JPS59182890A - 選択的水素添加の方法 - Google Patents

選択的水素添加の方法

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JPS59182890A
JPS59182890A JP5764183A JP5764183A JPS59182890A JP S59182890 A JPS59182890 A JP S59182890A JP 5764183 A JP5764183 A JP 5764183A JP 5764183 A JP5764183 A JP 5764183A JP S59182890 A JPS59182890 A JP S59182890A
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catalyst
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unsaturated hydrocarbon
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palladium
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JP5764183A
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Masashi Araki
荒木 正志
Yasuhiko Too
東尾 保彦
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジエン類、アセチレン類のモノエン類への選択
的水素添加法に関するものである。
さらに詳しくは分子内に2以上の二重結合および/また
は1以上の三重結合を有する不飽和炭化水素(以下、高
度に不飽和な炭化水素と称す)を含む炭素数4以上の不
飽和炭化水素混合物を触媒の存在下に水素と接触させて
二重結合の異性化を伴わずに高度に不飽和な炭化水素の
みを対応する低不飽和の炭化水素に転化する方法に関す
るものである。
高度に不飽和な炭化水素を含む炭素数4以上の不飽和炭
化水素混合物と水素を水素化触媒の存在下に反応させ高
度に不飽和な炭化水素を対応する低不飽和度の炭化水素
に選択的に水素添加する方法は一般に公知であり、たと
えばブタジェン、メチルアレン等のジエン類、ジメチル
アセチレン、エチルアセチレン、ビニルアセチレン等の
アセチレン類および1−ブテン、2−ブテン、インブテ
ン等のモノオレフィン類を含有する炭素数4の不飽和炭
化水素混合物を水素とともにパラジウム、白金、ニッケ
ルなどの水素化触媒の存在下に反応させてジエン類、ア
セチレン類のみを選択的に水添する方法は工業的にも採
用されている。
しかしながらこれら公知の選択的水素添加方法において
は、2以上の二重結合および1以上の三重結合など高度
に不飽和な結合への選択的水素添加と同時に二重結合の
分子内移動か容易に起こり反応生成物の組成が大きく変
ってしまう欠点があった。たとえばブタジェン類、ブテ
ン類を含む炭素数4の不飽和炭化水素の選択的水添反応
を行なった場合、ブタジェン類、ブチン類からブテンへ
の選択的水素添加と同時に1−ブテンから2−ブテンへ
の異性化が容易に進みこのために反応生成物中の1−ブ
テン濃度が大きく減少してしまう。
1−ブテンはポリオレフィン製造用モノマーとして重要
であり、炭素数4の炭化水素混合物中の1−ブテンの有
効利用をはかる上からも異性化を伴わないで高度に不飽
和な炭化水素のみを選択的に水添できる方法の出現が強
く望まれていた。
本発明者らは先にアルカリ添加したパラジウム触媒を水
素化触媒として用いることによりオレフィン類の異性化
を伴わずに高度に不飽和な炭化水素のみを対応する低不
飽和度の炭化水素に選択的に水添できることを見い出し
た。(特開昭56−150022号公報) しかしながらこの触媒はアルカリを添加した後水洗処理
を行なうとアルカリ添加の効果が大幅に減少すること、
また反応時間と共に触媒の活性および選択性が大きく低
下するという欠点を有していた。
本発明者らは触媒の活性が長時間変化せずまた再生処理
後も触媒の選択性か変化せずに選択的水素添加反応を行
なう方法について鋭怠研究を行ない本発明に到達したも
のである。
すなわち本発明者らはアルカリ性溶液中で還元処理を行
なった担持型パラジウム触媒を水素化触媒として用いる
ことによりオレフィン類の異性化を伴わずに高度不飽和
炭化水素のみを対応する低不飽和度の炭化水素に選択的
に水添でき、かつ長時間反応後も触媒の粘性および選択
性が変化しないことを見い出した。
本発明方法に用いられるアルカリ性溶液としては通常リ
チウム、ナトリウム、カリウム等の水酸化物、炭酸塩を
含む水溶液があるが、場合によればリチウム、ナトリウ
ム、カリウム等の水酸化物、炭酸塩、アルコラード等を
含むアルコール溶液を用いてもよい。
