JPS59168108A - ノズルの表面処理方法 - Google Patents
ノズルの表面処理方法Info
- Publication number
- JPS59168108A JPS59168108A JP3854083A JP3854083A JPS59168108A JP S59168108 A JPS59168108 A JP S59168108A JP 3854083 A JP3854083 A JP 3854083A JP 3854083 A JP3854083 A JP 3854083A JP S59168108 A JPS59168108 A JP S59168108A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- plating
- spinneret
- pressure
- corrosion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ノズルの表面処理方法の改良に関する。
ノズルには、紡糸口金、スプレー用ノズル、ジェットエ
ンジン噴射口のノズルなど種々のノズルがあるが、いず
れも内面及び出口周辺の外面が苛酷な雰囲気にさらされ
る為、この部分の摩耗、腐食が早い。
ンジン噴射口のノズルなど種々のノズルがあるが、いず
れも内面及び出口周辺の外面が苛酷な雰囲気にさらされ
る為、この部分の摩耗、腐食が早い。
然るにこれらノズルは、概ね複雑な形状を有する為、最
近では加工性、切削性に優れた材料でノズル形状を作り
、内面及び出口周辺の外面に、耐食性、耐摩耗性の優れ
た材料を湿式めっき、乾式めっきなどを施すことが行わ
れている。これを紡(1) 糸口金の場合を例にとり説明する。紡糸1]金は、T
i 02などの添加物を含む紡糸液を各紡糸孔の吐出孔
より吐出紡糸するものであるから、吐出孔の内面及び出
口周辺の外面が摩耗し易く、摩耗の結果、吐出孔の寸法
、形状が変化し、紡出糸にデニールむらが生じる。この
為、吐出孔の内面及び摩耗し易い箇所に耐摩耗性のある
物質例えばCrならば湿式めっき、TiNならば乾式め
っき、TiCならば気相析出めっきなどでコーティング
し、ノズルに耐摩耗性を持たせることが行われてきた。
近では加工性、切削性に優れた材料でノズル形状を作り
、内面及び出口周辺の外面に、耐食性、耐摩耗性の優れ
た材料を湿式めっき、乾式めっきなどを施すことが行わ
れている。これを紡(1) 糸口金の場合を例にとり説明する。紡糸1]金は、T
i 02などの添加物を含む紡糸液を各紡糸孔の吐出孔
より吐出紡糸するものであるから、吐出孔の内面及び出
口周辺の外面が摩耗し易く、摩耗の結果、吐出孔の寸法
、形状が変化し、紡出糸にデニールむらが生じる。この
為、吐出孔の内面及び摩耗し易い箇所に耐摩耗性のある
物質例えばCrならば湿式めっき、TiNならば乾式め
っき、TiCならば気相析出めっきなどでコーティング
し、ノズルに耐摩耗性を持たせることが行われてきた。
しかし、これら各種めっきは、下地との密着性に問題が
残り、また下地との密着性に優れためっき法でも析出物
に応力が残り、これが腐食を引き起こし結果として、摩
耗してしまう。析出物の応力を取り除く為には、所定の
温度、雰囲気で熱処理することが行われるが、析出に方
向性がある為、析出方向と直角な方向の結合が弱く、こ
の粒界から腐食が起こり、摩耗することは避けられなか
った。
残り、また下地との密着性に優れためっき法でも析出物
に応力が残り、これが腐食を引き起こし結果として、摩
耗してしまう。析出物の応力を取り除く為には、所定の
温度、雰囲気で熱処理することが行われるが、析出に方
向性がある為、析出方向と直角な方向の結合が弱く、こ
の粒界から腐食が起こり、摩耗することは避けられなか
った。
本発明は斯かる従来の欠点を解消すべくなされ(2)
たものであり、ノズルの表面になされためっき膜を下地
との密着性を良くし、さらにそのめっき膜自身を緻密に
し、めっきの方向性を無くし、応力腐食1粒界腐食を極
力小さくしたノズルの表面処理方法を提供せんとするも
のである。
との密着性を良くし、さらにそのめっき膜自身を緻密に
し、めっきの方向性を無くし、応力腐食1粒界腐食を極
力小さくしたノズルの表面処理方法を提供せんとするも
のである。
以下本発明によるノズルの表面処理方法の詳細について
説明する。先ず加工性、切削性の優れた材料で所望の形
状のノズルを作る。次にこれに各種耐摩耗性、耐食性の
優れた材料を所定量めっきする。例えば紡糸口金の場合
は、TiNを数μ程度イオンブレーティング法によりめ
っきを行い、然る後反応性の無い高温、高圧ガス中で熱
間静水圧処理、即ち、TiNの場合、Ar又はN2で圧
力1000気圧以上、温度1200°C以上の熱間静水
圧処理を1時間以上行う。この熱間静水圧処理を行うと
、圧力が等方的で、圧力媒体が気体である為、紡糸口金
自身のマクロな変形が無く、さらに高温。
説明する。先ず加工性、切削性の優れた材料で所望の形
状のノズルを作る。次にこれに各種耐摩耗性、耐食性の
優れた材料を所定量めっきする。例えば紡糸口金の場合
は、TiNを数μ程度イオンブレーティング法によりめ
っきを行い、然る後反応性の無い高温、高圧ガス中で熱
間静水圧処理、即ち、TiNの場合、Ar又はN2で圧
力1000気圧以上、温度1200°C以上の熱間静水
圧処理を1時間以上行う。この熱間静水圧処理を行うと
、圧力が等方的で、圧力媒体が気体である為、紡糸口金
自身のマクロな変形が無く、さらに高温。
高圧である為、めっきの方向性が無くなり、めっきの欠
陥が除去されて下地との密着が良くなる。
陥が除去されて下地との密着が良くなる。
かくして紡糸口金は、T I Nが耐食性、耐摩耗(3
) 性に(91れ、またこのTiN膜か非常に緻密で方向性
、欠陥が無い為、部分腐食が起こらず、極めて耐摩耗性
に優れたものとなる。
) 性に(91れ、またこのTiN膜か非常に緻密で方向性
、欠陥が無い為、部分腐食が起こらず、極めて耐摩耗性
に優れたものとなる。
次に本発明によるノズルの表面処理方法の効果を明瞭に
する為、具体的な実施例について説明する。
する為、具体的な実施例について説明する。
ステンレス鋼にて作った溶融紡糸口金に、TiNを5μ
イオンブレーテイング法によりめっきを行い、然る後圧
力媒体N2.圧力1500気圧、温度1250°Cで1
時間熱間静水圧処理を施して得た溶融紡糸口金を使用し
た処、従来の溶融紡糸口金に比べ約5〜6倍寿命が増長
