JPS5918526A

JPS5918526A - 電気接点材料

Info

Publication number: JPS5918526A
Application number: JP57127089A
Authority: JP
Inventors: 武志原田
Original assignee: Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Current assignee: Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority date: 1982-07-21
Filing date: 1982-07-21
Publication date: 1984-01-30
Also published as: JPH0369128B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、電気接点材料に関するものである。

従来より内部酸化法により製作した電気接点材料の一つ
として銀−酸化銅が用いられてきた。銀−酸化銅は、電
気伝導度が高く接触抵抗が低い優れた接点性能を有する
が、酸化鋼の粒子が大きい（１）ため耐消耗性、耐溶着性に劣るものである。

そこで本発明者は、この電気接点材料よりも耐溶着性、
耐消耗性に優れた接点特性を有する電気接点材料を開発
すべ（鋭意考究の結果、満足できる電気接点材料を見い
出したものである。

本発明の電気接点材料の一つは、ビスマス０．１〜５重
量％、すず１〜１０重量％、インジウム１〜１０重量％
、銅１〜１０市量％、残部銀から成る材料であって、且
つ内部酸化されているものである。

本発明の電気接点材料の他の一つは、ビスマス０．１〜
５重量％、すず１〜１０重量％、インジウム１〜１０．
銅１〜１０重量％、鉄、ニッケル。

コバルト、ジルコニウムの少なくとも一４ＩｉＯ，０１
〜０．５重量％、残部銀から成る材料であって、且つ内
部酸化されているものである。

本発明の電気接点材料に於いて、ビスマス０．１〜５Ｘ
口量％、ずず１〜ＩＯ市量％、インジウム１〜１０．銅
１〜１０重量％とした理由は、ビスマス０．１重量％未
満では耐溶着性を改善する効果が（２）なく、すず１重値％未渦では耐消耗性、耐溶着性を改善
する効果が十分でなく、インジウム１重量％未満では酸
化銅の粒子を細か（する効果が十分でなく、耐溶着性、
耐消耗性を改善する効果が薄＜　、１１４　］重量％未
満では耐溶着性に関しては良好な結果が得られず、また
ビスマス５　！Ｒ量％を越えると合金の融点が下がりす
ぎ高温での内部酸化が困難となり、ずず又はインジウム
１０重里％を越えると接点開閉時に銀−酸化ずずが凝集
し、接触抵抗が商く不安定となり、銅１０重量％を越え
ると酸化銅の球状粒子が大きくなって接触抵抗が不安定
となり、また耐消耗性が劣化するので、ビスマス０．１
〜５重量％、ずず１〜１０重量％、インジウム１〜］（
Ｎｕ量％、銅１〜１０時の範囲内では、耐溶着性、耐消
耗性、接触抵抗特性の充分満足できる電気接点材料が得
られるものである。

さらに本発明の電気接点材料の他の一つに於いて、ビス
マス０．１〜５重量％、ずず１〜１０重量。

インジウム１〜１０重量％、銅１〜１０重量％以外にｔ
Ｉ、　、　　ニッケル、コバルト、ジルコニウムの少（
３）なくとも一種Ｏ４旧〜０．５重量％添加する理由は、こ
れを電気接点材料に分散さυた場合、これにより得られ
る酸化ビスマス、酸化ずす、酸化インジウム及び酸化銅
の均一微細な分散によって、放電による消耗が一層減少
するからであって、鉄、ニッケル、コバルト　ジルコニ
ウムの少なくとモ一種を合計で０．０１重量％未満では
酸化ビスマス、酸化インジウム及び酸化銅が均一微細に
分散−ロす、０．５重量％を越えるとそれ自体の偏析が
増加するからである。

次に本発明による電気接点材料の効果を明瞭ならしめる
為に、具体的な実施例と従来例について説明する。

下記の表の左欄に示す実施例１〜４の成分組成の材料を
溶解し、アトマイズ粉となした後、６００℃、９気圧、
２日間内部酸化し、この酸化アトマイス粉を圧縮焼結し
、これを押出、引抜加コーシた後切断してヘッダー加工
し、頭部径５鰭９頭高１ｍｍ、脚部径２．５ｍｍ、脚長
２．５１の固定接点と頭部（苓４龍１頭高１．１ｍｍ、
脚部径２，８１１１１．脚長１．６龍。

（４）頭部球状５　Ｒの可動接点を得た。

然してこれら実施例１〜４の電気接点材料にて作ったり
ベット型電気接点と、下記の表の左欄に示ず従来例の成
分組成の材料を実施例と同じ方法で作った同一寸法のり
ヘット型電気接点をヒンジ型リレーに組み込み下記の試
験条件にて開閉試験を行った処、下記の表の右欄に示す
ような結果を得た。

試験条件電　　　圧　　　：　　　　ＡＣｌｏｏＶ　　　５０Ｈ
ｚ電　　流　　：　　投入４０Ａ、定常１０Ａ負　　　
荷　　　：　　　抵抗開閉頻度　　：　　２０回／分開閉回数　　：　　溶着発生塩接触力　　　：　　４０ｇ（以下余白）（５）（６）」二足の表で明らかなように実施例１〜４の電気接点材
料で作ったりベット型電気接点は、従来例の電気接点材
料で作ったりベット型電気接点に比し、耐溶着性、　１
７４消耗性に優れ、接触抵抗特性については略同等に優
れていることが判る。

以上詳記した通り本発明の電気接点材料は、従来の電気
接点材料よりも耐溶着性、耐消耗性に優れた接点特性を
有するので、従来の電気接点材料にとって代わることの
できる画期的なものと云える。

出願人　　田中貴金属工業株式会社（７）１０５−

Claims

【特許請求の範囲】１）ビスマス０．１〜５重量％、すず１〜ＩＯ重量％、
インジウム１〜１０重量、銅１〜１０重量％。残部銀から成る材料であって、且つ内部酸化されている
電気接点材料。２）ビスマス０．１〜５重量％、すず１〜１０重量％、
インジウム１〜１０重量％、銅１〜１０重量％、鉄、ニ
ソ’ｆル、コバルト、ジルコニウムの少な（とも一種０
．Ｏ１〜０．５重量％、残部銀から成る材料であって、
且つ内部酸化されている電気接点材料。