JPS591780A - スエ−ド様合成皮革の製造方法 - Google Patents
スエ−ド様合成皮革の製造方法Info
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- JPS591780A JPS591780A JP11232182A JP11232182A JPS591780A JP S591780 A JPS591780 A JP S591780A JP 11232182 A JP11232182 A JP 11232182A JP 11232182 A JP11232182 A JP 11232182A JP S591780 A JPS591780 A JP S591780A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスェード様合成皮革の製造方法に関する。
スェード様合成皮革を製造するだめの一つの方法として
、発泡層の断面によりスェード感を表わす方法が提案さ
れている。例えば、特開昭51−151302号公報に
は、発泡剤を含有する発泡性樹脂層上に発泡剤と可塑剤
とを含有する発泡剤液を塗布乾燥して発泡剤層を形成し
、このようにして得たシート2枚を」1記発泡剤層を対
向させて加熱圧着し、次いでこの積層シートを加熱発泡
させて発泡構造体を形成した後、発泡剤層が形成した発
泡層の接着界面において上記発泡構造体を分断剥離し、
このようにして気泡の分断された発〆良層断面にてスェ
ード感をもたゼる方法が提案されている。しかし、この
方法によれば、発泡剤層が形成する発泡層に発泡性樹脂
層の形成する層よりも大きい気泡を高い気泡密度で形成
さ−1て、容易に発泡層の接着界面で発泡構造体を分断
剥離しくqるように、発泡剤層が樹脂シートよりも低温
で発泡するように発泡剤層における発泡剤組成を#l1
il整しなければならない。この結果、この方法によれ
ば、加熱発泡させる温度の制御を厳密に行なわなければ
ならないと共に、発泡剤層と樹脂層のゲル化時の熔融粘
度が異なるために、積層シートを均一に発泡さ一已るこ
とが困難であって、得られるスェード様合成皮革は厚み
精度に劣り、更に、発泡剤層の接着界面で積層シートを
剥離する際にむらが生じて、表面全体に〜様なスェード
感を与えることができない。
、発泡層の断面によりスェード感を表わす方法が提案さ
れている。例えば、特開昭51−151302号公報に
は、発泡剤を含有する発泡性樹脂層上に発泡剤と可塑剤
とを含有する発泡剤液を塗布乾燥して発泡剤層を形成し
、このようにして得たシート2枚を」1記発泡剤層を対
向させて加熱圧着し、次いでこの積層シートを加熱発泡
させて発泡構造体を形成した後、発泡剤層が形成した発
泡層の接着界面において上記発泡構造体を分断剥離し、
このようにして気泡の分断された発〆良層断面にてスェ
ード感をもたゼる方法が提案されている。しかし、この
方法によれば、発泡剤層が形成する発泡層に発泡性樹脂
層の形成する層よりも大きい気泡を高い気泡密度で形成
さ−1て、容易に発泡層の接着界面で発泡構造体を分断
剥離しくqるように、発泡剤層が樹脂シートよりも低温
で発泡するように発泡剤層における発泡剤組成を#l1
il整しなければならない。この結果、この方法によれ
ば、加熱発泡させる温度の制御を厳密に行なわなければ
ならないと共に、発泡剤層と樹脂層のゲル化時の熔融粘
度が異なるために、積層シートを均一に発泡さ一已るこ
とが困難であって、得られるスェード様合成皮革は厚み
精度に劣り、更に、発泡剤層の接着界面で積層シートを
剥離する際にむらが生じて、表面全体に〜様なスェード
感を与えることができない。
本発明は上記に濯みてなされたものであって、均−な発
泡構造を有すると共に、表面が一様なスェード調を呈す
る合成皮革の製造方法を提供することを目的とする。
泡構造を有すると共に、表面が一様なスェード調を呈す
る合成皮革の製造方法を提供することを目的とする。
本発明によるスェード様合成皮革の製造方法は、剥離シ
ートに発泡剤を含有するプラスチゾル組成物を塗布し、
