JPS5916612Y2 - 配管穴埋め支保器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は配管工事において、壁、天井、床面などの配管
完了後に管の周囲の穴埋め作業をする場合のコンクリー
トを支える支保器に関する。

従来配管完了後のコンクリートによる管周囲の穴埋め作
業は、薄いベニヤ板を利用して行っていたが、１ケ所の
穴埋め作業に最低二人で二三十分の作業時間を要する欠
点があった。

本願は短時間で穴埋め作業を容易にする支保器に係るも
ので、図に示したように、一枚の金属円板体からなり、
円板１の中央に数個の突片２． ２． ２． ２を残し
て円孔３を穿ち、円板１面数個所に２個宛の溝孔４，４
゜４’、 ４’・・・を穿設すると共に、円板１の一部
を切断した切断部５に両端から舌片６．６．６’、 ６
’を形成した構造としたものである。

７は管体８はコンクリートを示した。

本願は上記の如き構造としたので、配管工事に於て壁な
どの溝に配管完了後溝穴をコンクリートで埋める場合、
たて管又は横走り管に取り付けてコンクリートを支保す
るもので、一枚の金属版体から一行程プレスで形成でき
るものであり、円板１を巻き曲げて夫々の端部の舌片６
．６．６’、 ６’を溝孔４．４．４’、 ４’に挿通
して折り曲げ固定すれば第２図の如く円板部は円錐状に
形成される。

即ち配管後の溝の下側に裾部を上にして管体７を巻いて
第３図の如く当てかい舌片を溝孔に挿通固定し突片２．
２． ２． ２を管体にテープ等で側蓋すれば、溝部
下端が閉塞支保される。

この状態で溝孔内にコンクリートを流し込めばよく、凝
固後は簡単に取り外すことができる。

又、取り外し後の面を仕上する必要がある場合は第４図
の如く裾部を下にして円板外面でコンクリートを受は止
めるようにすれば、凝固後取り外した場合下側に凹溝が
形成されるからこれをモルタルど埋めて仕上げをすれば
よい。

以上の如く本願によれば、管の周囲の穴埋め作業は僅か
数分間で仕上げることができ、溝孔を選ぶことにより数
種の管径のものに兼用でき取付けも極めて簡単で、使用
時版体はテーパーがついていて充分な抗張力を有し材料
が軽減でき嵌合部の折り曲げ片による微調整も可能で、
製作もプレス加工の単行程できるから極めて安価に提供
できるなどの効果があるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本願の展開時の平面図、第２図は成形特の斜視
図、第３図第４図は使用状態の正面図である。 １・・・円板、２． ２． ２． ２・・・突片、３・
・・円孔、４、 ４．４’、 ４’・・・溝孔、５・・
・切断部、６． ６．６’。 ６′・・・舌片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一枚の金属円板体がらなり、円板１の中央に数個の突片
   ２． ２． ２． ２を残して円孔３を穿ち、円板１面
   数個所に２個宛の溝孔４．４．４’、 ４’・・・を穿
   設すると共に、円板１の一部を切断した切断部５に両端
   から舌片６．６．６’、 ６’を形成せしめてなる配管
   穴埋め支保器。