JPS5916560B2 - 脱水方法 - Google Patents

脱水方法

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JPS5916560B2
JPS5916560B2 JP55009805A JP980580A JPS5916560B2 JP S5916560 B2 JPS5916560 B2 JP S5916560B2 JP 55009805 A JP55009805 A JP 55009805A JP 980580 A JP980580 A JP 980580A JP S5916560 B2 JPS5916560 B2 JP S5916560B2
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弘明 宮本
亮一 森峰
俊木 福沢
俊彦 植田
正二 馬越
清彦 徳永
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Kubota Corp
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【発明の詳細な説明】 本発明は、無端帯状のろ布を、重力脱水部から強制脱水
部にわたって回動する状態で設け、前記重力脱水部に被
処理物を供給することにより、前記ろ布の回動に伴って
被処理物を重力脱水した後に強制脱水する脱水方法に関
する。
この種の方法では、前記重力脱水部に供給される被処理
物において、固形分濃度に変化があり、被処理物の供給
量を一定にしても、重力脱水部においてろ過量に差が生
じてろ布上に堆積される被処理物の厚みに変化を生じ、
被処理物の量が多くなって、強制脱水部に供給される被
処理物の厚みを均質化するためのケーキ厚調整具の上流
側の箇所に滞溜して溢れ出しを生じたり、又、逆に被処
理物の量が少ないとき、即ち、固形分濃度が低いとき、
所望の含水率低下を行えない等、固形分濃度の変化に起
因して脱水性能が低下する問題を生じていた。
そこで、重力脱水部に供給される被処理物の固形分濃度
を、例えば、光電管等による透過率変化に基いて検出し
、その検出濃度に応じてろ布の回動速度を制御する事も
考えられたが、濃度を検出するための上述のような装置
は、それ自体高価な割に、検出濃度の精度が低く、実用
性に欠けるものであった。
本発明は、上記の点に鑑み、被処理物の固形分濃度の変
化にかかわらず、その変化を精度良く検出できるように
すると共に、その変化の度合いに基いてろ布の回動速度
を調節し、供給被処理物における大きな性状変化に起因
する脱水性能の大幅な変動を抑制し、脱水処理を良好に
行えるようにする事を目的とする。
次に、本発明方法に用いる装置についてその具体構造を
図面に基いて説明する。
汚泥等の被処理物を供給貯留する貯留槽1に、ポンプ2
を介装した管路R1を接続してなる被処理物供給装置3
、及び、凝集剤貯留槽4に、容量可変型ポンプ5を介装
した管路R2を接続してなる凝集剤混入装置6を設け、
両装置3,6夫々からの被処理物及び凝集剤をロータリ
混和機7に供−給して凝集混和させるべく構成し、その
凝集混和物をベルトプレス型脱水機8に供給するべく構
成してあり、もって、し尿や都市下水あるいは産業廃水
等、各種水処理システムに組込んで、そこで発生する汚
泥等の被処理物を脱水処理するべく脱水装置を構成しで
ある。
前記ベルトプレス型脱水機8は、無端帯状の第1回動ろ
布9を設け、その第1ろ布9とケース側壁並びに仕切壁
10との間に、混和機7かもの被処理物を供給して水分
を自重ろ過させる重力脱水部11を形成し、その重力脱
水部11の、ろ右回動方向下手側に、第1回動ろ布9に
載って送り出されてくるケーキの厚みを調整する調整具
の一例としてのケーキ厚調整ロール12を設け、その下
手側に、前記第1回動ろ布9との間に厚みを調整された
ケーキを挟圧する第2回動ろ布13を設け、直線状経路
σ候圧脱水ゾーンA、大径円弧状経路の圧縮脱水ゾーン
B及び蛇行状経路の剪断脱水ゾーンCからなる強制脱水
部14を形成し、第1ろ布90重力脱水部11かも強制
脱水部14にわたっての回動に伴い、被処理物を脱水処
理していくように構成しである。
前記重力脱水部11における始端側に、ろ布9上に堆積
される被処理物の厚みを検出する装置として長短2個の
センサー51t82を備えたレベル計15を設け、両セ
ンサーSt 、S2が非作用状態になる厚みの小さい第
1状態L、長いセンサーS1のみが作用状態になる正常