その上に基材を接着した後、この基材を下にして加熱発
泡させ、次いで、剥離シートを剥δ■することを特徴と
する。
ートに発泡剤を含有するプラスチゾル組成物を塗布し、
その上に基材を接着した後、この基材を下にして加熱発
泡させ、次いで、剥離シートを剥δ■することを特徴と
する。
本発明において剥離シート上に塗布するプラスチゾル組
成物は、樹脂として好ましくは塩化ビニル樹脂を用い、
これに可塑剤、発泡剤ほか、必要に応じて安定剤、充填
剤、着色剤、界面活性剤、増粘剤、その他の添加剤を配
合してなり、塩化ビニル樹脂には可塑剤への分散性や加
工性、物理的強度等の点から重合度が1000〜300
0程度のもの力<67ましく用いられる。可塑剤には通
常、ジオクチルフタレート、ジー2−エチルへキシルア
ジペート、ジオクチルセバケート等の1種又は2種以上
の混合物が好ましく用いられるが、必要に応じて他の可
塑剤も併用される。可塑剤は塩化ビニル樹脂に100重
量部について通常、40〜150重量部、好ましくは6
0〜100重量部が用いられる。発泡剤)としては無機
系及び有機系のものが適宜に用いられるが、好ましくは
有機系、特に、外燃性であると共に、樹脂の熔融温度と
の関係において発砲剤の分塊温度や発生ガス量を調整し
やすい等の点からアブジカルボンアミドが好ましく用い
られる。配合量は目的とする表面状態にもよるが、通常
、塩化ビニル樹脂100重量部について1−10重量部
が適当である。必要に応じて発泡助剤を併用してもよい
。尚、プラスチゾル組成物を形成させるための樹脂とし
ては、塩化ビニル411Mに限らず、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体等の共重合樹脂も単独で、又は塩化ビニ
ル樹脂との混合物として用いることができる。
成物は、樹脂として好ましくは塩化ビニル樹脂を用い、
これに可塑剤、発泡剤ほか、必要に応じて安定剤、充填
剤、着色剤、界面活性剤、増粘剤、その他の添加剤を配
合してなり、塩化ビニル樹脂には可塑剤への分散性や加
工性、物理的強度等の点から重合度が1000〜300
0程度のもの力<67ましく用いられる。可塑剤には通
常、ジオクチルフタレート、ジー2−エチルへキシルア
ジペート、ジオクチルセバケート等の1種又は2種以上
の混合物が好ましく用いられるが、必要に応じて他の可
塑剤も併用される。可塑剤は塩化ビニル樹脂に100重
量部について通常、40〜150重量部、好ましくは6
0〜100重量部が用いられる。発泡剤)としては無機
系及び有機系のものが適宜に用いられるが、好ましくは
有機系、特に、外燃性であると共に、樹脂の熔融温度と
の関係において発砲剤の分塊温度や発生ガス量を調整し
やすい等の点からアブジカルボンアミドが好ましく用い
られる。配合量は目的とする表面状態にもよるが、通常
、塩化ビニル樹脂100重量部について1−10重量部
が適当である。必要に応じて発泡助剤を併用してもよい
。尚、プラスチゾル組成物を形成させるための樹脂とし
ては、塩化ビニル411Mに限らず、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体等の共重合樹脂も単独で、又は塩化ビニ
ル樹脂との混合物として用いることができる。
また、安定剤には二塩基性亜リン酸鉛、有機スズメルカ
プチド、バリウム−亜鉛系、カドミウム−バリウム−亜
鉛系、カルシウム−亜鉛系、三塩基性硫酸鉛等が用いら
れるが、プラスチゾルへの分散性にすぐれる液状安定剤
が特に好ましく、塩化ビニル樹脂100iiii部につ
いて通常、2〜20重量部用いられる。充填剤はプラス
チゾルの流動性を高めるために例えば、炭酸カルシウム
、バライタ、カオリンクレイ、シリカ、雲母、チタン白
、水酸化アルミニウム等が用いられるが、得られる製品
の低温下における耐衝撃性や耐屈曲性を維持し、均一な
発泡構造を得るためには、その配合量は通常、塩化ビニ
ル樹脂100重量部について20重量部以下がよい。界
面活性剤はプラスチゾルの粘度を調整し、その流動性、
加工性を高めるために使用されるが、ブルーム或いはブ
