JPS6111538Y2 - - Google Patents

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JPS6111538Y2
JPS6111538Y2 JP5979181U JP5979181U JPS6111538Y2 JP S6111538 Y2 JPS6111538 Y2 JP S6111538Y2 JP 5979181 U JP5979181 U JP 5979181U JP 5979181 U JP5979181 U JP 5979181U JP S6111538 Y2 JPS6111538 Y2 JP S6111538Y2
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JP
Japan
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thrust
thrust bearing
housing
thrust receiving
bearing
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JP5979181U
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JPS57172925U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ジヤーナル形軸受のスラスト受部
材、とくにピボツトすべり軸受と動圧形流体軸受
とを組合わせたスラスト受部材の改良に関する。
従来、音響機器や映像機器または電算機などの
回転部分に使用される軸受として、例えば第1図
に示すジヤーナル形軸受のスラスト受部材が用い
られている。図において、1は回転部材、2はス
リーブ、(例えば含油多孔質材のスリーブ)、3は
ハウジング、4はスラスト受部材である。回転部
材1は、その一端側に円筒状のジヤーナル形の軸
受面を備えており、この軸受面は外周側のラジア
ル外面11および軸端部のほぼ平面状に形成され
たスラスト端面12によつて構成されている。ま
た、前記回転部材1を支持する側の部材は、前記
ラジアル外面11と対向して共動するラジアル内
面21を備えたスリーブ2および該スリーブ2を
内方に固着したハウジング3と、前記ハウジング
3にボルト6によつて取り付け固着され、かつ、
前記スラスト端面12と対向して共働するスラス
ト受面41および鋼球5を備えたスラスト受部材
4によつて構成されている。
前記スラスト受部材のスラスト受面41には動
圧発生用のスパイラルみぞ42が形成されてお
り、該スパイラルみぞ42によつて回転中の回転
部材のスラスト端面12との間に潤滑剤による動
圧の油膜を発生し、定格回転の状態では回転部材
1を浮上させて非接触の状態でスラスト荷重を支
持する動圧形流体軸受として作用するが、回転部
材1が停止中および低速回転の状態では前述のス
ラスト端面12とスラスト受面41で直接接触し
て両受面に摩耗や傷を生ずるおれがあるため、前
記スラスト受面41の中央部に該スラスト受面4
1より僅かに頂部を突出したスラスト受部材4に
埋設された鋼球5を備えており、これによつて回
転部材1が停止中もしくは低速回転時に前記スラ
スト端面12と鋼球5がすべり接触するピボツト
すべり軸受としてスラスト荷重を支持し、前記ス
ラスト端面12とスラスト受面41とが非接触に
て維持されるようになつている。
そして、スラスト受部材4は、主として亜鉛合
金、アルミニウム合金などの超塑性金属またはプ
ラスチツクおよびプラスチツク系複合材などの材
料を用いてプレスあるいは圧縮加工などにより、
ボルト孔43など若干の後加工を要する部分を除
く他の部分を一体成形し、さらに前記ボルト孔4
3などを加工して製作されるが、ハウジング3に
取り付ける取付面45は前記の如くプレス成形あ
るいは圧縮成形にて平面状に形成されたものが用
いられていた。
しかしながら、このように形成されたスラスト
受部材のスラスト受面41は、回転部材のスラス
ト端面12との平行度を極めて高精度に取り付け
る必要があり、この部分が傾くと両方の面が接触
して、振動、騒音、摩耗、焼付きなどの障害をひ
きおこすことになるが、一体成形されたスラスト
受部材の取付面45が第1図の如く広い平面状に
形成されている場合は、取付面45やコーナー部
分にキズやバリなどが発生し易く、これをハウジ
ング3に取り付けると僅かなキズやゴミ(数ミク
ロンのものでも問題となる)、ボルト穴43のか
えり、バリなどを挾み込んで精度よく取り付ける
ことが困難であり、また、ボルト6で締付ける圧
力もあまり高くできないので長期間の使用中にボ
ルト6のゆるみが生じ、スラスト受面41が傾い
て使用できなくなるなどの問題があつた。このた
めバネワツシヤーを介してボルト6を締付ける方
法もあるが、ボルト穴43の周りにバリが出易
く、これがボルト6のゆるみの原因になつたり、
部品点数が増えて組付けの手間が多くなつたり、
コストも高くなるなどの欠点がある。
この考案は、これらの従来における問題点を解
決するために、スラスト受部材のハウジングへの
取付部を平面状に形成された中央側の接触面およ
び外周側にハウジングとの間にすき間を設けた逃
げ面を形成し、これにより前記接触面の密着性を
高めて取り付け精度を向上し、さらにボルトのゆ
るみを防止したスラスト受部材を得ることを目的
