JPS5915769Y2 - ロ−ル軸受のシ−ル兼スラスト受け装置 - Google Patents
ロ−ル軸受のシ−ル兼スラスト受け装置Info
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- JPS5915769Y2 JPS5915769Y2 JP1979077870U JP7787079U JPS5915769Y2 JP S5915769 Y2 JPS5915769 Y2 JP S5915769Y2 JP 1979077870 U JP1979077870 U JP 1979077870U JP 7787079 U JP7787079 U JP 7787079U JP S5915769 Y2 JPS5915769 Y2 JP S5915769Y2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/80—Labyrinth sealings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C13/00—Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
- F16C13/02—Bearings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/38—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C23/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
- F16C23/06—Ball or roller bearings
- F16C23/08—Ball or roller bearings self-adjusting
- F16C23/082—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface
- F16C23/086—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface forming a track for rolling elements
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、スリーブロール両端とロール軸本体との間
に装着された軸受の外側、すなわち、スリーブロール両
端部に設置するシール兼スラスト受は装置に関し、特に
、高温に晒され、しかも、多量の水やダストが浸入する
機会の多い悪条件のもとで作動する軸支ロール（以下単
にロールと称する。
に装着された軸受の外側、すなわち、スリーブロール両
端部に設置するシール兼スラスト受は装置に関し、特に
、高温に晒され、しかも、多量の水やダストが浸入する
機会の多い悪条件のもとで作動する軸支ロール（以下単
にロールと称する。
）の軸受を、確実にシールするようにする。従来、たと
えば、連続鋳造設備では、ロールピッチを変えずにロー
ル径を小さくして、そのロール間に他の設備を介在設置
する場合は、ロール径の縮小が可能なスリーブ式の分割
ロール、すなわち、通称セグメントロールを使用してい
る。
えば、連続鋳造設備では、ロールピッチを変えずにロー
ル径を小さくして、そのロール間に他の設備を介在設置
する場合は、ロール径の縮小が可能なスリーブ式の分割
ロール、すなわち、通称セグメントロールを使用してい
る。
しかし、この分割ロールは、鋳型から抽出された高温鋳
片を挾持し、かつ、鋳片の冷却のための多量の水、蒸気
、粉塵その他のダストに晒されながら搬送動作を行なう
。
片を挾持し、かつ、鋳片の冷却のための多量の水、蒸気
、粉塵その他のダストに晒されながら搬送動作を行なう
。
従って、このようなスリーブロールとした分割ロールと
ロール軸本体との間に装着する軸受は、当然に、高温の
影響を受けるとともに、多量の水やダストがスリーブロ
ール両端部側から浸入するという悪条件の下で稼働しな
ければならない。
ロール軸本体との間に装着する軸受は、当然に、高温の
影響を受けるとともに、多量の水やダストがスリーブロ
ール両端部側から浸入するという悪条件の下で稼働しな
ければならない。
このため、軸受内部に密封したグリースや弾性ゴムのシ
ール部材が、高温により劣化してその潤滑性能やシール
