JPS59157059A - m−ニトロフエノ−ルの製造方法 - Google Patents
m−ニトロフエノ−ルの製造方法Info
- Publication number
- JPS59157059A JPS59157059A JP2953983A JP2953983A JPS59157059A JP S59157059 A JPS59157059 A JP S59157059A JP 2953983 A JP2953983 A JP 2953983A JP 2953983 A JP2953983 A JP 2953983A JP S59157059 A JPS59157059 A JP S59157059A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- ether
- nitrophenol
- reaction
- hcl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は島−二トロフェノールの製造方法に関する。詳
しくは、m−ニトロフェニルアルキルエーテルを、ハロ
ゲン化水素酸の存在下、水または酢酸水溶液溶媒中で加
水分解することを特徴とするm−ニトロフェノールの製
造方法に関するものである。その目的とするところは、
染料、農薬、医薬等の合成中間体として有用な化合物で
あるm−ニトロフェノールを工業的に安価かつ高収率で
製造することにある。
しくは、m−ニトロフェニルアルキルエーテルを、ハロ
ゲン化水素酸の存在下、水または酢酸水溶液溶媒中で加
水分解することを特徴とするm−ニトロフェノールの製
造方法に関するものである。その目的とするところは、
染料、農薬、医薬等の合成中間体として有用な化合物で
あるm−ニトロフェノールを工業的に安価かつ高収率で
製造することにある。
従来、m−ニトロフェノールの合成については、m−ニ
トロスルホン酸を経由してこれを加水分解する方法や、
m−ニトロアニリンからジアンニウム塩を合成し、これ
からm−ニトロフェノールを得る方法があるが、これら
の方法は廃液処理や安全性に問題があり、また、工業的
副原料としては適当でない高価な試薬や、複雑な反応工
程を必要とするものである。さらに、扉−二トロフェニ
ルアルキルエーテルを経由する方法としては、トリフル
オロ酢酸などと加熱して加水分解する方法や、光化学的
にOH基とする方法などが知られているが、工業的に有
利な方法とはいえない。
トロスルホン酸を経由してこれを加水分解する方法や、
m−ニトロアニリンからジアンニウム塩を合成し、これ
からm−ニトロフェノールを得る方法があるが、これら
の方法は廃液処理や安全性に問題があり、また、工業的
副原料としては適当でない高価な試薬や、複雑な反応工
程を必要とするものである。さらに、扉−二トロフェニ
ルアルキルエーテルを経由する方法としては、トリフル
オロ酢酸などと加熱して加水分解する方法や、光化学的
にOH基とする方法などが知られているが、工業的に有
利な方法とはいえない。
本発明者らは、種々検討の結果、m−ニトロフェニルア
ルキルエーテルをハロゲン化水素酸を用いて水または酢
酸水溶液中で比較的温和な条件下で加水分解することに
より、高収率でm−ニトロフェノールが得られることを
見出した。
ルキルエーテルをハロゲン化水素酸を用いて水または酢
酸水溶液中で比較的温和な条件下で加水分解することに
より、高収率でm−ニトロフェノールが得られることを
見出した。
本発明の原料として用いるm−ニトロフェニルアルキル
エーテルは、そのアルキル基か、メチル、エチル、n−
プロピル、1so−プロピル、。−ブチル、1so−ブ
チル、t−ブチルなど低級飽和あるいは不飽和脂肪族ア
ルキル基であるものや、ベンジル基なと、芳含族飯換さ
れた低級脂肪族アルキル基、またシクロヘキシル基など
脂環式アルキル基であるものを挙げることができる。
エーテルは、そのアルキル基か、メチル、エチル、n−
プロピル、1so−プロピル、。−ブチル、1so−ブ
チル、t−ブチルなど低級飽和あるいは不飽和脂肪族ア
ルキル基であるものや、ベンジル基なと、芳含族飯換さ
れた低級脂肪族アルキル基、またシクロヘキシル基など
脂環式アルキル基であるものを挙げることができる。
これらの扉−二トロフェニルアルキルエーテル類は、ア
ルカリ触媒または炭酸ガスの存在下、m−ジニトロベン
ゼンと相応するアルコール類とを反応させることにより
容易に得られる。アルコール類としてメタノールを用い
てm−ジニトロベンゼンと反応させた場合は、m−ニト
