JPS59166209A - 気体分離用選択性透過膜 - Google Patents

気体分離用選択性透過膜

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JPS59166209A
JPS59166209A JP3912183A JP3912183A JPS59166209A JP S59166209 A JPS59166209 A JP S59166209A JP 3912183 A JP3912183 A JP 3912183A JP 3912183 A JP3912183 A JP 3912183A JP S59166209 A JPS59166209 A JP S59166209A
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oxygen
permeable membrane
polyphosphazene
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JP3912183A
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Hirosuke Imai
宏輔 今井
Takashi Kiyota
隆 清田
Hiroyuki Ito
宏之 伊藤
Ko Sakata
坂田 興
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Nippon Oil Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/72Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, not provided for in a single one of the groups B01D71/46 - B01D71/70 and B01D71/701 - B01D71/702
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/22Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by diffusion
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G79/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing atoms other than silicon, sulfur, nitrogen, oxygen, and carbon with or without the latter elements in the main chain of the macromolecule
    • C08G79/02Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing atoms other than silicon, sulfur, nitrogen, oxygen, and carbon with or without the latter elements in the main chain of the macromolecule a linkage containing phosphorus

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は気体分離用選択性透過膜に関するものであり、
特に空気から、酸素を濃縮するのに適したポリアルコキ
シホスファゼンを構成成分とする選択性透過膜に関する
ものである。
高分子素材より成る膜を用いて気体混合物から特定の成
分を分離濃縮できることは古くから知られておゆ、近年
特に省資源、省エネルギーの観点から注目を集めている
。なかでも膜分離法により空気から酸素4度の高められ
た酸素富化空気が安価に容易にかつ連続的に得られれば
、その価値は太きい。現在未熟児の保育箱あるいは呼吸
器系疾患を有する患者の治療等の医療用に用いられる酸
素はボンベに充てんされた純酸素が用いられているが、
操作のわずられしさあるいは連続的に供給できないこと
あるいは、希釈して使用しなければならないことなどの
重大な欠点を有する。
しかしながら酸素を空気より濃縮して供給できる効率の
良い膜が得られれば、上記欠点は解消され、さらに簡便
