JPS59175592A - 薄膜el素子 - Google Patents
薄膜el素子Info
- Publication number
- JPS59175592A JPS59175592A JP58049905A JP4990583A JPS59175592A JP S59175592 A JPS59175592 A JP S59175592A JP 58049905 A JP58049905 A JP 58049905A JP 4990583 A JP4990583 A JP 4990583A JP S59175592 A JPS59175592 A JP S59175592A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- oxygen
- film
- gas
- silicon carbide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y02B20/181—
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明はアモルファス質の水素化炭化ケイ素薄膜を用
いた薄膜EL素子に関する。
いた薄膜EL素子に関する。
薄膜EL素子として、ナト2メチルシラン(TM8)
ガスの低圧グロー族を分゛解により得られるアモルフ
ァス質の水系化炭化ケイ素薄膜を発光層に用いたものが
知られている。この薄膜BL素子は、その発光スペクト
ルが可視光領域全体にありカラー素子可能な白色を呈す
るため注a′されている。
ガスの低圧グロー族を分゛解により得られるアモルフ
ァス質の水系化炭化ケイ素薄膜を発光層に用いたものが
知られている。この薄膜BL素子は、その発光スペクト
ルが可視光領域全体にありカラー素子可能な白色を呈す
るため注a′されている。
しかしながらテトラメチ々シシンのみを原料ガスとした
場合、得られる薄膜EL素子は輝度が低く実用化には問
題が残されていた。
場合、得られる薄膜EL素子は輝度が低く実用化には問
題が残されていた。
本発明は上記事情に鑑みて為されたもので、高輝度の薄
膜EL素子を提供する事を目的とする。
膜EL素子を提供する事を目的とする。
本発明は、発光層として酸素を含んだアモルファス質の
水素化炭化ケイ素薄膜を用いることを基本とし、この薄
膜中に含まれる酸素濃度を、原子比 X = 0/(84+C+0 )を用いて0.3≦X≦
0.55 の範囲に設定したことを特徴とする。
水素化炭化ケイ素薄膜を用いることを基本とし、この薄
膜中に含まれる酸素濃度を、原子比 X = 0/(84+C+0 )を用いて0.3≦X≦
0.55 の範囲に設定したことを特徴とする。
上記の如き薄膜は、ケイ素(Si)、炭素(C)、水素
()L)および酸素(0)を主成分とする低圧の原料ガ
ス、例えばテトラメチルシシンと酸素ガスの混合ガスを
グロー放電分解させることにより一得られる。
()L)および酸素(0)を主成分とする低圧の原料ガ
ス、例えばテトラメチルシシンと酸素ガスの混合ガスを
グロー放電分解させることにより一得られる。
本発明によれば水素化炭化ケイ素薄膜への酸素の添加に
より薄膜EL累子の高輝度化が図られ、特に薄膜中の酸
素濃度を最適範囲に設定することで極めて高輝笈のEL
素子を得ることができる。
より薄膜EL累子の高輝度化が図られ、特に薄膜中の酸
素濃度を最適範囲に設定することで極めて高輝笈のEL
素子を得ることができる。
又上記酸素濃度の最適範囲においては、グロー放電分解
による膜堆積速度も酸素を含まない膜に比べて著るしく
増大し、EL素子のコストダウンにつながる。
による膜堆積速度も酸素を含まない膜に比べて著るしく
増大し、EL素子のコストダウンにつながる。
第1図に示す装置を用いアモルファス質の水素化炭化ケ
イ素薄膜形成を行なった。先ずボンベl内のキャリアガ
ス(He)を流量調節器2によって50SCCMK調節
後、恒温槽5内の原料であるテトラメチルシランS i
(CH3)4を充てんしであるシリンダー3に導入し
、バブリングさせる。
イ素薄膜形成を行なった。先ずボンベl内のキャリアガ
ス(He)を流量調節器2によって50SCCMK調節
後、恒温槽5内の原料であるテトラメチルシランS i
(CH3)4を充てんしであるシリンダー3に導入し
、バブリングさせる。
