JPS59157126A - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

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JPS59157126A
JPS59157126A JP3092583A JP3092583A JPS59157126A JP S59157126 A JPS59157126 A JP S59157126A JP 3092583 A JP3092583 A JP 3092583A JP 3092583 A JP3092583 A JP 3092583A JP S59157126 A JPS59157126 A JP S59157126A
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melamine
formaldehyde
resin
mole
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Takeshi Yoshioka
吉田 斌
Akira Toko
都甲 明
Akinobu Kusuhara
楠原 明信
Naoji Takeda
直滋 竹田
Tetsuro Tomita
富田 哲朗
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0326Organic insulating material consisting of one material containing O

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、難燃性の優れた熱硬化性樹脂積層板を製造す
る方法に関するものであり、詳しくはフェノールとフォ
ルムアルデヒドを反応したあと、更にメラミンとフォル
ムアルデヒドを添加して反応したフェノール変性メラミ
ンBt脂系合成樹脂用難燃剤を配合してなる熱硬化性樹
脂組成物を、積層板用繊維素系基材に含浸し、乾燥後加
熱加圧する事を特徴とする積層板の製造方法に関するも
のである。
その目的とするところは、従来公知の合成樹脂用難燃剤
を配合した積層板に見られる難燃性が高い積層板は耐熱
性が低(かったり、耐熱性が高い積層板は難燃性が低く
かったりするものが多いのに対し、難燃性と耐熱性が共
に高く、しかも′屯気的特性も優れた熱硬化性樹脂積層
板を製造する方法に関するものである。
石油化学の著しい発展により、これから誘専される合成
樹脂の生産」i:は膨大なものとなってきたが、合成樹
脂はその優れた特性な巧みに利用することにより広い範
囲に使・用され、今彼もますますその用途は広められよ
うとしているが、合成樹脂は燃え易いという欠点のため
厳しい規制がt【される様になってきた。本明細’J!
 H+、:載のし+1.規格もその1つである。ULと
は米国アンダーライタース・ラボラトリーズ・インコー
ホレーテッドという公衆安全機関であり、その笛94号
°にプラスチック材料の燃焼性規格(UL −94)が
ある。同規格に定められた難燃性の評価は、難燃性の程
度に応じ、94V−0,94’J −1,94V−2,
948B(7)順で格付けされている。試験力iは、所
定寸法の試験片を5片用意し、該試験片の上端をクラン
プで止めて試験片を垂直;てセットし、下端に所定の長
さのノく−ナー炎を10秒間あててはなし、試験片の燃
焼時間を測定する。消火したら直ちに再び10秒間炎を
あててはなし、燃焼時間を測定する。5片の試験の燃焼
時間の合計をTとし、゛最大値をMとすると、Tが50
秒以下、Mが10秒以下でクランプまで燃えず、炎のつ
いた溶融物が落下し所定下の木綿に着火しなけし&f、
UL94V −0、、Tが250秒以下、Mが30秒以
下で、その他はV−0と同様な条件を満せばUL94V
−1oT及びMがV−1と同様な条件で炎のついた溶融
物が落下し木綿に着火すればUL94V−2゜V−0,
V−1、V −2K: 不合格fL モノは水平燃焼試
験を行ない、所定の標線前で消火すればUL−94HB
とダ価する。世の中の動向として難燃性に対する要求は
