JPS59159998A - 錫鍍金鋼板の木目模様防止方法 - Google Patents

錫鍍金鋼板の木目模様防止方法

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Publication number
JPS59159998A
JPS59159998A JP3252783A JP3252783A JPS59159998A JP S59159998 A JPS59159998 A JP S59159998A JP 3252783 A JP3252783 A JP 3252783A JP 3252783 A JP3252783 A JP 3252783A JP S59159998 A JPS59159998 A JP S59159998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
tin
wood grain
treatment
chromate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3252783A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimichi Ukiana
浮穴 俊通
Kazuo Mochizuki
望月 一雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP3252783A priority Critical patent/JPS59159998A/ja
Publication of JPS59159998A publication Critical patent/JPS59159998A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は錫鍍金鋼板の表面に発生しやすい木目模様の防
止方法に関するものである。
通常、錫鍍金鋼板は、単KN金電着したままでは光沢が
無いため、銀鍍金後、鋼板に交流を直接通電しその抵抗
熱により鋼板を錫の融点231.9℃以上にし、鍍金さ
れた錫をいったん溶融させることにより、金属光沢のあ
る表面にしている。
また同時に溶融ないしその後の冷却工程にかげてPeと
Snとが反応してF e S n2なる組成の合金層が
形成されて、耐食性が増大されている。
2、57/nX以下である場合には、鋼板は木目模様に
似た表面状態となり、用途上それほど問題はないが、外
観上表面欠陥として商品価値を損ねる。
なお、錫付着量が片側2.5 y/m’を越えると、通
常のりフロー処理を行っても木目模様は発生することが
ない。
なお本出願人は食缶用ブリキ鋼板の製造に当り、耐食性
を向上させるためにす70−前にクロメート処理を施す
ことを特徴とした発明につき特許出願しているが(特公
昭48−24619)、この先行特許出願におげろ鋼板
は通常厚め伺(5f/n1以上)であるため、特別な処
理を行わなくとも木月極様は発生していなかった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、錫付
着量が2.51/−以下である錨鎖金鋼板であっても、
その表面に木目模様が発生することを確実に防止し5る
方法を提供することを目的とするものである。
而して木目模様が錨鎖金鋼板表面忙発生する理由忙つい
ては次の様に考えられる。即ちリフロー処理時に交流を
使用しているところから、溶融直後に温度上昇が停滞し
て半溶融状態となった場合、この半溶融部分で局部的な
錫の酸化が行なわれ、生じた錫の酸化物がその後の温度
上昇時に正常なリフローを妨げ、この酸化物の部分がダ
ル状態の光沢のない部分となり、その前後(パス方向前
後)が光沢部分となって木目模様が発生するようになる
またタ°ル状態の部分では金属錫層が薄くなっておりダ
ル状態の部分と光沢状態の部分では合金の露出度が異な
ることが観察された。これは、す70一時に、半溶融錫
層に生じた酸化物の膜の下の金属錫が長手方向両脇の部
分に流出したためであると考えられる。
第1図は錨鎖金鋼板表面の木目模様の部分の金属組織を
示す顕微鏡写真であって、(Nは木目模様の光沢部分を
、(B)は同、ダル部を示している。この写真は鋼板を
電解処理し、その表層の金属錫の約1/2゛を剥離した
ものについて走査形電子顕微鏡を用いて撮影したもので
ある。(倍率はいずれも1000倍である。)この写真
において黒い部分は金属錫であり、白っぽい部分が錫・
鉄合金である。図示の如(写真穴は黒い部分が多く写真
(B)は白っぽい部分が多い。この黒の多い部分と白の
多い部分とが約10mm間隔で交互に表われ、これによ
って木目模様となって℃・るのである。
本発明は、成上の如き知見を基にしてなされたものであ
って、連続電気錫鍍金ラインでの錨鎖金後リフロー前に
クロム酸及び/又は重クロム酸ナトリウムを含む溶液中
で鋼板をtX処理し、この鋼板の電着錦上にタイム酸化
物の皮膜(以下クロメート皮膜ということがある。)を
生成させるようにしたものである。
即ちこのようにクロメート皮膜を形成することにより、
リンロ一時の局部的な錫の酸化が防止されると共に溶融
した金属錫の局部的な流出が防止さ11て木目模様の発
生が防止されるのである。
以下本発明をさらに詳細忙説明する。
本発明は上述のようにリフロー前にクロメート皮膜を延
着錦上に電解処理によって生成させるものである。
しかしてこのクロメート皮膜は電解処理によって生成す
ることが必要である。これは、クロメート皮膜を屹−か
つ強固なものとするためである。
因みに、クロム酸及び/又は重クロム酸ナトリウムを含
む溶液に、鋼板を単に浸漬するだげの処理(以下ディッ
プ処理という。ンヲ行ったものでは、木目模様が生じる
なお本発明において、木目模様の発生を完全に防止する
ためには、電解処理に際しlcoulomb/dm’以
上の電流を流し、付着するクロム酸化物の量y2rn)
/rr?以上にすることか好ましい。
また本発明において、クロメート処理を行う溶液はクロ
ム酸及び/又は重クロム酸ナトリウムを含有するものが
採用される。
しかしてこの溶液の組成、濃度、温度、あるいは処理時
間、ラインスピード等の諸条件は特に限定されるもので
はな(、要すれば銅板表面の電着錦上にクロメート皮膜
が電解処理によって生成されれば良い。
第2図はこのクロメート処理を行うに好適な装置の−1
りUを示すものである。1はクロメートタンクであって
、クロム酸及び/又は重クロム酸ナトリウムを含有する
溶液2が満されている。3〜7はロールであって被処理
鋼板8がこれらのロール3〜5に案内されて溶液2中を