キャリアガスはHeの他Ne、kr等の不活性ガス、あ
るいはH2ガスでも良い。この時恒温槽温度は、−20
°Cに保たれており、シリンダー出口4では、その温度
に相当する蒸気正分のテトラメチルシラン(本実施例で
は7.58CCM )が上記キャリアガスに含まれる事
になる。さらにこのガスにボンベl内の02カスを流量
調節器6により9 SCCMに設定して混合させチャン
バ9に導入する。このとき原料カスの総流量は流量計8
によってモニターできる。
るいはH2ガスでも良い。この時恒温槽温度は、−20
°Cに保たれており、シリンダー出口4では、その温度
に相当する蒸気正分のテトラメチルシラン(本実施例で
は7.58CCM )が上記キャリアガスに含まれる事
になる。さらにこのガスにボンベl内の02カスを流量
調節器6により9 SCCMに設定して混合させチャン
バ9に導入する。このとき原料カスの総流量は流量計8
によってモニターできる。
本実施例ではこの総流量を66.5SCCMとする。
次に排気系13でチャンバ9内ガス圧を0.1−5.0
Torrの低圧、例えば1. OTorr K保ツタ
後、チャンバ9内の上部電極lOと接地電極12との間
に、外部電源14かも0.1〜2W/7、好ましくはI
W/CI/lの「f電力(13,56MHz )を印
加する。こうしてグロー放電分解により、接地された下
部電極12上の透明導電膜付きガラス基板ll上に酸素
を含む水素化炭化ケイ素薄膜を堆積させた。なお下部電
極12は加熱されており、これにより基板温度を200
℃に設定した。この時得られた薄膜への組成は、原子比
を用いて、X=O/Si +C+0=0.45 、 Y
=Si /C=0.5であった。この薄膜Aの水銀ラン
プ(2541nm)照射時の7オトルミネツセンス(P
L )スペクトルを第2図に示す(実線)。破線は上記
作製条件において酸素を原料ガスに混合させないで作製
した薄膜B(組成Y= Si /C= 0.4 )のP
Lスペクトルである。第2図は、酸素を含ませることに
より発光層の発光効率が著しく高(なることを示してい
る。
Torrの低圧、例えば1. OTorr K保ツタ
後、チャンバ9内の上部電極lOと接地電極12との間
に、外部電源14かも0.1〜2W/7、好ましくはI
W/CI/lの「f電力(13,56MHz )を印
加する。こうしてグロー放電分解により、接地された下
部電極12上の透明導電膜付きガラス基板ll上に酸素
を含む水素化炭化ケイ素薄膜を堆積させた。なお下部電
極12は加熱されており、これにより基板温度を200
℃に設定した。この時得られた薄膜への組成は、原子比
を用いて、X=O/Si +C+0=0.45 、 Y
=Si /C=0.5であった。この薄膜Aの水銀ラン
プ(2541nm)照射時の7オトルミネツセンス(P
L )スペクトルを第2図に示す(実線)。破線は上記
作製条件において酸素を原料ガスに混合させないで作製
した薄膜B(組成Y= Si /C= 0.4 )のP
Lスペクトルである。第2図は、酸素を含ませることに
より発光層の発光効率が著しく高(なることを示してい
る。
第3図は、第1図に示した装置の流量調節器6を調節し
、様々な酸素濃度を有する水素化炭化ケイ素薄膜を形成
した時の各酸素濃度における相対PL効率(実線)と膜
堆積速度(破線)を示す。同図で示される様に、発光効
率は酸素濃度とともに増大するが、酸素濃度がある値以
上大きくなると減少する。また堆積速度は酸素#度の増
加とともに増大する。
、様々な酸素濃度を有する水素化炭化ケイ素薄膜を形成
した時の各酸素濃度における相対PL効率(実線)と膜
堆積速度(破線)を示す。同図で示される様に、発光効
率は酸素濃度とともに増大するが、酸素濃度がある値以
上大きくなると減少する。また堆積速度は酸素#度の増
加とともに増大する。
第3図のデータから、特に発光効率の高い薄膜EL素子
を得るには、酸素濃度として適当な範囲が存在し2.0
.3≦X≦0.55とすればよいことがわかった。この
範囲内の膜については、堆積速度も従来法による場合よ
りも極めて大きい。特に好ましくは0.35≦×≦0.
5 の範囲である。
を得るには、酸素濃度として適当な範囲が存在し2.0
.3≦X≦0.55とすればよいことがわかった。この
範囲内の膜については、堆積速度も従来法による場合よ
りも極めて大きい。特に好ましくは0.35≦×≦0.