機能を低下させ、水やダストの浸入と相まって、早期に
軸受を損傷し、軸受の寿命を短縮するだけでなく、軸受
取替のため分割ロールの分解、組立に、多大の時間と労
力とを要して、操業度の低下を来し、生産能率の悪化を
招く結果となる。
ール部材が、高温により劣化してその潤滑性能やシール
機能を低下させ、水やダストの浸入と相まって、早期に
軸受を損傷し、軸受の寿命を短縮するだけでなく、軸受
取替のため分割ロールの分解、組立に、多大の時間と労
力とを要して、操業度の低下を来し、生産能率の悪化を
招く結果となる。
それ故、このような悪条件のもとて操業する分割ロール
やその他これに類する諸設備における軸受には、高温に
よる影響や、水、ダストの浸入を有効に防止し得るシー
ル装置が必要不可欠なものとなる。
やその他これに類する諸設備における軸受には、高温に
よる影響や、水、ダストの浸入を有効に防止し得るシー
ル装置が必要不可欠なものとなる。
このため、従来から、多くの開発、研究が行なわれ、種
々の提案がなされている（たとえば、実公昭４４−２１
３６８号、実開昭５０−１２３７５６号公報参照）。
々の提案がなされている（たとえば、実公昭４４−２１
３６８号、実開昭５０−１２３７５６号公報参照）。
しかしながら、これら従来のシール装置は、軸受に対す
る荷重条件により、ある程度までは効果的であるとして
も、何れの装置も、ラジアル荷重を主体とした軸受をシ
ールするためのものであって、スラスト荷重を受ける軸
受を別途設ける必要がある場合のシール装置としては、
まだ、シール機能を十分に発揮し得るものとはいえない
。
る荷重条件により、ある程度までは効果的であるとして
も、何れの装置も、ラジアル荷重を主体とした軸受をシ
ールするためのものであって、スラスト荷重を受ける軸
受を別途設ける必要がある場合のシール装置としては、
まだ、シール機能を十分に発揮し得るものとはいえない
。
このような問題を解決するには、格別のシール装置を必
要とする関係上、装置全体が大形となるだけでなく、構
造が極めて複雑となるため、特殊な製作工程を要して、
コスト高を来すという問題を生じる。
要とする関係上、装置全体が大形となるだけでなく、構
造が極めて複雑となるため、特殊な製作工程を要して、
コスト高を来すという問題を生じる。
このため、軸受の荷重条件の如何にかかわらず、簡素な
構造で、しかも、高度のシール装置の開発が強く要望さ
れていた。
構造で、しかも、高度のシール装置の開発が強く要望さ
れていた。
この考案は、かかる要望に応じて、従来のシール装置に
おける前記の如き問題を解決するためになされたもので
ある。
おける前記の如き問題を解決するためになされたもので
ある。
すなわち、この考案は、シール装置にスラストすべり軸
受機能を兼ね備えさせたものであって、具体的には、図
示する実施例の如く、スリーブロール４を、その両側端
部の内径部に配した転がり軸受３を介して、ロール軸本
体２に装着したロール軸受装置において、前記スリーブ
ロール４の側端部と転がり軸受３との間に、 （Ｉ） スリーブロール４の側端部に軸方向外側に向
けて設けた内周段部に外周部を嵌着固定し、かつ、軸方
向外側面にスラスト受は面となる滑動面を有する環状の
凹凸条１２ａ、１２ｂを備えたスラスト受は部材１２と
、 （ＩＩ） ロール軸本体２の外周部に固設し、がっ、
外周部とスリーブロール４の内周部との間にシールリン
グ２０を嵌装し、さらに、軸方向内側面に、前記スラス
ト受は部材１２の凹凸条１２ａ。
受機能を兼ね備えさせたものであって、具体的には、図
示する実施例の如く、スリーブロール４を、その両側端
部の内径部に配した転がり軸受３を介して、ロール軸本
体２に装着したロール軸受装置において、前記スリーブ
ロール４の側端部と転がり軸受３との間に、 （Ｉ） スリーブロール４の側端部に軸方向外側に向
けて設けた内周段部に外周部を嵌着固定し、かつ、軸方
向外側面にスラスト受は面となる滑動面を有する環状の
凹凸条１２ａ、１２ｂを備えたスラスト受は部材１２と
、 （ＩＩ） ロール軸本体２の外周部に固設し、がっ、
外周部とスリーブロール４の内周部との間にシールリン
グ２０を嵌装し、さらに、軸方向内側面に、前記スラス
ト受は部材１２の凹凸条１２ａ。
１２ ｂとでラビリンス１７を形成するために前記凹凸
条１２ａ、１２ｂの滑動面と対向している滑動面を有す
る環状の凹凸条１４ａ、１４ｂを備えた蓋体１４とを設