な装置により家庭でも使用可能r(なるなどの医療の分
野で大きな進光が期待できる。
寸だ現在用いられている各種燃焼システム、たとえば工
業用のボイラー、ファーネスあるいは製鉄の高炉、自動
車等に用いられる内燃機関、家庭用暖房器具などにおい
ても膜を用いて容易に連続的に酸素富化空気が供給され
るならば、燃焼効率を高めて燃料を節約することができ
省エネルギーが、+S成されるとともに、不完全燃焼に
よる環境汚染の問題も解消される。さらには膜により安
価で簡便に酸素富化空気が供給されるならば、食品工業
、栽培漁業、廃棄物処理などの他の分野においてもその
発展を促がすことかできる。
現在知られている高分子素材は多かれ少なかれ気体透過
性を有するが、工業的に実用可能な酸素富化用1莫とす
るためには、酸素の透過速度が十分に大きくかつ酸素の
窒素に対する選択性が犬きくなくてはならない。気体の
透過速度は高分子′物質に固有の値である透過係数(通
常Pで表わされ、単位はti (STP )cm/cn
? ・gec・cmHy )、膜の両側間の差圧および
膜の表面積に比例し、膜厚に反比例することが明らかに
されている。また酸素の窒素に対する選択性は高分子物
質に固有の値である酸素の透過係数(PO2)と″窒素
の透過係数(PN2)との比(PO2/PN2)によっ
て定まる。
したがって実用的な透過速度を得るためにはまずPOz
の大きな素材を選ぶことが必要であり、そうでないと差
圧あるいは膜表面積を犬きくせねばならずS直が大型で
複雑となってしまう。まだ十分な酸素濃度を得るために
は、PO2/PN2の大きな高分子を遼ばねばならない
。さらにLまできるだけ大きな透過速度を得るために膜
厚を薄くせねばならず、そのためには素材の強度が犬き
くなくてはならない。また長期使用に耐えるために耐久
性および高濃度酸素に常時接触するだめの耐酸化安定性
も要求される。すなわち工業的に実用可能な酸素富化用
の膜素材としては、PO2およびPO2/PN2が太き
くかつ強度、耐久性および酸化安定性にすぐれたものが
要求される。
しかしながら既存の高分子物質でこれらの要求を満たす
ものは11とんどなく、既存の高分子を改良する試みも
数多くなされているがいずれも十分目的を達するに至っ
ていない。既存の高分子のPO2およびp02 /PN
2の例を次表に示す。
既存の高分子でPO2が10 以上のものはごく限られ
ており、わずかにポリジメチルシロキサン、ポリ−4−
メチルペンテン−1、天然ゴムなどがある。それ以外の
ものはほとんどか10 以下であり、膜面積を極めて太
きくしない限りこれらの高分子より実用的な透過速度を
有する膜を得ること61できない。PO2が10 以上
の高分子でもたとえば天然ゴムは主鎖に−C=C−二重
結合を有するために]耐久性(特に酸化安定性)が悪く
、また機械的強度も不十分である。
ポリ−4−メチルペンテン−1はポリオレフィンである
だめに強度的には強いが、主鎖に6級炭素を有するため
に酸化安定性が悪く、工業的な1着しい条件■(たとえ
ば温度−の高い条件下)での使用に問題がある。ポリジ
メチルシロキサンは現在知られている高分子のなかでG
j最も大きな気体透過性を有しているが、強度が弱(2
0μ以下の膜を作製することは極めて困難であり、PO
2が大きいにもかかわらず実用的な透過速度を得ること
はできない。充てん剤で補強し架橋すれは強度をある程
度増すことはできるが、これらの処理は製膜性を阻害し
やはり薄膜化は困難となる。
さらにPO2/PN2が小さく酸素の窒素に対する選択
性が悪いとい5本質的な欠点を有している。このポリジ
メチルシロキサンの大きな気体透過性を生かすため、他
の成分との共重合により強度を改良しようとする試みも
いくつかなされている。たとえば米国特許5.189.
662号にポリジメチルシロキサンとポリカーボネート
とのブロック共重合体が提案されているが、この物質は
ポリカーボネート単位が4入されたために強度はある程
度大きくなっているが、耐溶剤性が低下しポンプの油な
どによって劣化しやすい欠点があるばかりか、ポリジメ
チルシロキサン単独に比べてPO2が低下するという問
題が生じる。ポリオルガノシロキサンをベースにして他
暇分との反応による変性を行い上記欠点を改良しようと
する試みはほかにも多くあるが、いずれも筒分子中のシ
ロキサン含量を減少させていくと強度的には向上するも
のの、逆にポリオルガノシロキサンのPO2が大きいと
いう特徴が失なわれていくというジレンマがある。以上