年毎に厳しくなり、現時点に於いては大半のものがUL
94V −0を要求するようになってきた。これに対し
合成樹脂の難燃化は、ハロゲン化合物、リン化合物、窒
素化合物あるいは金属酸化物などの組合せによる相乗効
果によりなされてきたが、合成樹脂に難燃剤を添加すれ
ば離燃性は向上するが、逆に耐熱性、機械的性質あるい
は′屯気的性質などの諸物件が低下するのが必定であっ
た。そのためこれらの特性の低下を極力抑えた難燃化方
法及び難燃化された熱硬化性樹脂積層板かり<要求され
る様になってきた。
従来より難燃効果が大きく、価格が安いメラミン系樹脂
は難燃剤の窒素成分として不可欠のものとされ種々改良
が行なわれてきた。本発明もまたその1つであり、メラ
ミン樹脂をフェノール変性することにより、従来にはな
い優れた難燃剤を開発し、これにより難燃性の優れた熱
硬化性樹脂積層板を開発したものである。
従来よりフェノール変性メラミン樹脂というものは公知
である。たとえば特開昭53−56291  号公報で
は、フェノール類にアルデヒドを加えて反応させたのち
、さらにメラミンを添加して反応せしめたフェノール変
性メラミン樹脂が提案されている。該公報の目的はフェ
ノールに基因する変色のしやすさをメラミンを添加する
ことによつ又防止し、メラミンに基因する加工性の悪さ
をツーエノールを添加することによって改良するという
ものである。しかしながら該公報中難燃性及び耐熱性に
ついては一1°の言及もなく、また該公報の方法により
何のコントロールも行なわずに製造したフェノール変性
メラミン樹脂では、我々の目的とする難燃性、耐熱性、
電気特性がよい熱硬化性樹脂積層板の製造は不可能であ
る。
次に、特開昭56−16515 号公報では、レゾール
型フェノール樹脂の生成前にメラミンを添加し反応した
熱硬化性樹脂ワニスが提案されており、その目的とする
ところは難燃性、耐トラツキング性、電気絶縁抵抗性、
速硬化性を向上させる事にあり、メラミン量はフェノー
ル1モルに対し10.05〜0,3モルでなければなら
ないとしている。その理由は該公報中に記載されている
通り、メラミンの量が0.05モル未満では難燃性、耐
トラツキング性、電気絶縁抵抗性、速硬化性が不充分で
、0.3モルをこえると貯蔵安定性が悪くなるためであ
るとしている。しかしながら我々の発uAはフェノール
1モルに対してメラミン04モル以上を使用して、°貯
蔵安定性が良く、離燃性がよく、電気特性がよく、しか
も該公報中には一言の言及もない耐熱性をも優れたフェ
ノール変性メラミン樹脂を用い又積層板の製造方法を開
発したものである。次に特1開昭56−109242号
公報では、難燃性の樹脂組成物の一成分としてメラミン
変性フェノール−ホルムアルデヒド樹脂を使用すること
が提案されている。ところが、フェノール樹脂をメラミ
ン類で変性したことによるハンダ耐熱性の低下はさける
事ができず、そのため酸アミド化合物を混合することに
より解決したと該公報中に記載しである。同じ様に特開
昭50−85648 号公報でも難燃性の樹脂組成物の
一成分としてメラミンを含有するフェノール系樹脂を使
用することが提案されているが、トリフェニルフォスフ
ェートを添加することによす、トリフェニルフォスフェ
ートの優れた熱安定性可塑化能から耐水性、耐熱性、電
気性能を低下することなく強靭なフェノール系樹脂組成
物を得ることができると該公報中に記載しである。即ち
、フェノール変性メラミン樹脂により離燃性は賦与する
ことができるが、耐熱性の低下をひきおこし、これの解
決の為に第3添加物が必要であるとしている。しかしな
がら本発明は正にこの・点にあり、第3添加物を使用す
る事なくこの問題を解決したものである。即ち、フェノ
ール変性メラミン樹脂の製造方法を詳細に検討すること
により、難燃性7侶耐熱性が共に優れ、電気特性も良く
、貯蔵安定性の良いフェノール変性メラミン樹脂系難燃
剤を開発し、これにより難燃性の優れた熱硬化性樹脂積
層板を開発したものである。
本発明者らは、合成樹脂が優れた機械的′特性、電気的
特性、耐熱性、耐水性、耐薬品性、成形性、加工性など
を有するにも拘らず優れた難燃剤が無い為にその発展性
