JPS59162946A - ヒドラジンを吸着した活性炭の再生方法 - Google Patents
ヒドラジンを吸着した活性炭の再生方法Info
- Publication number
- JPS59162946A JPS59162946A JP3586283A JP3586283A JPS59162946A JP S59162946 A JPS59162946 A JP S59162946A JP 3586283 A JP3586283 A JP 3586283A JP 3586283 A JP3586283 A JP 3586283A JP S59162946 A JPS59162946 A JP S59162946A
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- JP
- Japan
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- activated carbon
- hydrazine
- hydrogen peroxide
- adsorbed
- regeneration
- Prior art date
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- Pending
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- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、廃水中のヒドラジンを吸着させた活性炭の再
生方法に関する。
生方法に関する。
火力発電プラントにおいては、クリーンアップ時の水洗
液や、休止中の満水保存液には、腐食防食対策のために
定常運転時よ郵も非常に高濃度のヒドラジン含有水を使
用している。このヒドラジン含有水は、プラントの定常
運転に入る前に廃液として排出される。
液や、休止中の満水保存液には、腐食防食対策のために
定常運転時よ郵も非常に高濃度のヒドラジン含有水を使
用している。このヒドラジン含有水は、プラントの定常
運転に入る前に廃液として排出される。
本発明者等は、先に、この廃水中のヒドラジンの除去方
法として、活性炭充填塔に吸着させる方法を提案した(
特願昭57−59105号)。
法として、活性炭充填塔に吸着させる方法を提案した(
特願昭57−59105号)。
との活性炭充填塔は、上記ヒドラジン含有水の処理量が
多いだめ、吸着能が低下した活性炭を再生し、繰り返し
使用する必要がある。従来、この活性炭の再生方法とし
ては、熱水、水蒸気等を用いて再生する方法があった。
多いだめ、吸着能が低下した活性炭を再生し、繰り返し
使用する必要がある。従来、この活性炭の再生方法とし
ては、熱水、水蒸気等を用いて再生する方法があった。
このような熱水、水蒸気を使用する場合には、活性炭を
充填する容器の材質及び構造として、とれら熱水、水蒸
気の温度および圧力に耐えるように設計する必要があっ
た。
充填する容器の材質及び構造として、とれら熱水、水蒸
気の温度および圧力に耐えるように設計する必要があっ
た。
本発明者らは、上記のような欠点を解消し、常温常圧で
効果的に活性炭を再生する方法を提供すべく研究を重ね
たところ、活性炭とヒドラジンおよび溶存酸素との組合
せにより、ヒドラジンは窒素と水に分解されるという結
果から、ヒドラジンを活性炭に吸着除去させた後、この
ヒドラジンを吸着した活性炭を再生する方法として、溶
存酸素の供給源に過酸化水素を用い、活性炭に吸着した
ヒドラジンとこの過酸化水素とで次の反応を生起させる
ととにより、活性炭を再生できるという知見を得た。
効果的に活性炭を再生する方法を提供すべく研究を重ね
たところ、活性炭とヒドラジンおよび溶存酸素との組合
せにより、ヒドラジンは窒素と水に分解されるという結
果から、ヒドラジンを活性炭に吸着除去させた後、この
ヒドラジンを吸着した活性炭を再生する方法として、溶
存酸素の供給源に過酸化水素を用い、活性炭に吸着した
ヒドラジンとこの過酸化水素とで次の反応を生起させる
ととにより、活性炭を再生できるという知見を得た。
N2H4+ 2馬02 → N、 +4 I(、、o
(1)本発明は、この知見に基いてなされたも
ので、活性炭を使って廃水中のヒドラジンを除去する方
法において、ヒドラジンを吸着して吸着能が低下した活