けるとともに、 前記蓋体１４に、ロール軸本体２のグリース供給路２２
に連通し、前記ラビリンス１７部に開口する給油口２１
を穿設したことを特徴とする、ロール軸受のシール兼ス
ラスト受は装置に係る。
条１２ａ、１２ｂの滑動面と対向している滑動面を有す
る環状の凹凸条１４ａ、１４ｂを備えた蓋体１４とを設
けるとともに、 前記蓋体１４に、ロール軸本体２のグリース供給路２２
に連通し、前記ラビリンス１７部に開口する給油口２１
を穿設したことを特徴とする、ロール軸受のシール兼ス
ラスト受は装置に係る。
この考案は、前記構成によって、前記ラビリンスに係供
給したグリースを、一方はシールリングを経由して外部
に流出できるようにし、他方は転がり軸受側に流出また
は加圧し、転がり軸受内部に供給し、または、別の給油
通路から供給されたグリースが、外部に漏出するのを防
止するか、あるいは、必要に応じて、劣化グリースを適
宜外部に流出させ得るようにして、該ロール両端部にお
ける外部からの水やダストの浸入を確実に防止し、もっ
て、軸受を保護するとともに、前記ラビリンスを構成し
ている軸方向に対向した滑動面にて、スラスト負荷を受
けるように構成し、軸受に対する荷重条件の如何にかか
わらず、高温によるシール装置の損傷と、グリースの劣
化に起因する潤滑性能の低下とを、簡素で安価な構造に
より効果的に防止して、軸受の寿命を大幅に延長させる
ものである。
給したグリースを、一方はシールリングを経由して外部
に流出できるようにし、他方は転がり軸受側に流出また
は加圧し、転がり軸受内部に供給し、または、別の給油
通路から供給されたグリースが、外部に漏出するのを防
止するか、あるいは、必要に応じて、劣化グリースを適
宜外部に流出させ得るようにして、該ロール両端部にお
ける外部からの水やダストの浸入を確実に防止し、もっ
て、軸受を保護するとともに、前記ラビリンスを構成し
ている軸方向に対向した滑動面にて、スラスト負荷を受
けるように構成し、軸受に対する荷重条件の如何にかか
わらず、高温によるシール装置の損傷と、グリースの劣
化に起因する潤滑性能の低下とを、簡素で安価な構造に
より効果的に防止して、軸受の寿命を大幅に延長させる
ものである。
以下に、この考案の実施例について図面を参照して説明
する。
する。
第１図は、この考案の第１実施例を示す縦断面図であり
、同図において、サドル１に両側端部を軸承されたロー
ル軸本体２ （以下、単に軸体２と称する。
、同図において、サドル１に両側端部を軸承されたロー
ル軸本体２ （以下、単に軸体２と称する。
）には、前記サドル１で軸承された部分より軸方向内側
において、ラジアル軸受３ （転がり軸受）が装着され
ている。
において、ラジアル軸受３ （転がり軸受）が装着され
ている。
このラジアル軸受３を介して、スリーブロール４ （以
下、単にロール４と称する。
下、単にロール４と称する。
）が回転自在に支承されている。図示のラジアル軸受３
は、球面ころを転勤自在に設けた場合を掲げたが、他の
種類、形式のもの、たとえば、円筒ころ軸受、ニードル
軸受、円すいころ軸受、玉軸受でも差支えない。
は、球面ころを転勤自在に設けた場合を掲げたが、他の
種類、形式のもの、たとえば、円筒ころ軸受、ニードル
軸受、円すいころ軸受、玉軸受でも差支えない。
ロール４の両側部の、それぞれの内周面には、軸方向外
側端がら軸方向内側に向かって、順次、第１段部５、第
２段部６、第３段部７がそれぞれ形式され、第３段部か
ら軸方向内側に至る内周面は、軸体２との間に適宜の円
筒空間部８が形成されるように構成しである。
側端がら軸方向内側に向かって、順次、第１段部５、第
２段部６、第３段部７がそれぞれ形式され、第３段部か
ら軸方向内側に至る内周面は、軸体２との間に適宜の円
筒空間部８が形成されるように構成しである。
ラジアル軸受３は、その外輪３ａの内側端面をロール４
の第２の段部６に当接させ、外輪３ａの外側端面には、
シール板９を当接し、さらに、そのシール板９の外側面
に、止め輪１０を、ロール４の止め輪溝に嵌着して当接
し、もって、前記外輪３ａ、シール板９に対する軸方向
への位置決めがなされる。
の第２の段部６に当接させ、外輪３ａの外側端面には、
シール板９を当接し、さらに、そのシール板９の外側面
に、止め輪１０を、ロール４の止め輪溝に嵌着して当接
し、もって、前記外輪３ａ、シール板９に対する軸方向
への位置決めがなされる。
