JPS5914206A

JPS5914206A - 電気接点材料

Info

Publication number: JPS5914206A
Application number: JP57123993A
Authority: JP
Inventors: 滝口　藤松
Original assignee: Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Current assignee: Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority date: 1982-07-16
Filing date: 1982-07-16
Publication date: 1984-01-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、電気接点材料に関するものである。

従来より内部酸化法により製作した電気接点材料の一つ
として銀−酸化銅が用いられてきた。銀−酸化鋼は、電
気伝導度が尚く接触抵抗特性の優れた接点性能を有する
が、耐消耗性、耐溶着性に劣るものである。

そこで本発明者は、この電気接点材料よりもアークに対
する耐消耗性、耐溶着性に優れた接点特性を有する電気
接点材料を開発すべく鋭怠考究の結果、満足できる電気
接点材料を見い出したものである。

本発明の電気接点材料の一つは、ビスマス０．１〜５重
量％と、アンチモン１〜１０重量％、銅１　　　　　−
〜１０重量％と、残部銀から成る材料であって、且つ内
部酸化されているものである。

本発明の電気接点材料の他の一つは、ビスマス０．１〜
５重量％と、アンチモン１〜１０重量％と、銅１〜１０
重量％と、鉄、ニッケル、コバルト。

ジルコニウムの少なくとも−４１０，０１〜０．５重量
％と、残部銀から成る材料であって、且つ内部酸化され
ているものである。

本発明の電気接点材料に於いて、ビスマス０．１〜５市
量重量アンチモン１〜１０重誓％、銅１〜　　−１Ｏ重
普％とした理由は、ビスマス０．１重量％未満では耐溶
着性を改善する効果がなく、アンチモン１重量％未満で
は耐消耗性が改善されず、銅１１ｈ９％未病では耐溶着
性、耐消耗性に関しては良好な結果が得られず、またビ
スマス５重量％を越えると、合金の融点が下がりすぎ高
温での内部酸化が困難となり、アンチモン１０重量％を
越えると酸化物が層状に析出して接触抵抗が高く不安定
となり、銅１０市量％を越えると球状粒子が大きくなり
接触抵抗が不安定となり、また耐溶着性か劣化するので
、ヒスマス０．１〜５市量重量アンチモン１〜１０重量
％、銅１〜１０重量％の範囲内では、耐溶着性、耐消耗
性、接触抵抗特性の充分１１ｙ１足できる電気接点材料
が得られるものである。

さらに本発明の電気接点材料の他の一つに於いて、ビス
マス０．１〜５重量％、アンチモン１〜１０市量％、銅
１〜１０重量％以外に鉄、ニッケル。

コバル！・、ジルコニウムの少なくとモー４ｉ１Ｅ０．
０１〜０．５重量％添加する理由は、これを電気接点材
料に分散させた場合、これに」；り得られる酸化ヒスマ
ス、酸化アンチモン及び酸化銅の均一微細な分散によっ
′ζ、放電による消耗が一層ｊλ少するからであって、
０．０１宙量％未満では酸化ヒスマス、酸化アンチモン
及び酸化銅が均一微細に分散せず、０．５重量％を越え
るとそれ自体の偏析が増加するからである。

次に本発明による電気接点材料の効果を明瞭ならしめる
為に、具体的な実施例と従来例について説明する。

下記の表の左欄に示す実施例１〜４の成分組成の材料を
溶解し、アトマイズ粉となした後、６００℃、９気圧、
２日間内部酸化し、この酸化アトマイズ粉を圧縮焼結し
、これを押出、引抜加工した後切断してヘソグー加工し
、頭部径５ｍｍ、頭高１龍２脚部径２，５１１１１．脚
長２．５鶴の固定接点と頭部径４酊２頭高１．１ｍｍ、
脚部径２，８１１．脚長１．６ｓｍ。

頭部球状５Ｒの可動接点を得た。

然してこれう実施例１〜４の電気接点材料にて作ったり
ベント型電気接点と、下記の表の左欄に示す従来例の成
分組成の材料を実施例と同じ方法で作った同一寸法のり
ベット型電気接点をヒンジ型リレーに組み込み下記の試
験条件にて開閉試験を行った処、下記の表の右欄に示す
ような結果を１４た。

試験条件電　　　圧　　　：　　　　”ＡＣｌｏｏＶ　　　５０
Ｈｚ電　　流　　：　　投入４０Ａ、定常１０Ａ負　　
　荷　　　：　　　抵抗開閉頻度　　：　　２０回／分開閉回数　　：　　溶着発生迄接触力　　　：　　４０ｇ（以下余白）」１記の表で明らかなように実施例１〜４の電気接点材
料で作ったりベット型電気接点は、従来例の電気接点材
料で作ったりベント型電気接点に比し、耐溶着性、耐消
耗性に優れ、接触抵抗特性については略同等に優れてい
ることが判る。

以上詳記した通り本発明の電気接点材料は、従来の電気
接点材料よりも耐溶着性１耐消耗性に優れた接点特性を
有するので、従来の電気接点材料にとって代わることの
できる画期的なものと云える。

出願人　　田中貴金属工業林式会社

Claims

【特許請求の範囲】１）ビスマス０．１〜５重量％と、アンチモン１〜ＩＯ
重量％と、銅１〜１０重量％と、残部銀から成る材料で
あって、且つ内部酸化されている電気接点材料。２）ビスマス０．１〜５１１ｉｔ％と、アンチモン１〜
ＩＯ＊量％と、銅１〜１０重量％と、鉄、ニッケル、コ
バルト、ジルコニウムの少なくとモ一種０．０１〜０．
５重量％と、残部銀から成る材料であって、且つ内部酸
化されている電気接点材料。