JPS59173636A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はいわゆる電子レンジ等の高周波加熱装置の安全
装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来からこの種の高周波加熱装置には調理開始ボタンを
操作することによシ調理開始機構をロックし、ドアー開
放レバーにより、ドアーを開くと共に、調理開始機構を
解除するものがあったが、これらは調理開始機構の解除
に力を必要とするためドアー開放レバー等の力を利用し
直接調理開始機構を動作させ解除していたため、その構
成面で大きな制約があった。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、ドアーキー
の回転力に文ってのみ電源回路を開閉制御するスイッチ
を装置運転状態に保ち、ドアー、キーの動作により運転
状態を解除する構成にすることにより、本体にドアー開
放機構を有しない構成のもの、すなわちドアー自体にド
アーキーの操作ボタンを有し、ドアーを開放する構成の
ものにも同構造が使用しうるために、諸欠点否−解消し
、更に安全性の向上を図ったものである。

発明の構成 上記の目的全速するため不発１９］の高周波加熱装置は ■　本体側に設けたロック手俊゛と係合するドアーキー
はドアーの上下に２ヶ構成し、且つ２ケのキーを連結棒
により連動し、２ケのキーが連動して運くように構成し
た。

■　高周波発振器の電源回路を制σ１１１するスイッチ
はドアーキーによりスイッチ作動下・段を介１．て動作
させるよう構成した。

■　スイッチ作動手段はドアーキー及びドアーキー保持
手段により動作され、ドアーを閉じた時ドアーキーの力
によりドアーキーが本体とロックし、父上配電源回路を
制御スるスイッチが動作する直前にてドアーキー保持手
段により保持されるように構成し、高周波発振器を作動
する時にはドアーキー保持手段を移動し、スイッチ作動
手段の保持を解除するとドアーキーによりスイッチ作動
手段は移動し、上記の電源回路を制商１するスイッチを
閉じるように構成した。

■　高周波発振器運転中にドアーを開くと、すなわちド
アーキーがそのロックを解除される方向に力が加わると
、ドアーキーの二部によりスイッチ作動手段は上記■の
方向と反対方向に移動し、電源回路を制御するスイッチ
を開くように構成した。

■　ドアーが閉じられ、スイッチ作動手段が、ドアーキ
ー保持手段に保持された時には、ドアーキー保持手段の
支点に対し、スイッチ作動手段か加えるモーメントと、
ドアーキー保持手段の保持を解除するために必要とする
モーメントの方向を逆向きになるように、ドアーキー保
持手段の支点及びスイッチ作動手段の保持点（作用点）
は構成されている。

以上のように構成されているため、ドアーが閉じられた
時にドアーキー保持手段に加わるモーメントがドアース
イッチ作動手段の保持を解除する方向と逆向きであるた
め、ドアー開閉時の衝撃に対しても誤動作することがな
い。又ドアーキーの動きによシドアースイソチ作動手段
を上下するため、ドアスイッチ作動手段の動きは、ドア
ーキーの動きと完全に一体となり動作するため、ドアー
の開閉とドアースイッチ作動手段の動きすなわち電源回
路を制御するスイッチの開閉か完全に一致し、ドアーを
開いた時のスイッチの復゛野不良等の誤動作を生じるこ
とのない安全な調理開始及び停止機構を有する高周波加
熱装置を提供しうるものであり、又ドアーキーの動作に
よってのみ調理停止が可能であるものであり、本体にド
アー開放手段を有し、レバーによシドアースイッチ作動
手段を動作し、ドアーキーのロックを角イ除するものの
みでなく、ドアー自身にドアーキーのロック角イ除手段
を有するものにおいても実施が可能であるため、応用範
囲が広い調理開始及び停市機能を有する高周波加熱装置
を提供しうる覗のである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について、図面に基づいて説明
する。

第１図、第２図は高周波加熱装置の構成を示す図であり
、２４５　ｏ　ＭＨｚのマイクロ波を発振する高周波発
振器１は金属製の導波管２とアンテナ３によって結合さ
れている。高周波発振器１より導波管２の内部に放射さ
れた高周波は導波管２の内部を伝播し、更に加熱室４の
内に放射される。加熱室４に放射された高周波は加熱室
４の内に置かれた調理物５に吸収され、調理物５の内部
より調理物５を誘電加熱する。又高周波発振器１は内部
゛損失による自己加熱があり、発振中は常に故障防止の
ためブロアーファン６によって冷却されている。ドアー
を閉じた時ドアーを本体側にあるロック機構と係合し、
又加熱室４の前面には後述のスイッチ作動手段を動作す
るだめのドアーキー２１を有する開閉自在のドアγが構
成され加熱室側面には電気部品室８があシ、高周波発振
器１、ブロアーファン６、高周波発振器に高圧を印加す
るための高圧トランス９、高圧コンデンサ１０が位置す
る。

