JPS59179628A - 透明性材料の防曇処理方法 - Google Patents

透明性材料の防曇処理方法

Info

Publication number
JPS59179628A
JPS59179628A JP58056906A JP5690683A JPS59179628A JP S59179628 A JPS59179628 A JP S59179628A JP 58056906 A JP58056906 A JP 58056906A JP 5690683 A JP5690683 A JP 5690683A JP S59179628 A JPS59179628 A JP S59179628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent material
group
antifogging
silyl group
vinyl ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58056906A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Maruyama
均 丸山
Taku Tanaka
卓 田中
Takuji Okaya
岡谷 卓司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP58056906A priority Critical patent/JPS59179628A/ja
Publication of JPS59179628A publication Critical patent/JPS59179628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透明性材料の防曇処理方法に関し、特に持続的
防曇性および吸水時の表面硬度に優れた防曇処理方法に
関する。
一般にプラスチック材料および無機ガラス等の透明性材
料は建築用、車輌用あるいは航空機用窓ガラス、鏡、眼
鏡レンズ、ゴーグル、農業用フィルム、食品包装用フィ
ルムとして広< it+用さ扛ている。しかしながらこ
れらの透明性材料は高湿下あるいは表面温度が露点以下
という条件下においては大気中の水分が表面に結露し、
これによって表面が曇るという欠点がある。またプラス
チック材料の場合には表面が傷つきやすく、傷による透
明性低下が生じやすいという欠点がある。
かかる現象を防止し、透明性材料表面に防曇性および耐
ひっかき偏性を付与しようとする試みが従来より種々提
案さnている。例えば透明性材料表面の水ぬれ性を改良
する目的で、界面活性剤、グリセリン、ポリアルキレン
グリコール、セルローズ銹導体、ポリビニルアルコール
、ポリヒドロキシアルキルアクリレート、ポリエチレン
イミンなどを塗布する方法が提案さ汎ている。しかしな
がらこの方法は一時的に防曇性全付与することはできる
が、防曇剤の流出により経時的に防曇作用が低下したつ
、耐ひつか@6性が十分でないなどの欠点を有していた
。また特開昭53−39347、特開昭55−9998
7あるいは特開昭57−73059等にはポリビニルア
ルコール(以下ポリビニルアルコールをPVAと略称す
る)等の親水性ポリマーとシリカ、またはこれらに更に
低分子有機ケイ素化合物を配合したものを主成分とする
防曇性被膜形成方法が開示されている。しかしながらこ
れらの方法による防曇性被膜は吸水時の表面硬度が低く
、爪等によって容易に傷が発生するという欠点があると
ともに、透明性材料特にプラスチックに対する接着性が
不十分であるという欠点が6りとうてい実用に耐え得る
ものではなか°りた。
本発明者らは上述の欠点を見服し、持続的防曇性および
吸水時における十分な接着性および表面硬度と耐ひっか
き傷性全付与しつる防曇処理方法について鋭意検討した
結果、分子内に加水分解性基と結合したシリル基を有す
る変性ビニルエステル系樹脂全必須成分として含む処理
剤で透明性材料表面を被覆した後、該被覆膜表面を加水
分解する時は防曇性を持続させることができるとともに
吸水時の接着性および表面硬度を従来の防曇剤にくらべ
て著しく高くシ、耐ひっかき偏性も高くしうることを見
い出し本発明を完成するに到った。
以下に本発明について更に詳細に説明する。
本発明の方法において用いられる分子内に加水分解性基
と結合したシリル基を有する変性ビニルエステル系樹脂
の製造方法としては ■ビニルエステルと、分子内に加
水分解性基と結合したシリル基を有するオレフィン性不
