JPS59179527A - プロピレンブロツク共重合体及びその製造方法 - Google Patents

プロピレンブロツク共重合体及びその製造方法

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JPS59179527A
JPS59179527A JP5152483A JP5152483A JPS59179527A JP S59179527 A JPS59179527 A JP S59179527A JP 5152483 A JP5152483 A JP 5152483A JP 5152483 A JP5152483 A JP 5152483A JP S59179527 A JPS59179527 A JP S59179527A
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Yoshiharu Doi
義治 土肥
Satoshi Ueki
聡 植木
Tominaga Keii
慶伊 富長
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規す、プロピレンブロック共重合体及びそ
の製造方法に関する。
リビング重合系は、浄分故ポリマーや杓−組成のブロッ
ク共重合体の製造に有用である。チーグラー・ナツタM
!媒を用いる配位重合においても、オレフィンのブロッ
ク共重合体を製造する試みが数多くなされてきた。しか
しなから、通常のチークラ−・ナツタ触媒を用いる重合
においては、連鎖移動反応や停止反応が頻発するために
、均−組成のブロック共重合体を製造することは困難で
ある。
最近、本発明者らは■(アセチルアセトナト)3とA 
1(Ct Hs)t CA’からなる触媒を用いてプロ
ピレンを重合すると単分散に近いリビングポリプロピレ
ンが生成することを見出した。
本発明者らは、このリビングポリプロピレンの末端をハ
ロゲン化したポリマーとスチレン等のアニオンリビング
ポリマーをカップリンク反応することにより均一組成の
プロピレンブロック共重合体が得られることを見出して
本発明を完成した。
すなわち、本発明は 一般式 %式% 〔式中、Xは2以上の整数を示す。〕の繰り返し単位(
4)と、 〔式中、Rは水素原子又は炭素数1〜6個のアルキル基
、R’は炭素数1〜6個のアルキル基若しくはアルコキ
シ基、yは2以上の整数、nは0〜5の整数を示す。〕
の繰り返し単位(B)との結合を持つ新規1四ピレンブ
ロック共重合体を要旨とし、該共重合体は 〔式中s R’及びR3は同一か異なるアルキル基又は
アリール基を示す。jのβ−ジケトンバナジウムキレー
ト及び一般式p、: Al’X C式中、R4は炭素数
1〜8個のアルキル基又はアリール基、父はハロゲン原
子を示す。〕のアルミニウム化合物の存在下、プロピレ
ンを重合して、リビングポリプロピレンとし、次いでハ
ロゲンと接触させることによって得られる 一般式       。R3 (an、−an+Xx 〔式中、Xはハロゲン原子、Xは2以上の整数ヲ示す。
〕のハロゲン化ポリプロピレンと、〔式中、Rは水素原
子又は炭素数1〜6個のアルキル基sR’は炭素数1〜
6個のアルキル基若シくはアルコキシ基、nはD〜5の
整数を示す。〕で表わされるビニルモノマーを、−i式
MR5C式中、Mは元素の周期表第1A族元素、R5は
有機基を示す。」で表わされるアニオン重合開始剤の存
在下で重合し、得られる 〔式中、R,R’、M及びnは前記と同意義、yは2以
上の整数を示す。〕のりピンクポリマーを、反応させる
ことによって製造することができる。
リビングポリプロピレンは、前記一般式のβ−ジケトン
バナジウムキレート(以下、バナジウム化合物という。
)及び前記一般式のアルミニウム化合物からなる触媒の
存在下、フロピレンを重合することによって得られる。
バナジウム化合物の具体例としては、■(アセチルアセ
トナト)、、V(ベンゾイルアセトナト)、、V(ジベ
ンゾイルメグナト)3#ブ)−挙げられる。又アルミニ
ウム化合物の具体例としては、ジメチルアルミニウムク
ロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、ジエチルアル
ミニウムプロミド、ジイソブチルアルミニウムクロ。
リド等が挙げられろ。
車台反応は、重合反応に対して不活性で、かつ重合時に
液状である溶媒中で行うのが望ましく、該溶媒としては
、フロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等
の飽和脂肪族炭化水素、ンクロプロパン、シクロヘキサ
ン等ノ飽和& Pj! 式炭化水累、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素が挙げられる。
プロピレンと重合細砂との接触方法は、任倉に逆折でき
るか、望ましくは、溶妙に溶解t、たプロピレン中に、
アルミニウム化合物の溶液及びバナジウム化合物の溶液
をl1li(次加える方法である。
重合触媒の使用量は、プロピレン1モル当す、バナジウ
