JPS59175432A - ジヒドロ葉酸溶液の安定化方法 - Google Patents

ジヒドロ葉酸溶液の安定化方法

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JPS59175432A
JPS59175432A JP4893383A JP4893383A JPS59175432A JP S59175432 A JPS59175432 A JP S59175432A JP 4893383 A JP4893383 A JP 4893383A JP 4893383 A JP4893383 A JP 4893383A JP S59175432 A JPS59175432 A JP S59175432A
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JP
Japan
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fah2
solution
cyclodextrin
methotrexate
dhfr
Prior art date
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JP4893383A
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JPH0328200B2 (ja
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Hiroyuki Tsubota
博幸 坪田
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YATORON KK
Mitsubishi Kagaku Iatron Inc
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YATORON KK
Mitsubishi Kagaku Iatron Inc
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジヒドロ葉酸の溶液の安定化に関する。
さらに本発明の他の目的はこのようにして得られたジヒ
ドロ葉酸を基質として用いることによってメントレキセ
イトの測定を簡単かつ正確に実施できるようにすること
にある。
メントキセイトはアミツブゾリンの商品名で古くから白
血病等の腫瘍に対する化学療法剤として使用されてきた
が、最近はさらにメソトレキセイトの拮抗剤であるロイ
コボリンとの併用で極めて多層のメントレキセイI−を
用いる治療が行なわれるようKなった。この場合副作用
の予測あるいは防止に体液中のメントレキセイトの量を
絶えず測定することが不可欠であり、そのため従来に増
して簡便かつ正確な測定法が望まれている。従来の測定
法には、高速液体クロマトグラフィ、ラジオイムノアッ
セイ、螢光光度法等があるがいずれも検査の前処理や複
雑な操作が必要で一般の施設で簡単に実施することは困
難である。才だこれらのほかメソトレキセイトの酵素ジ
ヒドロフォレイトレダクターゼ(以下DHFRという)
に対する阻害作用を利用してメントレキセイトを測定す
る酵素法があり次第に実用化されてきた。この方法は公
知であるが本発明の目的に係っているのでその概要を述
べる。
酵素DHPRは次の反応を触媒する。
(FAH2)           (FAH4)注)
NADPI(2:ニコチンアミドアデニンジヌクレオチ
ドリン酸の還元型 NADP   : ニコチンアミドアデニンジヌクレオ
チドリン酸の酸化型 ここで、メソトレキセイトの存在下に本反応を行なわせ
るとメソトレキセイトの量に比例してDHFRの阻害が
起シ、メソトレキセイトと結合したDHPRは不活性化
し残存する活性D HFRによって本反応が進行する。
従ってNADPH2の波長340amにおける吸光度を
測定しその減少から本反応の進行すなわち残存DHFR
の活性値を求め、その割合もしくは酵素量よシメントレ
キセイトの量を求めることができる。
本方法によるメントレキセイトの測定の場合は血清をそ
のまま使用でき、操作も簡便で臨床検査に適しているが
、試薬の安定性に問題があシ、試薬を夫々単一のものと
して個々に分けて保存しておき使用時に調製せねば彦ら
ない不便があった。
特にDHFRの基質として使用するFAH2の水溶液の
不安定なことは従来よシ解決の方法がなく本方法の大き
な欠点となっていた。
本発明者等は種々研究の結果、β−シクロデキストリン
を添加することによって安定なFl(2水溶液が得られ
ることを発見し本発明を完成すると共に本発明を利用す
ることによって従来のメントレキセイト測定の欠点を除
去することに成功した。
次にこれらについて試験例によシ説明する。
試験例1 β−シクロデキストリンの濃度とF A H2の安定性
との関係: FAH2の定量は前述のDHFRを用いる酵素法による
1、試薬 (1)  150 mMKcA l 0 mM 2−メルカプトエタノールを含む100
 mM )リスーHCt緩衝液(pH7,5)(2) 
  NADPH2,Om9 DHFRO,05u を試薬(1)緩衝液lOプに溶解する。
2、操作 FAH2を濃度0.05■/−程度に試薬(1)緩衝液
に溶解して検体とする。検体0.2 mA!に試薬(2
) 2.0 mAを加え25℃、5分間加温し、反応後
波長340nmの吸光度(0Da) を測定する。次に
試薬ブランクとして試薬(1) 0.2 mlを検体の
代シに採シその他は検体測定の場合と同様に操作し吸光
度(opb )を測定する。次に検体ブランクとして検
体0.21nlK試薬(2)の代シに蒸留水2.0dを
加える他は検体測定の場合と同様に操作し吸光度(OD
c )を測定する。FAH2の量は次の式から算出する
ただし、MW : F’AH20分子量(y)ε : 
NADPH、FAH2混合時の分子吸光係数V :全容
量(d) V :検体量(m、) d :セル径(crn) F :希釈倍数 上記の測定法によシβ−シクロデキストリンの種種の濃
度におけるFAH2の活性を測定した。β−シクロデキ
ストリンは0.15 MKC4,0,14NaN3を含
む0.1M!−リスー HC1緩衝液(p’47.5)
にW/V % テ添加した。またF’AH2は濃度0.
5■/ralに調製したものを用いた。25℃で、1〜
3日間保存した後のFAH2の残存活性を測定しその割
合を第1図に示す。
この結果から明らかなようにβ−シクロデキストリンの
添加の効果はその濃度に比して増加し溶解限度の2.0
〜2.5 q6w、”vで最大となるが実質的には0.
5〜2.54 W/Vの範囲で使用可能である。
試験例2 β−シクロデキストリンと他の安定化剤:FAH2の安
定化剤としてアスコルビン酸等の還元剤が知られておシ
、その還元性によってFAI2の酸化を防いで安定化剤
の働きをしているが、アスコルビン酸は濃度を高くする