飽和単量体又はこれらと共重合反応性を有するオレフィ
ン性不飽和単量体を上記分子内にシリル基を有するオレ
フィン性不飽和単量体とともに共重合させる方法 ■分
子内に加水分解性基と結合したシリル基を有するメルカ
プタンの存在下でビニルエステルヲ重合するか又はビニ
ルエステルと共重合反応性を有するオレフィン性不飽和
単量体とビニルエステルを共重合して末端に加水分解性
基と結合したシリル基を導入する方法が挙けら扛るΩ 上記の方法において用いられるビニルエステルとしては
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ギ酸ビニル等が嬶け
られるが社彼的にケて酢酸ビニルが好ましい。また上記
■の方法において用いらる分子内に加水分解性基と結付
したシリル基を有するオレフィン性不飽オl単搬体とし
ては次式(1)で示されるビニルシラン、(■)で示さ
れる(メタ)アクリルアミド−アルキルシランが挙げら
gる。
1m CHa=CH−(C)L+)n−8i−(R2)3  
 m              (1)〔ここでnは
0〜4、inはQ 〜2 、i(1は炭素数1〜5のア
ルキル基(メチル、エチルなど) 、H2は炭素数1〜
40のアルコキシル基またはアシロキシル基(ここでア
ルコキシル基又はアシロキシル基は酸素を含有する置換
基を有していてもよい0)、R3は水素原子またはメチ
ル基 H4は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基
 R5は炭素数1〜5のアルキレン基または連鎖炭素原
子が酸素もしくは窒素によって相互に結合された2価の
有機残基金それぞれ示す。なおWが同一単量体中に2個
存在する場合はR1は同じものであってもよいし、異な
るものであってもよい。またR2が同一単量体中に2個
以上存在する場合も、R2は同じものであってもよいし
、異なるものであってもよい0式(I)で示されるビニ
ル7ランの具体例としてハ、例えばビニルトリメトキシ
シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス−(
β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリアセトキシ
シラン、アリルトリメトキシシラン、アリルトリアセト
キシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルジ
メチルメトキシシラン、ビニルメチルジェトキシシラン
、ビニルジメチルエトキシシラン、ビニルメチルジアセ
トキシシラン、ビニルジメチルアセトキシシラン、ビニ
ルイソブチルジメトキシシラン、ビニルトリオクチロキ
シシラン、ビニルトリプトキシシラン、ビニルトリヘキ
シロキシシラン、ビニルメトキシジへキシロ千ジシラン
、ビニルジメトキシオクナロギシンラ/、ビニルメトキ
シジオクテロキシシラン、ビニルトリオクチロキシシラ
ン、ヒニルメトキシジラウリロ千ジシラン、ビニルジメ
トキシラウリロキシシラン、ビニルメトキシジオレイロ
キシシクン、ビニルシメト千ジオレイロキシシラン、更
にeニ一般式%式%) (ここでR”、mは前記と同じ、Xは1〜z0を示す)
で弐わさnるポリエチレングリコール化とニルシラン等
が卒け゛られる。また式(II)で戎わされる(メタ)
アクリルアミド−アルキル7ランの具体例としては例え
ば、3−(メタ)アクリルアミド−プロピルトリメトキ
シシラン、3−(メタ)アクリルアミドーン口ピルトリ
エトキゾ7ラン、3−(メタ)アクリルアミド−プロビ
ルトす(β−メトキシエトキシ)シラン%2  (メタ
)アクリルアミド−2−メチルプロビルトリメトをシシ
ラン、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルエチル
トリメトキシシラン、N−(2(メタ)アクリルアミド
−エチル)−アミ77°ロビルトリメトキシシラン、3
−(メタ)アクリルアミド−プロピルトリアセトキシシ
ラン%2  (メタ)アクリルアミドーエチルトリメト
キシシクン、1−(メタ)アクリルアミド−メチルトリ
メトキシン2ン、3−(メタ)アクリルアミド−プロピ
ルメチルジメトキシ7ラン、3−(メタ)アクリルアミ
ド−プロピルジメチルメトキシシラン、3(N−メチル
−(メタ)アクリルアミド)−プロピルトリメトキシシ
ラン、3 ((メタ)゛アクリルレアミド−メトキシ)
−3−ノ・イドロキシプロピ、117トリメト千ジシラ