ム化合物が1×10−〜001モル、望ましくは5XI
Q””〜5 X I Q−’モル、アルミニウム化合物
がI X j Q””〜0.1モル、望マしくは5×1
0′−3〜o、01モルである。更に、バナジウム化合
物1モル当り、アルミニウム化合物を5〜25モル用い
るのが特に望脣しい。
得られるリビングポリプロピレンの分子Ml 及び収蚤
は、重合時間を変えることにより調節でき、本発明にお
いては反応時間と直線関係にある。本発明は、重合温度
を低温、特に−50’c以下にすることにより、単分散
に近い分子量分布を持つポリマーとすることができ、−
65″O以下ではMw(重量平均分子量)/Mn(数平
均分子量)が1,05〜1.20のリビングポリプロピ
レンが得られる。
重合反応時に、反応促進剤を用いることができる。反応
促進剤としてはアニソール、水、酸素、アルコール(メ
タノール、エタノール、インプロパツール等)、エステ
ル(安息香酸エチル、酢酸エチル等)等が挙げられる。
促進剤の使用量は、バナジウム化合物1モル当り、通常
01〜2モルである。
上記の方法により、約500〜約500.000の数平
均分子量を持ち、単分散に近いリビングポリプロピレン
を製造することができる。
次いで、本発明は、上記のリビングポリプロピレンを、
ハロゲンと接触させるものであるが、この接触により、
プロピレンの重合は直ちに停止し、上記のリビングポリ
プロピレンの骨格ヲその″!マ持ち、末端がハロゲン化
したハロゲン化ポリプロピレンとなる。
ハロゲンとしては、ヨウ素、塩素、臭素が用いられる。
ハロゲンの使用量は、用いたアルミニウム化合物1モル
当り、2モル以上、望ましくは2〜5モルである。ハロ
ゲンはそのまま用いてもよいか、前記のプロピレンの重
合の際に用いた溶媒に溶解した上で用いるのが望ましく
、その濃度は通常該溶媒1ノ当り01〜5モルである。
ハロゲン化は、通常−50〜−100℃の温度で5分間
〜6時間行なわれる。
次いで、反応系にアルコールを加えるとノ・ロゲン化ポ
リプロピレンは析出する。
本発明は、かくして得られたハロゲン化ポリプロピレン
を、リビングポリマ−(1)と反応することにより、本
発明のプロピレンブロック共重合体とする。
リビングポリマー(If)の#造に用いられる前記ビニ
ルモノマー(1)としては、スチレン、α−メチルスチ
レン、p−メチルスチレンs m−メチルスチレン、o
−)lチルスチレン、p−メトキシスチレン、m−メト
キシスチレン、0−メトキシスチレン、p−エチルスチ
レンsO−エチルスチレン、m−エチルスチレン、2.
4−ジメチルスチレン、2,6−ジメチルスチレン、2
,4.6−ドリメチルスチレン、2,5゜5.6−チト
ラメチルスチレン等が挙げられる。
ビニルモノマー(1)をアニオン重合する際に用いられ
る前記一般式MR7のアニオン重合開始剤としては、n
−ブチルリチウム、5eC−ブチルリチウム、ナフタレ
ンリチウム塩、ナフタレンナトリウム塩、ナフタレンカ
リウム塩、(α−メチルスチレンオリゴマー)ナトリウ
ム塩等アニオン重合は、−100〜+80℃、望ましく
は一80〜+50℃の温度で5IJ+〜2時間の条件で
行なわれ、溶媒の存在下で行うのが特に望ましい。適当
な溶媒としては、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン
等が挙げられる。又、重合反応は、不活性ガス雰囲気、
減圧下、特に望ましくは高真空下で行うのが望ましい。
リビングポリマー(If)の分子量は、アニオン重合開
始剤/ビニルモノマー(1)比を変えることにより制御
することができ、その比を上げることにより分子量を増
加することかできる。又、アニオン重合開始剤の種類又
は重合温度を変えることによっても分子量の調節は可能
である。
かくして得られたりピングポリマー(It)は、通常約
500〜約s o o、 o o oO数平均分子量を
持つが、次いで前記のハロゲン化ポリプロピレンと反応
させることにより、本発明のプロピレンブロック共重合
体が得られる。
リビングポリマー(It)とハロゲン化ポリプロピレン
との反応(以下、カップリング反応という。)は、通常
適当な溶媒中で行なわれる。用い得る溶媒としては、前
記プロピレンを重合してリビングポリプロピレンを製造
する際に用いられる溶媒が挙げられる。反応は一80〜
+50°Cの温度で、1〜24時間行なわれる。
か(することにより、ポリプロピレンのセグメントから
なる繰り返し単位(A)と、ポリビニルモノマーのセグ
メントからなる繰り返し単位(B)が結合したAB型の
ポリプロピレンブロック共重合体が得られる。こ−の−
恭軍合体は、通常約i、 o o o〜約1000.0
00、望ましくは3,000〜500゜000、更に望
ましくは5.000〜200.000の数平均分子量を
持ち、繰り返し単位(A)及び(B)の共重合体中に占
める割合は、通常(A) / (B)=5〜95/95
〜9(モル比)である。
フロック共重合体の分子量は、ハロゲン化ポリプロピレ
ン及びすとングボリマ−(If)の分子量並びにハロゲ