が著しく阻害されている事に着目し、従来公知の難燃剤
を使用した積層板の諸欠点を除(方法にっき鉄量研究の
結果、本発明を完成するに至ったものである。
即ち本発明の利点はメラミン含有量が多い為に離燃性が
良く、フェノール変性しがっその縮合度及びメチロール
化度をコントロールしている為に耐熱性が優れている点
である。メラミンそのものはトリアジン環を有し耐熱性
が良いが、メチロール化したものは硬化時に多祉のガス
゛を発生し半Eil耐熱性が低い。ところがフェノール
変性するとガスの発生が著しく少なくなり、半田耐熱性
が向上する。
本発明のもう1つの利点は、用いるフェノール変性メラ
ミン樹脂をエーテル化せずに1縮合度をコントロールす
ることにより貯蔵安定性を改良し7たことである。一般
にメラミン系樹脂の貯蔵安定性は悪く、エーテル化する
ことにより改良する方法がとられているが、加熱硬化時
にこのエーテル□ が分解しガスとなり耐熱性を低下さ
せるもとどなる。本発明者等は、貯蔵安定性の悪化原因
が、メラミンの不充分な反応による析出及び縮合度の行
きすぎによる溶解度の低下による事をつぎとめ、反応の
コントロールにより、耐熱性を低下させる事なく貯蔵安
定性を改良したことである。:  □本発明の更にもう
1つの利点は、フェノール変性メラミン樹脂がメタノー
ル溶解性、水溶解性を有しているために基材に対する含
浸性、なビ^性がよく、このため樹脂が基材に十分にゆ
きわたるため電気特性、難燃性などが優れていることで
ある。また本発明に用いるフェノール変性メラミン樹脂
は、上述の通り基材に対する含浸性、なじみ性がよい為
に、基材の処理剤と【2て使用することもできる。
本発明は、フェノール1モルに対してフォルムアルデヒ
ド1〜10モルを冷加して水−溶解率20〜500%ま
で反応したあと、更にメラミン0.4〜19モルとフォ
ルムアルデヒドを、フェノールとフォルムアルデヒドと
の反応で未反応として残ったフォルムアルデヒドな加算
した全フォルムアルデヒドがメ畏ミン1モルに対して2
0〜45モルになるように添加し″て、メタノールh;
 u;’l率ioo〜2000栃まで反応したフェノー
ル変性メラミン(葡脂より゛なる合成樹脂用離燃剤を用
いた熱硬化性樹脂ν(層□板の製造方法である。
本発明におけるフェノールとしては、フェノール、クレ
ゾール、キシレノール、フチルフェノール、オクチルフ
ェノール、ノニルフェノールナトが、またメラミンとし
ては、メラミン、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン
、ホルムグアナミンなどが、またフォルムアルデヒドと
しては、フォルムアルデヒド、パラポルム、ホルマリン
、アセトアルデヒドなどがあげられる。4 本発明におけるフェノールとフォルムアルデヒドを反応
させる方法は、フェノールとフェノール1キルに対しフ
ォルムアルデヒド1−10当するフォルムアルデヒドと
を反応器に仕込んだあと、触媒を添加し、例えば60〜
100℃の温度で0.5〜45時間撹拌し反応させ、水
溶等率2()〜500%に達するまで縮合させる。
触媒としてはアミン系のもの、たとえばエチルアミン、
ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン、
トリエチルアミン、トリエタノーンジルジメチルアミン
、トリス(ジメチルアミ・ツメチル)フェノール、メタ
フェニレンシアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジア
ミノジフェニルスルホン、ジシアンジアミド、三ふつ化
はう素・モノエチルアミン、メンタンジアミン、キシレ
ンジアミン、エチルメチルイミダゾール、18−ジアザ
−ビシクロ−(5,4,0)ウンデセン−7などが挙げ
られるが特に限定するものではない。
フェノール1モルに対スるフォルムアルデヒドの添加量
が1モルより少ないと、未反応で残るフェノールが多く
なり歩留まりが悪く、またメチロール基が少ないために
硬化性が悪く、樹脂とし7ての特性が発揮されない。フ
ェノール1モルに対スるフォルムアルデヒドの添加量が
10モルより多いと、反応の進行が著しく速゛く、目標