ン、3−((メタ)アクリルアミド−メトキシ)−ノロ
ピルトリメトキシシラン、ジメチル−3−(メタ)アク
リルアミド−プロピル−3−()リメトキシシリル)−
フロビルアンモニウムクロライド、ジメチル−2−(ツ
タ)アクリルアミド−2−メチルプロビル−3−(トリ
メトキシシリル)−プロピルアンモニウムフロラ本方法
において場合により用いられる、ビニルエステルと上記
分子内にシリル基ヲ有するオレフィン性不飽和単量体と
共重合反応性を有するオレフィン性不飽和単量体として
は、スチレン、アルキルビニルエーテル、バーサチック
醸ヒニル、(メタ)アクリルアミド、エチレン、プロピ
レン、a−ヘキセン、a−オクテン等のオレフィン、(
メタ)アクリル酸、クロトン酸、(無水)マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸等の不飽和酸、及ヒソのアルキル
エステル、アルカリ塩、2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸等のスルホン酸含有単量体及びそ
のアルカリ塩、トリメチル−2−(1−(メタ)アクリ
ルアミド−1,1リメチル−3−(1−(メタ)アクリ
ルアミドプロピル)アンモニウムクロリド、1−ビニル
−2−メチルイミダゾールおよびその4級化物等のカチ
オン性単量体等が挙けられるがカルボキシル基、スルホ
ン酸基およびこれらの塩あるいはアミン基、4級アンモ
ニウム塩基等のイオン性親水基を有するオレフィン性不
飽和単量体が本発明の方法で得られる被覆膜の水ぬれ性
の点で好ましい0また本発明の方法において被覆膜を加
水分解する際にイオン性親水基番生成しうる上記イオン
性親水基のアルキルエステル、アミドあるいはイミドを
有するオレフィン性不飽和単量体も本発明において用い
られるイオン性親水基を有するオレフィン性不飽和単量
体に含まれる。
また、上記■の方法において用いられる分子内に加水分
解性基と結合したシリル基を有するメルカプタンとして
は3−トリメトキシシリル−プロピルメルカプタン、3
−トリエトキシシリル−プロピルメルカプタン等があげ
られる。
本方法において場合により用いられるビニルエステルと
共重合反応性を有するオレフィン性不飽和単量体として
は、上記■で用いられるオレフィン性不飽>0単量体が
全て使用できる。
本発明において使用される加水分解性基と結合したシリ
ル基を有するビニルエステル系樹脂中のシリル基の含有
itあるいは上記シリル基全有するオレフィン性不飽和
単量体およびビニルエステルと共重合反応性を有するオ
レフィン性不飽和単量体単位の含有量または重合度は目
的に応じて適宜選択され特に制限はない。
シリル基は比較的少量の含有率でも効果が発揮され、通
常シリル基が結合した単量体単位として0.01〜10
1〜10モル頭くは0.1〜2.5モルチの範囲から選
ばれる。ビニルエステルおよびシリル基含有オレフィン
性不飽和単量体と共重合反応性を有するオレフィン性不
飽和単量体単位とくにイオン性親水基を有するオレフィ
ン性不飽和単量体単位の含有量は通常0.2〜10モル
頭、好ましくは0.5〜5モル係の範囲から選ばれる。
ま・た重合度は通常10〜io、oooの範囲から選は
扛る。
本発明において場合により用いられる無機物としてはア
ルミニウム、ケイ素、マク゛ネシウム、カルシウム等の
元素を含むものが好丑しく、具体的にはクレー、タルク
、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、シリカ、酸化ア
ルミニウム等が牟ケラれ、さらに水ガラス、水溶性アル
ミニウム化合物(例えばアルミン酸ソーダ、硫弾パン土
)、水浴性ジルコニウム化合物(例えば炭酸ジルコニウ
ム覇 アンモニウム)等の無機物水溶液も使用しうる。
しかしながら無機物水溶液は高濃度で使用する場合は分
子内にシリル基を有するPVAと混合したとき、混合水
溶液の粘度安定性が低く、場合によりゲルを発生する恐
れがあるので最良とはいえない。本発明の目的のために
は無機物微粒子が好ましく、平均粒子径200mμ以下
の無機物粒子、とくにシリカゾル、アルミナゾルが好ま
しく、粒子径100mμ以下の無機物微粒子、とくにシ
リカゾルが得られる塗膜の透明性および吸水時の表面硬
度の点で最良である。粒子径が200mμを超える場合
には得られる塗膜の透明性が悪くなりやすいため好まし
くない。無機物の配合割合は特に制限はなく任意の組成
で用いられるが、好ましい分子内にシリル基を有する変
