JPS5918522A - 電気接点材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気接点材料に関するものである。

従来より内部酸化法により製作した電気接点材料の一つ
として銀−酸化アンチモンが用いられてきた。銀−酸化
アンチモンは、耐溶着特性の優れた接点性能を有するが
、耐アーク性、耐消耗性に劣るものである。

そこで本発明者は、この電気接点材料よりもアークに対
する耐消耗性に優れた接点特性を有する電気接点材料を
開発すべく鋭意考究の結果、満足できる電気接点材料を
見い出したものである。

（１） 本発明の電気接点材料は、ビスマス０．１〜１０重量％
、アンチモン１〜１０重量％、鉄、ニッケル、コバルト
、ジルコニウムの少なくとモ一種０．０１〜０，５重量
％、残部銀から成る材料であって、且つ内部酸化されて
いるものである。

本発明の電気接点材料に於いて、ビスマス０．１〜１０
重量％、アンチモン１〜１０重量％、鉄。

ニッケル、コバルト、ジルコニウムの少なくとも一種０
．０１〜０．５重量％とした理由は、ビスマス０．１重
量％未満では酸化アンチモンの結晶粒を微細化できず、
アンチモン１重量％ではの耐溶着性に関しては良好な結
果が得られず、鉄、ニッケル、コバルト、ジルコニウム
の少なくとも一種の合計がｏ、ｏｉ宙ｔ％未満では酸化
アンチモン、酸化ビスマスを均一微細に分散できず、ま
たビスマス１０重量％を越えると合金の融点が下がりす
ぎ高温での内部酸化が困難となり、アンチモン１０重量
％を越えると酸化物が層状に析出し接触抵抗が高く不安
定となり、また耐アーク性が劣化し、鉄、ニッケル、コ
バルト、ジルコニウムの少なくとも一種（２） の合「１が０．５＊量％を越えるとそれ自体の偏析する
ので、ビスマス０．１〜１０重量％、アンチモン１〜Ｉ
Ｏ虫量％の範囲内では、１■４１δ着性、耐消耗性、接
触抵抗特性の充分満足できる電気接点材料が得られるも
のである。

次に本発明による′電気接点材料の効果を明瞭ならし、
める為に、具体的な実施例と従来例について説明する。

上記の表の左１１勇に示す実施例１．　２の成分組成の
材料を溶解し、アトマイズ粉となした後、６００℃、９
気圧、２［Ｉ回内部酸化し、この酸化アトマイズ粉を圧
縮焼結し、これを押出、引抜加」−シた後切断してヘソ
グー加工し、頭部径５＋ｉ１１．頭高１１、脚部径２．
５１１＋１脚長２．５＋＊＊の固定接点と頭部径４　ｍ
ｍ、　１ｆＬＮ　１．１　＋＋＋ｉ、　１１１１部径２
．８ｍｍ、脚）Ｌｌ、６ｍｍ。

頭部球状５１２の可動接点を得た。

然してこれら実施例１．２の電気接点材料にて１１つた
りベット型電気接点と、下記の表の左欄に示す従来例の
成分組成の材料を実施例１．２と同し方法で作った同一
寸法のりベット型電気接点を（３） ヒンジ型リレーに組み込み下記の試験条件にて開閉試験
を行った処、−上記の表の右欄に示ずような２　結果を
得た。

試験条件 電　　　　　１二　　　　　：　　　　　　ＡＣｌｏｏ
Ｖ　　　　５０１１ｚ電　　流　　：　　投入４０Ａ、
定常１０Ａ負　　　荷　　　：　　　抵抗 開閉頻度　　：　　２０回／分 開閉回数　　：　　溶着発生迄 接触力　　　：　　　／ｌｏｇ （以ド余白） （４） （５） 上記の表で明らかなように実施例１．２の電気接点材料
で作ったりベント型電気接点は、従来例の電気接点材料
で作ったりベット型電気接点に比し、耐消耗性が遥かに
優れ、耐溶着性、接触抵抗特性については略同等に優れ
ていることが判る。

以上ｉ′を記した通り本発明の電気接点材料は、従来の
電気接点材料よりも耐消耗性に優れた接点特性を有する
ので、従来の電気接点材料にとって代わることのできる
画期的なものと云える。

出願人　　田中貴金属工業株式会社 （６）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ビスマス０．１〜１０重量％と、アンチモン１〜１（ｌ
   ｉｔ％と、ａ、　　ニッケル、コバルト、ジルコニウム
   の少なくとも−＠ｏ、ｏｔ〜０．５重量％と、残部銀か
   ら成る材料であって、且つ内部酸化されている電気接点
   材料。