のように既存の高分子およびそれらを変性した高分子は
前記した諸要求をイ′待たすには至っていない。
本発明者らはPO2およびP O2/P N2が太きく
しかも強度、耐久性、耐薬品性、酸化安定性などの諸性
質にすぐれた酸素寓化用嘆について鋭意研究を進めた結
果、ポリアルコキシホスファゼンを構成成分とする膜が
これらの諸要求を満たすことを見出し本発明に到達した
ものである。
本発明の選択性気体透過膜は次の一般式で示すポリホス
ファゼンを構成成分とするものである。
式(1)中、XおよびX′は炭素数1〜20.好ましく
は1〜12のアルコキシ基であり、これらは同一でもま
た異なっていでもよい。
アルコキシ基の好適な具体例としてはメトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、!1ec−ブトキ
シ基、ペンチルオキシ基、2−メチルペンチルオキシ基
、ネオペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、デシルオ
キシ基、ドデシルオキシ基などが挙げられる。
またアルコキシ基として、アルコキシ基の水素の1また
は2以上が塩素、臭素、フッ累などのハロゲン、アミン
基、フェニル基、ニトロ法、メトキシ基あるいはメルカ
プト基で置換されたものも好適に用いられ、特にα位以
外の水素が置換されたものが好ま[〜い。本発明におい
てはこれらの置換アルコキシ基を含めて、アルコキシ基
と総称する。
置換アルコキシ基としては具体的には、2−クロロエト
キシ貼、3−クロロプロポキシ基、2−ブロモエトキシ
基、2−フルオロエトギシ基、フェニルメトキシ基、p
−クロロフェニルメトキシ基、2−フェニルエトキシ基
、3−フェニルプロポキシ基、p −5ee−ブチルフ
ェニルメトキシ基、2−ジメチルアミノエトキシ基、2
−メチルアミノエトキシ基、4−メトキシブトキシ基、
2−メルカプトエトキシ基、2−ニトロエトキシ基など
があげられる。
また、一般式−0CH2(CF2 )mZ (ここでm
は1〜10の整数、Zは水素またはフッ素である)で表
わされるフルオロアルコキシ基も本発明の好適なアルコ
キシ基である。
一般式−0CH2(CF2 )mZで示されるフルオロ
アルコキシ基の好適な例としては2,2.2−)リフル
オロエトキシ基、2、2.3.3.3−ペンタフルオロ
プロプキシ基、2.2.3.3.4.4゜4−へブタフ
ルオロブトキシ基、  2,2,3.3−7’40フル
オロプロポキシ基、2.2.5.5.4.4.5.5−
オクタフルオロペンチルオキシ基、2.2.3.3.4
.4.5.5.6.6.7.7−ドゾカフルオロへブチ
ルオキシ基などが挙げられる。
式(1)中のnは20から70,000までの整数であ
り、通常はゴム状または可とう性のある固体である。n
が20より小さい場合は強肝が弱すぎて膜としての実用
的な強度が得られず好ましくない。まだnが70,00
0より大きい場合は分子量が大きすぎて製造が困難であ
るとともに、製膜用溶液の粘度が太きすぎて1′!、膜
が困チ16となり好ましくない。
なおnが20より大きいときでも儂1換基の種類によっ
ては油状の液体となる場合があるが、これらを1部含む
ポリホスファゼンも当然使用できるし、寸だ液状ポリマ
ーを他の多孔質に含浸して得だ膜を使用することもでき
る。
本発明のポリホスファゼンは公知の方法によって製造す
ることができる(たとえばA11cockら、Inor
g、 Chem。
Σ、1709N996))。たとえばヘキサクロロシク
ロトリホスファゼン、オクタクロロシクロテトラホスフ
ァゼンなどの環状クロロホスファゼンあるいは線状低分
子量クロロホスファゼンを水を十分に排除した系で触媒
下あるいは無帥媒下に加熱重合することにより得られる
ポリジクロロホスファゼンと、対応するアルコールより
得られるナトリウム、カリウム、リチウムなどのアルカ
リ金属アルコキシドとの反応により合成される。またポ
リジクロロホスファゼンと対応するアルコール金1リエ
チルアミンなどの6級アミンの存在下に加熱することに
よっても合成される。
対応するアルコールを1種類用いる場合r(は、−4:
NPX2−)−r+で表わされるホモポリマーとなり、
2錘類用いる場合には位がランダムに分布したコポリマ
ーとなる。また5 fi17.類以上用いる場合には、
これらの3種以上の置換糸がポリマー中にランダムに分
布したコポリマーとなる。
本発明において用いられるポリホスファゼンは、単一の
置換基からなるホモポリマーであっても、2種以−ヒの