性ポリビニルエステル系樹脂と無機物、とくに平均粒子
径が200mμ以下の無機物微粒子との重量配合比率は
前者/後者0.5/99,5〜9515、より好ましく
は1/99〜90/10である。後者の配合比率が5未
満の場合には吸水時の表面硬度が低(,99,5’f<
Mえる場合には得られる塗膜の透明性材料への接着性お
よび乾燥時の耐ひっかき偏性が低下する。
本発明において使用する処理剤にはその他溶媒、各種添
加剤を含有させることもで@る。溶媒としては、メタノ
ール、エタノール等の低級アルコール、ケトン類等のシ
リル基含有変性ビニルエステル系樹脂の溶媒が好ましく
用いらgるが、これに水を併用して使用することもでき
、更に水を単独で使用することもできる。また添加剤と
しては、各棟消泡剤、各椋界面活性剤、ビニルエステル
系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、ポリ
ビニルピロリドン、ウレタン系樹脂あるいは各種シラン
カップリング剤等全適宜祭加することができる。
本発明の方法においで用いら?上る処理剤は、前述の有
機溶媒るるいは水を含む七機俗媒に浴解あるいは分散し
、浴液あるいは分散体として種々の透明性材料に適用す
ることができ、通常上記溶液あるいは分散体を透明性材
料に塗布することによって用いられる。本発明の方法を
適用しうる透明性材料としては特に制限はないが、例え
ば無機ガラス、プラスチック、金属等が挙げらtlとく
にプラスチックに対しては本発明に使用する処理剤は優
れた接着性を示す。具体的には、自動車、電車、ビル等
の窓ガラス、眼鏡用レンズ、浴室などの鏡、農業ハウス
用プラスチックフィルム、窓ガラス用プラスチックフィ
ルム等に好ましく用いられる。
本発明の方法において用いられる処理剤を透明性材料に
塗布する方法としては例えば、ハケ塗り、浸漬塗り、ス
ピンコーティング、流し塗り、スプレー塗装、ロール塗
装、エヤーナイフコーティング、ブレードコーティング
など通常当業界で知られている各種の方法を用いること
が可能である。
上述の方法で形成された被膜は次いで加水分解すること
により、変性ポリビニルエステル中のシリル基と結合し
ている加水分解性基およ°びビニルエステル基が部分的
に塘たは完全に加水分解されその表面層にシリル基金ゼ
する変性ポリビニルアルコール層を形成することが必要
でおる。加水分解の方法としては特に制限はなl/11
が、通常、ケン化触媒であるアルカリまたは酸を含有す
る水又はアルコール溶液に浸漬するか、これらの溶液を
塗布することによって行われる。上記被膜中のシリル基
を有する変性ポリビニルアルコール層の厚さは、用いら
れるケン化触媒の量およびケン化触媒との接触時間によ
って任意にコントロールすることができるが、シリル基
を有する変性ポリビニルアルコール層が上記仮膜の表面
層に限足さn1透明性材料表面側は変性ビニルエステル
系樹カ旨として存在しているような条件を選ぶことが透
明性材料と上記被膜との接着性の点て好ましい。
本発明の方法による防曇処理は上:l/lsの方法によ
り被膜を形成させることによって行わi上るが、更に酸
処理、加熱処理を適宜eまとこすことにより更に持続的
防煙性と吸水時の表面硬度の筒い塗膜を得ることができ
る。
本発明の方法によって得られる塗膜はそれ目体で十分実
用性のあるものであるが、その効果をより一層顕著なも
のとするために、形成された塗膜に対して各種の親水性
物質、界面活性剤などを塗布、含浸するなどの後処理す
ることも効果的である0 また、透明性材料と本発明の方法°で得られる塗膜との
接着性を改良する目的で場合により透明性羽村表面を予
め各種のブライマーあるいは蛍層剤の塗布処理、活性化
ガス処理、あるいは酸、塩基等の化学処理等の前処理す
ることも効果的である。
本発明の方法は持続的防曇性および吸水時における表面
硬度と耐ひっかき傷性を付与しうろことが特徴である。
本発明の方法が上述の如き顕著な性能を付与しうる理由
については十分解明されているわけではないが、本発明
の方法において用いられる分子内にシリル基を有する変
性PVA中の水酸基による取水性によって防曇性が発揮
されるとともに、加水分解性基が結合したシリル基ある
いはこ粁らの加水分解物であるシラノール基又はその塩
は無機物あるいは加水分解によって生成するi性PVA
中の水酸基あるいはシラノール基またはその塩との反応
性が高いため、これらが相互に反応して強同な被膜を形
成しこれによって吸水時においても高い表面硬度および