リード現象の少ないノニオン系、例えば、ポリエチレン
グリコールモノラウレートエステル、ボリオギシエチレ
ンオクチルフェノールエーテル等が用いられるが、勿論
、これらに限定されるものではない。
プチド、バリウム−亜鉛系、カドミウム−バリウム−亜
鉛系、カルシウム−亜鉛系、三塩基性硫酸鉛等が用いら
れるが、プラスチゾルへの分散性にすぐれる液状安定剤
が特に好ましく、塩化ビニル樹脂100iiii部につ
いて通常、2〜20重量部用いられる。充填剤はプラス
チゾルの流動性を高めるために例えば、炭酸カルシウム
、バライタ、カオリンクレイ、シリカ、雲母、チタン白
、水酸化アルミニウム等が用いられるが、得られる製品
の低温下における耐衝撃性や耐屈曲性を維持し、均一な
発泡構造を得るためには、その配合量は通常、塩化ビニ
ル樹脂100重量部について20重量部以下がよい。界
面活性剤はプラスチゾルの粘度を調整し、その流動性、
加工性を高めるために使用されるが、ブルーム或いはブ
リード現象の少ないノニオン系、例えば、ポリエチレン
グリコールモノラウレートエステル、ボリオギシエチレ
ンオクチルフェノールエーテル等が用いられるが、勿論
、これらに限定されるものではない。
更に、増粘剤はプラスチゾルの降伏値を下げたり、粘度
洞整の目的で添加されるもので、例えば、ステアリン酸
アルミニウム、アミン変性モンモリロナイト、シリカ等
が適宜量用いられる。
洞整の目的で添加されるもので、例えば、ステアリン酸
アルミニウム、アミン変性モンモリロナイト、シリカ等
が適宜量用いられる。
尚、本発明においては、得られる合成皮革に実用上要求
される物性、例えば、眉間剥離強度、圧縮強度、表面摩
耗強度等を与えるために、プラスチゾル組成物は、反応
性可塑剤、熱架橋性オリゴマー、樹脂混合物、塩化ビニ
ル樹脂懸濁液等を含有してもよい。
される物性、例えば、眉間剥離強度、圧縮強度、表面摩
耗強度等を与えるために、プラスチゾル組成物は、反応
性可塑剤、熱架橋性オリゴマー、樹脂混合物、塩化ビニ
ル樹脂懸濁液等を含有してもよい。
上記のようなプラスチゾルを塗布するための剥離シート
は、プラスチゾルの濡れ性及びプラスチゾルへの熱伝達
性にすぐれると共に、プラスチゾルのゲル化、発泡工程
におLJる加熱に際して収縮や湾曲等を起さない薄い材
料が好ましい。特に、プラスチゾルのゲル化後に樹脂と
の接着性にすぐれるように、ザンドマット処理、1目コ
テ放電処理、プラズマ放電処理、プライマーコート処理
等の接着処理を施した耐熱性樹脂シートが好ましく、例
えば、ポリエヂレンテレフタレート延伸シー1が好まし
く用いられる。また、上記のような処理を施した耐熱紙
も用いられる。かかる接着処理を剥離シートに施すこと
により、後述するように、プラスチゾルのゲル化、発泡
後に剥l1Iatシートを発砲体のスキン層と共にむら
なく一様に剥離することができる。
は、プラスチゾルの濡れ性及びプラスチゾルへの熱伝達
性にすぐれると共に、プラスチゾルのゲル化、発泡工程
におLJる加熱に際して収縮や湾曲等を起さない薄い材
料が好ましい。特に、プラスチゾルのゲル化後に樹脂と
の接着性にすぐれるように、ザンドマット処理、1目コ
テ放電処理、プラズマ放電処理、プライマーコート処理
等の接着処理を施した耐熱性樹脂シートが好ましく、例
えば、ポリエヂレンテレフタレート延伸シー1が好まし
く用いられる。また、上記のような処理を施した耐熱紙
も用いられる。かかる接着処理を剥離シートに施すこと
により、後述するように、プラスチゾルのゲル化、発泡
後に剥l1Iatシートを発砲体のスキン層と共にむら
なく一様に剥離することができる。
剥離シー1−に前記プラスチゾル組成物を塗布する方法
は何ら制限されず、例えば、ロールコータ−、ナイフコ
ーク−等の手段が採用される。本発明においては、好ま
しくは、第1図に示したように、剥離シー1−1に上記
の発泡剤を含有する発泡性プラスチゾル組成物2を所定
厚みに塗布した後、熱風又は赤外線加熱炉等により半ゲ
ル化さゼ、次に、層間強度が要求されるような場合には
、必要に応じて中間層用プラスチゾル組成物3を所定厚