ロアニソアルが高収率で得られ、またm−ニトロアニソ
ールは加水分解速度も早いので、m−ニトロフェニルア
ルキルエーテルの中では、m−ニトロアニソールは特に
好ましい原料である。
ルカリ触媒または炭酸ガスの存在下、m−ジニトロベン
ゼンと相応するアルコール類とを反応させることにより
容易に得られる。アルコール類としてメタノールを用い
てm−ジニトロベンゼンと反応させた場合は、m−ニト
ロアニソアルが高収率で得られ、またm−ニトロアニソ
ールは加水分解速度も早いので、m−ニトロフェニルア
ルキルエーテルの中では、m−ニトロアニソールは特に
好ましい原料である。
またm−ニトロフェニルアルキルエーテル中、アルキ)
t4の大きなものについては、酢酸などを溶媒として添
加すると反応系が均一となり、加水分解も容易に実施で
きるが、m−二l−ロアニソールや〃L−二しロフェニ
ルイソプロビルエーテルなど、アルキル基の小さなm−
ニトロフェニルアルキルエーテル類を用いる場合は、有
機溶媒の必要はなく、加水分解後の廃酸の回収も容易で
あり、経済的に望ましい。
t4の大きなものについては、酢酸などを溶媒として添
加すると反応系が均一となり、加水分解も容易に実施で
きるが、m−二l−ロアニソールや〃L−二しロフェニ
ルイソプロビルエーテルなど、アルキル基の小さなm−
ニトロフェニルアルキルエーテル類を用いる場合は、有
機溶媒の必要はなく、加水分解後の廃酸の回収も容易で
あり、経済的に望ましい。
本発明において、使用するハロゲン化水素酸としては、
塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸を挙げることができる
。酸のa度としては、25%以上な弔する必要があり、
好ましくは30〜50%水溶液が望ましい。25%以下
では、エーテル結合を効果的に開裂させることは難かし
い。また50%以上のハロぢ ゲン化水素酸g″4るのは困難であり、工業的に鳴もメ
リットがない。
塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸を挙げることができる
。酸のa度としては、25%以上な弔する必要があり、
好ましくは30〜50%水溶液が望ましい。25%以下
では、エーテル結合を効果的に開裂させることは難かし
い。また50%以上のハロぢ ゲン化水素酸g″4るのは困難であり、工業的に鳴もメ
リットがない。
m−ニトロフェニルアルキルエーテルに対する酸の量は
、重量比で10〜40倍程度用いるのか好ましく、あま
り過剰に使用しても経済的に不利なだけで反応速度を大
きくすることはできないし、また酸の量が少なずぎると
反応が進むにつれて酸s度が低下し、反応の進行が遅く
なる。
、重量比で10〜40倍程度用いるのか好ましく、あま
り過剰に使用しても経済的に不利なだけで反応速度を大
きくすることはできないし、また酸の量が少なずぎると
反応が進むにつれて酸s度が低下し、反応の進行が遅く
なる。
本発明において反応4&としては、60〜15Q”Cが
適当であり、60℃以下では反応時間が長すぎまた15
0℃以上では反応装置の高圧化など工業的に不利である
。塩酸、臭化水素酸の場合は90〜140℃の温度が望
ましく、数時間で反応は完了する0この温度範囲では、
臭化水素酸は常圧下で反応させることが可能であり、塩
酸でも数kgAO−dの加圧で反応が可能であり、若干
の加圧するだけで工業原料として安価な塩酸を使用でき
ることも経済上の大きな利点である。
適当であり、60℃以下では反応時間が長すぎまた15
0℃以上では反応装置の高圧化など工業的に不利である
。塩酸、臭化水素酸の場合は90〜140℃の温度が望
ましく、数時間で反応は完了する0この温度範囲では、
臭化水素酸は常圧下で反応させることが可能であり、塩
酸でも数kgAO−dの加圧で反応が可能であり、若干
の加圧するだけで工業原料として安価な塩酸を使用でき
ることも経済上の大きな利点である。
本発明方法においては、副生成物として、相応するアル
キルモノハロゲン化物が生成するが、これは有機合成中
間体として有用な化合物であり、反応液からストリッピ
ングや蒸留など割注により容易に分離できる。
キルモノハロゲン化物が生成するが、これは有機合成中
間体として有用な化合物であり、反応液からストリッピ
ングや蒸留など割注により容易に分離できる。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明する0
なお、%は重量%を意味する。
なお、%は重量%を意味する。
実施例1゜
とうしながら140℃で2hr反応させた。反応終点は