耐ひっかき傷性が発揮されるものと推定される。
以下に実施例をかけて本発明を尺に詳しく説明するが、
本発明はこれによって限定式nるものではない。なお実
施例中特にことわりのないかき゛す「チ」および「部」
は重量規準を表わ−3−。
実施例1 ビニルトリメトキシシランと酢酸ビニルと金共貞合して
得られるメトキシ基と結合したシリル基単位を2.0モ
ル係含有する変性ポリ酢酸ビニルをメタノールに溶解し
て20%メタノール溶液を作成した。この溶液をアクリ
ル樹脂板上に乾燥後の厚与が20μとなるよりに塗布し
乾燥後、水酸化ツートリウムを1モル/lの濃度で含剖
するメタノール中に10秒間反潰し、史に1/2規定酢
酸水溶液中に浸液した後洗浄して150℃で1分間熱感
た。結果を第1表に示す。第1表より本発明の防曇剤は
持続的防曇性、接着性、吸水時の表面硬度において著し
くすぐれていることがわかる0比較例1 実施例1の変性ポリ酢酸ビニルに゛かえて、市販の低分
子界面活性剤系防曇剤をスプレー法にてアクリル樹脂板
に柄布し実施例1と同様にして防曇性を測定した。結果
を合せて第1表に示す。
比較例2 実施例1の変性ポリ酢酸ビニルにかえて、一般の部分ケ
ン化PVA(重合度600、ケン化度88)の20%水
溶液100部に、コロイダルシリカ(日量化学工業■、
スノーテックス−0、固形分20%)100部とビニル
トリス(β−メトキシエトキシ)シラン山部を混合し温
度80℃で1時間加熱した組成物を実施例1と同様に塗
布し、得られた塗膜tl″150℃で3分熱処理した後
実施例1と同様にして防曇性、接着性、表面硬度を測定
した。結果を合せて第1表に示す。
比較例3 実施例1の変性ポリ酢酸ビニルにかえて、グリシジルメ
タクリレートを5モルチ共重合した2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート共重合体のメタノール溶液を用いて実
施例1と同様にアクリル樹脂板に塗布し、得られた塗膜
を120℃で30分熱処理した後、実施例1と同様の方
法で防曇性、接着性、表面硬度を測定した。結果を合せ
て第1表に示す。
比較例4 実施例1の変性ポリ酢酸ビニルにかえて、無変性のポリ
酢酸ビニルを用いる以外は実施例1と同様に行った。結
果を脅せて第1表に示す。
第  1  表 1)防曇性:20℃の室内において40℃の飽和水蒸気
を発生する容器上に試験片を10秒問おいて飽和水蒸気
をあて、次いで試験片を乾燥した後再度容器上に置くと
いうくりかえしを10回行い、曇りが10秒間の間に発
生するまでのくりかえし回数で表わした。
2)接着性:試験片をそのま筐(常態)あるいは20℃
の水中に12時間または80℃の温水中に1時間浸漬後
塗膜の状態全観察し、その結果全々変化が認められない
ものを◎、一部溶解あるいは一部剥離が見られるものを
△、全面溶解あるいは全面剥離が見られるものを×とし
た。
3)表面硬度:試験片表面をそのま!2(常態)あるい
は20℃の水中に12時間浸漬後、各種硬度の鉛筆芯で
ひつかき、傷の発生しない最高の鉛踪硬度で表わした。
冥流物2〜6 実施例1で用いた変性酢酸ビニル樹脂あるいはアクリル
樹脂板にかえて以下のような変性酢酸ビニル系樹脂ある
いは透明性材料を用いる以外は実施例1と同様に行った
。結果を合せて第2表に示す。
li例2:ビニルトリエトキジシランと酢酸ビニルとを
共重合して得られるシリル基単位を1モルチ含刊する変
性ポリ酢酸ビニル、透明性材料はポリエステルフィルム
実施例3:ビニルトリメトキシシランと酢酸ビニルおよ
びマレイン酸ジメチルエステルi共x合して得られるシ
リル基単位を2モルチ、マレイン酸ジメチル単位を3モ
ル裂含有する変性ポリ酢酸ビニル。透明性材料はハウス
用軟質塩化ビニルフィルム。
実施例4:ビニルトリメトキシシランと酢酸ビニルおよ
び3−メタアクリルアミド−プロピルスルホン酸ナトリ
ウムとを共重合して得られるシリル基単位を1モルチ、
メタアクリルアミドスルポン酸単位を2モル裂含有する
変性ポリ酢酸ビニル。
透明性材料はガラス板。
実施例5:酢酸ビニルをラジカル重合する際、重合系に
3−トリメトキシシリルプロビルメルヵブタンを連続的
に添加することによって得られる末端にシリル基を有す
る重合度1ooの変性ポリ酢酸ビニル。透明性材料はポ
リカーボネート板。
実施例6:酢酸ビニルとアクリル酸ブチルを共重合する
際、重合系に3−トリメトキシ90ピルメルカプタンを
連続的に添加することによって得られる末端にシリル基
全有し、アクリル酸ブチル単位を5モル裂含有する重合