シール板９の内周端縁は、図示する如く、ラジアル軸受
３の内輪３ｂの端面と接触させるか、あるいは、内輪３
ｂの外側端面との間に適宜のすきまを保有せしめる。
３の内輪３ｂの端面と接触させるか、あるいは、内輪３
ｂの外側端面との間に適宜のすきまを保有せしめる。
がくして、ラジアル軸受３の内側端面とロール４の第３
段部７との間には、前記円筒空間部８と連通ずる円筒状
の内側空間部１１が形成される。
段部７との間には、前記円筒空間部８と連通ずる円筒状
の内側空間部１１が形成される。
ロール４の、第１図に左側端部構造の一部として示しで
ある第１段部５は、”軸体２との間に適宜の間隔を有す
るように内径を構成し、かつ、その軸方向外側面に、後
述する蓋体１４のスラスト受は面である滑動面１５．１
４ ａ、 １４ ｂと対向する凹凸条１２ａ、１２ｂを
備えたスラスト受は部材１２が嵌着してあり、該スラス
ト受は部材１２とラジアル軸受３の外側面との間には、
外側空間部１３が形成されている。
ある第１段部５は、”軸体２との間に適宜の間隔を有す
るように内径を構成し、かつ、その軸方向外側面に、後
述する蓋体１４のスラスト受は面である滑動面１５．１
４ ａ、 １４ ｂと対向する凹凸条１２ａ、１２ｂを
備えたスラスト受は部材１２が嵌着してあり、該スラス
ト受は部材１２とラジアル軸受３の外側面との間には、
外側空間部１３が形成されている。
ロール４の端部側には、軸体２を支承しているサドル１
と隣接して、スラスト受は部材１２と対向させた蓋体１
４を嵌着しである。
と隣接して、スラスト受は部材１２と対向させた蓋体１
４を嵌着しである。
スラスト受は部材１２と対向する蓋体１４の軸方向内側
面には、スラスト受は部材１２の軸方向外側の外周端縁
部が当接して滑動可能な滑動面１５を有する凸条を形成
し、蓋体１４とスラスト受は部材１２とによって、スラ
スト軸受１６を構成する。
面には、スラスト受は部材１２の軸方向外側の外周端縁
部が当接して滑動可能な滑動面１５を有する凸条を形成
し、蓋体１４とスラスト受は部材１２とによって、スラ
スト軸受１６を構成する。
また、蓋体１４の滑動端面１５より内周端縁側には、凹
凸条１４ａ。
凸条１４ａ。
１４ｂを設け、これらとスラスト受は部材１２の凹凸条
１２ａ、１２を摺動可能に而も互いに入込ませて組合せ
、両部材間にラビリンス形のすきま１７を形成する。
１２ａ、１２を摺動可能に而も互いに入込ませて組合せ
、両部材間にラビリンス形のすきま１７を形成する。
このラビリンス１７の半径方向および軸方向のすきまは
、蓋体１４とスラスト受は部材１２が当接したときにお
いて十分なシール機能を有するように選定する必要があ
るが、スラスト受は部材１２が、蓋体１４から離隔した
ときにおける軸方向の最大すきまは、蓋体１４とスラス
ト受は部材１２とによって構成されるスラスト軸受部１
６のすきまに応じて適宜選定することができる。
、蓋体１４とスラスト受は部材１２が当接したときにお
いて十分なシール機能を有するように選定する必要があ
るが、スラスト受は部材１２が、蓋体１４から離隔した
ときにおける軸方向の最大すきまは、蓋体１４とスラス
ト受は部材１２とによって構成されるスラスト軸受部１
６のすきまに応じて適宜選定することができる。
而して、蓋体１４は、ロール４の内周面との間に環状空
隙部１８を形成するように、軸体２に嵌着してあり、該
環状空隙部１８は、蓋体１４とスラスト受は部材１２と
の対向端面におけるスラスト軸受部１６のすきま、およ
び、ラビリンス１７を介して、前記ラジアル軸受３の軸
方向外側に形成された外側空間部１３に連通ずる。
隙部１８を形成するように、軸体２に嵌着してあり、該
環状空隙部１８は、蓋体１４とスラスト受は部材１２と
の対向端面におけるスラスト軸受部１６のすきま、およ
び、ラビリンス１７を介して、前記ラジアル軸受３の軸
方向外側に形成された外側空間部１３に連通ずる。
また、蓋体１４の外周面には、前記環状空隙部１８内に
おいて周溝１９を設けてあり、該周溝１９の軸方向内壁
に摺接するように、ピストンリング２０をロール４の内
周面に嵌着する。
おいて周溝１９を設けてあり、該周溝１９の軸方向内壁
に摺接するように、ピストンリング２０をロール４の内
周面に嵌着する。
この場合、ピストンリング２０を、ロール側に設けた周
溝に嵌着して実施することもある。
溝に嵌着して実施することもある。
ピストンリング２０は、耐熱性に優れた金属から成り、
