JPS59149883A - 位置依存型フロントフオ−ク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はストローク、即ち内筒と外筒との相対位置に依
存して発生減衰力が自動的に変化するようにした位置依
存型フロントフォークに関する。

この種位置依存型フロントフォークとしては、外筒内底
部に植設されるジートノやイノ内に内筒内に植設された
ジートノやイゾを摺動自在に嵌合し、ストロークの変化
に応じて前記Ａ’イブがジートノ母イブ側壁に穿設した
油孔を開閉することに゛より内部に封入した作動油の流
動抵抗を変化せしめ、以ってこの流動抵抗に基づいて発
生する減衰力の大きさを変化せしめる式のものが知られ
ている。

しかしながら、斯る式のフロントフォークにおいては、
前記ノｆイブがシートツヤイゾ側壁に穿設した油孔を開
閉する毎に減衰力が段階的に増減するため、良好々フィ
ーリング特性が得られないという問題があった。

本発明は斯る問題を有効に解決すべく成されたもので、
その目的とする処は、構造が単純であって、ストローク
の変化に応じて発生減衰力が連続的に変化するフィーリ
ング特性の良好な位置依存型フロントフォークを提供す
るにある。

斯る目的を達成すべく本発明は内筒と外筒を摺動自在に
嵌合し、外筒内底部に植設したシートツヤイブの上端拡
径部を内筒内周に摺接して成るフロントフォークにおい
て、前記シートツヤイブの上端拡径部内に上方に弾発付
勢され、その外周の一部がチー）４？面を成す筒状バル
ブ部材を摺動自在に嵌装し、該バルブ部材の摺動により
とれの外周がシート・クイプ側壁に穿設した油孔を開閉
するよう構成したことをその要旨とする。

以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。

第１図は本発明に係るフロントフォークの縦断側面図、
第２図は同フロントフォーク要部の拡大破断側面図であ
る。

第１図中１は外筒であシ、該外筒１の内部には上方より
内筒２が上下摺動自在に嵌合しており、外筒１の上部内
置には内筒２の外周に摺接するオイルシール３が嵌装さ
れ、更に外筒１の上端には同じく内筒２の外周に摺接す
るダストシール４が被冠されている。

又外筒１の内底部にはシートパイプ５がオイルロックピ
ース６及びポルト７にて植設されておシ、該ジ−ドパイ
ノ５の先端拡径部５ａは図示の如く内筒２の内周に摺接
している。又このジートノやイブ５の側壁の上下には油
孔８，９．１０・・・・・・が穿設されている。

ところで、上記ジートノやイブ５の上端拡径部５ａ丙に
は第２図に詳細に示す如く筒状バルブ部材１１が上下摺
動自在に嵌装されており、該バルブ部材１１はその上動
がシートパイプ５の上端部円周に嵌着されたストツノｆ
　ＩＪング１２にて規制されている。又このバルブ部材
１１の下端部外周は図示の如く下方へ先細のチーｉ４面
１１ａを成しており、該バルブ部材１１はこれをシート
パイプ５間に縮装されたスプリング１３にて上方へ弾発
付勢されている。

而してバルブ部材１１の前記チー・ぐ面１１ａと内筒２
の内周間には図示の如く下方に幅広のテーパ状隙間ΔＳ
内に開口している。尚第２図中１４゜１５はシールリン
グ、１６はスプリングシートである。

一方、前記内筒２の上端はフォークがルト１７にて閉塞
されておシ、又とれの下部内因にはジートノぐイｆ５外
周に摺接するフリーバルブ１８が嵌装されている。そし
て、内筒２内のフォークポルト１７とシートパイプ５の
上端との間には図示の如くコイルスノリング１９が張架
されている。

而してフロントフォークの内部は室Ａ、Ｂ、Ｃ。

Ｄに区画され、夫々の室Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄには作動油が封
入されており、特に室Ａの上部は気体で占められている
。

次に本フロントフォークの作用について述べる。

まず圧縮行程において内筒２が外筒１及びシートパイプ
５に対して下動すれば、室Ｃ内の作動油はシート・クイ
ゾ５の下部側壁に穿設した油孔１０・・・・・・を通っ
て室り内に流入し、該室り内の作動油の一部は隙間ΔＳ
、油孔８及び油孔９を経て室Ｂ内に流入する。そして、
このように作動油が流動する過程で生ずる流動抵抗によ
ってフロントフォークには所要の減衰力が発生する。

