてのひょうたん
が柔らかいので、天日乾燥など通常の方法で乾燥すると
、水分が除去されるにつれて容積も減少して角質状とな
り、自然のままの形態を保てない。また、乾燥に日数が
かかり、その間被乾燥物は高水分下で、ある程度高い温
度の下に置かれることとなるため、乾燥過程で腐敗して
しまうということも起こる。これらの理由から、従来は
ヒョウタン以外の果実、果菜類からは品質的に満足でき
る容器を作ることはできなかった。
この発明は、果皮部の水分が多く、柔らかい果菜、果実
類からでも、品質的にみて、また美感の面でも満足し得
る容器を製造するだめの、その方法を提供することを目
的とする。
つぎに、この発明の構成について述べる。
この発明では、上記課題を解決するだめの技術的手段と
して、果皮部、果肉部の乾燥に真空凍結乾燥法を採用し
、一方、所望の強度を確保させるため、天然あるいは合
成樹脂を乾燥物の孔隙に充填し、もしくはその表面に塗
布することとした。すなわち、この発明に係る天然物素
材を用いた容器の製造方法は、果菜、果実類の内部の種
子、果肉の全部もしくは一部を取り去って凹陥部を形成
し、これに真空凍結乾燥を施し、捷たは、果菜、果実類
に真空凍結乾燥を施し、その内部の種子、果肉の全部も
しくは一部を取り去って凹陥部を形成し、との果皮部も
しくは果皮部および果肉の一部からなる乾燥物に天然あ
るいは合成樹脂を浸潤させ、もしくは表面に塗布した後
硬化させ、その後天然あるいは合成樹脂塗料を塗布、乾
燥させて容器を製造することを特徴とする。
ここで、乾燥を真空凍結乾燥法によったのは、真空凍結
乾燥法は、被乾燥物を凍結させた後高度の真空下に保ち
、被乾燥物中の固体の氷を直接気化させて水分を除去す
るものであり、被乾燥物の水分を比較的短期間で極度に
減少させることが容易であるため腐敗なとが起こらない
こと、乾燥物は多孔質となり、乾燥前後で固形分が移動
しないからほとんど容積の変化がみられず、元の形態が
ほぼ維持されること等の理由に基つく。一方、真空凍結
乾燥法による乾燥物は、多孔質に仕上がるためもろく、
また吸湿性が強いという欠点がある。そこで、天然ある
いは合成側面を乾燥物の孔隙に充填[7、もしくはその
表面に塗布し、これによって所望の強度をもたせるとと
もに、経時変化をなくそうとするものである。
以下に、この発明の1実施例について説明する0 まず、果菜、果実類、たとえばカポチャのう4肇し ち、形のよいもの、あるいは妙味があるもの等を素材と
して、それを中央部付近で水平方向に切断して2つの部
分に分ける。次にその内部の果肉および種子を取り去り
、果皮部からなる器状のものをつくる。これを真空凍結
乾燥法によって乾燥する。すなわち、まず被乾燥物を凍
結させた後高度の真空下(たとえばQ 5−()、 8
imHg)に保ち、次に氷の昇華を助けるため、被乾燥
物をある程度加温しながら水分を除去し〜でいく。
この際、温度条件の1例を示せば被乾燥物の表面温度は
50°Cぐらいになり、最も温度の低い部分は一25゛
C程度である。中ぐらいの大きさのカポチャで、このよ
うな乾燥工程を約50時間続けることによって、はぼ乾
燥か完了する。この乾燥物は多孔質で軽く、乾燥前の形
態を保持しているが、もろくてそのま捷では容器として
使用することができず、捷だ吸湿性も強い。そこで次に
、乾燥物を天然あるいは合成樹脂、たとえばポリウレタ
ン樹脂の液状物中に浸漬して、乾燥物の孔隙中に樹脂を
浸潤させた後硬化させる。なお、乾燥物の孔隙中に樹脂
を浸潤させず、単にその表面に樹脂を塗布、硬化させる
だけでも強度的に使用に耐え得る製品ができる場合には
、必すしも孔隙中にまで樹脂を充填する必要もない。そ
して最後に、外表面および内表面に天然あるいは合成樹
脂塗料を塗布、乾燥させて、茶器を完成させる。ここで
使用する塗料としてはどのような押角のものであっても
良い。1例と[7て天然樹脂の1棹である漆を塗る場合
について簡単に説明する。木地(素地)固めの工程は、
前記樹脂の浸潤(塗布)、硬化工程がそれに相当するの
で不要である。そこで、捷ず砥の粉に生漆を混せて、そ
れを−・らで表面に塗りつけた後乾燥させる。次に砥石
を用いて表面の凸部を削り平滑面とし、このようKL、
て下地処理をする。そして、中塗り、上塗りを施[7、
表ffnの光沢を現出させる。尚、下地処理をすること
なく、そのまま」二y監りをするようにしてもよい。
このように17で、果菜、果実類から容器類、たとえば
菓子器、弁当箱、花器、水さしなどを製造することがで
きる。その製品の1例を、縦断面として第1図に示す。
図中、(1)fdカボチャの果皮、(2)はカポチャの
果肉の一部、(3)はカポチャの果柄、(4)は漆の°
下地系り層、(5)は漆の上塗り層、(6)は嵌合枠で
ある。
この発明は、以上述べたような構成を有するものであり
、本発明に係る方法を実施することにより、果皮部の水
分が多く、柔らかい果菜、果実類から、その自然の形態
をとどめたままで、強度的にも十分使用に1lliiえ
得る容器を製造することができた。tた、表面塗装に漆
塗りの技法を用いれば、天然物の妙味ある形態をその寸
ま生かし、その光沢に深みのある芸術的持ち味を■ 現出させることができるなど、美術工芸的な作品も作り
出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る方法で製造した製品の1例を
示す縦断面図である。 第1図 −3′

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 果菜、果実類の内部の種子、果肉の全部もしψ 一部を取り去って凹陥部を形成し、これに真空凍結乾燥
    を施し、または、果菜、果実類に真空凍結乾燥を施し、
    その内部の種子、果肉の全部もしくは一部を取り去って
    凹陥部を形成し、この果皮部もしくは果皮部および果肉
    の一部からなる乾燥物に天然あるいは合成樹脂を浸潤さ
    せ、もしくは表面に塗布した後硬化させ、その後天然あ
    るいは合成樹脂塗料を表面に塗布、乾燥させて容器を製
    造する天然物素材を用いた容器の製造方法。
JP58061105A 1983-04-06 1983-04-06 天然物素材を用いた容器の製造方法 Pending JPS59185607A (ja)

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