JPS5916948Y2 - 電子オルガンの鍵装置 - Google Patents
電子オルガンの鍵装置Info
- Publication number
- JPS5916948Y2 JPS5916948Y2 JP7285878U JP7285878U JPS5916948Y2 JP S5916948 Y2 JPS5916948 Y2 JP S5916948Y2 JP 7285878 U JP7285878 U JP 7285878U JP 7285878 U JP7285878 U JP 7285878U JP S5916948 Y2 JPS5916948 Y2 JP S5916948Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- lock body
- guide bush
- electronic organ
- deforms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電子オルガンの鍵装置に関する。
元来、ピアノの鍵タッチは鍵を押した瞬間比較的大きな
動作力を必要とし、それによりアクションを介してハン
マを動作させるとその動作力は急激に減少する。
動作力を必要とし、それによりアクションを介してハン
マを動作させるとその動作力は急激に減少する。
これに対し電子オルガンの鍵タッチは第１図に示すよう
に鍵１をスプリング８に抗して押すため第２図に示すよ
うに初期圧力に続いて直線的に変化を示す。
に鍵１をスプリング８に抗して押すため第２図に示すよ
うに初期圧力に続いて直線的に変化を示す。
従ってピアノに慣れた者にとって電子オルガンの演奏は
しにくいし、逆に電子オルガンに慣れた者にあってはピ
アノの演奏はしにくいという不都合があった。
しにくいし、逆に電子オルガンに慣れた者にあってはピ
アノの演奏はしにくいという不都合があった。
また、電子オルガンの鍵タッチをピアノのそれに近づけ
ようとする離鍵時、鍵の戻りがゆっくりになり演奏に障
害となるという問題が生じた。
ようとする離鍵時、鍵の戻りがゆっくりになり演奏に障
害となるという問題が生じた。
本考案は電子オルガンの鍵タッチをピアノのそれに近似
させ、上記の不都合を排除すると共に離鍵時の鍵の復帰
を速やかにすることを目的とするもので、錠本体１を断
面コ字形に形成して内空２を形成し、該内空２の側内側
壁３，３をガイドピン４に取付けたゴムその他の弾性体
からなるガイドブツシュ５に案内させる式のものにおい
て、前記側内側壁３，３に前記ガイドブツシュ５の摺動
に抵抗する膨隆部６を設けると共に、前記ガイドブツシ
ュ５に錠本体１の側内側壁３，３の摺動により押鍵時に
は錠本体１の幅方向に変形して離鍵時には錠本体１の高
さ方向に変形するような形状の突出部７を設けたことを
特徴とする。
させ、上記の不都合を排除すると共に離鍵時の鍵の復帰
を速やかにすることを目的とするもので、錠本体１を断
面コ字形に形成して内空２を形成し、該内空２の側内側
壁３，３をガイドピン４に取付けたゴムその他の弾性体
からなるガイドブツシュ５に案内させる式のものにおい
て、前記側内側壁３，３に前記ガイドブツシュ５の摺動
に抵抗する膨隆部６を設けると共に、前記ガイドブツシ
ュ５に錠本体１の側内側壁３，３の摺動により押鍵時に
は錠本体１の幅方向に変形して離鍵時には錠本体１の高
さ方向に変形するような形状の突出部７を設けたことを
特徴とする。
以下本考案の実施例を図面について説明する。
第３図Ａ、Ｂにおいて、断面コ字形に形成した錠本体１
の内空２の側内側壁３，３の下部にガイドブツシュ５が
通過するとき摺動に抵抗する膨隆部６，６を設け、この
膨隆部６，６は上辺の傾斜をゆるやかに下辺の傾斜を急
に形成する。
の内空２の側内側壁３，３の下部にガイドブツシュ５が
通過するとき摺動に抵抗する膨隆部６，６を設け、この
膨隆部６，６は上辺の傾斜をゆるやかに下辺の傾斜を急
に形成する。
ガイドピン４に嵌合されたガイドブツシュ５には、第４
図Ａに示すように上方の両隅部に突出部７，７を設ける
。
図Ａに示すように上方の両隅部に突出部７，７を設ける
。
かくて、錠本体１を押し下げると、該錠本体１の膨隆部
６，６はガイドブツシュ５の突出部７，７に両側から当
り該突出部７，７を第３図Ａに矢印で示すように下方に
変形する。
６，６はガイドブツシュ５の突出部７，７に両側から当
り該突出部７，７を第３図Ａに矢印で示すように下方に
変形する。
そのためガイドブツシュ５の錠本体１の幅方向の長さが
増大して錠本体１の下動に抵抗する。
増大して錠本体１の下動に抵抗する。
該ガイドブツシュ５が前記膨隆部６，６の頂部を通過す
ると動作力は急激に降下し、次いでスプリング８の伸長
に応じてその動作力は徐々に上昇する。
ると動作力は急激に降下し、次いでスプリング８の伸長
に応じてその動作力は徐々に上昇する。
第５図は、この関係（鍵移動量対動作力）を示しており
、ピアノにおいてアクションを介してハンマを作動する
ときの鍵タッチに近似したものとなる。
、ピアノにおいてアクションを介してハンマを作動する
ときの鍵タッチに近似したものとなる。
一方、手を錠本体１から離したとき、錠本体１はスプリ
ング８によって上昇し、錠本体１の膨隆部６はガイドブ
ツシュ５の突出部７，７を第３図Ｂに矢印で示すように
内上方に変形させ錠本体１の幅方向の長さを狭めるので
、ガイドブツシュ５の側内側壁３，３との摩擦抵抗が小
さくなり、そのため錠本体１は速やかに元の位置に戻る
ことができる。
ング８によって上昇し、錠本体１の膨隆部６はガイドブ
ツシュ５の突出部７，７を第３図Ｂに矢印で示すように