5 の範囲である。
尚、第2図および第3図では、実験の容易さのためPL
発光強度を測定している□が光励起の代わりに交流電界
を与えれば同じ特性を示すEL発光が得られること明ら
かである。
発光強度を測定している□が光励起の代わりに交流電界
を与えれば同じ特性を示すEL発光が得られること明ら
かである。
第4図は具体的な本発明の実施例のEL素子である。即
ちカラス基板4I主面上にはまず透明導電膜(ITO)
42をスパッタリングあ之いは電子ビーム蒸着により
堆積させる。次にこの透明導電膜42上に前記作製条件
でX=0.45 、 Y=0.5 となる酸素を含む水
素化炭化ケイ素薄膜43を1μm堆積する。その後耐圧
を高めるため強誘電体であるY2O3膜44を1000
λ〜2000A程度電子ビーム蒸着により形成し、そ1
7)、1KA7を極、5 を蒸着して薄膜EL素子を得
る。この薄膜EL素子の発光しきい値vthは50Vで
あり、これは酸素を含まない膜を用いた場合に比べて約
1/2と著るしく低く、また発光輝度もきわめて高いも
のである。
ちカラス基板4I主面上にはまず透明導電膜(ITO)
42をスパッタリングあ之いは電子ビーム蒸着により
堆積させる。次にこの透明導電膜42上に前記作製条件
でX=0.45 、 Y=0.5 となる酸素を含む水
素化炭化ケイ素薄膜43を1μm堆積する。その後耐圧
を高めるため強誘電体であるY2O3膜44を1000
λ〜2000A程度電子ビーム蒸着により形成し、そ1
7)、1KA7を極、5 を蒸着して薄膜EL素子を得
る。この薄膜EL素子の発光しきい値vthは50Vで
あり、これは酸素を含まない膜を用いた場合に比べて約
1/2と著るしく低く、また発光輝度もきわめて高いも
のである。
尚上記実施例においては原料ガスとしてTMSを用いた
が、この他シラン+メタン、シラン+エタン、トリエチ
ルシラン等を使用できる。また第4図においては、発光
層の上に絶縁膜を介して電極を設けたが発光層の下にも
絶縁膜を介在させてもよく、更にこれらの絶縁膜を除い
て発光層の上下に直接電極を接触させる構造としてもよ
い。
が、この他シラン+メタン、シラン+エタン、トリエチ
ルシラン等を使用できる。また第4図においては、発光
層の上に絶縁膜を介して電極を設けたが発光層の下にも
絶縁膜を介在させてもよく、更にこれらの絶縁膜を除い
て発光層の上下に直接電極を接触させる構造としてもよ
い。
第1図はグロー放電分解法による膜作製装置を示す図、
第2図は第1図の装動−により得られた薄膜発光層のP
L強度の特性図、第3図は同じく酸素の膜中濃度とPL
発光効率を示す特性図、第4図は本発明の一実施例の薄
膜EL素子の断面図である。 4Z・・・ガラス基板、4 z−0,I T O膜、4
3.。 酸素を含む水素化炭化ケイ素薄膜(発光層)、44・・
Y2O,膜、45・・・AJ電極。 第1図 第2図 メ長(nm) 第3図 10「 。■ 第4図
第2図は第1図の装動−により得られた薄膜発光層のP
L強度の特性図、第3図は同じく酸素の膜中濃度とPL
発光効率を示す特性図、第4図は本発明の一実施例の薄
膜EL素子の断面図である。 4Z・・・ガラス基板、4 z−0,I T O膜、4
3.。 酸素を含む水素化炭化ケイ素薄膜(発光層)、44・・
Y2O,膜、45・・・AJ電極。 第1図 第2図 メ長(nm) 第3図 10「 。■ 第4図
Claims (1)
- 発光層を酸素が添加された7アモルファス質の水素化炭
化ケイ素薄膜により構成し、この薄膜中の酸素濃度を、
原子比X=Q/(8i+c+o )を用いて0.3≦X
≦0.55 の範囲に設定したことを特徴とする薄膜
EL素子。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58049905A JPS59175592A (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | 薄膜el素子 |
EP83305431A EP0104846B1 (en) | 1982-09-27 | 1983-09-15 | Thin film electroluminescence device and method of manufacturing the same |
DE8383305431T DE3370565D1 (en) | 1982-09-27 | 1983-09-15 | Thin film electroluminescence device and method of manufacturing the same |
US06/532,977 US4594528A (en) | 1982-09-27 | 1983-09-16 | Thin film electroluminescence device and method of manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58049905A JPS59175592A (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | 薄膜el素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59175592A true JPS59175592A (ja) | 1984-10-04 |
Family
ID=12844021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58049905A Pending JPS59175592A (ja) | 1982-09-27 | 1983-03-25 | 薄膜el素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59175592A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01102894A (ja) * | 1987-10-14 | 1989-04-20 | Canon Inc | 電界発光素子及びその製造方法 |
JPH01112693A (ja) * | 1987-10-23 | 1989-05-01 | Minolta Camera Co Ltd | 発光素子およびその製造方法 |
-
1983
- 1983-03-25 JP JP58049905A patent/JPS59175592A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01102894A (ja) * | 1987-10-14 | 1989-04-20 | Canon Inc | 電界発光素子及びその製造方法 |
JPH01112693A (ja) * | 1987-10-23 | 1989-05-01 | Minolta Camera Co Ltd | 発光素子およびその製造方法 |
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