ン化ポリプロピレンとりピングポリマー(1)の反応割
合を調節することにより任意に変えられる。
本発明のプロピレンブロック共重合体は、特にMw/M
n = 1.05〜1.50という単分散に近い、均一
組成を持つところに特徴がある。
本発明のプロピレンブロック共重合体は、ポリプロピレ
ン及ヒビニールモノマー(1)のホモ重合体の性質を併
せ持つことから、それぞれの単独重合体の欠点を補うた
めの改質材、或いはポリプロピレンとビニールモノマー
(1)のホモ重合体の相溶材等として有用である。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するか、本発明
は、その主旨に反しない限り、これらの実施例に限定さ
れない。なお、(共)重合体の物性測定は、次の方法で
行った。
ポリマーの分子量分布: wat二rs社製ope(ゲ
ルパーミェーションクロマトクラフィー)モデル200
を用いて測定した。ポリマーの検出は、示差屈折計を用
い、溶媒にはO−ジクロルベンゼンを用いた。測定条件
は、135”C1溶媒流速1.Qm//秒、試料濃度I
L [1重ft /容量饅であった。カラムには、公称
ポアサイズ107゜10’ 、 10’ 、 10’ 
、 103Aのポリスチレンゲルカラム5本を直結して
使用した。測定に当りs Wa、−te r S社製の
単分散ポリスチレン標準試料を用い、ポリスチレンの検
を線を求め、これをもとにユニバーサル法によるポリプ
ロピレンの検量線を作成した。
数平均分子量Mn及びM葡平均分子量宮wは常法により
、ポリマーのGP(1?流出曲線を0.5カウント毎に
読み取り計算した。
GPC流出曲線のカラムや装置に起因するピークの広が
りの補正は、)(amielecとRayの方法、即ち
ope測定により得た分子量分布分散度(Mw/Mn)
 F2と真の分子量分布分散度(Mw/ M n ) 
Tとの間には次の関係が成り立つという報告を利用した
M W      M W         D2(/
−)=(/−)  θxp(−−)Mn   T   
      Mn   1B         2h(
式において、D”は検量線の傾き、bはreso−1u
tion factorと呼ばれる補正係数である。)
又ポリプロピレンの(M vr/YA n ) Tを求
めるに当り、単分散ポリスチレン標準試料により求めた
補正係数りの平均値を用いた。ポリプロピレンにおける
( Mw/¥An)Tと(Mw/Mn)、との関係は、
次式により求められた。
(M W/M n ) T =095 ’ (M W 
/ M n ) yポリマーク立体規則性: ′3CN
MRスペクトルから算出しに。”UlqMR測定は、P
F’I’ノくルスフーリエ交俟装置付き、JEOL−J
IM  PSlooを使用し、25.14MHzで行っ
た。測定条件は、140゛C,パルス幅15μBπ/4
、ノくルス間隔6秒、積算回数5,000であった。な
お、試料は0−ジクロルベンゼンに溶解して調製した。
ガラス転位点: Perkin −E1mer社製示差
走査熱量計モデルDSC−2を用い、昇温速度5℃、7
分、2mcax/秒のレンジ条件で行った。試料をまず
150°Cに加熱し、次に一70゛Cに冷却した後測定
した。
実施例1 リピンクボリプロピレンの合成 窒素ガスで十分置換した2 00m1tの7ユレンクに
俗媒としてのトルエンを入れ、所定の温度に冷却した。
所定温度でプロピレンを65g(830ミリモル)を加
えて液化溶解せしめた。
次いで、50ミリモルのAI(C2H5)2 ”II溶
解及び0.5ミリモルのV(アセチルアセトナト)3ト
ルエン溶液を順次加え、重合を開始し電。更にトルエン
を加えて全針を1oom7とした。■(アセチルアセト
ナト)3の導入時をもって重合開始時刻としK。重合は
総て9累雰囲気下で行なった。
重合結果を観察するために、所定時間経過後。
重合反応液を一78°Oに冷却した50omlσ)エタ
ノール−塩酸溶液中にすばやく入れて、組合反応を停止
させ、分離したポリマーを200〜500 m 71の
エタノールで5〜6回洗浄し、室温で乾燥してポリマー
を得た。
重合温度及び重合時間を狛々変えた結果を、第1表に示
した。又、重合反応時にアニソールを0.5ミリモル加
え、上記と同様にして重合反。
応を行った。その結果をきり表に示1〜だ。又。
実験番号i、2.5及び4で得られたポリマーをGPC
分析し、その結果を第1図に示した。
山1 1  表 1−781     無   0.1i   n、60
4  1.11    0.0562−785  ・ 
 無   0.58  1,50  1.111   
0.r1515−786     無   0.75 
 3,75  1,12   0.0404−7815
     無   1.76  9.15  1,18
   0.0595−652     無   0.5
6  3,08  1.09   0.0566−65
5     無   0.62  4,15  1,1
4   0.0607−654     無   1.