TLC”′CFIL−ニトロアニソールのスポットがな
くなった時点を終点とした。反応終了後、封管な室温ま
で冷却して反応液を取り出し、副生成物の塩化すlしt
−r− メCり窒素置換により除去し、その後エーテル抽出を行
なった。分故により水系酸相と分離後、m−ニし トロフェノールのエーテル溶液を得た。白れをガスクロ
マトグラフィーにより分析の結果、扉−ニトロフッエノ
ールの収率97%であった。
TLC”′CFIL−ニトロアニソールのスポットがな
くなった時点を終点とした。反応終了後、封管な室温ま
で冷却して反応液を取り出し、副生成物の塩化すlしt
−r− メCり窒素置換により除去し、その後エーテル抽出を行
なった。分故により水系酸相と分離後、m−ニし トロフェノールのエーテル溶液を得た。白れをガスクロ
マトグラフィーにより分析の結果、扉−ニトロフッエノ
ールの収率97%であった。
実施例2
m−ニトロアニソール0.6g147%臭化水素酸20
m1を、攪拌機つきの丸底フラスコに仕込み、常圧下1
10℃で12hr反応させた。反応終了後、実施例1.
と同様にして冷却し反応液を取り出しエーテル抽出を行
なった。ガスクロマトグラフィーの工勺分子r喀のM県
、−−ニトロフェノールのエーテル溶rllF中のm−
ニトロフェノールの収率98%であった。
m1を、攪拌機つきの丸底フラスコに仕込み、常圧下1
10℃で12hr反応させた。反応終了後、実施例1.
と同様にして冷却し反応液を取り出しエーテル抽出を行
なった。ガスクロマトグラフィーの工勺分子r喀のM県
、−−ニトロフェノールのエーテル溶rllF中のm−
ニトロフェノールの収率98%であった。
実施例3゜
実施例1.と同様にしてm−ニトロフエニルベンジルエ
ーテJl/ 0.2 、!i’、36%塩酸4mlと、
酢酸3 mlを封管に仕込み、オートクレプ中で振とう
しなカダら110℃で2hr反応させた。反応終了後、
封管を冷却し、反応液を窒素パージして取り出しエーテ
ル抽出を行なった。酢酸水溶液相を分離後ガスクロマト
グラフィーにより分析の結果、島−二1−口フエノ−J
lz (7)エーテル溶液中のm−ニトロフェノールの
収率98%であった0 比較例1゜ m−ニトロアニソール0.2.!i’、25%塩酸7
mlを実施例1.と同様に反応させた所、島−ニトロフ
ェノールは生成せず、m−ニトロアニソールが回収され
た0 比較例2゜ m−ニトロアニソール0.5.!i’、50%硫酸26
m1を実施例2.と同様に反応させた所、隅−ニトロフ
ェノノールは生成せず、乳−ニトロアニソールが回収さ
れた。
ーテJl/ 0.2 、!i’、36%塩酸4mlと、
酢酸3 mlを封管に仕込み、オートクレプ中で振とう
しなカダら110℃で2hr反応させた。反応終了後、
封管を冷却し、反応液を窒素パージして取り出しエーテ
ル抽出を行なった。酢酸水溶液相を分離後ガスクロマト
グラフィーにより分析の結果、島−二1−口フエノ−J
lz (7)エーテル溶液中のm−ニトロフェノールの
収率98%であった0 比較例1゜ m−ニトロアニソール0.2.!i’、25%塩酸7
mlを実施例1.と同様に反応させた所、島−ニトロフ
ェノールは生成せず、m−ニトロアニソールが回収され
た0 比較例2゜ m−ニトロアニソール0.5.!i’、50%硫酸26
m1を実施例2.と同様に反応させた所、隅−ニトロフ
ェノノールは生成せず、乳−ニトロアニソールが回収さ
れた。
比較例3
m −ニド07.:”/−ル0.5 、?、 70%
硫@ 101nlと酢m1omltx実施例2.と同様
に反応させた所、m−ニトロフェノール収率30%で、
残りはタール化して、m−ニトロアニソールは回収され
なかった。
硫@ 101nlと酢m1omltx実施例2.と同様
に反応させた所、m−ニトロフェノール収率30%で、
残りはタール化して、m−ニトロアニソールは回収され
なかった。
特許出願人 三井東圧化学株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (υ m−ニトロフ$イアルキルエーテルを、25%以
上のハロゲン化水素酸水溶液の存在下、加水分解するこ
とを特徴とするm−ニトロフェノールの製造方法。 (2) m−ニトロフェニルアルキルエーテルが、m
−ニトロアニソールである、特許請求の範囲第1項記載
の方法。 (3)加水分解を、60〜150℃の温度で行う、特許
