JPS59172460A - 2−アミノエチルメルカプタンの製造法 - Google Patents

2−アミノエチルメルカプタンの製造法

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JPS59172460A
JPS59172460A JP4560283A JP4560283A JPS59172460A JP S59172460 A JPS59172460 A JP S59172460A JP 4560283 A JP4560283 A JP 4560283A JP 4560283 A JP4560283 A JP 4560283A JP S59172460 A JPS59172460 A JP S59172460A
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JP
Japan
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aminoethyl
salt
thiosulfate
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aminoethyl mercaptan
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JP4560283A
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Hiroki Kuroda
黒田 宏紀
Akihiko Miyadera
宮寺 彰彦
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Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2−アミノエチルメルカプタンを製造するた
めの新規な製法に関するものである。
2−アミノエチルメルカプタン(鉱酸塩)は医薬として
有用なパンテチン等の中間体として極めて有用な物質で
ある。
上記2−アミノエチルメルカプタンの製造法としては種
々あるが1代表的な方法としては。
次の様な方法が挙げられる。
(イ) エチレンイミンと硫化水素の反応による方法。
(特開昭55−111459) (ロ)チアゾリジン類をハロゲン化水素酸で加水分解す
る方法。(特公昭5O−29444)(ハ)オキサゾリ
ン類に硫化水素を反応させた後。
塩酸水溶液で加水分解する方法。
(特公昭57−80100) に) アミノアルキル硫酸エステルと水硫化アルカリ及
び硫黄とを反応させる方法。
(特公昭56−54314) しかし、これ等の方法を含む公知の方法ではそれぞれの
工業的観点からなお種々の問題点が残されている。
例えば、(イ)及び(ハ)の方法では1発癌2性のある
エチレンイミンや有害な硫化水素を使用している点、仲
)で用いられる原料のチアゾリジン類はやはりエチレン
イミンから誘導される事、に)の方法では、酸化体のジ
スルフィド類(例えばシスタミン等)の副生が避は難い
等、原料の安全性及び反応液の純度(副生物の抑制)に
ついて。
なお問題を含む方法である。
そこで9本発明者等は、使用する原料が安全な化合物で
あり、且つジスルフィド類の副生じない高純度な反応液
が得られる2−アミノエチルメルカブタンの有利な製造
方法について種々検討した。その結果、5−2−アミノ
エチルチオ硫酸塩に1通常の還元剤を反応させる事によ
す、容易ニ且つ全く副生物(ジスルフィド体)を伴わな
いで目的とする2−アミノエチルメルカプタンが生成す
るという極めて興味ある事実を見い出し本発明を完成し
た。
本発明の詳細な説明すると、まず原料となる5−2−ア
ミノエチルチオ硫酸又はその塩は。
通常次式に従ってエタノールアミンがら容易に合成 NH,・OR,OH,5−8o、H (又はC1,Br、工等のハロゲンを表わす)する事が
出来る。(LZ、 Lechea、 E、M、Hard
y 、 J、Org。
(3hem、 20 475〜487 (1955))
 S −2−7ミノエチルチオ硫酸は、融点(分解点)
195〜196℃の白色結晶であり、工業的観点がらも
極めて安定で取り扱い容易な化合物である。
一方、この5−2−アミノエチルチオ硫酸又はその塩は
、酸性で加水分解されると2−アミノエチルメルカプタ
ンを得られる事も公知の事実である(特開昭57−62
251)。しかし。
この酸加水分解では、室温の様な緩和な条件では反応が
進行せず、一般には塩酸及び硫酸水溶液の加熱還流の如
き苛酷な氷解条件を必要とする。そのため、2−アミノ