02  5.45  1.1+    0.0588−
65  5     81711;     1,17
  6,04   1.17    0.0599 −
48  0A5     無   0.15  1.4
0   1,57    0.0211[1−480,
67無   0.43  2,81   1,45  
 0.05111−48 1.53    無   0
.82  3,22  1.40   0.05112
−4821]    無   1,87  4,47 
 1,57   0.08115−782      
有   0.75  1.09   117    0
.15414−785     有   0.82  
1,67   1,16   0.09815−784
     有   1.15  2.10  1.17
   0.11016−785     有   1.
62  2,95   1.20    0.1101
7−786     有   2,60  3,58 
  1,20    0.145注 a)GPeピーク
の拡がりを修正 b)ポリマー鎖数 第1表から明らかなように、ポリマーの収量及びMnは
1反応時間と共に直線的に増力口する゛。
又、重合時にアニソールを添加すると、Mnの時間変化
に影響を与えずに添加しない場合に比べ、ポリマー収量
が約6倍増加すること力1分る。
更に、−65℃以下の温度で重合して得られたポリマー
のMW/Mnはいずれも1.20以下であり、単分散に
近い分子量分布を有していることが分る。
得られたポリマーの立体規則性の測定結果を、下記の第
2番に示す。
〔rr)  〔rm)  〔mm3 2   0.652 0.524 0.024 0.8
146   0.658  G、528 0.054 
0.80212   0.655 0.550 0.0
55 0.800注 a)”CNMRスペクトルのメチ
ル分岐かり決定b)  )リアラド留分から計算 ヨウ素化ポリプロピレンの合成 上記のプロピレンの重合方法において、−78【】で6
時間若しくは1時間経過した重合系に、ヨウ素のトルエ
ン溶液(05モル/l)を22ffll添加し、更に−
78”Cで反応を行った。
50分間後、予め一78℃に冷却した500m1lのエ
タノール中に反応溶液を導入し、ポリマーを析出させた
。得られたポリマーを500m1lのエタノールで5回
洗浄し、更に乾燥して、宜n=14,800及び6,5
60(共にポリプロピレンmlりの2種類のヨウ素化ポ
リプロピレンを得た。
100m/のフラスコに、溶媒としてのトルエン、n−
ブチルリチウム(01ミリモル)のトルエン溶液及びス
チレン(9ミリモル)をその順に入れ、50℃で1時間
重合反応を行った。
得られたりピンクポリスチレンのMnは11,500で
あった。n−ブチルリチウムとスチレンのモル比を変え
た以外は上記と同様にして、Mn==56.800のリ
ビングポリスチレンを合成した。
上記で得られたヨウ素化ポリプロピレンをトルエンに溶
解して100fnlのフラスコに入れた後に、リビング
ポリスチレンのトルエン溶液を加え、窒素ガス気流中、
50℃で20時間カップリング反応を行った(実験番号
B−1)。カップリンク反応で用いた各ポリマーの使用
量及びポリマー鎖の分子数を第3表に示すが、ポリマー
鎖の分子数は第5表の通り、はぼ同じであった。
カップリング反応終了後、soomllのエタノール中
に反応溶液を入れ、ポリマーを析出させた。得られたポ
リマーを各soom、13のエタノールで5回洗浄し、
更に室温で乾燥してプロピレン−スチレンブロック共重
合体を095g得た(収率90重量%)。
本反応で用いたヨウ素化ポリプロピレン(a)及びリビ
ングポリスチレン(b)並びに生成した共重合体(C)
のGPC流出曲線を第2図に示す。
OPC分析には、示差屈折計を用いてポリマーの検出を
行った。従って、ポリプロピレンとポリスチレンでは屈
折方向が逆になり、ピークは反対の方位に現われろ。な
お、ポリプロピレンとポリスチレンの重量感度比は1.
