JPS59182118A - 小形棒状体のピツチ調節装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は小形棒状体のピッチ調節装置に関し、殊にフィ
ルタ組付機に使用するのに適し、該フィルタ組付機械の
排出口においてコンベアの軸Ｗに関して横方向に移送さ
れた二つの連続した紙巻たばこ群間のピッチを調節する
ものである。

（従来技術） 本発明の装置は、予め定められたピッチで連続して供給
されたすべての種類の小形棒状体のピッチを調節するよ
うに設計されたものであるが、以下の贈明では限定され
ることのない例として、フィルタ組付機械から送られて
来た紙巻たばこのピッチ調節に関する上述の利用につい
てのみ述べることとする。

フィルタ組付機械において、紙巻たばこ及びフィルタは
夫々一つの紙巻たばこを収める一定ピッチの半径方向凹
所を有するローラによって所定の経路に沿って送られる
のが普通である。上記のローラがそれらの軸線の周りを
回転する速度は、紙巻たばこがフィルタ組付機械の上流
側に配設した一つ以上の製造機械によってフィルタ組付
機械に送り込まれる速度に比例する。

近時、製造機械の生産量は、同時に２本の紙たばこの棒
を製造できる機械の導入により実際上２倍になっている
ので、そのよう々生産量の増力口をまかなう表面速度で
上記のローラを回さねばならず、そのためローラの凹所
から紙巻たばこが簡単に飛び出して了り結果となる。

上記の欠点を克服する適当な方法は連続した紙（３） 巻たばこ間のピッチを縮めて上記ローラの表面速度を減
少させるか、好ましくはフィルタ組付機械に紙巻たばこ
を供給する速度を増して供給ローラの表面速度をそのま
まにする。英国特許第１．４７９，３４１号に開示され
たフィルタ組立機械の連続した紙巻たばこのピッチを調
節する装置は公知である。この装置においてフィルタ組
付機械から出て来る紙巻たばこは最初吸引されて、互に
接して配列された第２のローラ上に搬送される。

より詳しく詳べると上記の第１のローラの周縁には均等
間隔をあけた複数の凹所が設けられていて、夫々の凹所
の幅は紙巻たばこの直径よりもかなり大きい。一方策２
のローラの周縁に設けられた複数の凹所の幅は紙巻たば
この直径にほぼ等しい。

二つのローラが夫々の軸線の周りを回転する表面速度の
比率は上記夫々の凹所の幅間の比率に等しく形成されて
いゐので、夫々の紙巻たばこは二つのローラの接点にお
いて一つのローラの凹所から第２のローラの別の凹所に
移送される。

（４） さらに詳細に述べると上記の移送前には、夫々の紙巻た
ばこは吸引手段によって第１のローラの凹所の下流側端
部に保持されていて、上記接点の場所で第２のローラの
凹所が紙巻たばこに完全に整合した時に、第２のローラ
の凹所に向けて移送される。上記の接点において第１の
ローラの凹所にかけられていた吸引を止め、紙巻たばこ
は第２のローラの凹所にかけられた吸引力によって保持
される。第２のローラの表面速度が第１のローラの表面
速度よシも遅いので、紙巻たばこは第１のローラの凹所
に沿って摺動移動し、これと同時に第１のローラの縁部
から抜は出す。

この場合、紙巻たばこは第１０ローラの凹所の上流側端
部によって切断されることのないように第１のローラの
縁部から抜出すには充分な時間を必要とする。

上記の装置において第１のローラから第２のローラに移
送される時に夫々の紙巻たばこの移動は極端に減速され
る。この減速の程度は第１及び第２のローラの表面速度
の差に等しい。しかしこの減速は事実瞬間的に行なわれ
るので負の加速となり、その結果慣性力によって移送中
の紙巻たばこがしばしば傷付けられる。

（発明の目的） 本発明の目的は、紙巻たばこが二つのコンイアローラ間
で移送される時に、速度を漸減的に調節し或は過度の加
速がないように調節して、供給された紙巻たばこのピッ
チを調節するピッチ調節装置を枡供することである。

