JPS5915043Y2 - 回転操作機構 - Google Patents

回転操作機構

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Publication number
JPS5915043Y2
JPS5915043Y2 JP16198179U JP16198179U JPS5915043Y2 JP S5915043 Y2 JPS5915043 Y2 JP S5915043Y2 JP 16198179 U JP16198179 U JP 16198179U JP 16198179 U JP16198179 U JP 16198179U JP S5915043 Y2 JPS5915043 Y2 JP S5915043Y2
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JP
Japan
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bearing
shaft
face
metal
operation mechanism
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JP16198179U
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English (en)
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JPS5678509U (ja
Inventor
保 山本
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は可変抵抗器等の電子部品等に使用される回転
操作機構に関するものである。
近年、ボリウムの用途拡大および高寿命化の要望やボリ
ウムが使用されるアンプ等の高性能化に伴ない、金属軸
−軸受間の導通が重要視されてきている。
そこで、軸−軸受間の導通状態を良好に保つために、従
来は、軸−軸受間に弾性金属よりなる接触ばねを挿入し
ている。
そして、一般的には、その接触ばね方式により充分な効
果をあげている。
しかしながら、高回転トルク化の要望にこたえるために
軸−軸受間に粘度の高いグリスを充填したときは、この
接触ばね方式では、軸−軸受間の導通度が低下すること
があり、ひいては導通雑音を発生する原因となっていた
したがって、この考案の目的は、グリス充填の有無にか
かわらず軸−軸受間の導通を良好に繊持てきる回転操作
機構を提供することである。
この考案の一実施例を第1図ないし第5図を用いて説明
する。
すなわち、第1図に示すよう、外部より操作可能な金属
製軸1が、第2図ないし第4図に示すように上端面2a
の円周方向に溝3を有する金属製軸受2に挿入される。
これら軸1.軸受2の材料にはアルミニウム合金等が使
用される。
また、軸1と軸受2の嵌合部Aにはグリスが塗布される
軸1の下部に取り付けられた刷子取付板4の上面には、
刷子5がかしめられており、この刷子5は、シールド板
6の下面に取り付けられた抵抗体7の下面を回動摺接す
るとともに、軸1の段部下端面1aを軸受2の上端面2
aに圧接する機能を持つ。
さらに、ケース8.シールド板9により抵抗体7および
刷子5が覆われ、連結鎖10により連結される。
このように構成したため、軸1の回転により軸1の段部
下端面1aと軸受2の上端面2aとが摩耗して生じた金
属粉は、酸化して金属粉自体の導電性を低下するが(こ
れが軸1と軸受2間の導通不良の原因と考えられる)こ
の金属粉は軸受2の上端面2aに設けた溝3に収容され
るため、軸1と軸受2間の導通は良好に保たれる。
とりわけ、軸1および軸受2の材料としてアルミニウム
合金を使用した場合は、摩耗により発生して酸化したア
ルミ粉は絶縁性を示すため、その効果が特に著しい。
つぎに、軸および軸受の材料としてアルミニウム合金を
用いて製作した従来例と上記実施例との回転寿命後の軸
−軸受間の接触抵抗値を求めた結果を下表に示す。
この表からも、わかるように、軸が5000回転および
10000回転した後の軸−軸受間の抵抗値は、従来例
がそれぞれ30Ωおよび100Qと高抵抗値を示したの
に対し、二の実施例の場合は、いずれの場合もOgであ
って軸−軸受間の導通状態は良好であった。
なお、表中の値は、第5図に示す回路により得られた電
圧値を抵抗値に変換した値である。
すなわち、第5図において、EはIOVの電源、RはI
Kβの抵抗、Rxは軸−軸受間の抵抗、Sはオシロスコ
ープを示しており、このオシロスコープSにより抵抗R
x両端の電圧値を測定し、この電圧値から抵抗Rxの抵
抗値を計算した。
なお、軸受2の上端面2aに設ける金属粉収容凹部とし
て、上記実施例の溝3(第2図に示す)に代えて、第6
図および第7図に示すローレット目11や、第8図に示
す半径方向に延びる溝12を多数備えたものについても
、上記実施例と同様の効果を確認できた。
また、軸1の段部下端面1aと軸受2の上端面2a間に
、弾性金属よりなる接触ばね(図示せず)を挿入すれば
、効果はさらに顕著にあられれることは勿論である。
なお、以上の実施例においては、軸受2の上端面2a側
に金属粉収容凹部を設けたが、この金属粉収容凹部は、
軸受2の上端面2aおよび軸1の段部下端面1bの少な
くとも一方に設けておればよい。
以上のように、この考案の回転操作機構は、段付金属軸
と、端面に前記段付金属軸の段部端面を圧接して前記段
付金属軸を嵌合枢支する金属軸受と、前記端面および前
記段部端面の少なくとも一方に設けた金属粉収容凹部と
を備えているため、グリス充填の有無にかかわらず軸−
軸受間の導通を良好に維持できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図は軸受の
平面図、第3図はその垂直断面図、第4図はその要部拡
大断面図、第5図は軸−軸受間の接触抵抗値を求めるた
めに使用する回路図、第6図は他の実施例に使用する軸
受の平面図、第7図はその要部拡大垂直断面図、第8図
はさらに他の実施例に使用する軸受の平面図である。 1・・・・・・軸受、1a・・・・・・段部下端面、2
・・・・・・軸受、2a・・・・・・上端面、3,12
・・・・・・溝(金属粉収容凹部)、11・・・・・・
ローレット目(金属粉収容凹部)。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)段付金属軸と、端面に前記段付金属軸の段部端面
    を圧接して前記段付金属軸を嵌合枢支する金属転受と、
    前記端面および前記段部端面の少なくとも一方に設けた
    金属粉収容凹部とを備えた回転操作機構。
  2. (2)前記端面と前記段部端面間に接触導通ばねを介入
    した実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の回転操作
    機構。
JP16198179U 1979-11-22 1979-11-22 回転操作機構 Expired JPS5915043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16198179U JPS5915043Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22 回転操作機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16198179U JPS5915043Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22 回転操作機構

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Publication Number Publication Date
JPS5678509U JPS5678509U (ja) 1981-06-25
JPS5915043Y2 true JPS5915043Y2 (ja) 1984-05-04

Family

ID=29673020

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JP16198179U Expired JPS5915043Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22 回転操作機構

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JPS5678509U (ja) 1981-06-25

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