とたしかに安定効果は増進するが同時にFAH2の溶解
性を著しく損なうので実際には濃度0.05%程度で使
用せざるを得ない。
アスコルビン酸0.05%とβ−シクロデキストリン1
%の添加による夫々の場合のFAH2の安定性を測定し
た結果を第2図に示す。試験は試験例IVC準じて行な
った。この結果がらβ−シクロデキストリンがアスコル
ビン酸に較べ極めて有効であることが明らかである。
次に本発明を実施して行なわれるメソトレキセイトの測
定方法およびその効果について参考例等によシ説、明す
る。
参考例 メントレキセイトの測定 1、 試薬 (1)トリス緩衝液 150 mMKcLo、14 N
aN3 をloOrnM  )リス−HCAに溶解して−を7.
5とする。
(2)酵素液    0.25 mM NADPH51
1/1DHFR をトリス緩衝液に溶解する。
(3)基質液    1.1 mM FAH21,0係
   β−シクロデキストリンをトリス緩衝液に溶解す
る。
(4)  メントレキセイト標準液 I X 10−7Mメソトレキセイト水溶液(表示値を
付す) 2、 操作 酵素液1m1i25℃に予加温する。検体0.1 r/
Llまだはメソトレキセイト標準液0.1コを加え25
℃、1分加温後、基質液0.1 mを加え反応を開始す
る。基質液添加2分後から2分間の波長340nmの吸
光度の差を測定する。次に対照として検体の代シに蒸留
水0.1 mlを用い同様に測定を行なう。
メントレキセイト含量は次の計算式により算出する。
検体のメソトレキセイト値= 次にメソトレキセイト標準液を用いて同様の方法で作成
したメソトレキセイトの検量線を第3図に示す。これに
よると濃度1.5X10−7Mまで直線性が得られるこ
とが分る。
次に本発明を実施した参考例の基質液(FAH2)の安
定性を調べた試験結果は第4図の通シである。
この試験では基質液を25℃で1日、3日、6日間保存
したものを用い保存期間中に変化したFAJ(2の量お
よびその量の変化がメ ソトレキセイト測定に及ばず影
響について調べた。
上記基質液を用い、夫々新鮮なトリス緩衝液、酵素液を
用いて参考例の操作法に従って当該例の対照に相当する
試験を行ない、その吸光度差をDHFR感度とする。ま
た基質液中の基質の量を試験例1の方法によって測定し
FAH2とする。第4図ではFAH2の量を残存活性の
最初の濃度(1,1mM)に対する100分率で表わし
である。この図の2及び4からβ−シクロデキストリン
を添加した場合は3日保存のものでもFAH2の量が5
0チを越えているのに反し、無添加の場合は3日保存の
ものは殆ど残存活性がなくなることが分る。このことは
β−シクロデキストリンの添加が基質の安定化に極めて
有効であることを示している。まだ、メントレキセイト
の測定の場合、DHPR感度は第4図の1及び3からF
AH2の量が50%を切ると急激に低下することが明ら
かで、この面からもβ−シクロデキストリンの添加はD
HFRの感度を3倍延ばすことになる。いずれにしても
β−シクロデキス) IJンの安定剤としての添加が極
めて有用であることが分る。また本発明の基質液は凍結
乾燥品とすることが可能で他の試薬と共にキット製品と
する場合便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はβ−シクロデキストリン(β−CD)添加濃度
とジヒドロ葉酸の残存活性(安定性)との関係を示すグ
ラフであシ、第2図はβ−CDと他の安定化剤とのソヒ
ドロ葉酸安定性に関する比較結果を示すグラフである。 l・・・無添加、2・・・0.5 my/rrtlアス
コルビン酸、3・・・1%β−CD0 第3図はメソトレキセイトの検量線を示す。第4図はβ
−CD添加によるジヒドロフォレイトレダクターゼの感
度及びジヒドロ葉酸の安定性を示すO 1・・・無添加DHPR感度、2・・・無添加FAH2
,3・・・lチβ−CDDHFR感度、4・・・1チβ
−CDFAH2゜第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. β−シクロデキストリンを添加することを特徴とするジ
    ヒドロ葉酸溶液の安定化方法。
JP4893383A 1983-03-25 1983-03-25 ジヒドロ葉酸溶液の安定化方法 Granted JPS59175432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4893383A JPS59175432A (ja) 1983-03-25 1983-03-25 ジヒドロ葉酸溶液の安定化方法

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JP4893383A JPS59175432A (ja) 1983-03-25 1983-03-25 ジヒドロ葉酸溶液の安定化方法

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JPS59175432A true JPS59175432A (ja) 1984-10-04
JPH0328200B2 JPH0328200B2 (ja) 1991-04-18

Family

ID=12817056

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JP (1) JPS59175432A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4931442A (en) * 1987-12-07 1990-06-05 Holger Blum Stabilized aqueous folic acid preparation
US5455236A (en) * 1992-07-13 1995-10-03 Eprova Aktiengesellschaft 5,10-methylenetetrahydrofolic acid-cyclodextrin inclusion compounds

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4931442A (en) * 1987-12-07 1990-06-05 Holger Blum Stabilized aqueous folic acid preparation
US5455236A (en) * 1992-07-13 1995-10-03 Eprova Aktiengesellschaft 5,10-methylenetetrahydrofolic acid-cyclodextrin inclusion compounds

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JPH0328200B2 (ja) 1991-04-18

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