（発明の構成） 上記の目的は、互に反対方向に回転する第１及び第２の
ローラと、該二つのローラ間に配設されて小形棒状体を
搬送する搬送装置とを備え、上記ローラの周縁に夫々第
１及び第２の歯を有し、隣合った夫々一対の第１の歯及
び隣合−た夫々一対の第２の歯で上記小形棒状体を収容
する第１及び第２の凹所を夫々形成し、上記第１及び第
２の凹所は夫々第１及び該第１のピッチよりも小さい第
２のピッチを有して第１及び第２のローラの周りに等間
隔で配設され、上記ローラを相並べて配設しまた夫々の
軸線の周りを上記両ピッチの比率に等しい絶対値の比率
を有する速度で反対方向に回転させた小形棒状体のピッ
チ調節装置において、上記搬送装置が、上記二つのロー
ラ間に設けられて、第１のローラのピッチ面と交差する
点と第２のローラのピッチ面のほぼ接点間を延びたチャ
ンネルを備え、上記チャンネル内に延びて、その一つの
湾曲部上で該チャンネルの側部外形と係合した上記第１
の歯の一部によって、上記チャンネルに沿って配列され
た上記小形棒状体の一つを収容する仮想的の凹所を形成
し、上記夫々の仮想的の凹所を上記チャンネルに沿った
一点において上記第１の凹所の一つと整合させ、上記夫
々の第１の歯の上記湾曲縁部が、上記第１の凹所の表面
速度に等しい量大速度から上記第２の凹所の表面速度に
ほぼ等しい最小速度間に亘って連続的に調節可能な速度
で上記チャンネルに沿って仮想的凹所を移動するように
構成されたことを特徴とする小形棒状体のピッチ調節装
置によって達成される。

以下余白 （実施例） 添付した側面図について本発明の特徴及び利益を説明す
るが、本発明の装置はこの実施例に限定されるものでは
ない。

図は総体的に符号２で示したフィルター組付機械の排出
部１を示す。排出部１は総体的に符号３で示した搬送装
置即ちピッチ調節装置を備える。

該ぎッチ調節装置３は紙巻たばこ完成品を受取り、それ
らのピッチを変更して排出コンベア５に向けて搬送する
ものである。

ピッチ調節装置３は、相並んでかつ互に接線的に配設さ
れた第１及び第２の歯付ローラ６及び７と、ローラ６と
７の輪郭線をつなぐ経路即ちチャンネル１０を形成する
ための第１及び第２の固定案内カム８及び９とを備える
。チャンネル１０はローラ６のピッチ面１１とのほぼ交
差点からロー２７のピッチ面１２に対するほぼ接点にか
けて延びている。

ロー２６は複数の等間隔鋸歯状の歯１３を有する輪郭に
形成され、夫々の歯は二つの湾曲縁部１４゜１５を備え
る。第１の湾曲縁部１４は、矢印１６で示したローラ６
の回転方向に関して第２の湾曲縁部１５の上流側にあっ
て、外方に向った凹形側面を有する。他方策２の湾曲縁
部１５は外方に向った凸形側面を有する。

両側面が交わった点で夫々の歯１３の縁部１４と１５は
互にほぼ直交し、縁部１４はぎツチ面１１からは汀半径
方向に延び、又縁部１５はピッチ面に対してほぼ接線方
向に後方に向けて湾曲している。

歯１３の縁部１５と交わった湾曲縁部１５の端部の上流
側には歯の周縁部に夫々凹所１７が形成されていて、該
凹所１７内には凹所の半径と同一の半径を有する紙巻た
ばこ４を保持するための吸引ダクト１８が開口している
。

夫々の縁部１５は送られて来た紙巻たばこ４を案内する
ようにされたカムを形成するが、このことについては後
に詳しく述べる。ローラフの外周には凹所１７に似た凹
所２０を形成する複数の歯１９が設けられている。各凹
所２０は、吸引ダクト１８と同様の（図示せぬ）ダクト
からなる吸引装置により凹所２０内に保持した紙まきた
ばこ４を収容するように形成されている。

ローラ７はピッチ面１２よりも小径の円柱状面２１を有
し、該円柱状面２１０周りにはローラ７と図示せぬ伝動
プーリ間に張設したベルト２２が巻回されている。ベル
ト２２の上部部分は、二つのローラ２４（図にはその一
方のみを示す）の周りに張設したベルト２３の下部部分
に対向して平行に配列されている。

ベルト２２とベルト２３が協同してローラフに接線状に
配列した排出コンベア５を構成する。この排出コンベア
５は凹所２０から紙まきたばこ４を持揚げ、ベル）２２
．２３間に密接に保持して図示せぬ機械に向けて搬送す
る。

案内カム８は第１の湾曲部２６と第２の湾曲部２７とを
備えた外形２５を有する。湾曲部２６はロー２６の輪郭
部の外側を延びていて凹所内に収めた紙巻たばこ４に摺
動接触しない程度にローラ６の輪郭部から離れている。

−力筒曲部２７は、ローラ７と同心状であって凹所２０
の底部で計った半径がローラ７よシ若干小径の部分と、
上記同心状部分と湾曲部２６との交わった部分とを備え
る。

案内カム９は湾曲部２７とほぼ同一の外形２８を有して
いて、はぼ幅が一定で又紙巻たばこ４が辛うじて通過し
得るチャンネル１０を案内カム８との間に形成する。外
形２８には、上記湾曲部２６と２７の交わった部分から
ほぼ一定の距離をあけた入口部２９を形成する。上記の
入口部２９は、ローラ６の凹所１７が回動されて外形２
５の交わり部分の尖端と向き合った時に該凹所１７に対
して接線状となるように形成されている。