した。
イオンブレーテイング法によりめっきを行い、然る後圧
力媒体N2.圧力1500気圧、温度1250°Cで1
時間熱間静水圧処理を施して得た溶融紡糸口金を使用し
た処、従来の溶融紡糸口金に比べ約5〜6倍寿命が増長
した。
尚、上記実施例は溶融紡糸口金の場合であるが、これに
限るものではなく、耐摩耗性、耐食性を要するノズル全
てに適用できるものである。
限るものではなく、耐摩耗性、耐食性を要するノズル全
てに適用できるものである。
以」二の説明で判るように本発明のノズルの表面処理方
法によれは、ノズルの表面に施されためっき膜の下地と
の密着性が良(なり、しかもそのめっき映自周が緻密に
なり、めっきの方向性、欠陥が無くなるので、応力腐食
1粒界腐食が起こらず、(4) 極めて耐摩耗性に優れたノズルを得ることができるとい
う効果がある。
法によれは、ノズルの表面に施されためっき膜の下地と
の密着性が良(なり、しかもそのめっき映自周が緻密に
なり、めっきの方向性、欠陥が無くなるので、応力腐食
1粒界腐食が起こらず、(4) 極めて耐摩耗性に優れたノズルを得ることができるとい
う効果がある。
出願人 田中貴金属工業株式会社
(5)
Claims (1)
- ノズルの内面及び外面に、湿式若しくは乾式め、 っ
きを施した後、熱間静水圧処理を施すことを特徴とする
ノズルの表面処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3854083A JPS59168108A (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | ノズルの表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3854083A JPS59168108A (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | ノズルの表面処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59168108A true JPS59168108A (ja) | 1984-09-21 |
Family
ID=12528112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3854083A Pending JPS59168108A (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | ノズルの表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59168108A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61201786A (ja) * | 1985-03-04 | 1986-09-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 材料の表面処理方法 |
JPS63153112A (ja) * | 1986-07-03 | 1988-06-25 | Toray Ind Inc | 成形用口金 |
JPS63183825A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-07-29 | Toray Ind Inc | ポリエステルの溶融押出方法 |
JPH04116291U (ja) * | 1991-03-29 | 1992-10-16 | マツダ株式会社 | 車両の後部車体構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5433232A (en) * | 1977-08-19 | 1979-03-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Treating method for metal surface |
JPS57193509A (en) * | 1981-05-22 | 1982-11-27 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | Spinneret |
-
1983
- 1983-03-09 JP JP3854083A patent/JPS59168108A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5433232A (en) * | 1977-08-19 | 1979-03-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Treating method for metal surface |
JPS57193509A (en) * | 1981-05-22 | 1982-11-27 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | Spinneret |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61201786A (ja) * | 1985-03-04 | 1986-09-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 材料の表面処理方法 |
JPS63153112A (ja) * | 1986-07-03 | 1988-06-25 | Toray Ind Inc | 成形用口金 |
JPH0533890B2 (ja) * | 1986-07-03 | 1993-05-20 | Toray Industries | |
JPS63183825A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-07-29 | Toray Ind Inc | ポリエステルの溶融押出方法 |
JPH0533889B2 (ja) * | 1987-01-27 | 1993-05-20 | Toray Industries | |
JPH04116291U (ja) * | 1991-03-29 | 1992-10-16 | マツダ株式会社 | 車両の後部車体構造 |
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