JPS5917694A

JPS5917694A - 料金収納及び釣銭返還装置の硬貨収容室

Info

Publication number: JPS5917694A
Application number: JP7204183A
Authority: JP
Inventors: エドア−ル・ド・クレピ; クロ−ド・リゴ−
Original assignee: JIEJI
Current assignee: JIEJI
Priority date: 1982-04-28
Filing date: 1983-04-24
Publication date: 1984-01-28
Also published as: FR2526188A1; FR2526188B1; EP0092733A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は硬貨を使用する自動販売機等、供与する便宜又
は物品に応じて料金を収納し釣銭を返還する機能を持つ
装置に関し、詳しくはそのような装置の硬貨収容部に関
する。

現在の上記装置には、投入された硬貨（特定の数種類の
何れか、又は任意の組合せ）を調べて金額を確める機構
に接続して硬貨収容部があり、硬貨収容部は、料金納入
を検知した後供与する便宜又は物品の値段に応じて料金
を収納し釣銭を返還する一連の動作に関与しなければな
らない。現在ではマイクロプロセッサを使って、そのよ
うな動作をプログラムし、硬貨の受入とその金額、硬貨
収容部の状態及び供与する便宜又は物品の値段に関する
データと、収納する可き硬貨と返還する可き硬貨の額に
関するデータを正確に処理することが容易である。

然し、硬貨収容部については、数種類の硬貨の受入れ、
はぼ同一水平面内での硬貨の移動、各硬貨の額面と所在
位置の確認、更には収容した硬貨を料金収納又は釣銭返
還のため選択的に取り出すことが可能で、しかも簡単で
信頼性の高い構成を考案することは容易ではない。

本発明の目的は、このような要件を満たす硬貨収容部を
提供することである。

本発明は、受は入れた硬貨の種類を判別した後一枚づつ
順次取入れ用シュートに送る選別機構と、前記シュート
を経て供給された硬貨を収容し収納又は釣銭返還のため
に硬貨を選択的に排出する手段を備えた硬貨収容部を有
する料金収納及び釣銭返還装置の硬貨収容室であり、本
発明の硬貨収容室は、前記取入れ用シュートの下端から
下向きに傾斜して延びる硬貨通路に沿って横方向に連接
した複数の硬貨収容区画で硬貨収容室を構成しその第一
番目の硬貨収容区画が前記シュートの下端に面するよう
に配置し、各収容区画の下部には硬貨保持部材、片側に
は水平支軸を中心に回動可能なシャッタを設け、そのシ
ャッタの下部はシャッタが自然状態の時に前記硬貨保持
部材の上方で硬貨収容区画内に突出する制御部を形成し
、シャッタの上部は自然状態の時には収容区画の外に位
置するが、収容区画入口ち込んだ硬貨の作用でシャッタ
の下部が傾いた時には収容区画入口を閉じる閉鎖部にな
るとともに、既に硬貨を収容している収容区画の上方外
側で硬貨を移動させるためのもので全収容区画内に硬貨
がある時には過剰硬貨排出口に達するシュートの斜面め
構成要素となシ、各収容区画に前記硬貨保持部材を収容
区画から引き出す機能を持つ制御手段を備えて、収納又
は釣銭返還のために各収容区画から選択的に硬貨を下方
の取出し用シュートに排出可能にしたことを特徴とする
ものである。

本発明の硬貨収容室は前記の要件を満たすのみならず、
非常に少いエネルギーで動作可能な態様にすることがで
きる。本発明は有料電話器への応用に特に適しており、
その場合には必要なエネルギーを電話線から得ることが
できる。また、その場合には、各硬貨収容区画の硬貨保
持部材をばねによって硬貨保持位置に保つようにし、そ
の硬貨保持部材用の制御手段としてパルスで働く電磁石
を用い、その電磁石が残留磁気によって硬貨保持部材を
硬貨収容区画から引き出した状態に保ち逆極性のパルス
によって消磁して硬貨保持部材を硬貨保持位置に戻すよ
うにすることが好ましい。硬貨収容室のその他の働きに
必要なエネルギーは重力だけから得られる。

このような実施態様においては、硬貨収容室と、その内
部にあって各収容区画に整然と保持されて予想される釣
銭に備えている硬貨を外部から見えるようにすることが
容易であり、その結果、収容室内の硬貨の額を別途表示
する必要が無くなる。