度1ooの変性ポリ酢酸ビニル樹脂。透明性材料はアク
リル樹脂板。
第  2  表 実施例7 実施例1で用いられた変性ポリ酢酸ビニルの20%メタ
ノール溶液にかえて、この溶液lo。
部にメタノール分散汲シリカゾル(粒子径10〜20r
ncz、固形分30%)’i35部配合した処理剤を用
いて実施例1と同様に処理して試験片を得た。
この試験片を用いて第3表脚注の条件で性能を測定した
。結果を第3表に示す。
実施例8 実施例2で用いられた変性ポリ酢酸ビニルの20%メタ
ノール溶液を用い、この100部にメタノール分散型シ
リカゾルを35部配合した処理剤を市販のウレタン系接
着剤(東洋モートン■、アトコート1030 100部
とcA’ri−o  17部の混合溶液)を厚み5μと
なるように塗布したポリエステルフィルム上に塗布し、
実施例2と同様に処理して試験片を得た。この試験片を
用いて第3表脚注の条件で性能を測定した。結果を第3
表に合せて示す。
第  3  表 4)防曇性:來流物1の脚注と同じ 5)接着性:試験片表面に縦横/411本の1■間隔の
直交する切れ目をナイフでガラスに達するまで入れ、格
子状に一辺の長さ1mの正方形を100個作った後、そ
のまl(常態)あるいは20℃の水中に12時間浸漬後
または80℃の□ 温水中に1時間浸@俊試験の水をふ
きとった後その面にセロファン粘着テープi9りつけ、
瞬時にはがした時はがれずに伐った正方形の数で表わし
た。
6)表面硬度;実施例1の脚注と同じ 特許出願人 株式会社 り ラ し 代理人弁理士本多 堅

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分子内に加水分解性基と結合したシリル基を有す
    る変性ビニルエステル系樹脂をまたはこれと無機物を含
    む処理剤で透明性材料表面を被覆した後、該被覆膜表面
    を加水分解することを特徴とする透明性材料の防曇処理
    方法。
  2. (2)分子内にシリル基を有する変性ビニルエステル系
    樹脂が、ビニルエステルと分子内に加水分解性基と結合
    したシリル基を有するオレフィン性不飽和単量体との共
    重合体である特許請求の範囲第1項記載の透明性材料の
    防曇処理方法。
  3. (3)分子内に加水分解性基と結合したシリル基を有す
    るオレフィン性不飽和単量体が下記一般式(I) R”m C’ih −CH−(CH2)n−b i −(R2)
    a−m   (I )〔ここでnは0〜4、mは0〜2
    、R1は炭素数1〜5のアルキル基 R2は炭素数1〜
    40のアルコキシル基またはアシロキシル基(ここでア
    ルコキシル基、アシロキシル基は酸素を含有する置換基
    を有していてもよい)を示す0〕 で示されるビニルシランである特許請求の範囲第2項記
    載の透明性材料の防曇処理方法。
  4. (4)分子内に加水分解性基と結合したシリル基を有す
    るオレフィン性不飽和単献体が下記一般式(n)υ 〔ここでmは0〜2、R1は炭素数1〜5のアルキル基
    、B2は炭素数1〜40のアルコそシル基またはアシロ
    キシル基(該アルコキシル基、アシロキシル基は酸素を
    含有する置換基を有していてもよい)、Wは水素原子ま
    たはメチル基 H4は水素原子または炭素数1〜5のア
    ルキル基 B5は炭素数1〜5のアルキレン基または連
    鎖炭素原子が酸素もしくは窒素によって相互に結合され
    た2価の有機残基金示す。〕 で示される単量体である特許請求の範囲第2項記載の透
    明性材料の防曇処理方法。
  5. (5)分子内にシリル基を有する変性ビニルエステル系
    樹脂が、ビニルエステルと分子内に加水分解性基と結合
    したシリル基を有するメルカプタンの存在下でビニルエ
    ステルを重合して得られる末端にシリル基ヲ有するビニ
    ルエステル樹脂である特許請求の範囲第1項記載の透明
    性材料の防曇処理方法。
  6. (6)分子内にシリル基を有する変性ビニルエステル系
    樹脂が、ビニルエステルと加水分解性基と結合したシリ
    ル基を有するオレフィン性不飽和単量体およびイオン性
    親水基を有するオレフィン性不飽和単量体との共重合体
    である特許請求の範囲第1項記載の透明性材料の防曇処
    理力法。
  7. (7)分子内にシリル基を有する変性ポリビニルエステ
    ル系樹脂が分子内にシリル基を有する単量体単位を0.