特性にコントロールすることが困難となる。
水溶解重が500%より大きいと、縮合度が小さくて松
脂としての特性が発揮されない。水溶解重が20%より
小さいと、縮合度が太きすぎて樹脂の(ここにいう水溶
解重また後述するメタノール溶解率とは、検体Arn1
K水またはメタノールを添加していって、検体の溶解液
が白濁するまでに、水またはメタノールがBd必要であ
った場合、式λ x  1oo  = C(%)Kおけ
る6%を溶解率という。 ) 次にフェノールとフォルムアルデヒドを反応したあと、
更にメラミンとフォルムアルデヒドを添加して反応させ
る方法は、フェノール1モルに対して0.4〜19モル
のメラミンと、メラミン1モルに対してフェノールとフ
ォルムアルデヒドとの反応で未反応として残ったフォル
ムアルデヒドヲ加算して21)〜45モルに相当するフ
ォルムアルデヒドを、上記反応釜に仕込み、例えば50
〜80℃の温度で1.5〜50時間攪拌し反応させ、メ
タノール溶解率100〜2000%に達するまで縮合さ
せる。
フェノール1モルに対するメラミンの添加Mが04モル
より少ないと、樹脂中の窒素分が小さくなり難燃性が発
揮されない。フェノール1モルに対するメラミンの添加
量が1.9モルより多くなると、)0熱硬化時のガス発
生量が多くなり、半田耐熱性が低下する。
メラミン1モルに対するフォルムアルデヒドの添加量が
20モルより少ないと、十分な樹脂化がなされないため
に他の樹脂成分との相溶性が悪く、また未反応で残るメ
ラミンが多くなり、これが経時と共に析出し、樹脂の貯
蔵安定性を低下せしめる。メラミン1モルに対するフォ
ルムアルデヒドの添加量が4Sモルより多くなみと、メ
チロール基量が多くなり、加熱硬化時のガス発生量が多
くなり、半田耐熱性が低下し、また樹脂の極性が強くな
りすぎて他の樹脂成分との相溶性が悪くなり、貯蔵安定
性が低下する。
メタノール溶解率が2000%より太きいと、未反応ま
たは未反応に近い低メチロール化度のメラミンが多く残
存し、これが経時と共に析出し、樹脂の貯蔵安定性を低
下せしめる。メタノール溶解率が100%より小さいと
、縮合度が大きすぎて樹脂の貯蔵安定性が悪く、また基
材に対する含浸性、なじみ性が小さくなって電気特性な
どが低下する。
本発明における熱硬化性樹脂とは、フェノールリプクジ
エン樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキッド樹脂などの加
熱により硬化する樹脂類である。
また本発明になる難燃剤を配合してなる熱硬化性樹脂組
成物には、必要に応じて他の公知の難燃剤、例えば窒素
系化合物、燐系化合物、ハロゲン系化合物を併用しても
よく、また必要に応じて酸化アンチモン、酸化モリブデ
ン、酸化スズの様な難燃助剤として従来から使用されて
いる化合物を併用することもできる。さらに必要に応じ
て公知の可塑剤、硬化剤、硬化促進剤、表面処理剤、界
面活性剤、保役コロイド、熱安定剤、光安定剤、着色剤
、充填材、滑剤、溶、剤、水等の添加物を添加すること
ができる。
本発明における積層板用基材とは、各種セルローズ系繊
維よりなる紙や布あるいは、これに更に合成繊維、ガラ
ス繊維や鉱物繊維などを併用し王なる紙、布、シート、
マット、不織布などである。
またこれらの基材を予め樹脂で処理したものも用いるこ
とができる。
本発明によって得られる新しい離燃剤を配合しくなる熱
硬化性樹脂組成物を積層板用基材に含浸し、乾燥後加熱
加圧することによって得られる積層板は、優れた耐燃性
と耐熱性を有し、しかも機械的特性、加工性も良好な優
れた積層板であった。
以下実験例にて本発明の詳細な説明する。
実験例 1゜ フェノール1モルとホルマリン(37%フォルムアルデ
ヒド水溶液)0.8〜10.5モルを攪拌器、冷却管、
温度計及び仕込口を備えた四ツ目フラスコに入れ攪拌す
る。触媒としてトリエタノールアミンなフェノールとホ
ルマリンの合Fjl’ Mlの0.5 %分投し徐々に
加熱を開始する。30分から40分をかけて100℃に
したあと、この温度で水溶解重が15〜510%になる
まで反応を続ける。水溶解重が目標値に到達したら冷却
し、未反応フォルムアルデヒド址を測定する。次にメラ