性炭充填塔に過酸化水素を含む溶液を送液して活性炭に
吸着したヒドラジンを分解させて活性炭の再生を行なう
ことを特徴とする活性炭の再生方法に関するものである
。
(1)本発明は、この知見に基いてなされたも
ので、活性炭を使って廃水中のヒドラジンを除去する方
法において、ヒドラジンを吸着して吸着能が低下した活
性炭充填塔に過酸化水素を含む溶液を送液して活性炭に
吸着したヒドラジンを分解させて活性炭の再生を行なう
ことを特徴とする活性炭の再生方法に関するものである
。
本発明方法を第1図に示すフローシートに従って説明す
る。
る。
第1図において、1は水洗液や満水保存液を受ける廃液
貯槽で、廃液はライン2より集められる。通常、この廃
液は、ポンプ3によシライン4、バルブ5、ライン6を
通して廃液処理槽7へ送液され、この廃液処理槽7で薬
品投入後、規制値以下に処理された後、ライン8よシ放
流される。
貯槽で、廃液はライン2より集められる。通常、この廃
液は、ポンプ3によシライン4、バルブ5、ライン6を
通して廃液処理槽7へ送液され、この廃液処理槽7で薬
品投入後、規制値以下に処理された後、ライン8よシ放
流される。
本発明では、ライン4よ勺バルブ9、ライン10を通し
て活性炭を充填した充填塔11でヒドラジンを吸着させ
る方法において、吸着能を失なった活性炭、今12をこ
の充填塔とすると、これを再生するために過酸化水素溶
液を調整した容器13よりポンプ14、ライン15、バ
ルブ16の再生液注入ラインより過酸化水素溶液を充填
塔12へ送液し、前記式(1)の反応を行なわせて、吸
着したヒドラジンを窒素と水に分解し、再生するもので
ある。
て活性炭を充填した充填塔11でヒドラジンを吸着させ
る方法において、吸着能を失なった活性炭、今12をこ
の充填塔とすると、これを再生するために過酸化水素溶
液を調整した容器13よりポンプ14、ライン15、バ
ルブ16の再生液注入ラインより過酸化水素溶液を充填
塔12へ送液し、前記式(1)の反応を行なわせて、吸
着したヒドラジンを窒素と水に分解し、再生するもので
ある。
第2図は、カラム連続通水法によりヒドラジンの除去と
、活性炭の再生試験を行なった際の1実験例のフローシ
ートを示すものである。以下、第2図に従って説明する
。実験に使用した活性炭の充填密度及び粒度の関係を第
1表に示した。
、活性炭の再生試験を行なった際の1実験例のフローシ
ートを示すものである。以下、第2図に従って説明する
。実験に使用した活性炭の充填密度及び粒度の関係を第
1表に示した。
第 1 表
被処理水タンク20にヒドラジンを含む被処理水21と
、再生液タンク22に過酸化水素溶液23を用意する。
、再生液タンク22に過酸化水素溶液23を用意する。
ライン24を通し、ポンプ25により被処理水21をカ
ラム26へ通す。
ラム26へ通す。
カラム26には、第1表で示した活性炭27が500−
充填しである。とのカラム26で、被処理水21の中の
ヒドラジンを活性炭27と接触させ、吸着除去させる。
充填しである。とのカラム26で、被処理水21の中の
ヒドラジンを活性炭27と接触させ、吸着除去させる。
ライン28より出てきた処理水をザンブリングし、よう
床温定法によシ残存するヒドラジン濃度を分析し、活性
炭の吸着能が低下し始めた時に被処理水21の供給をや
め、バルブ29を閉じ、ライン30を通しポンプ31に
よシ過酸化水素溶液23をカラム26へ通水する。これ
により、カラム26の活性炭27に吸着したヒドラジン
が過酸化水素によシ前記反応式(1)で示される反応を
行ない、活性炭の再生を行なう。
床温定法によシ残存するヒドラジン濃度を分析し、活性
炭の吸着能が低下し始めた時に被処理水21の供給をや
め、バルブ29を閉じ、ライン30を通しポンプ31に
よシ過酸化水素溶液23をカラム26へ通水する。これ
により、カラム26の活性炭27に吸着したヒドラジン
が過酸化水素によシ前記反応式(1)で示される反応を
行ない、活性炭の再生を行なう。
上記カラ五連続通水試験において、被処理水としてヒド
ラジン濃度を200 ppmに調整し、FET−20に
おいて、ヒドラジンの除去並びに再生試験を行なったと
とる、ヒドラジンの除去は1時間、処理量10tで吸着
能が低下した。
ラジン濃度を200 ppmに調整し、FET−20に
おいて、ヒドラジンの除去並びに再生試験を行なったと
とる、ヒドラジンの除去は1時間、処理量10tで吸着
能が低下した。