    01〜10モル多含有する特許請求の範囲第1項記載の
    透明性材料の防曇方法。
  8. (8)無機物が平均粒子径200 nμ以下の微粒子で
    ある特許請求の範囲第1項記載の透明性材料の防曇方法
  9. (9)無機物が平均粒子径100mμ以下の微粒子であ
    る特許請求の範囲第1項記載の透明性材料の防曇方法。
  10. (10)無機物がシリカゾルである%肝請求の範囲第1
    項記載の透明性材料の防曇方法。
  11. (11)分子内にシリル基を有する変ポリビニルエステ
    ル系樹脂/無機物の重量配合比率が1/99〜90/1
    0である特許請求の範囲第1項記載の透明性材料の防曇
    方法。
  12. (12)透明性材料がプラスチックスである特許請求の
    範囲第1項記載の透明性材料の防曇方法。
  13. (13)分子内に加水分解性基と結合したシリル基を有
    する変性ビニルエステル系樹脂を必須成分として含む処
    理剤で透明性材料表面を被覆する際、与め透明性材料表
    面に接着剤の塗布処理した透明性材料を用いる特許請求
    の範囲第1項記載の透明性材料の防曇処理方法。
JP58056906A 1983-03-31 1983-03-31 透明性材料の防曇処理方法 Pending JPS59179628A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58056906A JPS59179628A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 透明性材料の防曇処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58056906A JPS59179628A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 透明性材料の防曇処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59179628A true JPS59179628A (ja) 1984-10-12

Family

ID=13040489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58056906A Pending JPS59179628A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 透明性材料の防曇処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59179628A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4567221A (en) Water resistant compositions
JPH1161029A (ja) 防曇性コーティング材料、防曇性塗膜および防曇性物品
JP4577914B2 (ja) 防曇性コーティング材料および防曇性物品
JP2898589B2 (ja) 防曇性コーティング組成物およびそれを用いた被覆基材
JPH0218048A (ja) 防曇性被膜
US20090263605A1 (en) Surface-hydrophilic structure
JP2010030293A (ja) 親水性部材
WO2010027001A1 (ja) 親水性部材の製造方法及び親水性部材
JP2008088260A (ja) 親水性膜形成用組成物および親水性部材
JP4999137B2 (ja) 親水性ハードコート用組成物、ハードコート用材料及びハードコート膜の形成方法
JPS59179684A (ja) 防曇性組成物
JPS59179685A (ja) 水ぬれ性の優れた防曇剤
JPS59179647A (ja) 接着性の優れた防曇性組成物
JP2008088258A (ja) 親水性膜形成用組成物および親水性部材
JPH0137268B2 (ja)
JPS59179627A (ja) 透明性材料の防曇方法
JPH0251472B2 (ja)
JPS59179628A (ja) 透明性材料の防曇処理方法
JPH1121512A (ja) 親水性コーティング用樹脂組成物
JP2008214507A (ja) 親水性膜形成用組成物および親水性部材
JP2008201812A (ja) 親水性皮膜転写シート、及びそれを用いて得た親水性構造体とその製造方法
JPH1143614A (ja) 防曇膜及びその製造方法
JP2007137970A (ja) 親水性部材用の構造体
JP2007136781A (ja) ガラス構造体
JP5554020B2 (ja) 防曇性コーティング組成物