ミン11モルとポルマリンを、上記未反応フォルムアル
デヒド量を加算した全フオルノ・アルデヒド址が、メラ
ミン1モルVC対し33モルになるように投入し、徐々
に加熱を開始する。20分から30分かけて80℃にし
たあと、この温度でメタノール溶解率が825%前後に
なるまで反応を続ける。メタノール溶解率が目標値に到
達したら冷却し、全仕込門σ月O%のメタノールを反応
停止剤として投入し反応を終了する。生成したフェノー
ル変性メラミン樹、()1は低粘瓜の黄褐色透明溶液状
の難燃剤である。
本難燃剤な、積層板用油変性フェノール樹脂1()0部
(固形分重り)に対し20部添加し2、史にクレジルジ
フェニルフォスフェート20部、2.2−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3,5−シフ”ロムフェニル)プロパン25
部及び低分子せ多メチロールフェノール樹脂10部を混
合して樹脂組成物を作った。この組成物に積層板用クラ
フト紙を浸漬して含浸せしめ、150℃で乾燥してBス
テージ、の樹脂分52%、揮発分15%のプリプレグを
得た。このプリプレグを8枚積層し、片面に35μ厚の
接着剤付き銅箔な重ねてプレスにセットし、170℃で
90分間加熱加圧し、1.61111厚の銅張積層板を
得た。難燃剤及び積層板の特性を第1表に示した。第1
表に示す様に、フェノール1モルに対スるフォルムアル
デヒドの添加量が1〜10モルで、水溶解重が20〜5
00%の難燃剤は貯蔵安定性がよく、また本難燃剤を配
合した積層板はUL−14・■−0に合格する優れた難
燃性積層板であり、半田耐熱性も絶縁抵抗も優れたもの
であった。
これに対し、フェノール1モルに対スるフォルムアルデ
ヒドの添加量が08モル(、%11 )と少ないものは
、未反応フェノールが多く、硬化性も劣る為に樹脂本来
の優れた電気特性が発揮されず、半田耐熱性も低かった
。また反対にフォルムアルデヒドの添加量が105モル
(A19)と多いものは、反応のコントロールが出来ず
難燃剤とすることが出来なかった。また水溶解重が15
%(413)と小さいものは、樹脂の縮合が進みすぎた
為に室温でも溶解度が急速に小さくなる為、貯蔵安定性
が悪く、かつ分子が大ぎい為に基材に対する含浸性、な
じみ性が悪く、難燃性や絶縁抵抗が悪<1工ってしまっ
た。また−力水溶解率が510%(/f617)と太き
いものは、樹脂の反応が不充分で樹脂本来の優れた電、
気持性が発揮されず、半田耐熱性も低かった。
実験例 2 実験例1に於いて、フェノール1モルに対スるホルマリ
ンの添加−駅を46モルとし、水溶解重が290%にな
るまで反応した。この時の未反応フォルムアルデヒドは
121%であった。
次にメラミン03〜20モルとボルマlJンヲ全フォル
ムアルデヒドナ1−かメラミン1モルに対し33モルに
なるように投入し、メタノール溶Wt率が825%前後
になるまで反応した。
以下実験例1と同様な配合及び試験を行ない、第2表に
示す結果を得た。第2表に示す様に、メラミン添加量が
04〜19モルの難燃剤は貯蔵安定性がよく、また本難
燃剤を配合した積1=i &は、旧、−94−V−0に
合格する優れた外燃性積層板であり、半田耐熱性も絶縁
抵抗も優れたものであった。
これに対しフェノール1モルに対するメラミン添加量が
0.4モルより少ないもの(/l621.422)は、
樹脂中の窒素含有普が少ない為に難燃性が不充分である
。また反対に1.9モルより多、いもの(428、/l
629 )は、相対的にフェノ−友樹脂が少なくなるこ
X、ガス発生量が多いことの為に半田耐熱性が低く、貯
蔵安定性も良くなかっ□た。
実験例 3゜ 実験例1に於いて、フェノール1モルに対スるホルマリ
ンの添加量を4.6モルとし、水溶解重が290%にな
るまで反応した。この時の未反応フォルムアルデヒドは
12.1%であった。
次にメラミン1.1モルとホルマリンを、全フォルムア
ルデヒド量がメラミン1モルに対し1.8〜5.0モル
になるように投入し、メタノール溶解率が9.0〜21
0(1%になるまで反応した。  −以下実験例1と同
様な配合及び試験を行ない、第3表に示す結果を得た。