周溝１９に嵌着した状態では、その弾性力により、軸方
向のすきまを極めて僅少にすることができるが、ピスト
ンリングに代えて、他のシールリングを用いることもで
きる。
周溝１９に嵌着した状態では、その弾性力により、軸方
向のすきまを極めて僅少にすることができるが、ピスト
ンリングに代えて、他のシールリングを用いることもで
きる。
さらに、蓋体１４には、給油孔２１が穿設してあり、こ
れは、スラスト受は部材１２との滑動端面１５に連なる
ラビリンス１７の軸方向すきまに開口させてあり、ラビ
リンス１７のすきまと、スラスト軸受部１６とに給脂で
きるようになっている。
れは、スラスト受は部材１２との滑動端面１５に連なる
ラビリンス１７の軸方向すきまに開口させてあり、ラビ
リンス１７のすきまと、スラスト軸受部１６とに給脂で
きるようになっている。
この給油孔２１は、軸体２の内部に穿設したグリース供
給路（給油通路）２２の分岐路２３に連通している。
給路（給油通路）２２の分岐路２３に連通している。
また、このグリース供給路２２には、前記内側空間部１
１に開口する分岐路２４が設けてあり、これによって、
ラジアル軸受３に給脂できるようになっている。
１に開口する分岐路２４が設けてあり、これによって、
ラジアル軸受３に給脂できるようになっている。
前記のように構成することにより、ロール４をラジアル
軸受３を介して回転自在に支承した軸体２には、ラジア
ル軸受３の軸方向外側に、それぞれ、ロール４と環状空
隙部１８、蓋体１４とスラスト受は部材１２との間にお
けるスラスト軸受部１６と、ラビリンス１７、スラスト
軸受部材とラジアル軸受３との間の外側空間部１３、お
よび、ラジアル軸受３の外側端面におけるシール板９に
よって、シール機構が形成される。
軸受３を介して回転自在に支承した軸体２には、ラジア
ル軸受３の軸方向外側に、それぞれ、ロール４と環状空
隙部１８、蓋体１４とスラスト受は部材１２との間にお
けるスラスト軸受部１６と、ラビリンス１７、スラスト
軸受部材とラジアル軸受３との間の外側空間部１３、お
よび、ラジアル軸受３の外側端面におけるシール板９に
よって、シール機構が形成される。
かくして、軸体２のグリース供給路２２から分岐路２３
．２４を経て、グリースをラジアル軸受３の内側空間部
１１と蓋体１４の給油孔２１とに供給できる。
．２４を経て、グリースをラジアル軸受３の内側空間部
１１と蓋体１４の給油孔２１とに供給できる。
而して、グリースは、分岐路２３がら、蓋体１４の給油
孔２１．ラビリンス１７、その両側のスラスト軸受部１
６および環状空隙部１８に、送り込まれてそこに密封さ
れる。
孔２１．ラビリンス１７、その両側のスラスト軸受部１
６および環状空隙部１８に、送り込まれてそこに密封さ
れる。
グリースを軸受内に供給、密封させた状態でロール４を
回転することにより、ピストンリング２０の端面には、
グリースの薄膜が形成され、ピストンリング２０の強力
なシール機能によって軸受外部からの水やダストの浸入
が阻止される。
回転することにより、ピストンリング２０の端面には、
グリースの薄膜が形成され、ピストンリング２０の強力
なシール機能によって軸受外部からの水やダストの浸入
が阻止される。
そして、環状空隙部１８内に供給されたグリースは、ピ
ストンリング２０と蓋体１４との摺接面を経て、外部へ
流出し得るように構成されているから、外部からの水や
ダストの浸入は、さらに確実に阻止される。
ストンリング２０と蓋体１４との摺接面を経て、外部へ
流出し得るように構成されているから、外部からの水や
ダストの浸入は、さらに確実に阻止される。
また、ラジアル軸受３の内部と外側空間部１３に密封さ
れたグリースは、スラスト受は部材１２と蓋体１４との
対向端面間に形成されたラビリンス１７によって、外部
への漏出が防止される。
れたグリースは、スラスト受は部材１２と蓋体１４との
対向端面間に形成されたラビリンス１７によって、外部
への漏出が防止される。
而して、スラスト受は部材１２が蓋体１４の滑動端面１
５と当接したときにおいては、スラストすべり軸受とし
て十分に機能し、しかも、該滑動面１５に形成されたグ
リースの薄膜によって、前記スラスト受は部材１２の滑
動面の焼付きも、確実に防止できるとともに、ラビリン
ス１７によって強力な密封作用が働くから、密封された
グリースの外部漏出は、確実に防止される。
５と当接したときにおいては、スラストすべり軸受とし