としたものである。
つぎに第2図により、この考案によるスラスト
受部材の一実施例について説明すると、スラスト
受部材40がハウジング3への取付部を除く他の
部分は前記第1図と同様の構造であり、共通する
部分については同符号を使用する。
スラスト受部材40のハウジング3への取付部
は、平面状に形成された中央部の接触面46と前
記ハウジング3との間にすき間Cを設けた外周側
の逃げ面47とによつて構成されており、前記の
すき間Cは通常の場合30ミクロンないし50ミクロ
ンを適用する。
またスラスト受部材40は、前記第1図と同様
に回転部材1のスラスト端面12と対向する位置
に動圧発生用のスパイラルみぞ42を備えたスラ
スト受面41および中心部に埋設された鋼球5を
備えている。
そして、スラスト受部材40は前記と同様の材
料を用いて、ボルト穴43などの一部を除いた他
の部分、すなわちスラスト受面41、スパイラル
みぞ42、鋼球5の埋込み固着、接触面46、逃
げ面47、などを含めた形状寸法をプレスあるい
は圧縮成形加工などにより一体形成して製作さ
れ、そのフランジ部44に設けられた適数個所の
ボルト穴43にボルト6を挿入してハウジング3
に取り付け固着される。
さらに第3図ではこの考案によるスラスト受部
材の他の変形実施例を示しており、この場合、ス
ラスト受部材40aの接触面46と逃げ面47と
の間に形成されたみぞ48にOリング7を装着し
たもので、軸受内の潤滑剤が洩れるのを防止する
効果をもつている。
上記の如く、この考案によるジヤーナル形軸受
のスラスト受部材にあつては、ハウジングに取り
付けるスラスト受部材の取付部が、平面状に形成
された中央側の接触面およびハウジングとの間に
すき間を設けた逃げ面とによつて構成されている
ため、前記接触面が比較的小さい面積でハウジン
グと接触し、取付部全体の微小なキズやバリの影
響を受けることがなく、精度よくハウジングに密
着させることができる。また、ボルト締付けによ
るフランジ部の弾性力によつてボルトのゆるみを
防止することができる。
なお、実施例においては、スラスト受部材の取
付部に逃げ面を設けたが、これを必要に応じてハ
ウジング側に設けてもよい、また、逃げ面を接触
面につながるテーパー形状に形成してハウジング
との間に傾斜したすき間として使用することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のジヤーナル形軸受のスラスト受
部材を示す縦断面図、第2図はこの考案によるジ
ヤーナル形軸受のスラスト受部材の一実施例を示
す縦断面図、第3図はこの考案によるジヤーナル
形軸受のスラスト受部材の他の変形実施例を示す
縦断面図である。図中1は回転部材、2はスリー
ブ、3はハウジング、4,40,40aはスラス
ト受部材、5は鋼球である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転部材のラジアル荷重を支持するスリーブを
    内蔵したハウジングに固着され、かつ、前記回転
    部材の一端側に形成されたほぼ平面状のスラスト
    端面と対向してスラスト軸受を構成するための動
    圧発生用スパイラルみぞを備えたスラスト受面お
    よび該スラスト受面より僅かに頂部を突出して理
    設された鋼球を有するジヤーナル形軸受のスラス
    ト受部材において、前記スラスト受部材は亜鉛合
    金、アルミニウム合金などの超塑性金属またはプ
    ラスチツクおよびプラスチツク系複合材などの材
    料を用いてプレスあるいは圧縮成形加工などによ
    り一体成形され、かつ、そのハウジングとの取付
    部が平面状に形成された中央側の接触面およびハ
    ウジングとの間にすき間を設けた外周側の逃げ面
    とによつて構成されていることを特徴としたジヤ
    ーナル形軸受のスラスト受部材。
JP5979181U 1981-04-27 1981-04-27 Expired JPS6111538Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5979181U JPS6111538Y2 (ja) 1981-04-27 1981-04-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5979181U JPS6111538Y2 (ja) 1981-04-27 1981-04-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57172925U JPS57172925U (ja) 1982-10-30
JPS6111538Y2 true JPS6111538Y2 (ja) 1986-04-11

Family

ID=29856121

Family Applications (1)

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JP5979181U Expired JPS6111538Y2 (ja) 1981-04-27 1981-04-27

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JPS57172925U (ja) 1982-10-30

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