置換基を有するコポリマーであってもよい。
本発明のポリホスファゼンはパーオキサイド、硫黄など
によって架橋できるようにするために、置換基Xおよび
Xの一部がアリルアルコキシ基やアリルフェノキシ基な
ど、の架橋可能なアルコキシ基で置換されていてもよく
、またポリジクロロホスファゼンの塩素原子を全量アル
コキシ基で置換せず、少量架橋用などの目的で残してお
いてもよい。
当然のことながら、これらのポリマーも本発明でいうポ
リアルコキシホスファゼンに包含される。
本発明のポリアルコキシホスファゼンを構成成分とする
気体分離用選択性透過膜は、気体の透過速度が大きくか
つ選択性がすぐれているという大きな特徴をもつ。たと
えば空気からの酸素富化を例にとるならばPo2が10
−9〜1o−8の大きな値を有する。このような大きな
POgを有する高分子はポリオルガノシロキサン基のも
の以外は知られておらず、しかもPO2/ PN2の値
は2.0〜5.0とポリオルガノシロキサンの1.9に
比べて大きい。また本発明の気体分離膜の素材であるポ
リアルコキシホスファゼンは、アルコキシ基の紳類ある
いは割合によってゴム状からプラスチック状捷で様々に
変化しうるが、そのいずれもが耐溶l■す性、耐熱性、
耐酸化安定性の良い高分子である。したがってポンプの
油による膜性能の劣化、温度の高い条件下での使用にお
ける劣化あるいは高r/j”:18′酸累に常時接触す
ることによる膜の酸化劣化などの問題がなく、これも本
発明の大きな特徴である。さらに本発明のポリアルコキ
シホスファゼンはフィルム形rj覧能がすぐれており、
このことはポリアルコキシホスファゼンを分1町模とし
て用いるときの大きなメリットとなる。
以上のようなすぐれた特徴を有する本発明のポリホスフ
ァゼンを構成成分とする気体分離膜は当分野で既知の製
膜法、たとえばキャスティング法により容易に製膜でき
る。
溶媒への溶解性は置換基の種#lKより異なるので、そ
れぞれのポリホスファゼンに適した溶媒金用いてキャス
ティング溶液を調製し、ガラス板などの上に流延し乾燥
して溶媒を除去すれば均質膜が得られる。好適な溶媒は
前記したように置換基の種類により異なるが、たとえは
ポリジェトキシホスファセンの場合はベンゼン、トルエ
ンなどの芳香族炭化水素あるいはアルコールなどが用い
られ、ポリジフルオロエトキシホスファゼンの場合には
メチルエチルケトン、テトラヒドロフランなどのケトン
類やエーテル類が用いられる。キャスティング用溶液の
濃度は0.5〜30%が適当で、好ましくは1〜20%
であり、これらの濃度の溶液よIOo、o1μから20
0μの月ω厚のものが得られる。大きな気体透過量を得
る目的のためには膜厚は薄い方が良く、その意味では0
.05μから30μまでの膜厚が好ましい。疎水性溶媒
を用いた溶液を水面上に展開し溶媒を蒸発させたのち、
有機あるいは無機の多孔質支持体上にすくいとる当業界
公知の方法を用いれば1μ以下の薄膜を得ることができ
る。本発明の膜は均質膜としてそのまま用いることもで
きるし、酢酸セルロース、ポリアミド、ポリカーボネー
ト、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリオレフ
ィンなどの高分子多孔質支持体およびガラス、アルミナ
のような無機物の多孔性支持体、織布あるいは不織布な
どの上にのせて復合化し、膜強震を増した形でも使用で
きる。また本発明の膜は平膜、′W状膜、中空系などの
いかなる形態でも性能を発揮し5る。1本発明のポリホ
スファゼン系の膜は単独で使用してその特徴を発揮し5
るが、他の高分子、たとえはポリオレフィンあるいはポ
リオルガノシロキサンなどと前金して優られるブレンド
ポリマーより製膜した膜も使用することができる。
以上説明してきたように本発明のポリアルコキシホスフ
ァゼンを構成成分とする気体分離用選択性透過膜は酸素
恵化腫として大きなpo2およびP02/PN2を有し
、かつ強度、耐溶剤性、耐熱性および耐酸化安定性の大
きい画期的な膜であり、医療用、工業用および家庭用の
各種燃焼システムなどに用いられる。−また本発明のI
I4は空気からの酸素べ化用のみならず、水素、−酸化
炭素、二酸化炭素、ヘリウムアルゴン、イ希化水素、ア
ンモニアあるいはメタン、エタン、プロパン、ブタン、
エチレンプロピレン、ブテン類のような低級層化水素な
どの各種ガスの混合物の分離にも用いることができる。
以下に実施例により本発明を具体的に説明するが本発明
はこれらに制限されるものではない。
