JPS59184868A

JPS59184868A - ケ−ブルの絶縁劣化判定装置

Info

Publication number: JPS59184868A
Application number: JP58058787A
Authority: JP
Inventors: Yasumitsu Ebinuma; 康光海老沼
Original assignee: Showa Electric Wire and Cable Co
Current assignee: SWCC Corp
Priority date: 1983-04-05
Filing date: 1983-04-05
Publication date: 1984-10-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はケーブルの絶縁劣化判定装置に関Ｊる。

［発明の技術的背景］電力ク゛ーブル等のケーブルの絶縁劣化を判定するため
に、第１図に原理図で示すようなケーブルの絶縁劣化判
定装置が提案されている。図示されるように、１は、被
測定ケーブルの等価回路であり、Ｒ，はその絶縁抵抗、
Ｃはその静電容量である。

そして、高圧スイッチ２を閉じて直流電源３によって被
電１定ケーブルに直流電圧を印加して所定電圧まで昇圧
し、その所定電圧を所定時間保持した後高圧スイッチ２
を開放する。その結果、被測定ケーブル（静電容量Ｃ）
に充電された電荷はその被測定ケーブルの絶縁抵抗Ｒを
介して放電するので、被測定ケーブルの一端における電
圧は、高圧スイッチ２の開放時点から下り始める。被測
定ケーブルの絶縁が良いときは放電に長時間を要し、一
方、絶縁が悪いときは短時間で放電する。このような放
電による被測定ケーブルにおける残留電圧の減少は、電
圧計４によって測定される。この測定結果は、例えば第
２図に示すようであり、高圧スイッチ開放時点から被測
定、ケーブルにおける残留電圧（印加電圧）が所定の判
定電圧に下がるまでの時間を測定し、その測定時間をあ
らかじめ定めておいた設定時間と比較して測定時間が設
定時間より一定時間以上長いときは被測定ケーブルの絶
縁は「良」であると判定する。また、測定時間が設定時
間より一定時間以上短いときは被測定ケーブルの絶縁は
「不良」であると判定し、両者の中間に設定時間がある
ときは被測定ケーブルの絶縁は「注意」であると判定す
る（例えば、Ｍ２図中、曲線ａ（よ、「良」と判定され
、曲線すは、Ｆ不良」および「注意」と判定される。）
。

以上のようにして、被測定ケーブルの絶縁劣化は判定さ
れる。

［背景技術の問題点コ上述のような絶縁劣化判定装置においては、電圧計によ
って被測定ケーブルの絶縁抵抗を測定している訳である
が、例えｑ′１．測定時における被測定ケーブル周囲の
湿度が高いと、被測定ケーブル端末部の終端（ブッシン
グ）の沿面抵抗が低下する。その結果、測定時に被測定
ケ゛−プルの両端末部において、もれ電流が生じ、電圧
計による被測定ケーブルの端末部にお（ブる残留電圧の
測定値は、真の絶縁抵抗を示さない。従って、上述のよ
うな絶縁劣化判定装置では、被測定ケーブル周囲の湿度
が高い場合等に正しく被測定ケーブルの絶縁劣化を判定
することが困難である。

［発明の目的〕本発明はケーブルの正しい絶縁劣化判定が行なえるケー
ブルの絶縁劣化判定装置を提供するこ゛とを目的として
いる。

［発明の概要ｊ本発明は被測定ケーブルの一端において前記被測定ケー
ブルの芯線と絶縁体との間に所定時間で所定電圧値にな
るよう覧直流電圧を印加する直流電源と、前記直流電源
から前記被測定ケーブルの芯線と絶縁体とに対する直流
電圧の印加を開閉制御するためのスイッチと、前記被測
定ケーブルの一端において前記芯線と前記絶縁体との間
における前記スイッチ開放時点以後の残留電圧を測定す
る電圧測定器と、前記被測定ケーブルの両端末部におけ
る前記スイッチ開放時点以後のもれ電流を検出してこれ
を積分する積′分器と、前記積分器からの積分値と、前
記被測定ケーブルの静電容量とに基づいて前記被測定ケ
ーブルの両端末部における前記スイッチ開放時点以後の
減少電圧を演算する電圧変換器と、前記電圧測定器から
の測定値と、前記電圧変換器からの変換値とを加算する
加算器とを備えたケーブルの絶縁劣化判定装置である。

［発明の実施例］第３図は本発明にかかるケーブルの絶縁劣化判定装置の
概略構成図である。図示されるように、５は芯線５ａと
絶縁体上に設けた遮蔽体５１）とを有する被測定用のケ
ーブル、６および７はケーブル５０両端に取付けたブッ
シング（終端）である。

