JPS59184080A - 船舶およびその建造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、船舶およびその建造方法↓こ関する。

Ｄ；）尾に１つのスクリュープ［１ベラを備えた従来の
船舶の場合、プロペラ後流にプロペラの回転による回転
流か生じ、この回転エネルギは推力に変換されずにその
まま失われており、これがＪｔｔ進効率低下の一因とな
っている。プロペラ後流の回転流を減少させて推進効率
を向上さゼるために、プロペラの前方において船舶前進
時のプロペラの翼の運動方向と逆向きの流れを発生させ
ることが考えられており、このための手段として、プロ
ペラ前方の両立側に固定されたリアクションフィンおよ
び非対称船尾船壁などが知られている。ところが、前者
の場合は、船体外面にリアクションフィンを別に付加す
る必要があり、後者の場合は、船尾部のかなり広い範囲
にわたって船体が左右非対称になるため、船舶の建造が
困難になるばかりでなく、船体の内部構造が種々の制約
を受けることが多い。

この発明の目的は、上記の問題を解決した推進効率の良
い船舶およびその建造方法を提供することにある。

この発明の第１のものは、船尾に１つのスクリュープロ
ペラを備え、船舶前進時にスクリュープロペラの翼が上
向きに運動する部分の前方の船尾下部中心部の船体形状
が、スクリュープロペラに流入する水の流れを翼の運動
方向と逆向きに変換するように形成されている船舶であ
る。

この発明の第２のものは、第１の発明による船舶の建造
方法であって、上記船尾下部中心部を含むブロックを船
体の・他の部分と別個に作ってこれに接合するものであ
る。

船尾に１つのスクリュープロペラを備えた通常の船舶に
おいては、プロペラに流入する水の流れは上向きとなっ
ており、船舶前、進時にプロペラの９２が下向きに運動
する部分では水の流れと翼の運動方向が逆向きになるが
、翼がＦ向きに運動する部分では水の流れと翼の運動方
向が同じ向きになるため、推進性能上好ましくない。

第１の発明によれば、船舶前進時にプロペラの翼が上向
きに運動する部分においてもプロペラに流入する水の流
れが翼の運動方向と逆向きに変換されるから、推進性能
が向上し、しかも船体の形状によって水の流れが変換さ
れるので、また、船尾下部中心部の比較的狭い部分だ【
プが特別な形状に形成されているので、従来のように船
尾部のかなり広い範囲にわたって船体を左右非対称にす
る場合に比べて、船舶の建造が容易であり、かつ船体の
内部構造がこれによって制約を受けるようなこともない
。第２の発明によれば、上記のように特別な・形状を有
する船尾下部中心部を含むブロックを別個に作るので、
ブロックの製作が容易であり、このブロックを船体の他
の部分に接合することによって容易に船舶を建造するこ
とができる。

以下図面を参照してこの発明の詳細な説明する。

第１図は船舶の船尾部側面図であり、第２図は船尾部側
面図の正面線図である。

この船舶は、船尾部の船体中心Ｆｉ！（’Ｃ）上に１つ
のスクリュープロペラ（１）を備えている。

船舶前進時は、プロペラ（１）が後からみて時計方向に
回転し、したがって、プロペラ（１）の翼（２）は、６
玄側では下向ぎに、右玄側では上向きに運動する。船舶
前進時に翼（２）が上向ぎに運動する部分ずなわち右玄
側のプ［１ペラ（１）前方の船尾下部中心部の船体形状
が、元来上向きとなっているプロペラ（１）前方の水の
流れを下向きに変換するように形成されている。そして
、この部分を除く船斤部左玄側の船体形状および船尾部
側面図の船体形状は通常のものと同じかこれに近くなっ
ており、船舶前進、時に翼〈２）が下向きに運動する６
玄側では、プロペラ（１）に流入する水の流れは方向ぎ
になっている。したがって、船舶前進時には、プロペラ
（１）の左右いずれの側においてもプロペラ（１）に流
入する水の流れと翼（２）の運動方向が逆向きになるた
め、推進性能が向上する。また、水の流れを変換するた
めの特別な形状を有する部分は船尾下部中心部の比較的
狭い部分であるから、これによって船体の内部構造が制
約を受けるようなことがない。

上記の船舶の建造は、水の流れを変換するための特別な
形状を有する部分を含むブロック（３〉を船体（４〉の
他の部分と別個に製作してこの部分に接合することによ
って行なう。船体（４）のブロック（３）を除く部分の
形状は、通常のものと同じかこれに近いものであり、ブ
ロック（３）の６玄側も通常のものと同じかこれに近い
ものである。この方法によれば、特別な形状を有するブ
ロック（３）を船体（４）の他の部分と別個に作るので
、ブロック（３）の製作が容易である。また、船体（４
）のブロック゛（３）を除く部分は従来と同様に製作す
ることができ、この部分にブロック（３）を接合するだ
けで容易に船舶の建造ができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示し、第１図は船尾部側面図
、第２図は船尾部側面図の正面図である。 （１）・・・スクリュープロペラ、（２）・・・翼、（
３〉・・・ブロック、（４）・・・船体。 以　　上 外４名

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）船尾に１つのスクリュープロペラを備え、船舶前
   進時にスクリュープロペラの翼が上向きに運動する部分
   の前方の船尾下部中心部の船体形状が、スクリュープロ
   ペラに流入する水の流れを翼の運動方向と逆向きに変換
   するように形成されている船舶。
2. （２）船尾に１つのスクリュープロペラを備え、船舶前
   進時にスクリュープロペラの翼が上向きに運動する部分
   の前方の船尾下部中心部の船体形状が、スクリュープロ
   ペラに流入する水の流れを岡の運動方向と逆向きに変換
   するように形成されている船舶を建造するに際し、上記
   船尾下部中心部を含むブロックを船体の他の部分と別個
   に作ってこれに接合する船舶の建造方法。