〔実施例1〕 ヘキサクロロシクロトリホスファゼンをガラスアンプル
中、声−2と下に250℃で20時間加熱した。得られ
たポリジクロロホスファゼンのベンゼン溶液をナトリウ
ムトリフルオロエトキサイドのテトラヒドロフラン溶液
に室温で滴下した後、30時間リフラックスを続け、ポ
リジフルオロエトキシポスファゼンを合成した。副生塩
化ナトリウム、未反応モノマー、低分子量オリゴマーを
除去し十分和製したポリジフルオロエトキシホスファゼ
ンについて光散乱法により重量平均分子量を測定したと
ころ約1.500.000の値を示した。これは平均重
合度(式(1)のn)に懐算すると約6.100となる
。次に同じポリマーをメヂルエチルケトンに714解し
嚇度15%の溶液を調製したのち、この溶液をガラス板
上にドクターブレードナイフを用いて厚さ04問に流延
した。室温で一昼夜放置後得られた膜は厚さ12μの半
透明の膜で、膜厚が薄いにもかかわらず引き伸ばしても
各易に破れない強さを示した。この膜をガス透過率測定
用に作製したセルにセットして1次11411K 2 
K17cm2?の空気動1毘し、I+’=’<を・秀過
してくる酸素富化空気の流量および組成を分析してpo
2とPN2を測定したところ、次の結果が得られた。
この結果はポリジフルオロエトキシポスファゼン膜がす
ぐれた酸素富化性能を有することを示している。
し実施例2〕 実施例1と同様にして合成したポリジクロロホスファゼ
ンのベンゼン溶液をナトリウムメトキサイドのメタノー
ル溶液に室温で2時間かけて滴下した後、38時間リフ
ラックスを続はポリジメトキシホスファゼンを合成した
。副生塩化ナトリウベ未反応モノマーおよび低分子量オ
リゴマーを除去し十分に精製したポリマーの重量平均分
子量を光散乱法により求めたところ950.000の値
を示した。これは平均−1(j今度(式(1)のn)K
換算すると8,900に相当する。次に同じポリマーを
メタノールに(荏屏して1%濃度の溶液を調製し、この
溶液を直径7.4 rTnのあらかじめ流動パラフィン
をしみこませである焼結アルミナの多孔板上に薄く塗付
し乾燥した。乾燥後との膜を支持体ととn−へキサン中
に・浸漬17て流動パンフィンを除いた。室温で一昼夜
乾燥l;たのち時られた膜の1浚素透過性能を実施例1
と同様にして(((す定し次の結果を書た。
酸素透過速18′、  5.0x10  m3(STP
)/Crn”s・mHy′・さぎ累透コ晶゛む劇1度 
 1.9 X 10−6匝耽汰により求めた大体の膜厚
1.0μを用い、支持体の焼結アルミナ板の生孔率45
%を考慮して求めたPO2、PN2およびPO□/PN
2の値を次に示す。この結果はポリジメトキシホスファ
ゼンの膜がすぐれた酸素富化性能を有することに示して
いる。
〔実施例3〕 実77i1(9111と同様の方法で50時間重合して
合成したポリジクロロホスファゼンのベンゼン溶液をナ
トリウムエトキサイドのエタノール溶液に室温で2時間
かけて滴下した後、60時間リフラックスを続はポリジ
ェトキシホスファゼンを合成した。副生塩化ナトリウム
、未反応モノマーおよび低分子量オリゴマーを除去し十
分に精製したポリマーの重量平均分子量を光散乱法によ
り求めたところ2.’800.000の値を示した。こ
れは平均重合度(式(1)のn)に換算するト約2o、
 o o oに相当する。次にこのボリマーヲトルエン
に溶解し6%溶液を調製し、この溶液をガラス板上に1
卯の1厚さにドクターブレードナイフを用いて流延した
。室温で一昼夜放置後慎重知ガラス板よりはがして得ら
れた膜は〜さ35μの・−ツク門な膜であった。実施例
1と同様にして測定L7’vPo、、、PN2およびP
O2/PN2のイjgiを次に示す。この結果はポリジ
ェトキシホスファゼン膜がすぐれた酸素富化性能を有す
ることを示している。
〔実施例4〕 実施例3と同様にして合成したポリジクロロボスファゼ
ンのベンゼン溶液を、ナトリウム2,2.2−トリフル
オロエトキサイドおよびナトリウム2.2.5.5.4
.4.4−へブタフルオロフトキサイドを等モルずっ含
むテトラヒドロフラフM液に室温で3時間かけて滴下し
た後、20時間リフラックスを続ケフルオロアルコキシ
ホスファゼンコボリマーヲ合成した。副生塩化ナトリウ
ム、未反応モノマーおよび低分子量オリゴマーを除去し
て十分精製したポリマーについて光散乱法により重量平
均分子量を求めたところ5、100.000の値を示し
た。これは平均取今度(式(1)のn)に換算すると約