みに塗布し、同様に半ゲル化させ、更に、接着用プラス
デシル組成物4を所定厚みに塗布し、この後、後述する
基材5を積層し、圧着ロール等により接着した後、前記
と同様に加熱して、プラスチゾル組成物を半ケル化さゼ
る。この半製品は必要に応じて巻取られる。十記半ゲル
化温度は、用いる発泡剤によるが、アゾジカルボンアミ
ドの場合は通常、190〜230℃の範囲である。
は何ら制限されず、例えば、ロールコータ−、ナイフコ
ーク−等の手段が採用される。本発明においては、好ま
しくは、第1図に示したように、剥離シー1−1に上記
の発泡剤を含有する発泡性プラスチゾル組成物2を所定
厚みに塗布した後、熱風又は赤外線加熱炉等により半ゲ
ル化さゼ、次に、層間強度が要求されるような場合には
、必要に応じて中間層用プラスチゾル組成物3を所定厚
みに塗布し、同様に半ゲル化させ、更に、接着用プラス
デシル組成物4を所定厚みに塗布し、この後、後述する
基材5を積層し、圧着ロール等により接着した後、前記
と同様に加熱して、プラスチゾル組成物を半ケル化さゼ
る。この半製品は必要に応じて巻取られる。十記半ゲル
化温度は、用いる発泡剤によるが、アゾジカルボンアミ
ドの場合は通常、190〜230℃の範囲である。
基材には、得られる合成皮革の用途、目的等に応じて必
要な強度を有すれば任意の材料を用いることができるが
、通常、織布や不織布が用いられる。また、中間層用及
び接着用のプラスデシル組成物には、発泡剤を含有しな
いほかは前記発泡性プラスデシル組成物と同じ組成のも
のを用いることができるが、好ましくは接着用には、基
材との密着性を高めるために樹脂成分には比較的低重合
度の塩化ビニル樹脂が角いられると共に、基材への過剰
な浸透を避けるために増粘剤によりその粘度を適正に調
整するのがよい。
要な強度を有すれば任意の材料を用いることができるが
、通常、織布や不織布が用いられる。また、中間層用及
び接着用のプラスデシル組成物には、発泡剤を含有しな
いほかは前記発泡性プラスデシル組成物と同じ組成のも
のを用いることができるが、好ましくは接着用には、基
材との密着性を高めるために樹脂成分には比較的低重合
度の塩化ビニル樹脂が角いられると共に、基材への過剰
な浸透を避けるために増粘剤によりその粘度を適正に調
整するのがよい。
次いで、上記半製品の基材が下面になるように支持して
、例えば熱風加熱炉中で所定温度に加熱して、プラスチ
ゾル組成物のゲル化と発泡剤の分解発泡を行なわせるこ
とにより、第2図に示すように基材5上に樹脂層6、発
泡層7、スキン層8及び剥離シー1−1が一体に積層さ
れた発泡構造体を得る。ここに、本発明によれば、剥離
シートが薄く、且つ、半製品のゲル化及び発泡に際して
基材を下にして加熱するので、プラスチゾル組成物中の
発泡剤は均一に加熱されると共に、生じた気泡は剥離シ
ートに向かって上昇し、かくして、発泡層においては気
泡がその厚み方向に一様に延びる縦長で均質な発泡構造
体が形成されるのである。
、例えば熱風加熱炉中で所定温度に加熱して、プラスチ
ゾル組成物のゲル化と発泡剤の分解発泡を行なわせるこ
とにより、第2図に示すように基材5上に樹脂層6、発
泡層7、スキン層8及び剥離シー1−1が一体に積層さ
れた発泡構造体を得る。ここに、本発明によれば、剥離
シートが薄く、且つ、半製品のゲル化及び発泡に際して
基材を下にして加熱するので、プラスチゾル組成物中の
発泡剤は均一に加熱されると共に、生じた気泡は剥離シ
ートに向かって上昇し、かくして、発泡層においては気
泡がその厚み方向に一様に延びる縦長で均質な発泡構造
体が形成されるのである。
発泡層における発泡構造は形成された気泡が発泡層を厚
み方向に延びる縦長気泡構造が好ましいが、気泡は連続
気泡でも独立気泡でもよい。尚、上記スキン層は発泡構
造体が剥離シートとの界面に剥離シートに融着して形成
した通常厚みが20〜6Q p程度の薄い膜である。
み方向に延びる縦長気泡構造が好ましいが、気泡は連続
気泡でも独立気泡でもよい。尚、上記スキン層は発泡構
造体が剥離シートとの界面に剥離シートに融着して形成