ところで、圧縮ストロークが増大するにつれて、即ち内
筒２の下動が進むにつれて、室Ａ内の油面が上昇し、該
室Ａ内に封入された気体が圧縮され、この結果室Ａの内
圧は上昇する。而してこの内圧、即ち室Ａ内の油圧はバ
ルブ部材１１の上面に作用５− して該バルブ部材１１を下方へ押圧するため、このバル
ブ部材１１はスプリング１３の弾発力に抗してシートパ
イプ５内を次第に下動する。このバルブ部材１１０下動
によシ該バルブ部材１１の下部外周に設けたテーパ面１
１ａは徐々に油孔８を閉塞してゆき、との結果、該油孔
８を通過する油の流動抵抗は高くカリ、従って流動抵抗
に基づいて発生する減衰力も連続的に高くなる。そして
、油孔８が完全に閉塞された状態では室り内の油は他方
の油孔９のみを経て室Ｂ内に流入し、この油孔８の通過
する油の高い流動抵抗が減衰力発生に寄与する。

斯る状態からフロントフォークが伸長行程に移り、内筒
２が外筒１及びシートパイプ５に対して上動すれば、前
記とは逆に室Ａ内の油圧は次第に減少し、従ってバルブ
部材１１を下方へ押圧する力が次第に弱くなり、該バル
ブ部材１１はスプリング１３の弾発力によって次第に上
動する。このバルブ部材１１の上動により今まで閉塞さ
れていた油孔８は次第に開口し、従って核油孔８を流通
６− する作動油の流動抵抗が次第に減少し、これによシ発生
減衰力も連続的に低下す−る。

斯くして、圧縮ストロークの増大に伴って減衰力が連続
的に増大し、伸長ストロークの増大に伴って減衰力が連
続的ＩＣ減少する位置依存型フロントフォークが得られ
る。そして、斯るフロントフォークにおいては、減衰力
が円滑に増減するため、これのフィーリング特性は頗る
良好である。

第３図は本発明の変更実施例に係るフロントフォークの
第２図と同様の図であり、本変更実施例はバルブ部材１
１１の下部外周に上方に向って先細のチー・ぐ而１１１
ａを設けた点に特徴があり、その他の構成は前記第一実
施例のそれと同様である。

而してこれによれば、前記第一実施例とは逆の減衰力特
性、即ち圧縮ストロークの増大に伴って滅、糞力が減少
し、伸長ストロークの増大に伴って減衰力が増大する特
性が得られる。

以上の説明で明らかな如く本発明によれば、内筒と外筒
を摺動自在に嵌合し、外筒内底部に植設したシートパイ
プの上端拡径部を内筒内周に摺接して成るフロントフォ
ークにおいて、前記シートパイプの上端拡径部内部に、
上方に弾発付勢され、その外周の一部がテーパ面を成す
筒状バルブ部材を摺動自在に嵌装し、該バルブ部材の摺
動によシこれの外周がジートノやイブ側壁に穿設した油
孔を開閉するよう構成したため、構造が単純で、ストロ
ークの変化に応じて発生減衰力が連続的に変化するフィ
ーリング特性の良好な位置依存型フロントフォークを得
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであシ、第１図は本
発明に係るフロントフォークの縦断側面図、第２図は同
フロントフォーク要部の拡大破断側面図、第３図は変更
実施例に係るフロントフォークの第２図と同様の図であ
る。 尚図面中１は外筒、２は内筒、５はジートノやイブ、８
．９．１０は油孔、１１，１１１はバルブ部材、１１　
ａ　、　１１１ａはテーパ面、１３はスプリング、Ａ、
Ｂ、Ｃ，Ｄは油室である。 特開昭５９−１４９８８３（５３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内筒と外筒を摺動自在に嵌合し、外筒内底部に植設した
   シートパイプの上端拡径部を内筒内周に摺接して成るフ
   ロントフォークにおいて、前記シートパイプの上端拡径
   部内に上方に弾発付勢され、その外周の一部がチーｉ９
   面を成す筒状バルブ部材を摺動自在に嵌装し、該バルブ
   部材の摺動によりとれの外周がシート・クイゾ側壁に穿
   設した油孔を開閉するよう構成したことを特徴とする位
   置依存型フロントフォーク。