15.00・0に相当する。次にこのポリマーをトリク
ロロトリフルオロエタンとアセトンの比が9=1の混合
溶媒に溶)1痒シ、濃度2チの溶液を調製した。この溶
、夜を用いて実施例2と同様の方法で焼結アノベナ多孔
板上に製膜して酸素透過性能を測定したところ次の結果
が得られた1、これは本実施例のフルオロアルコキシホ
スファゼンコポリマー範がすぐれた酸素富化性能を有し
ていることを示している。
〔実施例5〕 実7iiji例3で合成したポリジェトキシホスファゼ
ンの1%トルエン溶液をガラス容器に満たされた10℃
の水面上に1部落した。液面は直らに広がって水面上に
液膜が形成された。液面をできるだけ静かに保ってベン
ゼンを蒸発させて得られた薄靭の上にポリプロピレン製
多孔膜(商品名シェラガード−2500、ポリプラスチ
ックス社)を押しっけ刀ψをすくいとった。−昼夜放置
して水を飛ばしたのち実施例1の装置にセットし、膜の
1次側に2に9/crn2Vの圧力で炭「クガスと゛窒
素の混合ガスを流してpcO2/PN2’i:求めたと
ころ185の値が得られた。また同様にしてヘリウムと
昭素の混合ガスの分!1G件能を調べたところP He
/i’ N2は10.6の値が得られた。次に比較のた
めビス−2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイドで
架橋したシリコーンゴム(ポリジメチルシロキサン)の
30μの膜を作製しpco2/ PN2およびP He
/P N2の直を測定したところそれぞれ65および1
2の値が得られた。この結果はポリジェトキシホスファ
ゼン膜がシリコーンゴムに比較してはるかにすぐれた分
離能を有することを示している。
特許出願人 日本石油株式会社 手続補正書 昭牙口58年5月12日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第39121号 2、発明の名称 気体分離用選択性透過膜 3、補正をする者 事件との関係  も許出願人 名称 (444)  日本石油株式会社4、代 理 人 赤坂大成ビル(16話582−7161)5、補正の対
象    明細書の発明の詳細な説明の掴6、補正の内
容 (1)明細書12頁13行の+1996Jをr 196
6 Jと補正する。
(2)同書18頁10行の「エチレンプロピレン、」ヲ
「エチレン、プロピレン、」と補正する。
(3)同書21頁12行のr 5.0X10= Jir
 1.oxto−Jに、同頁13行のr 1.9 J’
!i−r 3.8 Jにそれぞれ補正する。
(4)同書22頁4行のrl、IJをr2.2Jに、同
頁5行のr4.2Jをr8.4Jに、および同頁11行
目の「リフラックス」を「反応」にそれぞれ補正する。
50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式:+N=P−E)− X′ (式中、XおよびXは炭素数1〜2oのアルコキシ基で
    あり、nは20〜70,000である)で示されるポリ
    ホスファゼンを構成成分とする気体分離用選択性透過膜
  2. (2)アルコキシ基がメトキシ基、゛エトキシ基、プロ
    ポキシ基、ブトキシ基、5ec−ブトキシた、ペンチル
    オキシ基、2−メチルペンチルオキシ基、ネオペンチル
    オキシ按、ヘキシルオキシ基、デシルオキシ基およびド
    デシルオキシ基からなる群から選ばれることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の気体分ばt用選択性透過
    膜。
  3. (3)アルコキシ基がハロゲン、アミン基、フェニル基
    、ニトロ基、メトキシ基あるいはメルカプト基を有する
    アルコキシ基であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の気体分離用選択性透過膜。
  4. (4)アルコキシ基が式−OCH2(CF2)mZ  
    (ここでmは1〜10の整数、Zは水素またはフッ素を
    示す)で表わされるフルオロアルコキシ基であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の気体分離用選択
    性透過膜。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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