2であった。
第2図に示すピークの面積は、カップリング反応に用い
たヨウ素化ポリプロピレン及びポリスチレンと生成した
ポリマーの重量比に対応するように、補正しである。生
成したポリマーのピークは、反応に用いた各ポリマーよ
りも高子景仰に移動している。更に、ピークの最大値を
示す分子量(ポリスチレン換算)は、35.000であ
り、これはヨウ素化ポリプロピレンのポリスチレン換算
分子i22,000とリビングポリスチレンの分子量1
3,000の和になっている。このことにより、ヨウ素
化ポリプロピレンとリビングポリスチレンとのカップリ
ンク反応により、プロピレン−スチレン(T)T)−1
)8 ) A B Byブロック共重合体(pp  7
5 モル%、ps25 モル%)が生成したと結論でき
る。
上記と同様にして、ヨウ累イrポリプロピレンとリビン
グポリスチレンとのカップリンク反応を行い(¥駒番号
B−2)、共重合体を1.0g(収率92重量%)得た
この共重合体を上記と同様にして、GPC分析し、その
結果を第5図に示した。生成した共重合体の流出面IJ
には、反応に用いたヨウ素化ポリプロピレンのピークは
検出されなかった。
従って、この反応は、はぼ定量的に進行したと言える。
この場合も、上記のB−1の場合と同様、生成した共重
合体の分子量は1反応に用いた各ポリマーの分子量の合
計値に合致している(  pp  50  モル%、p
s70  モル%)。
いずれの場合も、生成した共重合体の分子量分布は狭く
、均−組成のプロピレン−スチレンAB型ブロック共重
合体であることが明白である。
第  j  がと 注 a) ヨウ素化ポリプロピレン b) リビングポリスチレン 実験番号B−iで合成した共重合体のガラス転位点Tg
を測定した結果、−9°0と96°Cに2つの転位点を
持つことが分った。これらの転位点は、それぞれポリプ
ロピレンとポリスチレンのTgと合致することから、上
記で合成したブロック共重合体は、ポリプロピレンとボ
IJ スチレンがそれぞれ独立に凝集し、2相構造を形
成しているものと言える。
実施例2 実施例1と同様にしてリビングポリプロピレンを合成し
、このリビ5ンクホリマーを用いて実施例1と同様にし
てヨウ素反応を行い?Mn:16.000のヨウ素化ポ
リプロピレンを合成した。
実施例1のリビングポリスチレンの合成時のスチレンに
代えて、バラメチルスチレンを用いて実施例1と同様に
してアニオン車台を行い、Mn=63.000のりピン
クポリパラメチルスチレンを合成した。
上記で得られたヨウ素化ポリプロピレン0.50g及び
リビングポリバラメチルスチレン1.58 gを用いた
以外は実施例1と同様にしてカップリンク反応を行い、
1.51 gの共重合体を得T−0生成した共重合体の
apc分析の結果、その流l0I3由線のピークの最大
値を示す分子量(ポリスチレン換算)は86.noO(
yv/富n=1.20)であり、これはヨウ素化ポリプ
ロピレンのポリスチレン換算分子量23,000 (M
w/Mn=1.io)とりピンクポリパラメチルスチレ
ンのスチレン換算分子量63,000(Mw/荷n=1
22〕の和となっている。このことによりプロピレン(
40モル%)−ハラメチルスチレン(60モル%)のA
 B illブロック共重合体が合成できたことが分る
実施例5 実施例1と同様にしてリビングポリプロピレンを合成し
、このリビングポリマーを用いて実施例1と同様にして
ヨウ素化反応2行い、ポリスチレン換算分子fF、 7
)、 000 (law/Mn=1.10 )のヨウ素
化ポリプロピレンを合成した。
実施例1のリビングポリスチレンの合成時のスチレンに
代えて、α−メチルスチレンを用いて実施例1と同様に
してアニオン重合を行い、ポリスチレン換算分子491
22.OCI CI (M w / M n =1、1
4 )のりピンクポリα−メチルスチレンを合成した。
プロピレン−α−メチルスチレンフロック共重合体の合
成 上記で得られたヨウ素化ポリプロピレン009g及びリ
ビングポリα−メチルスチレン0.43gを用い、かつ
反応温度を一78°Cとした以外は、実施例1と同様に
してカップリンク反応を行い、0.42gの共重合体を
得た。
生成した共重合体のGPC分析の結果、その流出曲線の
ピークの最大11区を示す分子量(ポリスチレン換算)
は28,000 (MY/Mn”1.12)であり、こ
