JPS59170580A

JPS59170580A - 電磁弁

Info

Publication number: JPS59170580A
Application number: JP4296883A
Authority: JP
Inventors: Kenji Masuda; 益田　健次; Nobumasa Nakaso; 信正中曽
Original assignee: Molten Corp
Current assignee: Molten Corp
Priority date: 1983-03-14
Filing date: 1983-03-14
Publication date: 1984-09-26
Also published as: JPS6153589B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、気体、液体等を媒体とする流体回路の断続を
制御する電磁弁に関する。

従来技術第１図及び第２図は、従来例に係る電磁弁の典型的構造
を示し、（１）は、円筒形等筒状シリンダー、（２）は
、このシリンダー（１）内に移動可能な状態に収納され
た弁棒で、鉄等磁性体にて形成される。シリンダー（１
）の図中上端には、ストッパー（６）が、また下端には
、弁機能部（４）が設けられている。

（５）は、ストッパー（６）と弁棒（２）上端との間に
設けられ、弁棒（２）を図中下方に弾性押圧するバネ体
である。弁機能部（４）は、弁棒（２）下端に固定され
た球体（６）及びシリンダー（１）下端に設けられた弁
座（７）にて構成される。（８）は、弁棒（２）を吸引
し、バネ体（５）の発力に抗してシリンダー（１）上方
に移動させる電磁コイルで交流電源にて駆動される。（
９）（１０）は、それ排それ吸入管、非出管である。

かかる構造の電磁弁は、第１図に示すように電磁コイル
（８）への通電が遮断されたとき、弁棒（２）がバネ体
（５）の弾性力によって図中下方へ押圧され、球体（６
）は弁座（７）に当接して、流路は遮断される。

他方電磁コイル（８）に通電されたときは、第２図に示
すように、弁棒（２）は、バネ体（５）の売方に抗して
上方へ吸引され、ストッパー（６）に衝突して停止し、
球体（６）は弁座（ハから離れ、吸入音（９）から刊−
出費００）への流路が形成される。

かかる構造の電磁弁にあっては、電磁コイル（８）の付
勢時（弁開放時）弁棒（２）がストッパー（６）に＆ｆ
突したとき、及び電磁コイル（８）の付勢解除時（弁閉
鎖時）バネ体（５）売方により球体（６）が弁座（力に
衝突したとき、Ａｔ突音を発し、特に前者による音が大
きいという問題が生じている。例えば、上記構造の電磁
弁を冷佐庫に冷媒として使用されるフレオンガスの流動
制御用として使用したとき、この衝撃音は、使用者に不
快感を与え、商品価値を低下させる原因となっている。

このような問題に対処するため、従来例えば、ストッパ
ー（３）と弁棒（２）の当接部に軟質緩衝材を介在させ
ることも考えられるが、かかる場合、′電磁コイル（８
）が発熱すること、及びうなり背が発生するといっ新た
な欠点が現われ実用化には至っていない。この場合、発
熱は、軟質緩衝材が磁気的な絶縁体であることに起因し
、またうなり音は、弁棒（２）の軟質緩衝材への当接時
発生する微小振動（交流電源周波数に一致）に起因する
ものと考えられる。

ざらに、前述の如さ構造にあっては、弁開放時、開放状
態を保持するために電磁コイル（８）を通電し続けなけ
ればならず、消費電力が増加するという問題がある。

発明の目的本発明は、筒状シリンダーと弁棒の間に発生する衝突音
を減少させ、かつ同時に電磁コイルの発熱阻止及びうな
り音の発生を阻止することを目的とする。

また本発明は、電磁コイルの付勢を弁棒移動時のみ行な
うことにより消費電力の節減を図ることを目的とする。

発明の構成本発明は、弁棒を内蔵する筒状シリンダーの外周に、第
１及び第２の電磁フィルを並列配置し、上記弁棒と上記
シリンダーの当接部に磁化された緩衝材を介在せしめて
なる電磁弁において、上記第１の電磁コイルは、上記弁
棒を上記筒状シリンダーの当接部に当接させる場合にの
み付勢され、かつ上記弁棒の上記当接部への当接状態は
上記緩６１の磁性によって保持され、上記弁棒の上記当
接部からの離脱は上記第２の電磁コイルの付勢により行
なわれることを特徴とする電磁弁に関するものである。

実施例第６図は、本発明実施例に係る電磁弁を示す。図中、第
１図及び第２図に示す従来例と同一部分については、同
一番号を付して説明を省略する。図において、（１１）
は弁棒（２）の上端に固定された磁化処理された緩衝材
で、磁性粉を混入したゴム或は合成樹脂にて構成され、
弾力を付与されている。この緩衝材（１１）として、例
えば鐘淵化学工業株式会社製造のカネ力フラツクス（商
品名）を使用することができる。（１２）（１３）は、
弁棒（２）の上端及び下端付近に取りつけられたゴム等
よりなる○リングで（５）、弁棒（２）の移動の際、その横ブレを防止する作用を
なす。（８１）ｌま弁開放時動作する第１の電磁フィル
、（８，、）は、この第１の電磁コイル（８１）に並列
配置された第２の電磁コイルである。