本発明方法に用いられる還元剤としてはアルカリ溶液中
で還元作用を持つものであればよいが、好ましくはホル
マリン又はヒドラジンが用いられる。
本発明方法に用いられる担持型パラジウム触媒の担体と
しては通常アルミナ、シリカゲル、珪藻土、活性炭等が
あり、好ましくはアルミナが用いられる。これらの担体
に担持されるパラジウムは通常0.001〜10%、好
ましくは0.01〜5%が採用される。
担持型パラジウム触媒を作製し、乾燥させた後アルカリ
性溶液中に浸漬し還元処理を行なってもよいが、パラジ
ウムを溶液中で担体に担持するのに引き続いて溶液をア
ルカリ性にして還元処理を行なう方法も本発明の好まし
い実施方法の1つである。
このようにして得られた゛触媒が高い選択性を示す理由
は不明であるが、アルカリ性溶液中で還元処理を行なう
時にパラジウムの還元と同時に担体が変性されかつパラ
ジウム粒子の分散状態が変化するためであると思われる
本発明方法によって得られた触媒はその活性が長時間反
応を行なってもほとんど低下しないし、また長時間反応
を行なった後触媒の再生処理を行ない再び反応を行なっ
てもその活性、選択性はフレッシユな触媒とかわらなか
った。
すなわち通常触媒の再生処理は触媒上に吸着した炭化−
物やタール状物質を燃焼させて取り徐いた後、パラジウ
ムを再び水素ガスで還元するという方法で行なわれるが
、一度アルカリ性溶液中で還元処理を行なった触媒は再
生時には水素ガスで還元処理を行なっても高い選択性を
示した。このように本発明方法においては触媒の再生時
における還元方法については特に限定されるものではな
く水素ガスによる還元も工業的に好ましく用いられる。
本発明方法に用いられる高度に不飽和な炭化水素を含む
炭素数4以上の不飽和炭化水素混合物としてはナフサ等
のスチームクラブキングによって得られる主としてブタ
ジェン、ブタン、ブテン等からなるG4 炭、化水素混
合物、そしてこのC4留分からブタジェンの大部分を抽
出によって取り除いたいわゆるスペントBB留分と呼ば
れるC4  炭化水素混合物、このスペントBB留分か
らさらにインブチレンを取り除いた1−ブテンおよび2
−ブテンを主成分とする炭化水素混合物などが挙げられ
る。
これらの炭化水素混合物中に含まれる高度に不飽和な炭
化水素としてはプロパジエン、メチルアセチレン、1.
2−ブタジェン、1.3−ブタジェン、エチルアセチレ
ン、ビニルアセチレン、工、3−ペンタジェン等がある
本発明の方法を実施する場合、バッチ反応でも流通反応
でも可能であるが、工業的観点からは固定床流通反応が
有利である。
本発明方法における反応形態としては液相、気相あるい
はトリクル相のような気液混相のいずれの反応形態でも
よい。
反応温度は一般には一20〜150℃、好ましくは20
〜100℃が採用される。反応圧力は反応温度によって
も変化するが、常圧〜50気圧が一般的であり、特に2
〜20気圧が好ましい。
ジエン、アセチレン類に対する水素のモル比は通常1〜
10の範囲であり、好ましくは1〜2である。
本発明方法で使用する水素は通常純粋なものが使用され
るが、窒素、メタン等が含まれているものでも使用でき
、場合によれは微量の一酸化炭素が含まれていてもよい
以下に実施例を用いて本発明方法の説明を行なうが、本
発明の範囲はこれらによって制限を受けるものではない
実施例1 0.3重i%のパラジウムをアルミナ担体に担持した市
販触媒100−を5007nlのビーカーに入れ、10
%NaOH水溶液300イを加える。
攪拌しながらホルマリン溶液を5−添加した後、約30
分間加熱し還元を完了させる。この触媒を濾過、水洗し
た後120℃で10時間乾燥処理を行なった。
このようにして得られた触媒100−を内径20111
111の垂直に配置した反応管内に充填し、温度60℃
、圧力5気圧の条件下で第1表の原料欄に記載した組成
を持つ炭化水素混合物を500P/hrの供給速度で供
給した。また水素ガスを4J (NTP換算)/hrの
供給速度で反応器に導入し選択的水素添加反応を行なっ
た。
反応開始10時間後における得られた炭化水素混合物の
組成は第1表の生成物欄に示すとおりであった。
第1表 このようにブタジェン、プロパジエン、ビニルアセチレ
ンのような高度に不飽和な炭化水素はほとんど水添され
、かつ1−ブテンの異性化等による転化率は4チ程度で
あった。
またこの反応を長時間連続して行ない1.000時間後
の反応成績を求めたところ下記のとおりであった。
生成物中のブタジェン濃度・・・曲・34モルPPm1
−ブテン転化率 ・・・・・・・・3゜5%実施例2 実施例1に記載した方法で1.000時間反応を行なっ
た後、触媒の再生処理を打なった。
触媒の再生処理方法はまず400℃、常圧で空気を31
!/hr、 スチームを54y/hr  の流量で触媒
層に20時間通した後、100℃、常圧で水素ガスを1
21/hrの流量で触媒層に12時間通し、パラジウム
の再還元を行なった。