な第2状態M1あるいは両センサーs、t82が作用状
態になる厚みの大きい第3状態Hのいずれかを検出する
べく構成しである。
前記レベル計15からの信号を制御ユニット16に入力
し、一定時間(例えば10分間等)ごとに制御ユニット
16かも信号を取出して判定回路17に入力し、その時
の信号と、一定時間前に取出した信号とに基き、例えば
、第1状態から第2状態あるいは第3状態に変化してい
る等、9種類の変化状態のうちのいずれであるかを判定
させるべく構成し、他方、前記ろ布9を駆動回動するモ
ータMに、ろ布90回動速度を検出する装置18を付設
し、その検出装置18からの信号を、前記制御ユニット
16かもの信号取出しと同時に判定回路17に入力し、
後述の表に基いて、上述9種の状態夫々に対応するべく
プログラムされた数式に当てはめ、前記ろ布90回動速
度を設定し、その設定速度に基く指令信号を操作回路1
9に入力し、前記モータMに対する変速装置20を自動
的に操作するべ(構成してあり、もって、レベル計15
からの検出値に基いて厚み変化率を判定し、その判定に
基いて調節速度量を増減しながらろ布9の回動速度を自
動的に調節するべく制御機構21を構成しである。
次に、本発明方法の第1の実施例について説明する。
まず、レベル計15によって被処理物の厚みを検出し、
それに基いて厚み変化率を判定するのであるが、厚みの
変化率としては、厚み検出時間の間隔を一定にして厚み
の変化量に基いて判定する場合と、厚みの変化量が一定
値に達するまでの時間の変化に基いて判定する場合とが
あり、ここでは、前者の場合における厚み変化率の判定
をする。
つまり、一定時間毎にレベル計15で被処理物の厚みを
検出し、これからろ布速度を制御しようとする時点の状
態と、それよりも一定時間前における状態とで、夫々厚
みが前記3種の状態り、M。
Hの何れであるかを検出し、その検出結果を、経験則に
よって定めた下記の表にあつめて、厚み変化率に応じた
ろ布速度を設定するのである。
尚、今の状態とは、判定回路17に信号を最新に取出し
た時の状態であり、前の状態とは、判定回路17に信号
を最新に取出す1回前に信号を取出した時の状態である
V;調節速度、vs;最も新しく状態が第1状態りから
第2状態M1又は、第1状態りから第3状態H1あるい
は第2状態Mから第3状態Hに変化した時の検出回動速
度、vL;最も新しく状態が第2状態Mかも第1状態し
、又は第3状態Hから第2状態M、あるいは第3状態H
かも第1状態に変化した時の検出回動速度、vo ;第
1状態りから第1状態L1あるいは第3状態Hから第3
状態Hで状態変化が無い場合の調節前の検出回動速度、
dvl 、 dv2 、 dv3 :夫々定数(但
、dv3 >dv2 ) 即ち、上記表から明らかなように、例えば、第2状態M
から第2状態Mの場合には変速せずにその状態を維持さ
せ、第2状態Mかも第3状態Hに変化する場合には、第
1状態りかも第3状態Hに変化する場合に比して、その
調節速度量の因子としてのdvを減少させ、後者の場合
には早期に第2状態に復帰させるようにしながらも、前
者の場合にはそれに比して緩やかに復帰させ、又、第1
状態り及び第3状態Hのいずれからでも第2状態Mに変
化する場合には平均速度をとり、第2状態Mを極力維持
するようにするのである。
第2図は、制御機構21の別実施例を示し、前記レベル
計15からの信号を平滑回路22に入力して平滑化し、
その平滑化された信号を微分回路23に入力し、微分に
より厚み変化率を検出し、それに基いて変速装置20を
自動的に操作するべく構成しである。
前記被処理物供給回路R1の途中に介装の流量調整弁V
に、その操作量から単位時間当りの被処理物の供給量を
検出する装置24を設け、その検出装置24からの信号
を演算回路25に入力し、検出値に対応するろ布9の回
動速度を算出し、その算出速度に調整するように前記変
速装置20を自動的に操作するべく構成してあり、初期
設定時等、被処理物の供給量設定に伴い、それに対応す
るろ布9の設定回動速度を容易に得られるように構成し
である。
次に、厚み変化率を判定するに、被処理物の厚み変化量
が一定値に達するまでの時間の変化に基いて厚み変化率
を判定する場合の実施例について説明する。
即ち、多数の実験結果から、被処理物の固形分濃度の変
化に伴う重力脱水部11でのろ布9上に堆積される被処
理物の厚みの変化速度、換言すれば厚み変化率aが、こ
れから調整しようとするろ布9の回動速度V。