本実施例では、筒状シリンダー（１）は、その中心軸が
略垂直方向に配置され、バネ体（５）（第１図）は備え
ていない。かかる構成において、第１の電磁コイル（８
１）が付勢されると、弁棒（２）は、これに吸引されて
シリンダー（１）上端のストッパー（６）に緩衝材０１
）を介して衝突する。それ故、その衝撃は、緩衝材（１
１）にて緩和され、大きな衝突音が発生することはない
。また衝突後弁棒（２）には、緩衝材（１１）による吸
引力がはたらくから、弁棒（２）の微小振動は阻止され
ると同時に、弁棒（２）はこの緩衝材（１１）の磁性に
より保持される。従って第１の電磁コイル（８１）は、
弁棒（２）移動直後に付勢解除される。一方、第２の電
磁コイルへ）が付勢されると、弁棒（２）は、このコイ
ル鵠）に吸引されて、シリンダ（１）との当接部から離
脱し、球体（６）が弁座（力に当接して弁は閉鎖される
。この弁閉鎖状態は、弁棒（２）の自重にて保持（６）させることができるから、弁棒（２）移動直後、第２の
■Ｌ電磁コイル８２）の付勢を解除することができる。

第２の電磁コイル（８２）の伺勢による弁閉鎖動作は、
第２の７ｕ磁コイル（Ｅ！２）の付勢力及び弁棒（２）
の自重を利用するため、第２の■Ｌ電磁コイル８２）の
磁力は第１の′ｄｔ磁コ磁層イル］）のそれに比較して
小さく抑えることができ、実際には弁棒（２）を砕術拐
（１１）がら離脱させるのみで足りる。この場合、弁棒
（２）は自重にて落下し弁座（７）に術突するが、この
とき発生ずる衝突音は、従来例におけるバネ体（５）（
第１図）の売方を利用した場合に発生するＭｉ突音に比
較して格段に小さい。この弁閉鎖時発生する働突音をさ
らに減少せんとすれば、球体（６）及び／若しくは弁座
（７）を、ゴム、プラスチック等弾性拐にて構成すれば
よい。

ここで、第１及び第２の電（みコイル、８１Ｘ８２）と
弁作（２）の配置６関係につき説明する。第１の電磁コ
イル（８１）は、弁棒（２）を図中上方に移動させるも
のであるから、弁棒（２）の中心より図中上方に、また
第２の′電磁コイル（８２）は、弁棒（２）を図中下方
に移動させるものであるから、弁棒（２）の中心より図
中下方に配置される。

前述の実施例では、筒状シリンダー（１）の中心軸が垂
直となるよう電磁弁を配置した場合につき説明したが、
シリンダー（１）中心軸が水平となるよう配置したとし
ても、その動作に特別の問題は生じない。ただ、この場
合には弁閉鎖時における第２の電磁コイル（８２）の吸
引力を、前述の実施例における場合より僅か大きく設定
し、かつ弁閉鎖状態を維持すべく、第２の電磁コイル（
８２）に通電し続けなければならない。それ故、実際に
は弁閉鎖作用に弁棒（２）の自重が利用できるよう、シ
リンダー（１）に若干の傾斜をもたせることが好ましい
。

前述の例では、磁化された緩’ａ　ｖＪ（１１）を弁棒
（２）上端に固定した場合につき説明したが、このほか
弁棒（２）上端とこれに当接するシリンダー（１）内面
の両方、或はシリンダー（１）内面にのみ取りつけても
、同様の効果を得ることができる。

また筒状シリンダー（１）　、　！吸入管（９）及び排
出管Ｑｏ）として、プラスチック等金属に比し軟質の材
料を使用すれば、衝突音はこれらの部分で吸収されるか
ら、騒音の発生は、より一層抑制されることになる。

発明の効果本発明は、筒状シリンダーと弁棒の間に磁化された緩衝
材を介在させたものであるから、弁棒のシリンダーに対
する衝突音を従来に比し格段に低下させることが可能と
なる。また本発明によれば、緩衝材が磁化されているか
ら、弁棒吸引時弁棒の微小振動をとめ、これに起因する
うなり音の発生を阻止することができ、かっ弁棒をその
磁力により吸引保持させることができる。これにより、
第１の′電磁コイルは、弁棒駆動直後、その付勢を解除
することが可ａヒとなり、消費電力の節減が図られる。

ざらにまた緩衝材により磁束を弁棒に収束させることが
できるから、弁棒の電磁コイルに対する応答速度を向上
させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、従来例断面図、第５図は、本発明
実施例断面図である。（９）（１）・・・筒状シリンダー（２）・・・弁　棒（３）
・・・ストッパー　　（４）・・・弁機能部（５）・・
・バネ体　　　（６）・・・球　体（ハ・・・弁　座　
　　　（８１）・・・第１の電磁コイル（へ）自・第２
の電磁コイル（９）・・・吸入管（１０）・・・排出管
　　　　０１）・自緩衝材（］２）　（１３）−・・０
リング特許出願人モルテンゴム工業株式会社代表者民秋史也（１０）

Claims

【特許請求の範囲】

１、　筒状シリンダー、該筒状シリンダー内に移動可能
に収納された磁性体よりなる弁棒、上記筒状シリンダー
外周に並列配置され上記弁棒の移動を制御する第１及び
第２の電磁コイル、上記筒状シリンダーと上記弁棒の当
接部において上記弁棒及び／若しくは上記筒状シリンダ
ーに取りつけられた磁化された緩衡材、上記弁棒の移動
により開閉動作する弁機能部を備えてなる電磁弁におい
て、上記第１の′電磁コイルは、上記弁棒を上記筒状シ
リンダーの当接部に当接させる場合にのみ付勢され、か
つ上記弁棒の上記当接部への当接状態は、上記紛衝材の
磁性によって保持され、上記弁棒の上記当接部からの離
脱は上記第２の電磁コイルの付勢により行なわれること
を特徴とする電磁弁