このようにして得られた触媒を用いて実施例1に記載し
た条件で水添反応を行ない反応開始30時間後下記の結
果を得た。
生成物中のブタジェン濃度・・・・・・・・ 21モル
PPm1−ブテン転化率 ・・・・・・・・3゜7%比
較例1 実施例1で用いた市販触媒100−を実施例1で用いた
のと同じ反応管に充填し、まず°100℃、常圧で水素
ガスを121!/hr の流量で12時間触媒層を通し
パラジウムを還元した後実施例1に記載したのと同じ条
件で反応を行ない下記の結果を得た。
生成物中のブタジェン濃度・・・・・・・・258モル
PPm(反応開始10時間後) 1−ブテン転化率 ・・・・・・・・12゜8%比較例
2 実施例1で用いたのと同じ市販触媒100 mlを苛性
ソーダ202、水II!よりなる溶液に室温で2時間浸
漬後沖過し、20朋セの減圧にて80℃で5時間乾燥し
て触媒を調製した。
この触媒100 rntを実施例1で用いたのと同じ反
応管に充填し、まず100℃、常圧で水素ガスを12 
l / hrの流量で12時間触媒層を通し、パラジウ
ムを還元した後、実施例1に記載したのと同じ反応条件
で反応を行ない下記の結果を得た。
実施例3 塩化パラジウム500qを20〇−塩酸酸性水溶液に溶
解し、これに比表面積150 tr=2/9、細孔容積
0゜7−/グ の球状(平均直径4閣)のアルミナを浸
し、80℃に加熱して約1時間攪拌する。
冷却後ホルマリン溶液5−を加え、次に30チ苛性ソー
ダ溶液を添加して溶液をp)(IQ以上のアルカリ性に
する。その後約30分間加熱して還元を完了させた。次
に冷却後パラジウムが担持された触媒を沖過、水洗した
後減圧条件下80℃で10時間乾燥した。このようにし
て得られた触媒]00dを実施例1で用いた反応管に充
填し、実施例1に記載したのと同じ反応条件で反応を行
ない下記の結果を得た。
生成物中ブタジェン濃度・・・・・・・・41モルPP
m(反応開始10時間後) l−ブテン転化率・・・・・・・・1.3%実施例4 還元剤としてホルマリン溶液のかわりにヒドラジン水和
物5−を添加する以外は実施例3に記載したのと同じ方
法で触媒を調製した。
このようにして得られた触媒】00dを実施例1で用い
たのと同じ反応管に充填し、実施例1に記載したのと同
じ反応条件で反応を行ない下記の結果を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高度に不飽和な炭化水素を含む炭素数4以上の不飽和炭
    化水素混合物を水素および水素化触媒の存在下に水素添
    加する方法において、触媒としてアルカリ性溶液中で還
    元処理を行なった担持型パラジウム触媒を用いることを
    特徴とする選択的水素添加の方法。
JP5764183A 1983-03-31 1983-03-31 選択的水素添加の方法 Granted JPS59182890A (ja)

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JP5764183A JPS59182890A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 選択的水素添加の方法

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JPS59182890A true JPS59182890A (ja) 1984-10-17
JPS6236013B2 JPS6236013B2 (ja) 1987-08-05

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01110594A (ja) * 1987-10-23 1989-04-27 Nippon Oil Co Ltd 炭化水素類の選択的水素化方法
EP0764463A3 (de) * 1995-09-23 1998-09-02 Basf Aktiengesellschaft Palladium-haltiger Trägerkatalysator zur selektiven katalytischen Hydrierung von Acetylen in Kohlenwasserstoffströmen
WO2005103025A1 (en) * 2004-04-21 2005-11-03 Novogen Research Pty Ltd Isoflavene synthetic method and catalyst

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JPS56150022A (en) * 1980-04-23 1981-11-20 Sumitomo Chem Co Ltd Selective hydrogenating method

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