請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2953983A JPS59157059A (ja) | 1983-02-25 | 1983-02-25 | m−ニトロフエノ−ルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2953983A JPS59157059A (ja) | 1983-02-25 | 1983-02-25 | m−ニトロフエノ−ルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59157059A true JPS59157059A (ja) | 1984-09-06 |
Family
ID=12278913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2953983A Pending JPS59157059A (ja) | 1983-02-25 | 1983-02-25 | m−ニトロフエノ−ルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59157059A (ja) |
-
1983
- 1983-02-25 JP JP2953983A patent/JPS59157059A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1192423A (ja) | トリフルオロ酢酸及びクロロジフルオロ酢酸のメチルエステル又はエチルエステルの製造方法 | |
EP0372635B1 (en) | Method of preparing dialkyl and diallyl dicarbonates | |
EP0270724B1 (en) | Preparation of alkyl trifluoroacetoacetate | |
JPS59157059A (ja) | m−ニトロフエノ−ルの製造方法 | |
JPH0710811A (ja) | ジアルキルカーボネートの製造方法 | |
US6162946A (en) | Processing for producing allyl 2-hydroxyisobutyrate | |
US6093857A (en) | Preparation of cyclopentanols | |
US5300692A (en) | Process for producing 4-amino-3-fluorobenzotrifluoride | |
JPH04230241A (ja) | α−ヒドロキシエステルの合成法 | |
KR920004603B1 (ko) | 2,2-디메톡시-2-페닐아세토페논의 제조방법 | |
JPH03173846A (ja) | クロルカルボン酸クロリドの製造方法 | |
JP3334206B2 (ja) | 2,3,5,6−テトラフルオロアニリンの製造方法 | |
JPH0228583B2 (ja) | ||
JPS588094A (ja) | エチニルエストラジオ−ルの製法 | |
US4297505A (en) | Process for the preparation of pentachloro-3-butenoic acid esters | |
JPS62223141A (ja) | アリルエ−テル類の製法 | |
Sharghi et al. | Efficient, mild and highly regioselective cleavage of epoxides with elemental halogen catalyzed by 2-phenyl-2-(2-pyridyl) imidazolidine (PPI) | |
JPH10265459A (ja) | 1,2,3,6−テトラヒドロ−2,2,6,6−メチルピリジン−n−オキシルの製造法 | |
JPH0344353A (ja) | ジアルキルカーボネートの製造法 | |
JPH06172226A (ja) | 塩化メチルの製造方法 | |
JPH0469391A (ja) | ジアルキルホスファイトの製造方法 | |
US5095124A (en) | Process for the preparation of alk-1-enyl ether cyclocarbonate | |
JP3393882B2 (ja) | 4−アミノ−3−フルオロベンゾトリフルオリドの製造法 | |
RU2187490C2 (ru) | Способ получения хлорциклогексана | |
JPH04211633A (ja) | エステル/アルコールの合成 |