した通常厚みが20〜6Q p程度の薄い膜である。
本発明によれば、以上のようにして得られた発泡構造体
の剥離シートを前記スキン層と共に強制的に剥31目゛
ることにより、その発泡断面を露出させでスェード感を
出現せしめ、かくしてスェード様合成皮革を得るのであ
る。!II l1altシートば前記したように、プラ
スチゾル組成物のゲルとの接着性を高められているので
、これを強制的に剥離するとき、発泡構造体表面の前記
スキン層が剥離シートと共に除去され、かくして、第3
図に示すように、その表面は一様な発泡体断面9を有し
て、天然スェードに酷似するぬめり感を有することとな
る。
の剥離シートを前記スキン層と共に強制的に剥31目゛
ることにより、その発泡断面を露出させでスェード感を
出現せしめ、かくしてスェード様合成皮革を得るのであ
る。!II l1altシートば前記したように、プラ
スチゾル組成物のゲルとの接着性を高められているので
、これを強制的に剥離するとき、発泡構造体表面の前記
スキン層が剥離シートと共に除去され、かくして、第3
図に示すように、その表面は一様な発泡体断面9を有し
て、天然スェードに酷似するぬめり感を有することとな
る。
剥離シートの剥l1S11には、剥離シー1〜を剥離す
るためのニップロールと基材側の積層構造体を保持する
ためのニップロールとが用いられるが、kTましくは、
上記スキン層の強度を弱めて、剥離シートと共に容易に
除去されるように、剥離シート側のニップロールは30
〜70℃程度にm調加熱し、一方、基材側のニップロー
ルは発泡構造の強度を維持して、剥離シートの剥離に際
して発泡構造が破壊されないように10〜30℃程度に
冷却しつつ、剥離角度120°以」二、好ましくは18
0゜以上として剥離シートを剥Allする。必要に応じ
て、ニップロールにより剥離された剥離界面を適宜の加
熱器により加熱して、剥離シー1−の剥Sttを容易に
することもできる。
るためのニップロールと基材側の積層構造体を保持する
ためのニップロールとが用いられるが、kTましくは、
上記スキン層の強度を弱めて、剥離シートと共に容易に
除去されるように、剥離シート側のニップロールは30
〜70℃程度にm調加熱し、一方、基材側のニップロー
ルは発泡構造の強度を維持して、剥離シートの剥離に際
して発泡構造が破壊されないように10〜30℃程度に
冷却しつつ、剥離角度120°以」二、好ましくは18
0゜以上として剥離シートを剥Allする。必要に応じ
て、ニップロールにより剥離された剥離界面を適宜の加
熱器により加熱して、剥離シー1−の剥Sttを容易に
することもできる。
以上のように、本発明の方法によれば、薄い剥離シー1
−にに発泡剤を含有するプラスチゾル・組成物を塗布し
、この」、に基材を圧着した後、加熱してプラスチゾル
をゲル化さゼると共に、発泡剤を発泡さ−lるので、発
泡剤は均一に加熱され°乙分解発泡が均一に行なわれ、
しかも、この際に基祠0 が下面になるように支持して加熱するので、生じた気泡
は剥離シートに向かって−に昇し、かくして、発泡層は
気泡がその厚め方向に一様に縦長に延び従って、剥離シ
ートを発泡層のスキン層と共に剥離することにより、そ
の剥離断面が一様な風合のスェード感を有するスェード
様合成皮革を得る。
−にに発泡剤を含有するプラスチゾル・組成物を塗布し
、この」、に基材を圧着した後、加熱してプラスチゾル
をゲル化さゼると共に、発泡剤を発泡さ−lるので、発
泡剤は均一に加熱され°乙分解発泡が均一に行なわれ、
しかも、この際に基祠0 が下面になるように支持して加熱するので、生じた気泡
は剥離シートに向かって−に昇し、かくして、発泡層は
気泡がその厚め方向に一様に縦長に延び従って、剥離シ
ートを発泡層のスキン層と共に剥離することにより、そ
の剥離断面が一様な風合のスェード感を有するスェード
様合成皮革を得る。
実施例1
サン1−マット処理した厚さ75μのポリエチレンテレ
フタシー1−延伸シート上に、ト表に示す配合1の発泡
性プラスチゾル組成物をバーコーターにて厚め0.15
非に塗布し、140°Cの熱風加熱炉内を2分間通過