電気部品室の前面には操作パネル１１が構成され、タイ
マ一つまみ１２．調理開始ボタン１３等を有する。

第３図は高周波加熱装置の制御回路であり、電源プラグ
１４は高周波加熱装置を構成する電気部品の短絡、地絡
や後述するインター［］−ツクの溶着時の過度のマイク
ロ波の漏洩を防１１・する／ζめショートスイッチ１８
の動作により溶断するヒユーズ１５に接続されている。

更にヒユーズ１５はドア７の開閉によって接点が開閉す
る２ケの電源回路を開１閉制飢１するスイッチ（以下イ
ンターロックスイッチと称す）１６．タイムスイッチ１
７を介して高圧トランス９の一次巻線に接続される。

高圧トランス９の１次巻線の両端にはブロアーファン６
と前述のインター口ｙり１６の溶着時に回路全体を不動
作状態にするショートスイッチ１８゜タイムスイッチ１
７を作動するタイマーモーター１９、及び加熱室４の内
部を明るくするだめのランプ２ｏが接続されている。電
源プラグ１４のもう一方の端子は高圧トランス９０１次
巻線に接続されている。

高圧トランス９に印加された交流電力は高圧トランス９
によりステップアップされ高圧電力となりその高圧電力
は高圧コンデンサ１０と高圧ダイオード２２で構成され
る倍電圧整流回路により倍電圧整流された高圧直流電力
に変換され高圧発振器１に供給される。高周波発振器１
に供給された高圧直流電力は高圧トランス９に設けられ
たヒーター巻線２４により高周波発振器１のヒーターを
加熱されることにより、高周波に変換され、アンテナ３
より放射され、前述のように調理物を加熱する。

第４図はドアー７の構造図でちり、その内部に−に下そ
り、それに構成されたドアーキー２１．その２つのドア
ーキーを連結する連結棒２３．ドアー開放ボタン２４及
びドアスプリング２５を備えている。ドアーキー２１は
それぞれ支点を中心としてドアースプリング及び連結棒
Ｖこより右方向のモーメントが加わり後述のドアーロッ
ク手段とかみあっている。ドアーのロックを解除するた
めにはドアー開放ボタン２４によりドアーキー２１に左
方向のモーメントを加えてやることにより行なう。

第５図はドアー上部に構成されたドアーロック手段（土
）２６であり、ドアー全閉じるとドアーキーか挿入され
前記のドアースプリングによりドアーキーＴを下方に引
くためロック手段にかみあうと共にスイッチレバー２７
を押すことにより前述のインターロックスイッチ１６−
’１をＯＮする。

第６図はドアー下部に構成されたドアーロック手段の斜
視図であり、ドアーロック手段本体２８゜ドアーロック
手段本体の内部にはドアーキーの力により上下にスライ
ドするスイッチ作動手段２９及びスイッチ作動手段を下
から押し上げる安全スプリング３０を有し、又ドアーロ
ック手段本体の側面にはドアーキー保持手段３１をとり
つけるためのドアーキー保持手段取付軸３２を有し、ド
アーキー保持手段はその軸を中心として回転自在であり
、コイルスプリング３３により右方向のモーメントを加
えられている。

第７図はスイッチ作動手段の形状を示す断面図であり、
Ｕ字形にしてドアーキーと嵌合するドアーキー嵌合部３
４．ドアーキー保持手段との接触部３５及びカム形状の
インターロックスイッチ作動部３６から構成されている
。

第８図はドアーキー保持手段３６の斜視図であり、ドア
ーキー保持手段は、Ｌ字型をしたスイッチ作動手段の保
持部３６−１．調理開始手段の挿入部３６−２及び取付
軸受３６−３を有し、Ｌ字型のスイッチ作動手段の保持
部３６−１は取付軸受のセンター位置３２の垂線に対し
３ｍｍ〜３０騎の間の寸法だけセンターをずらし、スイ
ッチ作動手段を保持した状態では取付軸に対し回転モー
メントが加わるようにし、かつその回転モーメントはス
イッチ作動手段の保持部３６−１の縦壁をスイッチ作動
手段にあてて保持している。このためドアーが閉じられ
た時のスイッチ作動手段へ加わる衝撃はスイッチ作動手
段の保持部３６−１の縦壁がストッパーとなり、ドアー
開閉時にその衝撃によりスイッチ作動手段を解除すると
いったようなことはないように構成されている。すなわ
ち、スイッチ作動手段を保持している時及びドアーの開
閉時に加わる衝撃によシドアーキー保持手段の軸受部に
加わる回転モーメントは調理開始ＩＬ″ｊにドアーキー
保持を解除するために加グーられる回転モーメントとは
逆方向になるように構成されてい、る。

