JPS59153073A - 空気調和機の圧縮機の保護方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空調負荷に応じて圧縮機の回転数を周波数変
換制御によって制御する空気調和機の圧縮機保護装置に
関するものである。

従来例の構成とその問題点 一般に知られている周波数変換による空気調和機の圧縮
機の能力制御は、例えば暖房時において立ち上りの段階
では圧縮機の回転数を規定された最大回転数に設定し、
早く設定室部に到達するようＫ　Ｌ、その後は圧縮機の
回転数を適尚な回転数２、、、、−２・ で変化させて、室温を一定に保つ制御である。

ところがこの制御は、圧縮機の常用周波数での運転開始
時においては問題はないが、負荷の関係からそれ以上１
だけそれ以下の周波数での運転開始時は、圧縮機内部の
潤滑油の回りが悪くなるため、圧縮機の破損につながる
恐れがあっだ。

第１図は従来例を示す圧縮機の能力制御回路である。

第１図において、室内側制御部１は室内部人に設けられ
ている。この室内側制御部１には、室温検知用センサ４
と室温設定部５および運転スイッチ７が接続されている
。そして前記運転スイッチ７をＯＮすると、室温検知用
センサ４と室温設定部５との温度差を室内側制御部１が
検出して、室外部Ｂに設けられた圧縮機３の回転数を指
示する信号が信号線６を通って室外制御部２に送られ、
その指示にしたがって圧縮機３を４駆動させる。

次に圧縮機３の簡単な内部構造を第２図にて説明する。

第２図において１７は密閉容器、８はオイルポ３　。　
、 ンプで、潤滑油１５をシャフト１４０回転を利用し潤滑
油供給穴９から上部軸受１ｏ、下部軸受１１およびロー
ラ１３とシャフト１４の摺動部に供給する。１２はシリ
ンダ、１６は吐出管で、シリンダ１２で圧縮された冷媒
が吐出管１６から空気調和機の冷凍サイクルに放出され
る。

以上の構成から従来例の場合、運転スイ・ノチ７をＯＮ
させると、室温検知用センサ４および室温設定部５の温
度差により、高周波数いわゆる高回転開始命令が圧縮機
３に指示された場合、圧縮機３にたま−ていた冷媒と潤
滑油１５が急激に混合して吐出管１６を通り、冷凍サイ
クル内に飛び出す。

しだがって、圧縮機３の潤滑油１５の量が減少し、上述
の各摺動部に潤滑油１５が十分に供給でき々〈なわ、圧
縮機３の焼付けの原因となる。

また逆に低周波数いわゆる低回転開始命令が圧縮機３に
指示された場合、シャフト１４の回転が低いことから、
オイルポンプ８の効率が悪くなわ、摺動部に潤滑油１５
が十分に供給できなくなる。

そのため摺動部の摩耗が激しくなり、ひじでは圧縮機３
の破損の原因と々っでし甘うものであった。

発明の目的 本発明は、上記従来の欠点を解消するもので、低周波数
および高周波数の運転開始時における圧縮機の破損を防
止することを目的とする。

発明の構成 この目的を達成するだめに本発明は、運転開始時にはい
かなる周波数条件命令であっても、一定時間常用周波数
域で圧縮機を運転させるものである。

この構成により潤滑油の急激な飛出し、供給不足が解消
されるものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について添付図面の第３図、第
４図を参考に説明する。

まず第３図により、暖房時の室内温度と圧縮機の回転数
を決定する周波数との関係について説明する。

５２．− 第３図において、縦軸は設定温度と室内温度との温度差
を示し、横軸はそれぞれの温度差のときに使用される周
波数を示している。そして４５Ｈ２〜７５Ｈ２の周波数
帯が常用周波数域である。さらに３０）ＩＺが低周波数
域、９０　Ｈｚが高周波数域である。また冷房における
周波数と室内温度の相関関係は、暖房時と全く異なるが
、常用周波数域と低周波数域、高周波数域の関係は同様
である。

第４図は圧縮機の運転周波数特性図で、運転開始時の周
波数条件を３点に分け、空調負荷の大小による定常時の
運転周波数域を、高周波数成人。

常用周波数域Ｂ、低周波数域Ｃとした場合、空調負荷に
対応する定常時の運転周波数が常用周波数域Ｂにあると
きは、圧縮機は運転開始時から常用、周波数域Ｂ内の所
定の周波数すで運転されるが、空調負荷が大きくそれに
対応する定常時の運転周波数が高周波数成人にあるとき
は、圧縮機は運転開始から時間ｔの間は常用周波数域Ｂ
内の前記周波数すに近い周波数ｂ′で運転され、圧縮機
の潤滑が十分なされた状態で、高周波数成人の所定の周
６４・−コ・ 波数ａで運転され、また空調負荷が小さく、それに対応
する定常時の運転周波数が低周波数域Ｃにあるときも、
圧縮機は運転開始から時間ｔの間、常用周波数域Ｂ内の
前記周波数すに近い周波数ｂ”で運転され、圧縮機が十
分潤滑された後、低周波数域Ｃの所定の周波数Ｃで運転
されるものである。

上記動作を行う回路については、前記従来回路の室内側
制御部内に第４図で示された動作が追加されたのみであ
り、制御内容は種々の方法があるが本実施例はマイクロ
コンピュータを使用して行なっている。

なお、上記の時間ｔは実施例では２分間としている。

このように、圧縮機の運転開始時に圧縮機周波数命令が
高周波数域および常用周波数域および低周波数域のいず
れの条件であれ、必ず２分間は常用周波数域で運転する
ため、圧縮機の潤滑油が正常な状態で摺動部に行きとど
き、圧縮機の破損などを防ぐことができる。なお一つの
実施例としてタイマーは２分に設定したが、圧縮機の性
能など７．６ に応じて適宜変更することもプログラム変更により可能
である。

発明の効果 上記実施例から明らかなように、本発明によれば圧縮機
の運転条件が、高回転もしくは低回転であれ、始動から
一定時間のみ常用回転数域で運転し、圧縮機の潤滑油を
正常に循環させた後、高回転あるいは低回転に移すもの
で圧縮機の破損を防ぎその保護をはかることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す周波数変換制御方式の空気調和機
のブロック図、第２図は同空気調和機に使用される圧縮
機の断面図、第３図は本発明の一実施例における空気調
和機の室内温度と圧縮機回転周波数との関係を示す説明
図、第４図は同空気調和機の圧縮機の保護制御説明図で
ある。 １・・・・・・室内側制御部、２・・・・・・室外側制
御部、３・・・・・・圧縮機、４・・・・・・室温検知
用センサ、５・・・・・室温設定部、７・・・・・・運
転スイッチ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名特開
昭５９−１５３０７３（３） 第１図 Ａ　　　　　　　Ｂ 第２図 ３図 ４図 志

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空気調和機の冷媒回路中にあって、空調負荷の大小に応
   じた可変の周波数電源で駆動される圧縮機を、その始動
   時に所定時間、空調負荷に無関係に、圧縮機の潤滑に適
   した回転に相当する周波数域で運転する空気調和機の圧
   縮機の保護方法。