エチルメルカプタンの生成と共に必然的に酸化によって
生じる2量体(ジスルフィド体)の副生が避は難く、酸
加水分解で得られる反応液には9通常10〜20%のビ
ス(2−アミノエチル)ジスルフィドの共存を余儀なく
される。
そこで1本発明者等は、この取り扱い容易な872−ア
ミノエチルチオ硫酸塩を原料とする2−アミノエチルメ
ルカプタンの製造に際してこの様な難点を避ける有利な
方法について種々検討した結果、還元剤と反応させる事
により。
容易且つ高純度で目的とする2−アミノエチルメルカプ
タンの得られる事を見い出した。
本発明の方法を実施するには、5−2−アミノエチルチ
オ硫酸又はその塩の含水溶液に水溶媒中でも反応可能な
通常の還元剤を添加して室温下で短時間反応させればよ
い。
例えば、還元剤としては、特に水素化ポウ素ナトリウム
、トリーπ−ブチルポスフィン、2−メルカプトエタノ
ール等が優れており、その使用量は原料に対して1〜5
倍モル、反応時間は0.5〜2時間で充分である。種々
の還元剤での結果と参考例として塩酸加水分解結果とを
表1に示す。
表1 (注) 収率は高速液体クロマトグラフィーにて分析し
た値。
この様にして得られた反応液には1通常の加水分解で副
生ずるジスルフィド体が共存していないため1合成中間
体として用いるには1分離精製が不要となり1反応液そ
のま−の状態で使用可能である。特に医薬として有用な
パンテチン製造に際しては、還元反応終了後、目的中間
体である2−アミノエチルメルカプタンを単離する事な
く1反応液のま\使用することにより繁雑な分離工程が
省略でき、極めて大きい工業的価値を示す。
勿論この還元反応終了液より通常の手段により2−アミ
ノエチルメルカプタンの単離も可能である事は言うまで
もない。
以上詳述した如く1本発明の方法は、工業的に取り扱い
容易な5−2−アミノエチルチオ硫酸塩を原料として、
それに通常の還元剤を短時間反応させるだけでジスルフ
ィド体の副生を全く伴わず目的物質である2−アミノエ
チルメルカプタンを高純度に得る事が出来る工業的に極
めて有利な製造方法である。
以下、実施例をあげて説明する。
実施例1 S−2−アミノエチルチオ硫酸15.729を0、IN
−水酸化ナトリウム400−に溶解し。
水素化ホウ素ナトリウム7.579を加え室温にて80
分間攪拌する。この反応液を高速液体クロマトグラフィ
ーで分析したところ、2−アミノエチルメルカプタンは
7.879 (収率95.5%)であり、ビス(2−ア
ミノエチル)ジスルフィドは全く認められなかった。
この反応終了液に塩化バリウムニ水塩 24.43gを加え、二規定塩酸で弱酸性まで中和した
後、析出した不溶物を濾去し、濾液を減圧乾固する。残
渣をメタノール共沸した後、エタノール250−で抽出
、減圧乾固し、イソプロパツールで再結晶して融点70
〜72℃の2−アミノエチルメルカプタン塩酸塩を得た
。本品は工R,NMRで標品と同定した。
実施例2 S−2−アミノエチルチオ硫酸15.729とトリーn
−ブチルホスフィン80.49を10%含水メタノール
400−に加え、室温にて1.5時間攪拌する。反応終
了後メタノールを留去し水を加、tてからクロロホルム
で洗浄し水層を分取する。この水層を高速液体クロマト
グラフィーで分析したところ、2−アミノエチルメルカ
プタンは7.71g(収率100%)であり、ビス(2
−アミノエチル)ジスルフィドは全く認められなかった
この水層を弱塩基性イオン交換樹脂ダイヤイオンWA−
21に通液し流出液を塩酸で弱酸性まで中和し減圧乾固
する。残渣をイソプロノぐノールで再結晶し融点70〜
72℃の2−アミノエチルメルカプタン塩酸塩を得た。
本品は工R11iMRで標品と同定した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 5−2−アミノエチルチオ硫酸又はその塩を還元するこ
    とを特徴とする2−アミノエチルメルカプタンの製造法
JP4560283A 1983-03-18 1983-03-18 2−アミノエチルメルカプタンの製造法 Granted JPS59172460A (ja)

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JPS59172460A true JPS59172460A (ja) 1984-09-29
JPH0339055B2 JPH0339055B2 (ja) 1991-06-12

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