第９図は調理開始手段の斜視図であり、調理開始ボタン
３７．及び軸受部を有し回転自在の操作レバー３８を有
す。操作レバー３８の先端は、前述の）パアーキ〜保持
手段の調理１ｊｉＪ始手段の挿入部３６−２に挿入され
ているため、調理開始ボタン３７を押すと、操作レバー
ｆａｔ　軸受を中心ＶＣ回転し、ドアーキー保持手段を
回転させ、スイッチ作動手段及びドアーキーの保持を解
除することができ、このためインターロックスイッチを
閉じ、高周波加熱装置は調理を開始する。

第１０図はドアーキー保持手段の位置とスイッチ作動手
段及びインターロックスイッチの関連を示す図であり、
これを用いて十記Ｉ′１１１１′成における作用につい
て説明する。

第１０図Ａはドアーを開いた時の状態を示し、スイッチ
作動手段２９は前述の安全スプリング３゜により上へ押
し上げられている。

第１０図Ｂｔｒｉドアーを閉じた時の状態を示し、ドア
ーに下に設けられた２個のドアーキーが本体に設けられ
たロック手段２８に係合し、その中に設けられたスイッ
チ作動手段２９を押し下げる。

押し下げられたスイッチ作動手段２９はドアーキー保持
手段３６に保持される。上記保持部はＬ字型をしており
、ドアーキー保持手段の軸受部のセンターの垂線上より
３闘〜３ｏｍｍずらされて構成されているため、ドアー
キー保持手段の軸受部にはドアーキーバネにより回転モ
ーメントが加えられるが、上記り字型の保持部の縦壁が
スイッチ作動手段にあたり、縦壁がストッパーの役目を
はたしている。このため、ドアー開閉時のドアーキー保
持部に加わる衝撃は、回転モーメントに変えられ上記縦
壁にて吸収される。この時インターロックスイッチは作
動されないま捷で保たれている。

第１０図Ｃは本体の操作パネル部に設けられた調理開始
ボタンを押し、操作レバーを介してドア−キー保持部を
軸受部を中心として回転し、スイッチ作動部の保持を解
除した時の状態を示す。

調理開始ボタンを押された時は、」−記の第１０図Ｂの
状態にて示されたスイッチｆ１：動手段をドアーキー保
持手段が保持している時にドアーキー保持手段の軸受部
に加わる回転モーメントと逆向きの回転モーメントが生
じるためにドアーキー保持手段を着転させ、保持を解除
することができる。

保持を解除するとスイッチ作動手段はドアニキーの力に
より押し下げられ、第１０図Ｃに示すようにインターロ
ックスイッチは作動され、タイムスイッチ１７がセント
された状態では高圧トランス９に電圧が印加され、高周
波加熱装置は調理を開始する。又調理中にドアーに設け
られたドアー開放ボタン２４を押すと上下２制作ドアー
キーは連結棒にて直結しているため２個のドアーキーは
押し上げられ、同時にドアーキー２１がスイッチ作動手
段２９を押し上げインターロックスイッチを開き調理を
終了する０又別のドアー開放機構を設けた例として本体
側に設けられたレバーによシ直接スイッチ作動手段を押
し上げてドアーを開き、インターロックスイッチ１６−
２を開き、調理を終了することも可能である。

このように本実施例によれば、ドアー開閉時の衝撃に対
し誤動作することもなく、ドアーキー２１の本体ロック
手段との係合とインターロックスイッチの動作の関係が
完全に一致するため、スイッチの復帰不良等のない安全
な調理開始及びドアー開放手段を有する高周波加熱装置
を提供できると共に、各種ドアー開放機構についても応
用できるため部品の標準化にも効果があシ、生産性の向
上も図ることができる。

発明の効果 以ヒのように本発明によれば次の効果を得ることができ
る。

（１）　　ドアー開閉時の衝撃に対し誤動作することの
ない安全な高周波加熱装置を提供することをできる。

（２）　　ドアーキー自身にて電源回路を制御するスイ
ッチを開閉するためドアーキーの本体ロック手段への係
合と電源回路を開閉制御するスイッチの動作の関係が完
全に一致し、スイ、ノチの復帰不良のない安全な高周波
加熱装置を提供することかできる。

（３）　　ドアー自身にドアー開放機能を有する装置又
は装置本体にドアー開放レバーを有する装置にも応用で
きるため部品の標準化に効果かあり生産性の向上を図る
ことができる。