以下、添付の図面を参照しながら本発明をその一実施例
について更に詳細に説明する。然し、言う才でもなく本
発明は図示の実施例に限定されるものではない。

図示の硬貨収容室の基本的構造部材として二枚の板１及
び２が、収容室に受は入れる硬貨のうち最も厚い硬貨の
厚さより大きい間隔を保つようにスペーサを入れて平行
に配置される。外側の板１は透明な材料の板で、この硬
貨収容室を備える装置の窓に面するようにしである。内
側の板２は不透明板で、その裏面に設ける動作部品及び
制御ならびに電力供給用プリント配線回路の基板の役割
も果している。

装置に投入された各種の硬貨を一枚づつ取り入れるため
のシュート３の下端が硬貨収容室の入口になっている。

このシュート３の上端は、投入された硬貨を識別して各
硬貨について受入拒否信号又は額面表示信号を発生する
選別機構（図示外）の出口に接続している。この選別機
構は多種類の公知の物から選定すれば良く、本発明の範
囲外である。シュート３の両側端は前記選別機構からほ
ぼ垂直に延びる二本のスペーサ３ａ、３ｂで仕切られ、
両スペーサ３ａ、３ｂの間隔は投入予定硬貨のうち最大
外径の物も通過できるように定めである。

硬貨収容室本体は二枚の板１，２０間に配置ｌ〜だ複数
の区画から成っている。これらの区画は下向きに傾斜し
た硬貨通路に沿って並び、第一の区画はシュート３の下
端の直下に位置する。各区画はスペーサ４によって隣接
の区画と仕切られている。この実施例の各スペーサ４に
は突起部４ａ。

４ｂ、４ｃ、４ｄがあり、夫々板１，２の対応する孔に
差し込んである。各スペーサ４の間隔は受入予定硬貨の
うち最大外径の物（第１図でシュート３の直下の第一区
画に収容されている硬貨Ｐ）も各区画に収容できるよう
に定めである。

板２の孔６を通って二枚の板１，２の間の空間に突出す
る二本の細い棒５が、各硬貨収容区画の下部で硬貨を保
持する部材となる。この二本の棒５は、電磁石８の可動
接片８ａに固定した二叉状部材７の端部を折り曲げたも
のである。電磁石８は、全硬貨収容区画に共通で板２に
ねじ１ｏで固定した支持枠に取付けである。可動接片８
ａは引張ばね１１の作用で傾き、その結果硬貨保持部材
５は外側の板１に当って、当該硬貨収容区画に入った硬
貨をその種類に拘わらず保持できる状態になる。第３図
はこのような待期状態を示す。

各硬貨収容区画の入口を開閉するために傾斜可能なシャ
ッタ１２がある。このシャッタ１２は、スペーサ４の突
起部４ｄの孔に通した水平のピン１３を軸にして板２の
背面で回動可能に取付けられている。図示の実施例では
、一本のビン１３が各収容区画のシャツタ１２全部に共
通になっている。各シャッタ１２の下部に形成した複数
の突起部１２　ａ、　１２　ｂ、　１２　ｃは板２の孔
６を通って二枚の板１，２の間の空間に突き出て、斜め
下向きに延びて硬貨保持部材５の上方で外側の板１に接
する。各シャッタ１２の上端には板１，２の方向に張り
出したフランジ部１２ｅがある。このフランジ部１２ｅ
は第３図の待期状態の時は硬貨収容区画の外に位置する
が、第５図に示すように硬貨Ｐが収容区画に落ち込んで
シャッタ１２の下部が回動すると板２の孔１４を通って
二枚の板１，２の間の空間に入り、収容区画入口閉鎖部
材となる。

シャッタ１２には板ばね１２ｆを形成する切欠き部があ
り、この板ばね１２ｆが板２を押した時の反力によって
シャッタ１２は第３図の待期状態になり、シャッタ１２
の上部がその下部より重いためにその状態が保たれる。

シャッタ１２の上部及び下部を夫々てことして考えた時
の両者の長さの比は、厚さが最小の硬貨が収容区画に入
った時（第５図の場合）でも前記のフランジ部１２ｅが
確実に収容区画入口を閉じるように設定される。

シャツタ１２下部の突起部１２ａ、　１２ｂ、　１２ｃ
には適度の弾力性を持たせて、硬貨収容区画の入口が閉
じた状態の時に比較的厚い硬貨も硬貨保持部材５に接触
した静止位置に止まるようにすることが望捷しい。