第3表に示す様に、全フォルムアルデヒド量が2D〜4
5モルで、メタノール溶解率が100〜2000%の難
燃剤は貯蔵安定性カッ<、また本、難燃剤を配合した積
層板はUL−94・V−oに竺格大る優れた難燃性積層
板であり、半田耐熱性も絶縁抵抗も優れたものであった
□ 。
・            (、・ これfC対し全フォルムアルデヒド−計が18モル(A
31)と少ないものは、十分な樹脂化がなされない為に
絶縁抵抗が低く、また未反応で残るメラミンが多くなり
、貯蔵安定性が悪かった。また反対絆5.0モル(A6
39)と多いものは、ガス発生量が多くて半田耐熱性が
低く、極性が強くなりすぎて他球分との相溶性が急くな
り、貯蔵安定性が悪かった。
またメタノール溶解度が90%(/l633)と小さい
ものは、樹脂の縮合が進みすぎた為に室温でも溶解度が
急速に小さくなる為、貯蔵安定性が悪く、かつ分子が太
さい為に基材に対する含浸性、なじみ性が悪く、難燃性
や絶縁抵抗が悪くなってしまった。また一方メタノール
溶解率が2100%(437)と太きいものは、未反応
または未反応に近い低メチロール化度のメラミンが多く
残存し、これが経時と共に析出し、樹脂の貯蔵安定性を
低下せしめた。
特許出願人  住友ベークライI・株式会社第1頁の続
き ■発 明 者 竹田置部 ・     東京都千代田区内幸町1丁目2・′ □ 
番2号住友ベークライト株式会・   社内 9発 明 者 富田哲朗 東京都千代田区内幸町1丁目2 番2号住友ベークライト株式会 社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. フェノール1モルに対してフォルムアルデヒド1〜10
    モルを添加して水溶等率20〜500.%まで反応した
    あと、更にメラミン0.4〜1.9モルとフォルムアル
    デヒドヲ、フェノールとフォルムアルデヒドとの反応で
    未反応として残ったフォルムアルデヒドを加算した全フ
    ォルムアルデヒドが、メラミン1モルに対して2D〜4
    5モルになるように添加して、メタノール溶解率100
    〜2000%まで反応したフェノール変性メラミン樹脂
    よりなる合成樹脂用難燃剤を配合してなる熱硬化性樹脂
    組成物を、積層板用繊維素系基材に含浸し、乾燥後加熱
    加圧する事を特徴とする積層板の製造方法。
JP3092583A 1983-02-28 1983-02-28 積層板の製造方法 Granted JPS59157126A (ja)

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JP (1) JPS59157126A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302904A (ja) * 2007-08-09 2007-11-22 Hitachi Chem Co Ltd 難燃性非ハロゲンエポキシ樹脂組成物、それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板
JP2008013773A (ja) * 2007-08-09 2008-01-24 Hitachi Chem Co Ltd 難燃性非ハロゲンエポキシ樹脂組成物、それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板

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JP2008013773A (ja) * 2007-08-09 2008-01-24 Hitachi Chem Co Ltd 難燃性非ハロゲンエポキシ樹脂組成物、それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板

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JPH0153971B2 (ja) 1989-11-16

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