JPS59165656A - 化粧板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合板表面の導管溝による目やせや、パーチクル
ボード表面のホモダクによる化粧面への悪影響を防止す
ることのできる化粧板の製造方法を提供するものである
。

目やせやホモダクを防止する方法としては、基板表面に
目止め剤を塗布し、次いでその表面を平滑に研摩する方
法が一般的であるが、この方法は工程数が多く、生産効
率が良くなかった。又、目止め剤の層を均一に形成する
ことが困難で、外観上もあまり好ましくなかった、 本発明は以上のような欠点を解消し、熱収縮性フィルム
を用いることによって基板表面の微細な凹凸に起因する
化粧面への悪影響を防止することを目的とするものであ
る。

以下図面に従って詳細に説明する。

第１図は化粧シート用の基材（］）に熱収縮性フィルム
（２）を積層した複合シート（４）の断面図であり′。

化粧シート用の基材（１）の熱収縮性フィルムを積層し
ていない方の面には、必要に応じて任意の模様（３）を
施しておくことができる。

この複合シート（４）を接着剤を介して基板（５）の表
面に貼り合わせた後、後述の様な条件で加熱して熱収縮
性フィルム（２）す収縮させると、該熱収縮性フィルム
（２）に積層されている化粧シート用の基材（１）が緊
張されてその表面が平滑となる。第２図は得られた化粧
板（６）の断面図である。

次に本発明の各構成要素を説明する。

化粧シート用の基材としては、薄葉紙、チタン紙、塩化
ビニルフィルム等の熱可塑性樹脂フィルム、その他が用
いられる。

熱収縮性フィルムとしては収縮塩化ビニルフィルム、収
縮ポリプロピレンフィルム等が用いられ、化粧シート用
の基材との積層方法としては接着剤を用いてドライラミ
ネートするのが好ましく、用いる接着剤としては、ウレ
タン系、塩酢ビ系、エチレン酢ビ系等が好まシイ。

基板（５）としては、合板、バーチクルボード、無機質
繊維板等任意であり、その表面に導管溝やホモダクがあ
っても極端な凹□凸を形成していなければ使用可能であ
る。

複合シート（４）を基板（５）に貼り合わせた後に加熱
する条件は使用する材料の材質や質量により異なるが、
例えば厚さ２．５％のラワン合板に、収縮ポリプロピレ
ンフィルムを含む複合材料を使用した場合には、８０℃
の乾燥炉中に２０分間通す。

得られた化粧板はそのままでも化粧板として使用できる
が、例えばチタン紙を用いた場合、更にフィルム法でポ
リエステル加工を施してポリエステル化粧板とすること
も可能である。

以上のような構成からなる本発明は次のような効果を有
する。

■基板として合板のようなものを用いても、口止め処理
を施すことなしに化粧シートを積層できる。

■通常、化粧板として売られているもので、目やせのあ
るものな、目やせを無くすことにより高級品として高価
格で販売出来る。

■プリント合板等では、通常隠蔽性が問題となる淡い色
の柄でも、収縮フィルムなラミネートすることにより隠
蔽効果が向上する。

■目やせが出ると意匠効果の著しく下がる大理石模様や
艶有りのローズ木目柄の塩ビ化粧板等を意匠効果を下げ
ることなく作成することが出来る。

■基板に目止め処理を施す価格に較べて大巾コストダウ
ンが可能となる。

〔実施例１〕 大理石模様を印刷した重量８０ｇ−／ｍ”のチタン紙と
厚さ３０μの収縮ポリプロピレンフィルム（商品名：ポ
リセット　■具入製）とを２液ウレタン系の接着剤を用
いて５０℃のヒートロールでドライラミネートして複合
フィルムとした。

この複合フィルムを厚さ２７鬼のラワン合板に薄葉紙ラ
ミネート用のラミネート機を使用して、合わせを行なっ
た。

次いでこの紙貼りした合板を８０℃２０分の乾燥炉を通
してポｌ）セットを収縮させて目やせの無い化粧板を得
た。

更にこの化粧板の表面に、厚さ２５μの艶有りノヒニロ
ンフィルムを用いて、通常のフィルム法によりポリエス
テル加工を行なったところ、目やせの無い大理石の表面
と類似のポリエステル化粧板を得た。

〔実施例２〕 ローズの板目柄を印刷した厚さ６０μの着色耐熱塩ビと
、厚さ６０μの透明な耐熱塩ビとを、表面が鏡面状のエ
ンボスロールを使用して通常のダブリングエンボスを行
ない、厚さ１２０μのミラー仕上げのローズ板目柄塩ビ
シートを作成した。

次に、この塩ビシートと三菱樹脂■製の収縮塩化ビニル
フィルム（商品名：ヒシレックス、厚さ２０μ）とをウ
レタン系接着剤を使用してドライラミネートした。この
時のヒートドラム温度は４５℃とした。

次ニ、厚さ９九のパーチクルボードに中央理化■製の塩
酢ビ系接着剤（ＢＡ−８２０）を塗布量が１ｏ　ｏ　ｇ
−／ゴ（ｗｅ　ｔ　）になるようにスプレッダ−で塗布
し、その上に前記ラミネート済みのフィルムを重ねて貼
り合わせた。

貼り合わせた後、ターンバックルで２４時間王締し、５
０℃の雰囲気のウィケット式の乾燥炉に５分間通したと
ころ、ホモダクの無い鏡面仕上げの塩ビ化粧板を得た。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであり、第１図は複合
シートの、第２図は得られた化粧板の各々断面図を示す
。 （１）・・・化粧シート用の基材　（２）・・・熱収縮
性フィルム　（３）・・・模様　（４）・・・複合シー
ト（５１・・・基板　（６）・・・化粧板 特許出願人 凸版印刷株式会社 ７− 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. チタン紙、塩化ビニルシート等の化粧シート用の基材に
   熱収縮性フィルムを積層して複合シートを作製した後、
   該複合シートな合板やパーチクルボードのような表面に
   平滑性に乏しい部分を有する基板にその熱収縮性フィル
   ムの面な向けて接着剤を介して貼り合わせ、次いで加熱
   して熱収縮性フィルムを収縮させることな特徴とする化
   粧板の製造方法０