通過し、この途中で電、極9.10に通゛屯を行うこと
によってクロメート処理が行われる。なお鋼板8はロー
ル3に電気的に接続されており負側に帯電され、−万電
極は正側に帯電するよう配線が行われている。
クロメート浴を出た鋼板8はロール6.7に案内され、
クロメート処理タンクlに連設されているリンスタンク
11中を通過され、付着したクロム溶液が除かれる。
次に実施例について説明するが、本発明はその要旨ビ越
えない限り次の実施例に限定されるものではない。
実施例 通常の連続電気錫鍍金ラインにおいて、第2図に示す装
置な用い、銀鍍金後リフロー前にクロメート処理を行っ
た。錫の付着量は1.1 f/−でラインスピード16
0 mpmである。クロメート溶液の組成はNa2C<
207・2H,0: 3CVl/1であり、またPH=
4.5  温度50℃である。通電量はl couJo
mb/dm’及び2 coulomb/dゴの2通りと
し、リフロー後の表面を肉眼で観察すると共に、EPM
A測定を行った。
また比較のためにクロメート処理?全(行わないもの、
ならびに、通電なしのディップ処理によってクロメート
処理を行ったもの、についてもり70−後の表面を観察
した。
その結果、電解処理してクロメート皮膜を形成させたも
のについてはいずれも木目模様(11,生じなかった。
これに対しクロメート処理を行われた力箋ったものは木
目模様が生じた。またディップ処理を行ったものについ
ては木目模様は薄(をまなったものの表面に発生してい
ることが認められた。なオI COu I omb/d
 m”の通電量のもののクロム酸化物付着量は2.0 
’If/lr?であり、ディップ処理の場合の付着量1
.9 ”f/rr?であった。ディップ処理の場合に、
はぼ十分な量のクロム酸化物カー生成しているにもかか
わらず、木目模様カ玉現われたのQま、クロメート皮膜
が不均一であったり、錫表面に=Jt固に結合していな
かったりするためであると考えられる。
第3図はこの実施例ならびに比較例に係る処理を行った
鋼板表面のEPMAによるライン分析結果を示すチャ(
トである。第3図にお〜)て(5)をまクロメート処理
を行わなかったもの、(B)はディップ処理を行ったも
の、(Qはlc/dm’の通電によってクロメート処理
したもの、(D)は2c/dm’の通電によってクロメ
ート処理したものである。各図にお(BJでは1箇所の
ラップ部分が認められるのに対し、本発明に係る(C)
及び(Diにはいずれもラップ部分は認められない。
これにより、す70−前にクロメート処理を施すと、金
属錫の部分的な流れこみがなくなり、リフ四−が均一に
行え、従って木目模様の発生を防止できることが分る。
以上の通り本発明によれば錨鎖金鋼板の表面における木
目模様の発生か確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図(5)、(B)はそれぞれ銀鍍金鋼板表面の金属
組織を示す顕微鏡写真、第2図は本発明に用いるに好適
なりロメート処理装置の構成図、第3囚四、(a+、(
C)および(DJは実施例及び比較例に係る鋼板表面の
EPMAによるライン分析結果を示すチャートである。 l・・・クロメートタンク、3〜7・・・ロール、9・
10・・・電極。 第1図(A) 第2図 Q          5 第3図(A) 第3図(B)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)錫付着量2.5 f/m”以下の錫鍍金鋼板を製
    造するにあたり、連続電気錫鍍金ラインの銀鍍金後、リ
    フロー処理前にクロム酸及び/又は重クロム酸ナトリウ
    ムを含有する溶液中で鋼板な電解処理し、該鋼板の2表
    面にクロム酸化物の皮膜を形成させることを特徴とする
    錫鍍金鋼板の木目模様防止方法。
  2. (2)鋼板の表面に形成させるクロム酸化物の皮膜の量
    は2キク以上であること乞特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の錫鍍金鋼板の木目模様防止方法。
JP3252783A 1983-02-28 1983-02-28 錫鍍金鋼板の木目模様防止方法 Pending JPS59159998A (ja)

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JPS59159998A true JPS59159998A (ja) 1984-09-10

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ID=12361415

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2687693A1 (fr) * 1992-02-25 1993-08-27 Lorraine Laminage Procede de traitement de surface d'un produit forme d'un substrat metallique comportant un revetement metallique multicouche et un revetement organique et produits obtenus par ce procede.

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57203798A (en) * 1981-06-10 1982-12-14 Kawasaki Steel Corp Production of surface treated steel plate for seam welded can

Patent Citations (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2687693A1 (fr) * 1992-02-25 1993-08-27 Lorraine Laminage Procede de traitement de surface d'un produit forme d'un substrat metallique comportant un revetement metallique multicouche et un revetement organique et produits obtenus par ce procede.

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