以上の説明から判るように、この硬貨収容室に硬貨が一
枚づつ到着すると横方向に並んだ硬貨収容区画のうち空
の区画が順次硬貨を受は入れ、硬貨が入った各区画のシ
ャッタ１２の上部フランジ部１２ｅは次の硬貨を次の区
画に向かって転がり又は滑り移動させる斜面を構成する
。全部の収容区画に硬貨が入っている時は、全区画のシ
ャッタのフランジ部１２ｅ全体が構成する傾斜通路（矢
印１５）が、過剰の硬貨を装置利用者に返還するだめの
硬貨受皿に達するシュート（図示外）につながることに
なる。捷た、利用者は求める便宜又は物品の料金を投入
する前に、装置の前回動作の結果として硬貨収容区画の
少くとも一部が空いている状態を目視で確めることがで
きる。

選別機構で判別された硬貨の一枚が何れかの硬貨収容区
画に入ると、その収容区画に硬貨が存在することは、こ
の実施例の場合、その区画の板ばね１２ｆと板２背面の
プリント配線回路に含まれる接点１６の電気的接触によ
って検知される。このために、プリント配線回路には各
収容区画用の接点１６に個別に接続する導電路Ｐ１と、
全収容区画に共通のピン１３を導体として利用して全収
容区画のシャッタ１２と接続するように硬貨収容室のス
ペーサ４の突起部４ｄと半田で接合した導電路Ｃ１があ
る。便宜又は物品の供与後、料金収納又は釣銭返還のた
め硬貨を収容室から選択的に取り出す時は、選択した一
つ又は複数の収容区画の電磁石８を一時的に励磁する。

励磁された各電磁石の可動接片８ａは電磁石の方向、即
ち収容区画と反対方向に動いて、収容区画下部にあった
硬貨保持部材５ｆｔ、引き出し、その結果その収容区画
内にあった硬貨は重力で落下する。各収容区画から落下
した硬貨は、転がり又は滑り移動用の傾斜通路１７に達
し、硬貨収容室の出口まで矢印１８の方向に進む。その
後は、硬貨の取シ出しが収納のためか釣銭返還のためか
によって、公知のスイッチ装置（図示外）の働きで硬貨
を収納部又は返還用シュートに案内する。

省エネルギーの見地から、電磁石８は残留磁気方式の物
にすることが好ましい。そうすれば、可動接片８ａを引
き寄せる際に一時的に通電するだけで、硬貨排出過程の
間は残留磁気によって可動接片が第６図に示す位置に保
持される。電磁石８に通電すると、硬貨保持部材５を形
成する二又部０３１：材７はシャッタ下部の裏側突起部１２ｇと共に動き、第
６図に示すようにこの突起部１２ｇは硬貨収容区画から
外に出る。従って、収容区画内にあった硬貨はシャッタ
によって妨げられることなく、確実に排出される。

硬貨排出過程が終ると、当該硬貨収容区画の電磁石８に
励磁用パルスと逆極性のパルスを供給して消磁すること
によって、その区画の動作部品を第３図に示す待期状態
に戻す。第４図に示すように、電磁石８への電力供給用
プリント配線回路は、各電磁石に個別に接続した導電路
Ｅ１と全電磁石に共通の導電路Ｃ２から成る。各電磁石
のコイルの両端子は導電路Ｃ２と接続した導体１９及び
導電路Ｅ１と接続した導体２０に夫々半田付しである。

硬貨収容室の裏％１１の壁となる板２をプリント配線回
路の基板として利用することによって、収容室背面の電
気配線が非常に簡略化され、収容室の機械的動作部品と
収容室の制御及び状態検知用電気配線の間で干渉が起こ
るおそれが無くなる。