と調整前のろ布9の回動速度■の差に比例係数αを乗じ
て求められると推定される。
a=α(vo v)である。
厚み変化が、厚みが増大する状態で一方のセンサーS1
に作用し始めた状態から両センサーS□。
S2に作用する状態になった時、及び、それをろ布9の
回動速度を調整した後、厚みが減少して逆の状態になっ
た時夫々について考察してみると、両センサーS1 、
S2の作用下端の上下間隔をdとして前記推定式にあて
はめれば、前者の場合、a=−=α(VO−vl )−
−−−−0°°0°°°■1 (但し、dは間隔、tlは上昇変化するに要した時間を
表わす。
)後者の場合、a==−−=:α(V□ V2)
・・・・・・・・・■2 (但し、dは間隔、t2は減少変化するに要した時間を
表わす。
)で示される。上記■及び■の式からαを消去すれば、 t2 v□−Vl −一二□ となり、 tIVQ−v2 2 v + −v2 ” t、 整理してV。
−□ を得る。2 1十− 1 従って、最新の2組のものから厚み変化率を判定し、そ
れに基づいて調節量を増減しながらろ布90回動速度を
得、極力、調節量を抑えた安定した状態が得られるよう
にしてい(ものである。
尚、前記センサー81j82 としては、2個に限らず
、3個以上設けるとか、あるいは、アナログセンサーを
設け、制御精度をより高めるようにしても良い。
以上の実施例で示したように、本発明の特徴とする構成
は、無端帯状のろ布9を重力脱水部11から強制脱水部
14にわたって回動する状態で設け、前記重力脱水部1
1に被処理物を供給することにより前記ろ布90回動に
伴って被処理物を重力脱水した後に強制脱水する脱水方
法であって、前記重力脱水部11において前記ろ布9上
に堆積される被処理物の厚みを検出し、その厚み検出結
果に基づいて被処理物の厚みを所定値に近づけるように
前記ろ布90回動速度を変化させると共に、前記厚みの
検出値に基いて厚み変化率を判定し、その判定に基いて
厚み変化率が大であるほどろ布速度の変化も大であるよ
うに前記ろ布90回動速度を自動調節する事であり、か
かる構成から次の作用効果を奏する。
つまり、被処理物の固形分濃度の変化を、重力脱水部1
1でのろ布9上に堆積される被処理物の厚み変化に基い
て検出するから、レベル計15を用いてその変化を精度
良く検出でき、しかも、厚み変化率の判定に基いて、被
処理物の固形分濃度が変化する状態を検出し、それに対
応させてろ布90回動速度を調節するから、例えば、厚
みが急に変動した場合には、その変動を早期に抑制する
ために、速度調節量を大に、他方、厚みが除徐に変動し
た場合には、その変動を、調節に起因して新たな変動を
派生させる事無く抑制するために、速度調節量を小にす
るといったように実情に即した制御を行え、供給処理物
の性状が大幅に変化したとしても、その変化に起因する
脱水性能の大幅な変動を抑制でき、脱水処理を良好に行
えるに至った。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る脱水方法に用いる装置を示し、第1
図は全体概略縦断面図、第2図は制御機構の別実施例を
示すブロック図である。 3・・・・・・被処理物供給装置、9・・・・・・ろ布
、11・・・・・・重力脱水部、14・・・・・・強制
脱水部、15・・・・・・厚み検出装置、21・・・・
・・制御機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 無端帯状のろ布9を重力脱水部11かも強制脱水部
    14にわたって回動する状態で設け、前記重力脱水部1
    1に被処理物を供給することにより前記ろ布9の回動に
    伴って被処理物を重力脱水した後に強制脱水する脱水方
    法であって、前記重力脱水部11において前記ろ布9上
    に堆積される被処理物の厚みを検出し、その厚み検出結
    果に基づいて被処理物の厚みを所定値に近づけるように
    前記ろ布90回動速度を変化させると共に、前記厚みの
    検出値に基づいて厚み変化率を判定し、その判定に基づ
    いて厚み変化率が大であるほどろ布速度の変化も犬であ
    るように前記ろ布90回動速度を自動調節する事を特徴
    とする脱水方法。
JP55009805A 1980-01-30 1980-01-30 脱水方法 Expired JPS5916560B2 (ja)

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