ケーブル５の一端において芯線５ａと遮蔽体５ｂとには
、電圧計８が接続され、この電圧計８によって、ケーブ
ル５の芯線５ａと遮蔽体５ｂとの間の電圧が測定される
。ケーブル５の両端のブッシング６．７の遮蔽体５ｂに
近い方の端部には、導電体からなるガード９．１０が各
々取付（プられている。

ケーブル５の一端において、芯線５ａと遮蔽体５ｂとに
は、直流電源（図示せず）から高圧スイッチ（図示せず
）を介して直流電圧が印加されて、所定電圧まで昇圧さ
れる。そして、その所定電圧で所定時間保持された後、
高１＝スイツチが開放される。

ガード９．１０とケーブル５の遮蔽体５ｂとには、ケー
ブル５の芯線５ａの両端から、ブッシング６．７の沿面
（表面）を伝わって流れる前記高圧スイッチ開放時点以
後におけるもれ電流を検出するための抵抗１１が接続さ
れ、抵抗１１の両端には、積分器１２が接続されている
。なお、第３図においては、２つのガード９．１０は、
ケーブル５の一端において１つの抵抗１１に接続されて
おり、ケーブル５の他端にあるガード１０と、ケーア／
ｌ、５（７）’−［ｋ−あ−ｉ３．ｊ−１’９＆ｔよ、
ｉＣ’　（！：　ｘ　ｉｆ、ケーブル５以外にこれと並
列に設置されている他のケーブル（図中１３で示す）を
用いて接続しである。従って、高圧スイッチ開放時点以
後にブッシング６．７の沿面を伝わって流れるもれ電流
は、ガード９．１０（およびケーブル１３）を介して抵
抗１１に流れ、積分器１２によって積分される。

即ち、ケーブル５、の両端部における高圧スイッチ開放
時点以後のもれ電流による電荷Ｑが積分器１２によって
次式のようにして求められる。

Ｑ＝ｆｉｄｔＣ１：もれ電流〕そして、積分器１２からの積分値（Ｑ）は、電圧変換器
１４に入力され、ここで、Ｖａ　−＝Ｑ／Ｃ［Ｃ：ケーブル５の静電容量Ｑ：ケーブル５の両端末部におけるもれ電流による電荷 ■ａ：ミニケーブル両端末部におけるもれ電流による減
少電圧演尊値］なる演算が行なわれる。

かくして得られた減少電圧演亦値Ｖａと電圧計８からの
ケーブル５の残留電圧の測定値ｖ−ｂとは、加算器１５
において加算、され、その加算値Ｖａ＋ｖｂがケーブル
５における高圧スイッチ開放時点以後の残留電圧側定植
として、判定器（図示せず）に入力され、この判定器内
において、前記加算値が前述した判定電圧になるまでの
時間が測定され、そしてこのようにして測定された時間
がケーブル５の絶縁を判定するための「良」　「不良」
、「注意」に対応する各時間と比較されて、ケーブル５
の絶縁が判定される。

［発明の効果］以上説明したように、本発明ににれば、ケーブル端末部
におけるもれ電流の影響を受けずにケーブルの絶縁を正
確に判定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のケーブルの絶縁劣化判定装置の原理図、
第２図は被測定ケーブルにおける残留電圧の測定結果を
示す図、第３図は本発明にかかるケーブルの絶縁劣化判
定装置の概略構成図である。５・・・ケーブル　　８・・・電圧計　　１２・・・積
分器　　１４・・・電圧変換器　　１５・・・加算器出
願代理人　弁理士　菊池　丘部向　　　　　　　　　山１）明信

Claims

【特許請求の範囲】

被測定ケーブルの一端において前記被測定ケーブルの芯
線と絶縁体との間に所定時間で所定電圧値になるように
直流電圧を印加する直流電源と、前記直流電源から前記
被測定ケーブルの芯線と絶縁体とに対する直流電圧の印
加を開閉制御するためのスイッチと、前記被測定ケーブ
ルの一端において前記芯線と前記絶縁体との間における
前記スイッチ開放時点以後の残留電圧を測定する電圧測
定器と、前記被測定ケーブルの両端末部における前記ス
イッチ開放時点以後のもれ電流を検出してこれを積分す
る積分器と、前記積分器からの積分器と、前記被測定ケ
ーブルの静電容量とに基づいて前記被測定ケーブルの両
端末部における前記スイッチ開放時点以後の減少電圧を
演算する電圧変換器と、前記電圧測定器からの測定値と
１．前記電圧変換器からの変換値とを加算する加算器と
を備えたことを特徴とするケーブルの絶縁劣化判定装置
。