本発明の思想から外れない範囲で、以上説明しＡｐＯ→ た実施例を多様に変更できることは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図から第６図までは本発明の一実施例である硬貨収
容室を示し、第１図は収容室内の連接した四つの硬貨収
容区画を示す正両立面図、第２図は第１図の■−■方向
の部分断面図、第３図は硬貨収容区画のシャッタ及び壁
面の中心線に沿って部分的断面にした側面図で、待期状
態の時のシャッタ及び硬貨保持部材の位置を示し、第４
図は第３図の矢印ＴＶ力方向ら見た硬貨収容区画背面立
面図、第５図は第３図と同じ側面図で収容区画に硬貨を
収容した状態を示し、第６図は第３図と同じ側面図で収
容区画から硬貨を排出した時の状態を示す。１・・・硬貨収容区画表側の板、２・・・硬貨収容区画裏側の板、４・・・スペーサ、５・・・硬貨保持部材、８・・・電磁石、１１・・・引張ばね、１２・・・シャッタ、１２ｅ・・・シャッタ上部フランジ部、１２ｆ・・・板
ばね、１６・・・接点、ＣＩ、Ｃ２，Ｅｌ、ＰＬ・・・配線、Ｐ・・・硬貨特許出願人　ジエジ代理人　弁理士　　森　崎　俊　明ＦＩＧ、３１ヤｅＦＩＧ、４２ｅ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）受は入れた硬貨の種類を判別した後一枚づつ順次
取入れ用シュートに送る選別機構と、前記シュートを経
て供給された硬貨を収容し収納又は釣銭返還のために硬
貨を選択的に排出する手段を備えた硬貨収容部を有する
料金収納及び釣銭返還装置において、前記取入れ用シュ
ート（３）の下端から下向きに傾斜して延びる硬貨通路
に沿って横方向に連接した複数の硬貨収容区画で硬貨収
容室を構成しその第一番目の硬貨収容区画が前記シュー
トの下端に面するように配置し、各硬貨収容区画の下部
には硬貨保持部材（５）、片側には水平支軸を中心に回
動可能なシャッタ（１２）を設け、そのシャッタの下部
はシャッタが自然状態の時に前記硬貨保持部材の上方で
硬貨収容区画内に突出する制御部（１２ａ、１２ｂ、１
２ｃ）を形成し、シャッタの上部（１２ｅ）は自然状態
の時には硬貨収容区画の外に位置するが、硬貨収容区画
に落ち込んだ硬貨の作用でシャッタの下部が傾いた時に
は硬貨収容区画入口を閉じる閉鎖部になるとともに、既
に硬貨を収容している硬貨収容区画の上方外側で硬貨を
移動させるだめのもので全硬貨収容区画内に硬貨がある
時には過剰硬貨排出口に達するシュートの斜面の構成要
素となり、各硬貨収容区画に前記硬貨保持部材（５）を
硬貨収容区画から引き出す機能を持つ制御手段（８，８
ａ）を備えて、収納又は釣銭返還のために各硬貨収容区
画から選択的に硬貨を下方の取出し用シュートに排出可
能にしたことを特徴とする硬貨収容室。
（２）各硬貨収容区画の前記硬貨保持部材（５）がばね
によって硬貨保持位置に保たれ、前記制御手段（８，８
ａ）がパルスで働く電磁石であって、その電磁石が残留
磁気によって前記硬貨保持部材を硬貨収容区画から引き
出した状態に保ち逆極性のパルスによって消磁して前記
硬貨保持部材を硬貨保持位置に戻すことを特徴とする特
許請求の範囲第１項に記載の硬貨収容室。
（３）前記硬貨保持部材（５）と前記シャッタ（１２）
の下部が一定方向に連動し、硬貨排出指令信号に応じて
前記硬貨保持部材が後退すると同時に前記シャッタの下
部が後退することを特徴とする特許請求の範囲第１項又
は第２項に記載の硬貨収容室。
（４）　　各硬貨収容区画の前記シャッタ（１２）の」
一部が板ばね（１，２ｆ　）を形成し、その板げねが当
該硬貨収容区画の壁面に当って前記シャッタを傾斜状態
に１〜で硬貨収容区画の入口を開き、その傾斜状態が重
力によつで保たれることを特徴とする特許請求の範囲第
１項、第２項又は第３項に記載の硬貨収容室。
（５）前記複数の硬貨収容区画全部に共通でプリント配
線回路の基板ともなっている一枚の壁板（２）があり、
各硬貨収容区画の前記シャッタ（］２）に対して、前記
プリント配線回路は当該シャッタが閉位置の時に閉じて
、硬貨収容区画内に硬貨が存在する時の接続状態を元に
戻す回路を含むことを特徴とする特許請求の範囲第１項
から第４項までの何れかに記載の硬貨収容室。
（６）前記プリント配線回路が、各硬貨収容区画の前記
制御手段（８，８ａ）と力る電磁石全部に共通の電路と
個々の電磁石用の電路を含み、両型路が各電磁石の二つ
の端子に夫々接続されることを特徴とする特許請求の範
囲第５項に記載の硬貨収容室。