させて半ゲル化さ−け、この」−に配合2の中間層用プ
ラスチゾル組成物を0. I O+uの厚みに塗布し、
上記同様に加熱炉内を2分間通過させて半ゲル化させた
。次に、この−1−に配合3の接着用プラスデシル組成
物を0.15IIll+の厚みに塗布した後、直ちに織
布基材を積層圧着し、前記と同しく140℃の加熱炉内
を2分間通過させて半ゲル化さ−U、半製品として巻取
った。
フタシー1−延伸シート上に、ト表に示す配合1の発泡
性プラスチゾル組成物をバーコーターにて厚め0.15
非に塗布し、140°Cの熱風加熱炉内を2分間通過
させて半ゲル化さ−け、この」−に配合2の中間層用プ
ラスチゾル組成物を0. I O+uの厚みに塗布し、
上記同様に加熱炉内を2分間通過させて半ゲル化させた
。次に、この−1−に配合3の接着用プラスデシル組成
物を0.15IIll+の厚みに塗布した後、直ちに織
布基材を積層圧着し、前記と同しく140℃の加熱炉内
を2分間通過させて半ゲル化さ−U、半製品として巻取
った。
次に、この半製品の基材面を下にして、加熱型】1
度範囲150〜I 90 °cの熱風加熱炉内を2分間
通過さ−Uてプラスチゾル組成物のゲル化と発泡剤によ
る発泡を行なわせた後、冷却し、ニップ[1−ルにて1
80°の剥離角度でポリエチレンテレマクレ−1−シー
トを発泡構造体のスキン層と共に剥離した。尚、発泡層
は厚み方向に長く延びる気泡を有する発泡倍率的3.5
倍の構造体であった。
通過さ−Uてプラスチゾル組成物のゲル化と発泡剤によ
る発泡を行なわせた後、冷却し、ニップ[1−ルにて1
80°の剥離角度でポリエチレンテレマクレ−1−シー
トを発泡構造体のスキン層と共に剥離した。尚、発泡層
は厚み方向に長く延びる気泡を有する発泡倍率的3.5
倍の構造体であった。
このようにして得られた合成皮革は毛立らが長く揃って
、風合がよく、表面全体が一様なスェード感を呈してい
た。
、風合がよく、表面全体が一様なスェード感を呈してい
た。
2
(/JE)塩化ビニル樹脂の重合度は165o、可塑剤
にはジオクチルフタレートを、また、発泡剤にはアゾジ
カルボン酸アミドを用いた。
にはジオクチルフタレートを、また、発泡剤にはアゾジ
カルボン酸アミドを用いた。
実施例2
実施例1と同様のポリエチレンテレツクレート14(4
1> I・上に、配合4の発泡性プラスチゾル組成物
をパーコーク−にて厚み0.15 mlに塗布し、14
0℃の熱風加熱炉内を2分間通過さセて半ゲル化させた
後、実施例1と同様に中間層用プラスチゾル組成物及び
接着用プラスチゾル組成物を塗布し、半ゲル化させ、基
布を圧着して半製品を得た。この後、実施例1と同様に
して剥離シートを剥離して、毛立ちが比較的短かく揃っ
た風合のスェード様合成皮革を得ることができた。尚、
発泡層は厚み方向に長く延びる気泡を有する発泡倍率約
4倍の構造体であった。
1> I・上に、配合4の発泡性プラスチゾル組成物
をパーコーク−にて厚み0.15 mlに塗布し、14
0℃の熱風加熱炉内を2分間通過さセて半ゲル化させた
後、実施例1と同様に中間層用プラスチゾル組成物及び
接着用プラスチゾル組成物を塗布し、半ゲル化させ、基
布を圧着して半製品を得た。この後、実施例1と同様に
して剥離シートを剥離して、毛立ちが比較的短かく揃っ
た風合のスェード様合成皮革を得ることができた。尚、
発泡層は厚み方向に長く延びる気泡を有する発泡倍率約
4倍の構造体であった。
図面は本発明によるスェード様合成皮革の製造方法にお
ける各段階の積層体の断面を模式的に示し、第1図はプ
ラスチゾル組成物のゲル化発泡前3 の積層体の断面図、第2図はゲル化発泡後の積層体の断
面図、第3図は剥離シートを剥19111 L、て得ら
れる本発明によるスェード様合成皮革の断面図を示す。 1・・・剥離シート、2・・・発泡性プラスチゾル組成
物、3・・・中間層用プラスチゾル組成物、4・・・接
着用プラスチゾル組成物、5・・・基材、6・・・発泡
層、7・・・樹脂層、8・・・スキン層、9・・・発?
IA体断面。 特許出願人 ハンド−化学株式会社 代理人弁理士牧野逸部 4