内上方に変形させ錠本体１の幅方向の長さを狭めるので
、ガイドブツシュ５の側内側壁３，３との摩擦抵抗が小
さくなり、そのため錠本体１は速やかに元の位置に戻る
ことができる。
錠本体１の内側壁３，３の膨隆部６の形状は前記のよう
に上辺の傾斜をゆるやかに形成したので、ガイドブツシ
ュ５の形状と相まって錠本体１の復帰が速やかに行われ
るが、該膨隆部６の形状は対称であってもよい。
に上辺の傾斜をゆるやかに形成したので、ガイドブツシ
ュ５の形状と相まって錠本体１の復帰が速やかに行われ
るが、該膨隆部６の形状は対称であってもよい。
また、ガイドブツシュ５は第４図Ｂに示すようなもので
もよく、また、第４図Ｃのように本体と境界が明確でな
い突出部を有するものでもよい。
もよく、また、第４図Ｃのように本体と境界が明確でな
い突出部を有するものでもよい。
このように本考案によれば、錠本体１の内側壁３．３に
膨隆部６，６を設けると共にガイドブツシュ５に錠本体
１の側内側壁３，３との摺動により押鍵時には錠本体幅
方向に変形し、離鍵時には錠本体１の高さ方向に変形す
るような形状の突出部７，７を設けたので、鍵の押圧初
期の抵抗によってピアノの鍵タッチに近似した鍵タッチ
が得られると共に離鍵時、鍵の復帰が速やかに行われ、
前記のような不都合が解消される効果がある。
膨隆部６，６を設けると共にガイドブツシュ５に錠本体
１の側内側壁３，３との摺動により押鍵時には錠本体幅
方向に変形し、離鍵時には錠本体１の高さ方向に変形す
るような形状の突出部７，７を設けたので、鍵の押圧初
期の抵抗によってピアノの鍵タッチに近似した鍵タッチ
が得られると共に離鍵時、鍵の復帰が速やかに行われ、
前記のような不都合が解消される効果がある。
第１図は、本考案の電子オルガンの側面図、第２図は従
来の電子オルガンの鍵移動量対動作力特性、第３図Ａ及
び第３図Ｂは押鍵時及び離鍵時における第１図Ａ−Ａ’
線截断面図、第４図Ａ乃至Ｃは本考案におけるガイドブ
ツシュの変形例の断面図、第５図は本考案の鍵移動量対
動作力特性を示す。 １・・・・・・錠本体、２・・・・・・内空、３・・・
・・・内側壁、４・・・・・・ガイドピン、５・・・−
・・・ガイドブツシュ、６・・・・・・膨隆部、７・・
・・・・突出量、８・・・・・・スプリング。
来の電子オルガンの鍵移動量対動作力特性、第３図Ａ及
び第３図Ｂは押鍵時及び離鍵時における第１図Ａ−Ａ’
線截断面図、第４図Ａ乃至Ｃは本考案におけるガイドブ
ツシュの変形例の断面図、第５図は本考案の鍵移動量対
動作力特性を示す。 １・・・・・・錠本体、２・・・・・・内空、３・・・
・・・内側壁、４・・・・・・ガイドピン、５・・・−
・・・ガイドブツシュ、６・・・・・・膨隆部、７・・
・・・・突出量、８・・・・・・スプリング。
Claims (1)
- 錠本体１を断面コ字形に形成して内空２を形成し、該内
空２の側内側壁３，３をガイドピン４に取付けたゴムそ
の他の弾性体からなる力゛゛イドブツシユに案内させる
ものにおいて、前記側内側壁３゜３に前記ガイドブツシ
ュ５の摺動に抵抗する膨隆部６を設けると共に、前記ガ
イドブツシュ５に錠本体１の側内側壁３，３の摺動によ
り押鍵時には錠本体１の幅方向に変形し離鍵時には錠本
体１の高さ方向に変形するような形状の突出部７を設け
たことを特徴とする電子オルガンの鍵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7285878U JPS5916948Y2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | 電子オルガンの鍵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7285878U JPS5916948Y2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | 電子オルガンの鍵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54175320U JPS54175320U (ja) | 1979-12-11 |
| JPS5916948Y2 true JPS5916948Y2 (ja) | 1984-05-17 |
Family
ID=28984943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7285878U Expired JPS5916948Y2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | 電子オルガンの鍵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5916948Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5648835B2 (ja) * | 2010-07-30 | 2015-01-07 | カシオ計算機株式会社 | 鍵盤装置 |
| JP5648845B2 (ja) * | 2011-01-13 | 2015-01-07 | カシオ計算機株式会社 | 鍵盤装置 |
-
1978
- 1978-05-31 JP JP7285878U patent/JPS5916948Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54175320U (ja) | 1979-12-11 |
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