（４）機構的な調理開始手段を有せず、電気的な調理開
始手段を有する装置への改造はドアーキー保持手段及び
調理開始手段をとり除くことにより実施可能であり、電
気曲調１ＩＪｊ開始丁段を有する装置との部品の共用化
率も非常に高くこの面でも生産性が高く多機種生産に適
し、た高周波加熱装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の高周波加熱装置ｒｌの開扉状態の斜視
図、第２図は同様断面図、第３図は同回路図。 第４図は本発明のドアー構造を示す断面図、第６図は本
体上部のロック手段を示す要部拡大断面図。 第６図は本体下部のロック手段を示す斜視図、第７図は
スイッチ作動手段の形状を示す断面図、第８図はドアー
キー保持手段の斜視図、第９図は調理開始手段の斜視図
、第１０図はドアーキー保持手段の位置とスイッチ作動
手段及び電源回路を開閉制作ルするスイッチの関連を示
す図である。 １・・・・・高周波発振器、４・・・・・加熱室、６・
・・・・・ブロアーファン、７・・・・・ドアー、９・
・・・・高圧トランス、１３−　＝’調理開始ボタン、
１６　＝−−インターロックスイッチ、２１°°°゛ド
アーキー、２３°゛゛°。 連結棒、２４・・・・・・ドアー開放ボタン、２８°°
°゛°゛ドア一ロツク手段、２９　°゛′°スイッチ作
動手段、３１・・パ°ドアーキー保持手段、３７・・・
・・調理開始ボタン。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 り２４ 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図 第１０図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ０）食品を収納する加熱室を内部に備えた本体、前記加
   熱室へ高周波を給電する高周波発振器と、加熱室前面に
   設けた開閉自在のドアーと、ドアーに装着されドアーの
   開成時に不体側に設けたロック手段と係合するドアーキ
   ーと、前記高周波発振器の電源回路を開閉側ｉ印するス
   イッチと、前記本体１ｊｉｌ＋に操作可能に設けらｉシ
   た調理開始手段と、前記ドアーキー及び調理開始手段に
   より前記スイッチのアクチュエーターの移動力向に対し
   直角方向に動きスイッチを動作させるスイッチ作動手段
   と、前記本体側又はドアーｌ１ｆｉｌｌに操作可能に設
   けられたドアー開放手段を備え、ドアーが閉成され、ド
   アーキーがロック手段に係合し、且つ前記調理開始手段
   が操作された時、スイッチ作動手段が移動して、前記電
   源回路を開閉制御するスイッチを動作すると共に、前記
   ドアー開放手段が操作された時は、ドアーキーがロック
   手段から係合状態を解くと共にドアーキーの一部によシ
   スイソチ作動手段を逆方向に移動させ前記スイッチを開
   成する構成とした高周波加熱装置。 （２）前記ドアーキーはドアーの上下２ケ所に設けられ
   、２ケのキーはそれぞれ支点を有し、又連結棒により連
   動して支点を中心として、バネにより、ｏ　’７り手段
   と係合する方向に回転力を有する構成とした特許請求の
   範囲第１項記載の高周波加熱装置。 ゛（３）前記調理開始手段は本体に設けられた調理開始
   ボタン、支点を中心に回転自在のドアーキー保持手段、
   前記調理開始ボタンと連動し、ドアーキー保持手段を操
   作する操作レバーとを備え、前記ドアーキー保持手段は
   、ドアーが閉じられた時ドアーキーをロック手段と係合
   状態に保、ち、且つスイッチ作動手段がスイッチを動作
   させない状態に保持すると共に、調理開始ボタンが操作
   された時、操作レバーと連動して動き、ドア−キー保持
   を解除し、その結果としてドアーキーの力によりスイッ
   チ作動手段が移動し、前述の電源回路を開閉制御するス
   イッチを閉じるように構成した特許請求の範囲第１項記
   載の高周波加熱装置。 （４）前記ドアーキー保持手段は、支点を中心に回転自
   在であり、バネによりスイッチ作動手段の保持が解除し
   ない方向に付勢されており、操作レバーによりバネカ以
   上の力が加わった時のみスイッチ作動手段の保持を解除
   する構成にすると共にドアーキー保持手段の支点に対し
   、スイッチ作動手段の保持した時に加わる力のモーメン
   トの方向が解除の方向に加わるモーメントとは反対の方
   向になるように構成し、ストアーキー保持手段は前記ス
   イッチ作動手段を保持した時に加わるモーメントに対し
   固定するためのストッパーを備“え、ドアーを閉じだ時
   のドアーキーの衝撃に対して解除方向のモーメントが加
   わることを防ぐ構成とした特許；、１ｆ求の範囲第１項
   記載の高周波加熱装置。