ける各段階の積層体の断面を模式的に示し、第1図はプ
ラスチゾル組成物のゲル化発泡前3 の積層体の断面図、第2図はゲル化発泡後の積層体の断
面図、第3図は剥離シートを剥19111 L、て得ら
れる本発明によるスェード様合成皮革の断面図を示す。 1・・・剥離シート、2・・・発泡性プラスチゾル組成
物、3・・・中間層用プラスチゾル組成物、4・・・接
着用プラスチゾル組成物、5・・・基材、6・・・発泡
層、7・・・樹脂層、8・・・スキン層、9・・・発?
IA体断面。 特許出願人 ハンド−化学株式会社 代理人弁理士牧野逸部 4
Claims (1)
- (1) 剥離シートに発泡剤を含有するプラスチゾル
組成物を塗布し、その」二に基材を接着した後、この基
材を下にして加熱発泡させ、次いで、剥離シートを剥δ
1tすることを特徴とするスェード様合成皮革の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11232182A JPS591780A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | スエ−ド様合成皮革の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11232182A JPS591780A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | スエ−ド様合成皮革の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS591780A true JPS591780A (ja) | 1984-01-07 |
JPH0250231B2 JPH0250231B2 (ja) | 1990-11-01 |
Family
ID=14583741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11232182A Granted JPS591780A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | スエ−ド様合成皮革の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591780A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008307734A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Fukuvi Chem Ind Co Ltd | 意匠シートの製造方法及び意匠シート |
CN103469607A (zh) * | 2013-08-23 | 2013-12-25 | 福建宝利特集团有限公司 | 一种人造皮革及其制造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04125878U (ja) * | 1991-04-30 | 1992-11-17 | ジユーキ株式会社 | 縫製品搬送テーブル |
-
1982
- 1982-06-28 JP JP11232182A patent/JPS591780A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008307734A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Fukuvi Chem Ind Co Ltd | 意匠シートの製造方法及び意匠シート |
CN103469607A (zh) * | 2013-08-23 | 2013-12-25 | 福建宝利特集团有限公司 | 一种人造皮革及其制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0250231B2 (ja) | 1990-11-01 |
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