その後、過酸化水素溶液による再生を行なった後の吸着
能力は、新しい活性炭とほとんど変化がなく、再生に要
する時間も極めて短時間であった。すなわち、5011
ppmの過酸化水素溶液で約1時間、1チ溶液で約5
〜10分で再生可能であった。さらに再生・吸着の繰り
返し試験を10回まで実施したところ活性炭の吸着能は
ほとんど変化なかった。
能力は、新しい活性炭とほとんど変化がなく、再生に要
する時間も極めて短時間であった。すなわち、5011
ppmの過酸化水素溶液で約1時間、1チ溶液で約5
〜10分で再生可能であった。さらに再生・吸着の繰り
返し試験を10回まで実施したところ活性炭の吸着能は
ほとんど変化なかった。
以上説明した本発明方法によれば、200’ppmのヒ
ドラジン含有廃液を活性炭1トン当シ1塔につき42ト
ン処理することができ、これを過酸化水素溶液を用いて
再生することによシ、少なくとも10回分すなわち42
0トンまたはそれ以上の廃液を処理することができる。
ドラジン含有廃液を活性炭1トン当シ1塔につき42ト
ン処理することができ、これを過酸化水素溶液を用いて
再生することによシ、少なくとも10回分すなわち42
0トンまたはそれ以上の廃液を処理することができる。
これらのことより、廃液中のヒドラジンを除去する際の
活性炭の再生方法として本発明方法は有効な方法である
ことがわかる。
活性炭の再生方法として本発明方法は有効な方法である
ことがわかる。
第1図は本発明方法の一実施態様例を示すフローシート
、第2図は本発明方法の有用性を示すために行った実験
に用いた装置のフローシートである。 復代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 −
、第2図は本発明方法の有用性を示すために行った実験
に用いた装置のフローシートである。 復代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 −
Claims (1)
- 活性炭を使って廃水中のヒドラジンを除去する方法にお
いて、ヒドラジンを吸着して吸着能が低下した活性炭充
填塔に過酸化水素を含む溶液を送液して活性炭に吸着し
たヒドラジンを分解させて活性炭の再生を行なうことを
特徴とする活性炭の再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3586283A JPS59162946A (ja) | 1983-03-07 | 1983-03-07 | ヒドラジンを吸着した活性炭の再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3586283A JPS59162946A (ja) | 1983-03-07 | 1983-03-07 | ヒドラジンを吸着した活性炭の再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59162946A true JPS59162946A (ja) | 1984-09-13 |
Family
ID=12453792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3586283A Pending JPS59162946A (ja) | 1983-03-07 | 1983-03-07 | ヒドラジンを吸着した活性炭の再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59162946A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111744456A (zh) * | 2020-06-03 | 2020-10-09 | 中国人民解放军火箭军工程大学 | 双氧水改性活性炭在吸附偏二甲肼中的应用 |
-
1983
- 1983-03-07 JP JP3586283A patent/JPS59162946A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111744456A (zh) * | 2020-06-03 | 2020-10-09 | 中国人民解放军火箭军工程大学 | 双氧水改性活性炭在吸附偏二甲肼中的应用 |
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