て十分に機能し、しかも、該滑動面１５に形成されたグ
リースの薄膜によって、前記スラスト受は部材１２の滑
動面の焼付きも、確実に防止できるとともに、ラビリン
ス１７によって強力な密封作用が働くから、密封された
グリースの外部漏出は、確実に防止される。
そして、スラスト受は部材１２が、蓋体１４の滑動端面
１５から離脱したときにおいては、シール板９のすきま
とラビリンス１７のすきまの大きさを適宜選定すること
により、高温により劣化したラジアル軸受側からの流入
グリースを、順次、該ラビリンス１７から環状空隙部１
８へと導入して、ピストンリング２０を経て外部へ流出
させることも可能である。
１５から離脱したときにおいては、シール板９のすきま
とラビリンス１７のすきまの大きさを適宜選定すること
により、高温により劣化したラジアル軸受側からの流入
グリースを、順次、該ラビリンス１７から環状空隙部１
８へと導入して、ピストンリング２０を経て外部へ流出
させることも可能である。
第２図は、この考案の第２実施例を示す縦断側面図であ
り、この実施例では、ラジアル軸受３の内輪３ｂにグリ
ース通路２５を設け、該グリース通路２５を軸体２のグ
リース供給路２２の分岐路２４に連通させて、ラジアル
軸受３内にグリースを供給するようにしたものである。
り、この実施例では、ラジアル軸受３の内輪３ｂにグリ
ース通路２５を設け、該グリース通路２５を軸体２のグ
リース供給路２２の分岐路２４に連通させて、ラジアル
軸受３内にグリースを供給するようにしたものである。
その他の基体的構成は、前記第１実施例の場合は同様で
あるから、詳細な説明は省略する。
あるから、詳細な説明は省略する。
この考案は、前述のとおり、スリーブロールを回転自在
に支承するラジアル軸受の軸方向外側に軸方向で互いに
対向する滑動面を有する凹凸条を備えたスラスト受は部
材と蓋体とを設け、かつ、これらの対向部にラビリンス
を形成するとともに、スリーブロール端部の内周と蓋体
の外周との間に、環状空隙部を形成し、該環状空隙部に
ピストンリングを嵌着して、前記ラビリンスのほぼ中央
部から、その両側の環状空隙部と転がり軸受側とに、グ
リースを流通できるように構成されている。
に支承するラジアル軸受の軸方向外側に軸方向で互いに
対向する滑動面を有する凹凸条を備えたスラスト受は部
材と蓋体とを設け、かつ、これらの対向部にラビリンス
を形成するとともに、スリーブロール端部の内周と蓋体
の外周との間に、環状空隙部を形成し、該環状空隙部に
ピストンリングを嵌着して、前記ラビリンスのほぼ中央
部から、その両側の環状空隙部と転がり軸受側とに、グ
リースを流通できるように構成されている。
従って、この考案のシール兼スラスト受は装置によれば
、高温によってシール機構が損傷することがなく、また
、外部からの水やダストの浸入の阻止と軸受内部のグリ
ースの漏出防止とが、確実に保障される。
、高温によってシール機構が損傷することがなく、また
、外部からの水やダストの浸入の阻止と軸受内部のグリ
ースの漏出防止とが、確実に保障される。
しかも、高温のために劣化したグリースを必要に応じて
外部に流出させることができるから、安定した潤滑性能
が維持され、軸受の寿命は、飛躍的に延長する。
外部に流出させることができるから、安定した潤滑性能
が維持され、軸受の寿命は、飛躍的に延長する。
また、この考案によれば、ラジアル荷重だけでなく、シ
ール装置を構成している前述のスラスト受は部材の外側
面に形成されている凹凸条と、蓋体の内側面に形成され
ている凹凸条の軸方向の端面とを、スラストすべり軸受
の滑動面とし、これを、互いに半径方向でかみ合うよう
にして軸方向に対向させてスラスト受は部を形成したの
で、スラスト荷重に対しても簡単な構造で、的確な機能
を発揮し、しかも、これを安価に製作し得る利点がある
。
ール装置を構成している前述のスラスト受は部材の外側
面に形成されている凹凸条と、蓋体の内側面に形成され
ている凹凸条の軸方向の端面とを、スラストすべり軸受
の滑動面とし、これを、互いに半径方向でかみ合うよう
にして軸方向に対向させてスラスト受は部を形成したの
で、スラスト荷重に対しても簡単な構造で、的確な機能
を発揮し、しかも、これを安価に製作し得る利点がある
。
前記のように、この考案は、連続鋳造設備における分割
ロールの軸受のシール兼スラスト受は装置として特に好