れはカップリンク反応に用いた2つのポリマーの分子量
の和となっている。このことカラ、フロピレン(40モ
ル%)−α−メチルスチレン(60モル%)のAB型ブ
ロック共重合体が合成できたことが分る。
実施例4 ヨウ素化ポリプロピレンの合成 実施例1と同様にしてリビングポリプロピレンを合成し
、このリビングポリマーを用いて実施例1と同様にして
ヨウ素化反応を行い、ポリスチレン換算分子量22,0
[10(宜W/宜n=1.14)のヨウ素化ポリフロピ
レンを合成した。
実施例1のリビングポリスチレンの合成時のスチレンに
代えて、バラメトキシスチレンヲ用   ・いて実施例
1と同様にしてアニオン重合を行い、ポリスチレン換算
分子九13.oan(yw/Ωn=1、50 ) (7
’) +7ピングボリパシメトキシスチレンを合成した
上記で得られたヨウ素ボ□リプロビレン及びリビングポ
リパラメトキシスチレンを用い、かつ反応温度を0″O
とした以外は、実施例1と同様にしてカップリンク反応
を行い、87重8%の収率で共重合体を得た。
生成した共重合体のGPC分析の結果、その流出曲線の
ピークの最大値を示す分子量(ポリスチレン換算)は5
5,000 (Mw/宮n=1.28)であり、これは
カップリンク反応に用いた2つのポリマーの分子量の和
となっている。このことからプロピレン(45*i、%
)−パラメトキシスチレン(55重、M゛%)のAB型
ブロック共重合体が合成できたことが分る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本発明における(共)重合体のor
’eチャートである。 代理人   内  1)    明

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11一般式 %式% 〔式中、Xは2以上の整数を示す。〕の繰り返し単位(
    A)と、 〔式中、Rは水素原子又は炭素数1〜6個のアルキル基
    、R1は炭素数1〜6個のアルキル基若しくはアルコキ
    シ基、yは2以上の整数、nは0〜5の整数を示す。〕
    の終り返し単位CB)との結合を持つ新規プロピレンブ
    ロック共重合体。 (2)一般式 〔式中、R2及びR3は同一が異なるアルキル基又はア
    リール基を示す。〕の〕β−ジケトンバナジウムキレー
    トび一般式R:Al)([式中、R4は炭素数1〜8個
    のアルキル基又はアIJ−ル基、Xはハロゲン原子を示
    す。〕のアルミニウム化合物の存在下、クロピレンを重
    合して、リビングポリプロピレンとし1次いでハロケン
    と接触させることによって得られる 一般式      CH3 ÷CH2−aH+Xx 〔式中、Xはハロゲン原子、Xは2以上の整数を示す。 〕のハロゲン化ポリプロピレンと、 〔式中、Rは水素原子又は炭素数1〜6個のアルキル基
    、R1は炭素数1〜6個のアルキル基若しくはアルコキ
    シ基、nはO〜5の整数を示す。〕で表わされるビニル
    モノマーを、一般式h(R’ C式中、Mは元素の周期
    表即工A族元素、R5は有機基を示す。〕で表わされる
    アニオン重合開始剤の存在下で重合し、得られる 〔式中、R,R’、M及びnは前記と同意義。 yは2以上の整数を示す。1の リピンクボリマーを、
    反応させることからなる 一般式 %式%(1 〔式中、■は2以上の整数を示す。〕の繰り返し単位(
    んと、 〔式中、R+’ R’ + y及びnは前記と同意義。 〕の繰り返し単位(B)との結合を持つ新規プロピレン
    ブロック共重合体の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5364911A (en) * 1991-12-20 1994-11-15 Shell Oil Company Production of alkali metallated olefin polymers
JP2009227898A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Mitsui Chemicals Inc 分岐型オレフィン系重合体およびその製造方法

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