本発明の装置は下記のように作動する。チャンネル１０
の入口部における歯１３の湾曲縁部１５と外形２８との
関係位置に基づいて、夫々の紙巻たばこ４が外形２５の
湾曲部２７の入口部に一度接触すると紙巻たばこ４は外
形２８の入口部２９によって凹所１７から持揚げられ石
。紙巻たばこが持揚げられると、上記凹所１７の上流側
の湾曲（１１） 縁部１５が外形２８と交差するようにチャンネル１０に
沿って移動し、上記紙巻たばこ４のための仮想的凹所３
０を外形２８に沿って形成する。

上記湾曲縁部１５の凸形状と、該湾曲縁部のローラ６の
半径に対する傾斜が外形２８の傾斜と反対であり、一般
的に云えば、チャンネル１０を歯１３が係合する時に夫
々の湾曲縁部１５と外形２８との交差及びそれによって
形成される仮想的凹所３０が、順次速度を落して外形２
８に沿って移動して最終的には凹所２０の速度と同一速
度となるので、紙巻たばこ４が仮想的凹所３０から上記
の凹所２０に移されると紙巻たばこ４の移送速度が低下
する。従って移し換えられた紙巻たばこ４と干渉するの
が防止される。

ローラ６と７の回転方向を逆にして、しかも両ローラ速
度を上記と使えないでおくと、上述の装置は隣接紙巻た
ばこ４間のピッチを増して紙巻たばこ４をローラ７から
ローラ６に移送し得ることは云うまでもない。

【図面の簡単な説明】

（１２） 図は本発明にかかるピッチ調節装置の側面図である。 ３・・・搬送装置、４・・・小形棒状体、６・・・第１
のローラ、７・・・第２のローラ、１ｏ・・・チャンネ
ル、１３・・・第１の歯、１５・・・湾曲縁部、１７・
・・第１の凹所、１９・・・第２の歯、２０・・・第２
の凹所、３０・・・仮想的凹所。 特許出願人 ジー、ディー　ソチェタ　ベル　アツィオニ特許出願代
理人 弁理士　青　木　　　　朗 弁理士　西　舘　和　之 弁理士　中　山　恭　介 弁理士　山　　口　昭　之 弁理士西山雅也

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、互に反対方向に回転する第１及び第２のローラ（６
   及び７）と、該二つのローラ（６，７）間に配設されて
   小形棒状体（４）を搬送する搬送装置（３）とを備え、
   上記ローラの周縁に夫々第１及び第２の歯（１３及び１
   ９）を有し、隣合った夫々一対の第１の歯（１３）及び
   隣合った夫々一対の第２の歯（１９）で上記小形棒状体
   （４）を収容する第１及び第２の凹所（１７及び２０）
   を夫々形成し、上記第１及び第２の凹所（１７゜２０）
   は夫々第１及び該第１のピッチよシも小さい第２のピッ
   チを有して第１及び第２のローラ（６及び７）の周シに
   等間隔で配設され、上記ローラ（６，７）を相並べて配
   設しまた夫々の軸線の周シを上記両ピッチの比率に等し
   い絶対値の比率を有する速度で反対方向に回転させた小
   形棒状体（４）のピッチ調節装置において、上記搬送装
   置が、上記二つのローラ（６，７）間に設けられて、第
   １のローラ（６）のピッチ面と交差する点と第２のロー
   ラ（７）のピッチ面のほぼ接点間を延びたチャンネル（
   １０）を備え、上記チャンネル（１０）内に延びて、そ
   の一つの湾曲部（１５）上で該チャンネル（１０）の側
   部外形と係合した上記第１の歯（１３）の一部によって
   、上記チャンネル（１０）に沿って配列された上記小形
   棒状体（４）の一つを収容する仮想的の凹所（３０）を
   形成し、上記夫々の仮想的の凹所（３０）を上記チャン
   ネル（１０）に沿った一点において上記第１の凹所（１
   ７）の一つと整合させ、上記夫々の第１の歯（１３）の
   上記湾曲縁部（１５）が、上記第１の凹所（１７）の表
   面速度に等しい最大速度から上記第２の凹所（２０）の
   表面速度にほぼ等しい最小速度間に亘って連続的に調節
   可能な速度で上記チャンネル（１０）に沿って仮想的凹
   所（３０）を移動するように構成されたことを特徴とす
   る小形棒状体のピッチ調節装置。 ２、上記第１の歯（１３）がほぼ鋸歯状である特許請求
   の範囲第１項記載の装置。 ３、上記第１の歯（１３）の上記湾曲縁部（１５）が、
   上記第１のローラ（６）に関して内方向き凹側面を有し
   て湾曲した特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の装
   置。 ４、上記チャンネル（１０）内において、上記第１の歯
   （１３）の上記湾曲縁部（１５）の傾斜が上記第１０ロ
   ーラ（６）の半径に関してチャンネル（１０）の傾斜と
   逆である特許請求の範囲第２項又は第３項記載の装置。