適であるが、この考案を適用し得る軸受としては、分割
ロールに限らず、たとえば、圧延機のロールネック、レ
ベラーのロール等にも同様に使用することができる。
ロールの軸受のシール兼スラスト受は装置として特に好
適であるが、この考案を適用し得る軸受としては、分割
ロールに限らず、たとえば、圧延機のロールネック、レ
ベラーのロール等にも同様に使用することができる。
第１図は、この考案の第１実施例を示す一部切欠き縦断
面図、第２図は、この考案の第２実施例を示す一部切欠
き縦断面図である。 図中、２は軸体、３はラジアル軸受、４はロール、１２
はスラスト受は部材、１４は蓋体、１７はラビリンス、
１８は環状空隙部、２０はピストンリング、２１は給油
孔、２２はグリース供給路である。
面図、第２図は、この考案の第２実施例を示す一部切欠
き縦断面図である。 図中、２は軸体、３はラジアル軸受、４はロール、１２
はスラスト受は部材、１４は蓋体、１７はラビリンス、
１８は環状空隙部、２０はピストンリング、２１は給油
孔、２２はグリース供給路である。
Claims (2)
- （１）スリーブロール４を、その両側端部の内径部に配
した転がり軸受３を介して、ロール軸本体２に装着した
ロール軸受装置において、前記スノーブロール４の側端
部と転がり軸受３との間に、 （Ｉ）スリーブロール４の側端部に軸方向外側に向けて
設けた内周段部に、外周部を嵌着固定し、かつ、軸方向
外側面にスラスト受は面となる滑動面を有する環状の凹
凸条１２ａ、１２ｂを備えたスラスト受は部材１２と、 （ＩＩ） ロール軸本体２の外周部に固設し、かつ、
外周部とスリーブロール４の内周部との間にシールリン
グ２０を嵌装し、さらに、軸方向内側面に、前記スラス
ト受は部材１２の凹凸条１２ａ、１２ｂとで、ラビリン
ス１７を形成するために前記凹凸条１２ａ、１２ｂの滑
動面と対向している滑動面を有する環状の凹凸条１４ａ
、１４ｂを備えた蓋体１４とを設けるとともに、 前記蓋体１４に、ロール軸本体２のグリース供給路２２
に連通し、前記ラビリンス１７部に開口する給油口２１
を穿設したことを特徴とする、ロール軸受のシール兼ス
ラスト受は装置。 - （２）シーリング２０が、耐熱性のピストンリングであ
る実用新案登録請求の範囲第１項記載のロール軸受のシ
ール兼スラスト受は装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979077870U JPS5915769Y2 (ja) | 1979-06-08 | 1979-06-08 | ロ−ル軸受のシ−ル兼スラスト受け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979077870U JPS5915769Y2 (ja) | 1979-06-08 | 1979-06-08 | ロ−ル軸受のシ−ル兼スラスト受け装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55177527U JPS55177527U (ja) | 1980-12-19 |
| JPS5915769Y2 true JPS5915769Y2 (ja) | 1984-05-10 |
Family
ID=29311338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979077870U Expired JPS5915769Y2 (ja) | 1979-06-08 | 1979-06-08 | ロ−ル軸受のシ−ル兼スラスト受け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5915769Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100839032B1 (ko) | 2008-03-25 | 2008-06-17 | 최영국 | 실링구성을 갖는 산업용 레벨링 롤러 |
-
1979
- 1979-06-08 JP JP1979077870U patent/JPS5915769Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55177527U (ja) | 1980-12-19 |
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